アクサ生命の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
全社的に経営課題として「ダイバーシティ&インクルージョン」に取り組んでいるアクサ生命保険(以下、アクサ生命)。社員の多様性を受け入れる企業文化を積極的に醸成しているようです。
具体的には
・女性の活躍推進
・障がい者の雇用推進
・LGBTフレンドリーな環境を推進
などがあげられます。性別やワークスタイルにかかわらず、個々の状況に合った働きかたができる社風であると言えるでしょう。
働く人たちからは「ダイバーシティに力を入れているため、性別で判断されることはなく、特にここ1~2年は女性の管理職の数も増えてきている」「ダイバーシティを推進しており、多くの人種がいます。また障害者雇用にも近年積極的に取り組んでいます」などの口コミも見られました。
アクサ生命の求める人材像のひとつに「ONE AXA(ひとつのチーム)」というものがあります。多様性を尊重する社風の中で、協調性を通じてともに成功を追求するというものです。採用面接では交友について聞かれたという声もあり、「協調性をもって働くことができるか」を見極められているようです。
■選考は何次まで?
口コミによると、アクサ生命の採用面接は2~4回おこなわれることが多いようです。書類選考後、能力試験、面接という流れです。
面接官は現場担当者・所長・支店長・部長・教育担当者のいずれかが担当するとのこと。最終面接は役員面接であることが多いようです。面接官は基本的に1人のようですが、1次面接については複数の場合もあるようです。
面接の際は、将来のキャリアプランだけでなく、世界的最大級の保険グループである同社についてしっかり企業分析し、自分の考えを明確に話せるようにしておくとよいでしょう。接客が主な業務となるため、身なりをしっかり整えた上で、明るい印象がのこる会話を心がけてください。
■面接内容の傾向は?
面接では、基本的にこれまで携わってきた仕事内容や志望理由など、一般的な内容の質問が中心です。これまでの経験を整理し、しっかり自分の言葉で回答できるようにしておきましょう。
「営業トークの練習を友人や知人30人にできますか?」「あなたのまわりに生命保険に入ってくれる人は何人いますか?」など、交友関係を深堀りする質問があったという口コミも見られます。仕事と交友関係を結びつけることは難しいかもしれませんが、生命保険会社に勤務するにあたっては、重要なことかもしれません。
また、「少しの間月収が激減しますが、大丈夫ですか?」「どれくらいの給料が欲しいですか?」など、給与について具体的なことを聞かれたという口コミもあります。キャリアプランとともにマネープランも作成し、将来に向けた個人レベルでのビジョンをしっかりと描いておきましょう。
アクサ生命の面接攻略法(面接対策)
■アクサ生命の「企業ミッション・ビジョン」を理解した上で自己分析をする
面接を受ける上では、アクサ生命の企業ミッションやビジョンを理解しておくことが不可欠です。
同社のミッションは、「お客さまが自信をもってより良い人生を送れるよう寄り添うこと」。ビジョンは少子高齢化や低金利の長期化など、さまざまな社会的な課題の解決に向け、保険金を支払ってもらうだけの「payer(ペイヤ―)からpartner(パートナー)になること」です。
またグループの行動指針「コミットメント-私たちの誓い」は、以下の4点で構成されています。
上記の「コミットメント-私たちの誓い」は、「お客さま第一」をはじめとして、「誠実」、「勇気」、「ひとつのチーム」から成る世界のアクサグループ共通の心構えや行動規範です。これらの要素は、アクサ生命のさまざまなリーダーシップ研修に組み込まれており、働くうえでとても大切なものとされています。
これらをしっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、整理しましょう。そして面接では、これに合致する人材であることをアピールしてください。
同社の面接では、「顧客にもう訪問しないでほしいと言われた時、どのような行動をとりますか」といった質問をされた人もいます。これは、「実績を出せる人かどうか」を見るだけでなく、グループ行動指針の一部である「お客様第一の考えかたができる」「誠実に向き合うことができる」人材かどうかも見極められていると考えられます。
相手の気持ちに寄り添う姿勢や誠実さをアピールし、どのように同社に貢献できるのかを整理しておくことが大切です。
■「なぜアクサ生命に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
アクサ生命の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜアクサ生命なのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「当社のことをどれくらい理解しているか」といったことはもちろん、「当社で働いて行ける人材か」などを知ろうとしています。同社を受けるにあたっては、成り立ちや企業のビジョンなども研究をしておくとよいでしょう。
生命保険会社が販売している商品は類似した内容のものが多くなります。その中でアクサ生命独自の商品や強みなどを競合他社と比較研究することは重要なポイントとなります。
以下に、競合となりやすい企業の例を示します。これらのような企業について調べ比較してみてください。
- 大同生命保険株式会社
- プルデンシャル生命保険株式会社
- ソニー生命保険株式会社
アクサ生命の採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、アクサ生命の採用面接を受ける前には、性別やワークスタイルに関係なく働くことができ、協調性を求める社風を理解するとともに、アクサグループの行動指針である「コミットメント-私たちの誓い」を意識した自己PRや、志望動機を整理しておくことが大切です。
面接では、協調性を持って意欲的に働いていけることをアピールし、チャレンジ精神を持って自身の成長のために努力できる人材であると印象づけられるよう、エピソードを準備しておくとよいでしょう。
以下に面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・男性/代理店営業] 【結果:4次面接で不採用】
[30代後半・男性/代理店営業] 【結果:入社】
[30代前半・女性/システムアナリスト] 【結果:結果待ち】
[30代後半・女性/営業] 【結果:入社】
アクサ生命の採用面接に向けて
アクサ生命の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「性別やワークスタイルにかかわらず、個々の状況に合った働きかたができる」社風の中で、自分自身のキャリアプランをどう生かせるか、どのように伸ばせるかを考えておく。
- アクサ生命のグループ行動指針である「コミットメント-私たちの誓い」を理解した上で、自身のエピソードに落とし込み、自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜアクサ生命なのか」に対する答えを明確にしておく。
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