コナミグループの転職研究 2026年3月期2Q決算に見るキャリア機会

コナミグループの転職研究 2026年3月期2Q決算に見るキャリア機会

コナミグループの2026年3月期2Q決算は、売上高・利益ともに2期連続で中間期の過去最高を更新。大ヒットIPの復活やUAEでの新市場開拓など、グローバル成長が加速しています。「なぜ今コナミなのか?」「転職希望者がどの事業で、どんな役割を担えるのか」を整理します。


0 編集部が注目した重点ポイント

デジタルエンタテインメントの好調で2期連続の過去最高益を達成する

主力であるデジタルエンタテインメント事業のコンテンツが極めて好調に推移し、売上高、事業利益、営業利益、純利益の全ての区分において2期連続で過去最高を更新しました。特にモバイルや家庭用ゲーム機でのグローバル展開が利益を押し上げており、エンタメ業界を志望する方にとって非常に強力な成長機会が提供されています。

伝説的IPの復活により世界出荷100万本突破のヒットを創出する

「METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER」や「SILENT HILL f」といった人気シリーズの最新作を投入し、両タイトルともに世界累計出荷本数が100万本を突破する好初動を記録しました。強力な知的財産(IP)を現代の技術で再構築し、グローバル市場で成果を出すノウハウが蓄積されており、クリエイティブ職の活躍の場が広がっています。

アラブ首長国連邦でのライセンス取得により新市場を開拓する

ゲーミング&システム事業において、2027年に統合型ゲーミングリゾートが開業予定のアラブ首長国連邦(UAE)でゲーミングライセンスを取得しました。北米や豪州だけでなく、中東という新たな巨大市場への進出を決定しており、国際的な事業展開や法規制への対応など、専門的なバックグラウンドを持つ人材の必要性が高まっています。

1 連結業績ハイライト

デジタルエンタテインメント事業の記録的な伸びにより、中間期として2期連続の過去最高益を達成。通期計画に対しても順調な進捗を見せています。
連結業績サマリー

出典:2026年3月期第2四半期 決算発表資料 P.4

売上高 2,248億円 +22.1%
事業利益 651億円 +29.6%
営業利益 643億円 +28.9%

※事業利益 = 売上高 - 売上原価 - 販売費及び一般管理費(事業の経常的な業績を測る指標)

2026年3月期第2四半期累計の業績は、売上高が2,248億円、事業利益が651億円となり、中間期としての過去最高を2年連続で更新しました。デジタルエンタテインメント事業における主力タイトルの好調に加え、アミューズメント事業やスポーツ事業の収益性改善が全体を牽引しています。

通期業績予想に対する進捗率は、事業利益で57.1%、営業利益で60.6%に達しており、上半期で通期の半分以上を確保していることから、業績の推移は極めて順調であると評価できます。下期に向けても強力なラインアップを控えており、さらなる上積みが期待される状況です。

2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド

メインのDE事業が圧倒的な稼ぎ頭となる一方、スポーツやカジノ機器事業も各市場の特性に応じた施策で堅調に推移しています。
デジタルエンタテインメント事業の業績

出典:2026年3月期第2四半期 決算発表資料 P.7

デジタルエンタテインメント事業

事業内容:モバイルゲーム、家庭用ゲーム、カードゲームの制作・販売。eFootballや遊戯王などの世界的IPを保有。

業績推移:売上高1,688億円(+28.2%)、事業利益614億円(+31.6%)と驚異的な成長を継続。

注目ポイント:「eFootball」が世界累計9億ダウンロードを突破し、大型アップデートでファン層を拡大。また、「SILENT HILL f」など複数プラットフォームでの新作ヒットが重なり、営業利益率は36%と非常に高い水準です。既存IPの運営と新作開発の両軸で、高度なプロデュース能力が求められています。

注目職種:ゲームプロデューサー、プランナー、データアナリスト、サーバーエンジニア

アミューズメント事業

事業内容:アーケードゲームやメダルゲーム、スマスロ・パチスロ機の制作・販売を担当。

業績推移:売上高145億円(+33.9%)、事業利益32億円(+56.2%)と大幅な増益を達成。

注目ポイント:「モンスター烈伝 オレカバトル2」が稼働を伸ばし、関連メダルゲームとの連動施策が奏功。スマスロ機でも「わたしの幸せな結婚」などの人気アニメを題材にしたタイトルが貢献しています。10月にはアーケード事業を新会社「コナミアーケードゲームス」へ吸収分割し、体制を専門化させています。

