MSOLの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)のリーディングカンパニーであるマネジメントソリューションズ(以下、MSOL)。「Managementの力で、社会のHappinessに貢献する」をミッションに掲げ、さまざまな組織に対して実行支援型のマネジメントコンサルティングを提供しています。
国内の一流企業に対してソリューションを提供しているためにやりがいも大きく、チャレンジングな環境のなかで成長を実感している人も多いようです。PMO専業で培ったナレッジやノウハウを生かせるため、特にマネジメント領域でキャリアパスを考えている人にとっては有益な環境だと言えるでしょう。
一方で、アサインされたプロジェクト先に常駐するケースが多いため、社員同士のコミュニケーションは希薄になりがちだといいます。口コミからは、「(自社の社員とは)同じ会社の人とか同僚といった感覚はあまりありません。」という声が聞かれました。
一般的にコンサルティング業界は激務と言われていますが、同社では心身ともに健康であることがプロフェッショナルだという考えのもと、「残業ゼロ」「喫煙率ゼロ」「健康診断未受診率ゼロ」の“3ゼロ宣言”を掲げています。面接には、こうした点も意識して臨む必要があるでしょう。
■選考は何次まで?
基本的な選考プロセスは、書類選考→面接2~3回+WEB適性検査となっています。また、内定後は1週間のオリエンテーションがあります。
2020年6月現在、各種プロジェクトマネジメントコンサルタントを募集中です。応募資格については、コーポレートサイトに詳細な記載がありますので、事前に確認しておきましょう。なお、上述のとおり「喫煙率ゼロ」を目指す同社では、応募資格として非喫煙者であることが挙げられていますので注意してください。
また、社員が自律的にキャリア形成していくことを大切にしており、求める人材像として、下図にある3つの資質を挙げています。
■面接内容の傾向は?
志望動機やキャリアビジョンなどの一般的な質問を掘り下げて聞かれる傾向にあります。これまでにプロジェクトを動かしたり、チームを率いたりした経験があれば積極的にアピールしましょう。コンサルタントという職業柄、どんな質問に対しても論理的な回答が不可欠です。
また、ケース問題も想定しておくべきでしょう。ホワイトボードを使った説明を求められる場合もありますので、プレゼンテーションを想定して論点を整理する必要があります。
同社の採用ページには、「採用の秘訣」として面接前に考えておくべきことが掲載されています。それによると、面接で重要視されるのは、応募者自身のミッション・ビジョン・キャリアです。それを明確にするために、自分の強み・弱みをそれぞれ3〜5点は言えるようにしておくこと、その根拠についても深堀りしておくこと、失敗体験を整理しておくことなど、事前に準備しておくべきことがまとめられています。とても重要なことですので、必ず事前に目を通したうえで自己分析をおこないましょう。
MSOLの面接攻略法(面接対策)
■MSOLの「MSOL Vision 2025」を理解した上で自己分析をする
面接を受ける前に、MSOLの中期的な方向性を理解しておきましょう。
同社では、2025年までを見据えた中期経営計画「MSOL Vision 2025」を策定しました。現在、大企業を中心に「人手不足・働き方改革」「企業再編」「DX」「海外展開」といったニーズが存在するなかで、それらに応えるソリューションを提供することを戦略の柱としています。こうした施策にもとづいたオーガニックグロースを前提としつつ、チャンス次第ではM&Aによって成長を加速させる方針です。
また、同社は2018年7月に東証マザーズに新規上場し、2019年10月には東証一部に市場変更しました。拡大期にあることから、220名のコンサルタントを2025年までに1000名体制へと拡充する方針を打ち出しており、積極的な採用活動をおこなっています。その背景にあるのが、「月単価×コンサルタント数×稼働率」という同社の収益モデルです。足元の2020年10月期には1000名体制に備えた積極的な投資が予定されており、転職を狙う人にとってこのタイミングは大きなチャンスだと言えます。
このチャンスを逃さないためにも、中期経営計画の資料を読み込み、自らの力をどう発揮できるのかを論理的かつ具体的に語れるように準備をすすめましょう。
■「なぜMSOLに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接では「なぜMSOLを志望したのか」という質問により、志望動機について深く掘り下げられることが多いです。面接官はこの質問を通して、「応募者のやりたいことがMSOLで実現可能か」「即戦力となり得る人材か」「カルチャーにフィットした人材か」など、さまざまな点を確認します。
面接官を納得させる回答をするためには、同社について知ることはもちろん、競合他社との比較を通じて業界での位置づけを把握することが有効です。ひとくちに“コンサルティング”と言っても、さまざまな領域があります。その他のコンサルティング会社の事業規模や特徴をつかめば、同社の独自性やポジショニングがより鮮明に見えてくるでしょう。ここでご紹介する4社を参考にしながら、他社研究を進めてみてください。
- 株式会社シグマクシス
- 株式会社クニエ
- 株式会社ベイカレント・コンサルティング
- フューチャーアーキテクト株式会社
MSOLの採用面接で実際に聞かれた質問内容
MSOLが目指している方向性や求める人材像がわかってきたのではないでしょうか。
PMO専業として実績を積み重ねてきたMSOL。面接では、マネジメント領域に対する強い関心はもちろんのこと、自分の描くビジョンを熱意とともに伝えることが重要です。また、業界柄、外部環境の変化に対する感度を上げ、ポストコロナを見据えた自分なりの意見を持つことも重要でしょう。裁量の大きなコンサルタントという職種でどんなチャレンジをしていきたいのかを、論理的かつ具体的に語れるよう準備をすすめてください。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・男性/コンサルタント] 【結果:入社】
[20代後半・男性/ソフトウェア関連] 【結果:結果待ち】
[30代前半・女性/コンサルタント] 【結果:一次面接で不採用】
MSOLの採用面接に向けて
MSOLの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- PMO専門会社という特性や“3ゼロ宣言”を理解した上で、自らのミッション・ビジョンをていねいに伝える。
- 中期経営計画「MSOL Vision 2025」を理解し、これに沿った自己分析をおこなうことで有益な自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜMSOLなのか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。