サイボウズの転職研究 2025年12月期3Q決算に見るキャリア機会

サイボウズの転職研究 2025年12月期3Q決算に見るキャリア機会

サイボウズの2025年12月期3Q決算は、クラウド売上が31.0%増と絶好調。営業利益は前年同期比131.6%増の80億円と大幅増益を達成しました。kintoneの急成長に加え、プロバスケットボールチームの新規連結による地域活性化など、新たな挑戦も始まっています。「なぜ今サイボウズなのか」その魅力を整理します。


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編集部が注目した重点ポイント

プロスポーツチームの新規連結で地域活性化事業を本格化させる

2025年6月よりプロバスケットボールクラブを運営する株式会社エヒメスポーツエンターテイメントを子会社化し、連結対象に加えました。ITツールにとどまらない「チームワークあふれる社会」の実現に向け、創業の地である愛媛で地域活性化モデルを追求します。地域創生やIT活用によるコミュニティ形成など、新たな事業領域でのキャリア機会が拡大しています。

主力製品の売上36.7%増で連結クラウド売上が253億円に達する

主力の業務プラットフォーム「kintone」の売上高が前年同期比で36.7%増と極めて高い成長を継続しており、連結クラウド売上高比率は92.3%まで上昇しました。価格体系の改定も寄与し、ストック型ビジネスの収益基盤がより強固になっています。急速な市場拡大に対応するため、エンジニアや営業・マーケティング人材の採用を積極的に継続しています。

営業利益が131.6%増と大幅伸長し従業員への特別賞与を支給する

クラウドサービスの売上積み上げにより、営業利益は前年同期の約2.3倍となる80億円を達成しました。2028年12月期の売上高509億円達成に向けた人的資本投資として、特別賞与の設定や従業員数増加に伴う人件費の増額を実行しています。利益を成長の源泉である「人」に還元する姿勢が明確であり、中長期的な組織成長へのコミットメントがうかがえます。

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連結業績ハイライト

クラウドシフトが加速し、売上・利益ともに前年を大幅に上回る好決算です。2028年の野心的な中期目標に向けた積極投資を継続しつつ、高い収益性を確保しています。
連結経営成績詳細

出典:2025年12月期第3四半期 決算補足資料 P.5

売上高(3Q累計) 274.1億円 前年比 +27.7%
営業利益(3Q累計) 80.0億円 前年比 +131.6%
純利益(3Q累計) 54.4億円 前年比 +109.9%

連結売上高は前年同期比27.7%増の274億1,300万円となりました。特にクラウド関連事業が成長を牽引し、同領域の売上は31.0%増の253億500万円と飛躍しています。利益面では、人件費や広告宣伝費、研究開発費への積極的な投資を継続したものの、売上の拡大スピードがコストを上回り、営業利益は前年同期から45億5,000万円増加する大幅な増益を達成しました。

売上高の進捗率は73.7%となっており、通期計画の達成に向けて概ね順調に推移しています。一方、営業利益については通期予想90億5,100万円に対し、3Q時点で80億800万円(進捗率88.5%)を突破しており、計画を上回るペースで順調に進捗しています。

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事業別分析:転職者が活躍できるフィールド

主力のソフトウェア事業がクラウドシフトにより力強い成長を続ける中、地域活性化という新たな軸での事業展開も始まっています。
製品別売上高実績

出典:2025年12月期第3四半期 決算補足資料 P.7

ソフトウェア開発・販売事業

事業内容:kintone、サイボウズ Office、Garoon、メールワイズといったグループウェア製品のクラウドおよびパッケージ版の開発・販売・運営。

業績推移:売上高274億1,300万円(前年同期比27.7%増)。クラウド関連売上が31.0%増と絶好調。

注目ポイント:「kintone」の売上が158億4,800万円(36.7%増)と圧倒的な成長を見せ、事業の主軸となっています。「サイボウズ Office」も21.2%増と堅調。価格改定後の契約解約も限定的で、顧客基盤の厚さが証明されました。今後もクラウドサービスの機能拡張とグローバル展開を見据え、ハイレベルな研究開発活動を加速させています。

