JPモルガン・チェース銀行の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーは、アメリカ・ニューヨークに本社をもつ、世界有数のグローバル総合金融サービス会社です。JPモルガン・チェース銀行はそのグループの一員として、日本において業務をおこなっています。
「一流のビジネスを一流の方法で実践する」という基本理念のもと、「世界で最も信頼される金融機関」を目指すと同時に、地域社会に貢献する同社。また、社員のダイバーシティを重視し、人種・国籍・性別・年齢などにかかわらず活躍できる環境が整っています。
銀行というと堅実な業務内容であることから、社風も堅いと思われがちですが、同社は柔軟な空気をもっているようです。実際に働く社員からは「古い習慣にとらわれず、体制強化をはかっている」「年功序列ではなく実力主義を採用しているため、若い社員も挑戦できる環境がある」といった声が寄せられています。
「誰しもがチャレンジできる環境の中で、『世界で最も信頼される金融機関』を目指しつつ、地域社会に貢献する」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社では2021年4月現在、「アセットマネジメント」「ビジネス管理アナリスト」「内部監査担当」など、40以上の職種において中途採用をおこなっています。求人情報はJPモルガン・チェースのグローバルサイトの「Careers>Experienced Professionals」ページから、「日本」を指定して検索してください。希望の職種のページから、そのまま応募が可能です。
コーポレートサイトによると、書類選考後は数回の面接がおこなわれ、内定となります。対面での面接のほか、ビデオや電話での面接となる場合もあるようで、その場合は通信環境を事前にテストしておくように記載されています。面接経験者の口コミによると、面接は3回、選考期間は1ヶ月程度だったようです。
応募要項で「ビジネスレベルの優れた英語と日本語のスキル」を必須としている職種も多数あることから、面接も英語でおこなわれる可能性があります。あらかじめ英語での受け答えを想定しておくとよいでしょう。
■面接内容の傾向は?
面接経験者が「面接官の役員や部長職の方々は、非常にフレンドリーかつ紳士だった」と語るように、同社の面接は比較的穏やかな雰囲気で進みます。
質問内容としては、経歴や転職の動機など一般的なものが多いと予想されますが、逆質問の時間も設けられているようです。コーポレートサイトには、「面接では応募者からも質問を準備してください。それにより、同社についてもっと知ることができます」と記載されています。
同社は年齢や性別にかかわらず、誰しもがチャレンジできる環境を整えています。面接では、入社したら達成したいことや改善していきたいことなどを伝え、挑戦していく意志を見せるつもりで、受け答えや逆質問をおこなうとよいでしょう。
JPモルガン・チェース銀行の面接攻略法(面接対策)
■JPモルガン・チェース銀行の「COVID-19への対応」を理解した上で自己分析をする
JPモルガン・チェース銀行の面接を受けるにあたっては、コロナ禍における同社の対応を理解しておくと役立つでしょう。
世界的にCOVID-19(新型コロナウイルス)による影響が拡大している現在、同社を擁するJPモルガン・チェース・アンド・カンパニーはこの点に着目し、コアビジネスと専門知識を最大限に活用してサポートに取り組んでいます。
コーポレートサイトには、コミュニティや企業、個人の顧客、そして社員に対して同社がどのように対応しているのかが明記されているので、面接の前に一読しておきましょう。
一例として、中小企業のクライアントに対する延滞料の免除、個人の顧客に対する各種ローンの支払日の延長などの対応をとるとしています。このように具体策を知っておくことで、コロナ禍において同社がどのような職務を担うべきか、イメージをつかみやすくなります。
■「なぜJPモルガン・チェース銀行に転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜJPモルガン・チェース銀行なのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「金融業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。
業界や職種の枠を超えて同社について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜJPモルガン・チェース銀行なのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とJPモルガン・チェース銀行との違いを調べてみてください。
- ゴールドマン・サックス証券株式会社
- モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
- BofA証券株式会社
JPモルガン・チェース銀行の採用面接で実際に聞かれた質問内容
JPモルガン・チェース銀行の社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。
同社の採用面接を受ける際には、「誰しもがチャレンジできる環境の中で、『世界で最も信頼される金融機関』を目指しつつ、地域社会に貢献する」という社風を意識して、「コロナ禍においても社会貢献を意識して顧客をサポートできる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
JPモルガン・チェース銀行 東京支店の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[40代後半・男性/法人営業] 【結果:三次面接で不採用】
[男性/バックオフィス] 【結果:入社】
[女性/企画・事務・管理] 【結果:入社】
[女性/営業] 【結果:入社】
JPモルガン・チェース銀行の採用面接に向けて
JPモルガン・チェース銀行の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、次の3点です。
- 「誰しもがチャレンジできる環境の中で、『世界で最も信頼される金融機関』を目指しつつ、地域社会に貢献する」という社風の中で、「コロナ禍においても社会貢献を意識して顧客をサポートできる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。
- JPモルガン・チェース銀行の「COVID-19への対応」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜJPモルガン・チェース銀行なのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについて面接の前によく考えを深めておき、面接当日は自身の経験や能力、同社で成し遂げたいことなどをアピールしましょう。
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