損益計算書(PL):減収も経常利益は7期連続過去最高を更新
明治ホールディングスの2020年3月期決算は、売上高は前期比0.1%減の1兆2527億円、営業利益は同4.4%増の1027億円で減収増益でした。
売上原価を前期比1.0%減の7902億円に抑え、売上総利益は同1.3%増の4625億円に増加。粗利率も同0.5pt増の36.9%に改善しています。
販促費や物流費の増加により、販管費は前期比0.5%増の3598億円に増えましたが、営業利益率は同0.4pt増の8.2%に改善しています。
このほか、このほか、営業外収益が前期比で10億円増、営業外費用が同18億円増ありましたが、経常利益は7期連続過去最高を更新。特別利益が前期比114億円減、特別損失が同109億円減などにより、経常利益は親会社株主に帰属する当期純利益は前期比8.8%増の673億円となっています。
2021年3月期の業績は、売上高が1兆2530億円(前期比0.02%増)、営業利益が1100億円(同7.1%増)、当期純利益は695億円(同3.2%増)の増収増益と予想しています。
売上高は、医薬品の売上は伸びるものの、アサヒブロイラーなど3社の連結除外影響が189億円となることにより、全体では前期並みになる見通しです。
営業利益は、医薬品における薬価改定の影響があるものの、食品の主力品の販売数量が増加する見込みであることや、プロダクトミックスの改善、コストコントロールの徹底による拡売費の削減により増益になる見込みです。
セグメント分析:「食品」と「医薬品」の2本柱だが利益は食品が8割超
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