注目職種:クラウドエンジニア、SaaSプロダクトマネージャー、カスタマーサクセス

地域活性化事業(新規連結)

事業内容:プロバスケットボールクラブ「愛媛オレンジバイキングス」の運営を通じた、チームワークあふれるまちづくりの推進(注:前年同期は未連結)。

業績推移:2025年6月より連結開始。当3Q累計の寄与度はまだ限定的ですが、戦略的子会社として始動。

注目ポイント:ITツールで培ったノウハウを「まち」に提供するための挑戦です。プロチームをコミュニティの核とし、地域全体の情報共有や対話を促進することで、主体的な社会課題解決を目指します。IT×スポーツ×地域創生という新しいビジネスモデルの構築に携われる、サイボウズならではのユニークなフィールドです。

注目職種:地域活性化プロデューサー、スポーツビジネス運営、自治体向けDXコンサル

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今後の見通しと採用の注目点

2028年の連結売上高509億円達成という高い目標を掲げ、グローバル展開と人的資本への投資をさらに強化するフェーズです。
通期業績見通し

出典:2025年12月期第3四半期 決算補足資料 P.9

通期業績予想は売上高372億200万円(前年比25.4%増)、営業利益90億5,100万円(前年比85.0%増)と大幅な成長を見込んでいます。中期ターゲットである2028年売上高509億円の達成に向け、当期は「攻めの投資」を明確に打ち出しています。具体的には、積極的な広告宣伝投資の継続に加え、グローバル市場を見据えた新規事業の創出を目的とする長期的な研究開発活動を活性化させています。

人的投資についても、従業員数の増加だけでなく、利益成長に伴う特別賞与の支給など、エンゲージメント向上に直結する施策を講じています。愛媛での地域活性化プロジェクトを含め、従来のSaaS企業の枠を超えた挑戦が加速しており、自律的に動ける人材にとって非常にエキサイティングな環境が整いつつあります。

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求職者へのアドバイス

HINT 志望動機のヒント

サイボウズは「チームワークあふれる社会を創る」という存在意義(Purpose)を重視する企業です。単にSaaS製品を売るのではなく、社会的なしくみや文化形成にまで関与しようとする「理想への共感」を軸に志望動機を構成するのが有効です。また、「自律自律」や「公明正大」といった文化を体現し、自身の専門性を活かして2028年の高い目標を共に目指す意欲を伝えてください。

Q&A 面接での逆質問例

「2028年の売上509億円という目標に向け、特にグローバルR&Dにおいて私の職種にはどのような役割が期待されますか?」や、「愛媛でのプロスポーツチーム運営を通じた地域活性化事業と、既存のソフトウェア事業の間でどのようなシナジーを生み出そうとされていますか?」といった、攻めの姿勢を感じさせる質問が好評価につながりやすいでしょう。

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転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)

決算資料や公式発表だけでは見えにくい、現場で働く社員・元社員の実体験(口コミ)を、転職判断の参考となるよう編集部で選定しています。
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自己成長をサポートする文化が根付いている

個々の「やりたいこと」「やるべきこと」「できること」を重ね合わせ、社員が高いモチベーションで働ける環境を整えています。オープンな社風で、上司や同僚と気軽にキャリアについて相談できる点も魅力です。

(40代後半・人事・男性) [キャリコネの口コミを読む]
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効率悪いと長時間勤務や休日持ち帰り

仕事の効率が悪い人はどうしても与えられたタスクが終わらず長時間勤務、休日も持ち帰って仕事ということもあり得る。

(30代後半・経営企画・男性) [キャリコネの口コミを読む]

※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。

使用した主な公開資料

  • サイボウズ株式会社 2025年12月期 第3四半期決算短信
  • サイボウズ株式会社 2025年12月期 第3四半期決算補足資料

この記事の執筆者

2019年より企業口コミサイト「キャリコネ」担当として、数多くの企業の口コミ情報、決算資料、中期経営計画を横断的に分析。現在はリサコ編集部長として、一次情報と現場の声を突き合わせた企業研究コンテンツの企画・編集・品質管理を統括し、転職希望者の意思決定に資する情報提供を行っている。


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