バクスターの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
同社は、アメリカに本社を置くバクスターインターナショナルの日本法人で、腎不全、輸液、麻酔、疼痛管理の領域に特化した医療サービスを提供しています。日本法人は1969年に設立、以来「患者さんの生命を守る」をミッションとして、50年以上にわたり医療現場に貢献してきました。
具体的には、集中治療室(ICU)で使用される急性血液浄化に関するソリューション、外科手術・麻酔管理製品、透析製品をはじめとした製品・サービスを提供しています。
同社の口コミを見ると、外資系ならではの風通しの良さが見受けられます。オフィスはオープンスペースで固定のデスクがなく好きな場所で仕事ができ、「フレックス制や在宅勤務制度も整っている」といいます。「女性管理職が多い」「性別による隔たりはなく、成績を上げれば女性でもマネージャーやディレクターになれる」といった声からも、男女平等に扱う社風であることがわかるでしょう。
また、同社で管理職を目指すのであれば英語力は必須のようで、日常会話だけではなく、ビジネス英会話レベルの英語力があると重宝されると考えられます。採用においても、英語力がある人は歓迎されます。
「『患者さんの生命を守る』というミッションに沿って社会的責任を果たす」。採用面接においては、こうした社風に馴染み、この会社で働き続けることができそうか見極められます。
■選考は何次まで?
2020年7月現在、同社は転職エージェントを通じて中途採用をおこなっています。「営業」「管理薬剤師」「医療機器のサービスエンジニア」など、多岐にわたる職種・勤務地で募集をおこなっていますので、検索し、詳細を確認してみてください。
応募は転職エージェント経由でおこないます。書類選考の後、2~3回を目安に面接を実施。昨今の状況をかんがみてWeb面接も可とされています。職種によっては筆記試験もありますので、エージェントとも相談しながら対策を練りましょう。
■面接内容の傾向は?
面接では、人柄を見極めるための質問をされることが多いようです。「5年後のキャリアイメージは?」といった質問や、「管理職を視野に入れている」と答えた人が内定を得ていることから、同社は長く働き会社を支えられる人材を求めていると考えられます。この人材像にマッチしていることをアピールしましょう。
また外資系である同社では、英語力がある人は歓迎されます。「英語はできますか」と問われることもありますので、はっきりと応えられるようにしましょう。勉強中であれば、その旨を伝えるのも効果的です。
面接経験者からは、「やる気、向上心を示すことが大事」「給与や条件の話は入社前にきちんと確認をしておいたほうがいい」とのアドバイスがあがっていますので、ぜひ参考にしてください。
バクスターの面接攻略法(面接対策)
■バクスターの「ヘルスケアにおける役割」と「社会的責任」を理解した上で自己分析をする
バクスターの面接を受けるにあたっては、コーポレートサイトにも掲載されている、同社の果たす役割を理解しておくことが必要です。
「ヘルスケアにおけるバクスターの役割」のページには、同社が世界規模の医療現場で果たした実績について、随時コンテンツがアップされています。直近では、新型コロナウイルスの流行に関連し、中国武漢市の病院や、重症化した患者におこなった支援の詳細について知ることができます。
「企業の社会的責任」のページには、「バクスターのCSRレポート(英語のみ)」「寄付と助成金」「持続可能なオペレーション」について掲載されています。
これらは、「患者さんの生命を守る」という同社のミッションを果たすための具体的な手段を示したものです。選考を受けるにあたっては、このように、同社が医療現場に貢献する過程を理解しておきましょう。
■「なぜバクスターに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜバクスターなのか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「医療業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということです。
業界や職種の枠を超えてバクスターという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにしたうえで、「なぜバクスターなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。
例として、人工透析関連技術における競合とされる企業を以下に挙げました。これらの企業とバクスターとの違いを調べてみてください。
- フレゼニウス メディカル ケア ジャパン株式会社
- 日機装株式会社
- 東洋紡株式会社
バクスターの採用面接で実際に聞かれた質問内容
バクスターの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。このように、バクスターの採用面接を受ける前には、前職での経験を振り返り自己分析をおこなうことや、他社研究を踏まえ志望動機を整理することが大切です。
そして面接の場では、「『患者さんの生命を守る』というミッションに沿って社会的責任を果たす」社風を意識し、長く働き続けられる人材だと印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくことが望ましいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。このような質問をされたらどのように答えるか、事前にシミュレーションしておき、実際の面接の際に落ち着いて話せるようにしましょう。
[30代前半・男性/カスタマーサポート] 【結果:内定を辞退】
[20代前半・女性/経理] 【結果:三次面接を辞退】
[20代後半・男性/MR] 【結果:入社】
[20代後半・男性/その他] 【結果:入社】
バクスターの採用面接に向けて
バクスターの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「『患者さんの生命を守る』というミッションに沿って社会的責任を果たす」社風の中で、長く働き続けられる人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。
- バクスターの「ヘルスケアにおける役割」と「社会的責任」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜバクスターなのか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。