損益計算書(PL):7期連続で増収増益
Ubicomホールディングスの2020年3月期決算は、売上高は前期比13.6%増の40億3800万円、営業利益は同25.5%増の7億800万円で増収増益でした。
売上原価は前期比16.0%増の23億1800万円に増えましたが、売上総利益も同10.5%増17億2000万円に増えました。しかし原価増の割合が大きく、粗利率は同1.2pt減の42.6%とやや悪化しています。
販管費も前期比2.2%増の10億1300万円に増えていますが、増額分は少なく、営業利益率は同1.6pt増の17.5%に改善しています。
このほか、営業外収益(約6割に当たる1915万円が持分法による投資利益)や、特別損失として投資有価証券評価損1億1300万円の計上、法人税等調整額マイナス1億3500万円の計上などがあり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比44.4%増の5億3300万円と大きく増えています。
2021年3月期の業績は、売上高が44億3700万円(前期比9.9%増)、営業利益が8億700万円(同14.0%増)、経常利益8億4000万円(同17.4%)、当期純利益6億500万円(同13.4%増)の増収増益と予想しています。
なお、この予想には「新型コロナウィルス感染拡大の影響」として経常利益の5000万円マイナスを織り込んでおり、これがなければ「前期比2割以上の経常利益増益率」が見込める勢いであるとしています。
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