【面接対策】明和地所の中途採用面接では何を聞かれるのか

1986年の設立以来、マンションの開発・分譲事業を展開してきた明和地所。クリオブランドのマンションは、2020年3月現在4万5000戸超の供給実績を積み上げてきました。「想いをかなえ、時をかなでる」という企業理念のもと、「そこに住む人の歴史が刻まれていく大切な場所」を提供し続けています。

そんな明和地所の口コミには、「体育会系」「実力主義」といったコメントが並び、体力的に厳しい仕事でも、実力次第で昇格できる職場環境であることがうかがえます。特に営業職からは「終電間際まで仕事をしている」「売上をあげないと休みがとれない」などの声が見受けられます。一方、「成果をあげればその分評価される」「営業成績次第で出世も早い」という声も多くあり、成果報酬をモチベーションに仕事に取り組む社員も多いようです。

また、「自分が仕入れた土地にマンションが建つと達成感がある」「お客様が契約してくれた時にやりがいを感じる」といった口コミもあり、マンションという大きな商品を取り扱うことにやりがいを見出す社員も少なくないようです。やる気をもって仕事に取り組むことができる人には適した職場環境であると言えるでしょう。

こうした明和地所の社風にフィットして業務を遂行できる人材であるかどうかは、応募者・採用側双方にとって重要なポイントとなります。これまでの業務経験や今後のキャリア形成などを整理してしっかりと対策をおこないましょう。

コーポレートサイト内の採用情報ページには選考フローについての明確な記載はありませんが、選考は、履歴書・職務経歴書を郵送するところからスタートします。口コミなどの情報によると、必要書類郵送後に複数回の面接がおこなわれるようです。選考から内定までの期間は2週間という口コミが見られました。

2020年6月現在、コーポレートサイト上では、営業職、用地仕入職、設計・施工管理職などの職種でキャリア採用をおこなっています。それぞれの募集要項に勤務地や勤務時間、待遇、休日休暇などが記載されていますので、事前に必ず目を通し確認しておきましょう。東京本社をはじめとして、札幌支店や福岡支店、名古屋支店などでも募集をおこなっています。

明和地所の採用面接では、特殊な質問はあまりないようです。志望動機や転職理由、これまでの経歴など、基本的な内容は事前に整理して準備しておきましょう。「体力に自信はあるか」「終電で帰ることが多いが大丈夫か」などの質問が多く、技術面よりもやる気で判断される傾向があるようです。

また、「仕事で壁にぶつかった際の対処法は」「今まで最もきつかったことは何か、それをどう乗り越えたか」といったことを聞かれている人も。事前にアピールできるエピソードをいくつか用意し、自分の言葉でしっかりと回答できるようにしておくことが大切です。

面接は「終始和やかな雰囲気」「面接官が応募者の話をよく聞いてくれる」といったコメントも多く見受けられることから、緊張せずにしっかり受け答えできる雰囲気であるといえるでしょう。重要なポイントとしては、「強い意志をもって働けるか」「明和地所の体質に合っているか」という点です。前向きで力強い意欲をアピールし、「明和地所で頑張っていきたい」という意思を伝えられるよう心がけましょう。

明和地所では、2022年3月期を最終年度とする3ヶ年の中期経営計画を策定しています。

「想いをかなえ、時をかなでる」とう理念のもと、企業価値を向上させて人々に愛される企業を目指す明和地所。マンション分譲事業における安定的な事業展開・流通事業の拡大・コスト管理の徹底により、グループ全体の収益力向上を図り、最終年度に営業利益50%増を計画しています。この中で、「計画達成に向けた主な施策」について詳しく見ていきましょう。

「マンション分譲事業の安定成長」では、利便性が高い用地の厳選・「クリオ ラベルヴィ」シリーズの積極展開・福岡、名古屋エリアでの安定的な仕入、供給体制の早期確立・ブランド力の向上などを目指します。

「流通事業の強化」については、取扱件数の増加・売買仲介の取扱いエリア拡大とあわせて、他社物件の積極買取やリノベーション事業の早期確立、会員組織のネットワーク拡充による顧客の囲い込みなどを実施する考えです。

「経営の効率化」では、コスト管理の徹底・人材の有効活用及び生産性の向上を行う方針です。

このように明和地所では、企業価値の向上を追求し今後の事業展開の拡大に貢献できる人材を求めていることがわかります。採用面接の際には必ず中期経営計画にも目を通し、自分がどの分野で能力を発揮できるか考え、自己分析を進めることが重要となります。

採用面接にあたっては、「なぜ明和地所か」という質問に対する回答を明確にしておくことが重要です。この質問の意図は、応募者が「明和地所のことをどれくらい理解しているか」「この人は当社で力を発揮できるのか」を面接官が見極めるところにあります。また、明和地所の企業理念やデベロッパーとしての社会貢献度なども理解し、自分の意見を整理しておくとよいでしょう。

明和地所について理解するためには、競合他社の事業規模や特徴なども把握しておく必要があります。それにより、明和地所の強みや業界の立ち位置などが見えてくるでしょう。具体的に以下のような企業について調べておくことをおすすめします。

• 株式会社コスモスイニシア
• 日神不動産株式会社
• 株式会社タカラレーベン
• 株式会社FJネクスト

企業研究をおこなうことで、明和地所が目指している方向性や求める人材像が見えてきたのではないでしょうか。

完全実力主義であり、価値ある住まいづくりを通じて大きなやりがいが得られる社風が特徴の明和地所。「強い意志をもって働き、企業理念に共鳴し成果を出せる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

明和地所の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• 「完全実力主義で、大きなやりがいが得られる」といった社風を理解した上で、自分がこれに合致した人材であるとアピールする。


• 中期経営計画を理解して、それに沿った自己分析を行い、自己PRへとつなげる。


• 競合他社についても研究し、「なぜ明和地所なのか」という問いに明確に答えられるようにしておく。