ポーラの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
1929年に静岡で創業されたポーラは、IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)にて幾度となく最優秀賞を受賞した、日本を誇る化粧品メーカーです。スキンケア用品や基礎化粧品、ボディケア用品、さらに健康食品や飲料、メンズアイテムからファッションまで、さまざまな商品を手がけています。
同社を語る上で外せないアイテムは、やはりスキンケア用品や基礎化粧品です。「その一滴は、あなたです」というキャッチフレーズにも表れているように、人により異なるスキンケアに寄り添い、一滴一滴までこだわった「ものづくり」をおこなっています。
そんな同社の口コミには、「入社後すぐに研修がおこなわれる」「通信講座の受講補助がある」「スキルアップを応援してくれる」など、研修の多さや教育環境が徹底されている様子がうかがえます。また、「女性でも管理職を目指せる」「子育て中には時短勤務も可能」「福利厚生が充実しており、国内旅行などがお得に行けた」など、待遇や人間関係の良さ、女性が働きやすい環境づくりを高く評価する声が多くあがっています。
一方で、職種によっては給与体系などが異なるため、「残業が多い」「収入が安定しない」などの悩みも聞かれます。応募する際は、希望する職種と自分のライフスタイルが合っているか、給与体系や労働条件などをしっかりと把握しておく必要があるようです。
採用面接では、「一つのことをとことん探究・追求し、お客様に最高の商品を提供するため成長し続ける」社風に馴染み、同社で長く働き続けることができそうか見極められます。
■選考は何次まで?
2020年6月現在、中途採用では総合職の募集をおこなっています。希望職種がない場合は、転職サイトでの募集も順次再開されますのでこまめにチェックしましょう。選考フローの詳細は掲載されていませんが、口コミによると書類選考通過後に2回の面接がおこなわれるようです。一次は人事、二次はマネージャーとの面談になります。圧迫面接とは無縁の、リラックスできる和やかな雰囲気ですが、伝えるべきおことを忘れないよう気を引き締めてのぞみましょう。
どの職種も入社直後は五反田本社に配属され、数日間の研修を受けることになります。その後、全国各地もしくは国外の事業所に配属が決定。寮や社宅はありませんが、転勤住宅制度による補助が支給されるため、住宅に関する問題はなさそうです。応募は、採用情報ページにある「ENTRY」よりおこなえます。分からないことがある場合は、本社のメールアドレスへ問い合わせてください。
■面接内容の傾向は?
同社の面接においては、やはり美容に関する質問が目立ちます。具体的には、「美と健康に興味があるか」「美の知識はどうやって勉強しているのか」「肌の悩みはありますか?」などの内容です。職種によって求められる美に対する知識量は異なりますが、一般以上の知識は身につけておく必要があります。
他には「同社の商品を使ったことがあるか」「どんな商品があったら良いと思うか」など、商品を知らないと答えられない質問も出されます。面接の前には商品を実際に購入し、使用した感想を述べられるようにしておきましょう。
美容に関する質問以外は一般的なものが多いようです。中には「前職を退職した理由」「最近のニュース」などについて質問されたというケースもあります。ニュース番組などもチェックしつつ、前職での経験や得られたスキルなどを整理し、不意の質問にも的確に回答できるよう、さまざまなエピソードを用意しておきましょう。
ポーラの面接攻略法(面接対策)
■ポーラの企業理念を理解した上で自己分析をする
面接にのぞむにあたり、必ずおさえておきたいのが企業理念です。
企業理念である「Science. Art. Love.」には、お客様一人ひとりに寄り添った商品開発に欠かせない意味が込められています。人を前進させてくれる科学、人を魅了する芸術、人を思いやる愛、この3つを忘れなければ、「新しい商品、新しい人生、新しい幸福。」が実現できると考えています。
同社が理想とする「美」は、健康なくしては成り立たちません。長年培ってきたノウハウや技術を注ぎ、すべての女性を美しくするという果てしない目標に向かい、全力で取り組んでいます。これらのことから、人を美しくするという仕事に誇りを持っていることが伝わってきます。
面接を受けるにあたり、同社の企業理念と「美」への探究心を理解し、自身のビジョンがどう活かせるかを考えましょう。「人を美しくする仕事」に誇りを持って、長く勤められる人材だということを明確に伝えられるよう、準備しておくことが大切です。
■「なぜポーラに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接では必ずといっていいほど、「なぜポーラを選んだのか」という質問が出されます。面接官がこの質問を通して志望動機だけでなく、「この人は当社にとって即戦力となるか」「この人のビジョンは当社で実現できるか」「どれだけ当社を理解してくれているのか」という点もチェックしています。
同社をさらに深く理解するためには、競合となる他社の研究が重要です。他社と比較することにより、同社の秀でている点や改善すべき点などがより鮮明に見えてくるでしょう。さまざまなことが見えてくれば、面接で何をアピールすべきかが分かってくるはずです。以下に、競合となりうる企業をあげましたので、ぜひ他社研究の参考にしてみてください。
- 花王株式会社
- 株式会社資生堂
- 株式会社コーセー
ポーラの採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業理念や他社研究を通じて、ポーラが求めている人材像がより具体的に見えてきたのではないでしょうか。面接では「一つのことをとことん探究・追求し、お客様に最高の商品を提供するため成長し続ける」社風を理解し、適した人材であることを印象づけられるよう、さまざまなエピソードを用意しておきましょう。
ここからは、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。自分ならどのように答えるか、自分に落とし込んで考えながら面接対策をおこなってください。
[20代後半・女性/マーケティング] 【結果:二次を辞退】
[30代前半・女性/商品企画] 【結果:一次面接で不採用】
[20代前半・女性/販売アドバイザー] 【結果:入社】
[20代前半・女性/カウンターセールス] 【結果:内定を辞退】
ポーラの採用面接に向けて
ポーラの採用面接を受けるにあたり、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
これらについて自己分析や他社研究をおこない、面接当日には「人を美しくする仕事」に就きたいという思いを明確に伝えられるようにしましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。