注目職種:遊技機開発、ハードウェア設計、店舗支援ソリューション営業

ゲーミング&システム事業

事業内容:カジノ向けスロットマシンや、カジノマネジメントシステム「SYNKROS」を世界展開。

業績推移:売上高178億円(-4.5%)、事業利益9億円(-60.1%)。米国関税の影響等で減益。

注目ポイント:新筐体発売前の買い控えや米国関税措置の影響を受け一時的に苦戦したものの、北米・豪州市場での評価は高く、新筐体「Solstice」シリーズが注目の的となっています。iGaming分野での新ブランド「Konami Online Interactive」の立ち上げも決定しており、次世代のゲーミング体験を創る人材が求められています。

注目職種:海外事業開発、カジノシステム導入エンジニア、国際法務・ライセンス

スポーツ事業

事業内容:スポーツクラブの運営、こども向け「運動塾」、マシンピラティス「Pilates Mirror」を展開。

業績推移:売上高249億円(+2.9%)、事業利益18億円(+59.7%)と高収益化が進行。

注目ポイント:マシンピラティススタジオ「Pilates Mirror」が絶好調で、第3四半期中に累計81店舗への拡大を予定しています。入会待ちが出るほどの人気業態となっており、ヘルスケア・フィットネス領域での新規モデル構築や、多店舗展開のマネジメント経験を活かす絶好のタイミングです。

注目職種:新規店舗開発、フィットネスプログラム企画、エリアマネジャー

3 今後の見通しと採用の注目点

下期に向けて「桃太郎電鉄」最新作や大型IPの継続投入、eスポーツのグローバル大会開催により、最高業績のさらなる更新を目指します。
第3四半期以降のラインアップ

出典:2026年3月期第2四半期 決算発表資料 P.11

今後の注目イベントとして、11月にはシリーズ史上最大ボリュームとなる「桃太郎電鉄2 ~あなたの町もきっとある~」の発売が控えています。また、eスポーツでは「eFootball」を競技タイトルとする「FIFAe World Cup 2025」の決勝大会がサウジアラビアで開催されるなど、世界規模でのIP活用が進んでいます。

経営資源の集中投下も続いており、新拠点「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」の建設が進むなど、制作環境のインフラ整備にも多額の投資を行っています。グローバルな競技人口の拡大とコンテンツの多面展開を支えるため、クリエイターだけでなく、マーケティング、ライセンスビジネス、eスポーツ運営の専門職採用が加速しています。

4 求職者へのアドバイス

HINT

志望動機のヒント

コナミは現在、歴史的なヒットIPの「リバイバル(復活)」と、モバイルにおける「グローバルな長期運営」の双方で成功を収めています。志望動機では「自身のスキルを用いて、保有IPをどのように世界の新しいファン層へ届けるか」や、「eスポーツという競技性を活用してコンテンツのライフサイクルをどう最大化するか」といった、IPの多角的な活用への提案が評価されやすい環境です。また、UAEでの新市場開拓のような、カジノ機器事業のグローバルフロンティアへの挑戦も、海外志向の方にとって強力な志望理由となるでしょう。

Q&A

面接での逆質問例

「『桃太郎電鉄』や『遊戯王』のような国内で強力なIPをグローバルで成功させるために、海外拠点の現地チームと日本の開発拠点は現在どのような役割分担や連携体制を敷いていますか?」

「アラブ首長国連邦(UAE)でのライセンス取得など、ゲーミング事業の新市場展開において、現地法規制への適合とエンターテインメント性の両立を担うチームには、どのようなマインドセットを持つ人材が集まっていますか?」

5 転職者が知っておきたい現場のリアル

決算資料や公式発表だけでは見えにくい、現場で働く社員・元社員の実体験(口コミ)を、転職判断の参考となるよう編集部で選定しています。
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お客様に笑顔やお言葉を頂いた時は嬉しい

自分の想いがお客様に通じ笑顔やお言葉を頂いた時にはとても嬉しいです。 その言葉が得をしたと思えます。 やはり給与だけでなく、お客様とのふれあいの中で得る物が多かったと思います。 嫌なことがあっても、それだけでカイケツです。

(30代前半・その他・男性) [キャリコネの口コミを読む]
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経営方針に問題

掲示板やニュースにあがっている内容など、会社の経営方針(人の扱い?)で多くの方が離職していった。 もちろん優秀な人からご退職されるので、ものづくりできる方が残っている印象がない。 現存で会社に残っている人はほとんどわからない。 人がよかったぶん、大変残念な結果になってしまったと思う

(20代後半・マーケティング・女性) [キャリコネの口コミを読む]

※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。

使用した主な公開資料

  • コナミグループ株式会社 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
  • コナミグループ株式会社 2026年3月期第2四半期 決算発表資料

この記事の執筆者

2019年より企業口コミサイト「キャリコネ」担当として、数多くの企業の口コミ情報、決算資料、中期経営計画を横断的に分析。現在はリサコ編集部長として、一次情報と現場の声を突き合わせた企業研究コンテンツの企画・編集・品質管理を統括し、転職希望者の意思決定に資する情報提供を行っている。


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