【20年3月期】赤字のZUU 黒字回復を目指しつつ「成長局面では状況に応じて赤字も視野に」

【20年3月期】赤字のZUU 黒字回復を目指しつつ「成長局面では状況に応じて赤字も視野に」

国内最大級の金融メディア「ZUU online」を軸に「金融メディア運営」と「フィンテック化支援」を展開するZUU。20年3月期は大幅増収となるも、サービス拡充の成長投資で営業赤字に。21年3月期は黒字回復の予想ですが、成長投資は継続するとのことです。財務諸表などを基に会社の現状と将来性を整理します。


損益計算書(PL):20年3月期は積極投資で営業赤字に

ZUUの2020年3月期決算は、売上高は前期比40.1%増の18億4700万円と大幅増収となるも、営業損益は1億700万円の赤字に。前期の1億8300万円の黒字から赤字に転落しました。

売上原価は前期比53.8%増の5億2600万円と大幅に増えたものの、増収効果で売上総利益は同35.3%増の13億2100万円に増加。しかし原価増の割合が大きく、粗利率は同2.5pt減の71.5%とやや悪化しています。

販管費は前期比80.1%増の14億2800万円と大幅に増加。広告宣伝費が前期比で1億6007万円増、業務委託費が同1億404万円増、給与及び手当が同6539万円増のほか、その他として2億9924万円増えています。期初計画から成長投資による費用増は見込んでいましたが、一部の計画外の成長投資や会社買収に伴うのれん償却費などが発生したことにより想定以上の費用増加となりました。

このほか、持分法による投資損失や特別利益などもあり、親会社株主に帰属する当期純利益も9300万円の赤字に。前期の1億700万円の黒字から最終赤字に転落しています。

2021年3月期の業績は、新型コロナウイルス感染拡大による事業環境の変化による状況を鑑み、レンジ形式で公表するとしており、売上高が26億5000万円~30億2000万円(前期比43.5%増~63.5%増)、営業利益が0円~2億円の黒字に、当期純利益も0円~5100万円の黒字に回復すると予想しています。
 

セグメント分析:20年3月期はプロダクトラインナップを大きく拡大

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