エクシオグループの転職研究 2026年3月期2Q決算に見るキャリア機会

エクシオグループの転職研究 2026年3月期2Q決算に見るキャリア機会

エクシオグループの2026年3月期2Q決算は、売上高・営業利益ともに中間期の過去最高を更新。データセンター需要や教育DX関連の大型案件が牽引し、全セグメントで大幅増益を達成しています。「なぜ今EXEOなのか?」「転職希望者がどの事業で、どんな役割を担えるのか」を整理します。


0 編集部が注目した重点ポイント

中間期の受注・売上高が過去最高を更新する

2026年3月期第2四半期は、売上高が前年同期比17.5%増、営業利益が59.1%増と大幅な増収増益を達成しました。受注高・売上高ともに中間期としての過去最高を更新しており、全セグメントで増益を果たすなど、極めて力強い成長フェーズにあります。

成長領域へのM&Aで事業基盤を強化する

2025年9月に金融分野に強みを持つ株式会社Olivierの全株式を取得し、連結子会社化しました。また、グローバル事業のProcurri社を完全子会社化するなど、構造改革と成長投資を同時並行で進めています。IT人財の活躍フィールドが、保守運用から上流コンサルまで大きく拡大しています。

中期経営計画の売上目標を1年前倒しで達成する

現中期経営計画で掲げていた売上高目標(6,300億円)を1年前倒しで達成しました。最終年度となる今期は、営業利益470億円の達成に向けた順調な進捗を見せており、安定した収益基盤の上で次世代技術(生成AI、データセンター、グリーンエナジー)への投資を加速させています。

1 連結業績ハイライト

全セグメントで大幅増益を達成。営業利益は対前年59%増と急成長を遂げています。
決算ハイライト

出典:2025年度(2026年3月期) 第2四半期決算説明会 P.4

売上高 3,213億円 +17.5%
営業利益 164億円 +59.1%
中間純利益 102億円 +62.6%

第2四半期累計の業績は、社会全体のデジタル化進展を背景に、強靭な通信ネットワーク構築やデータセンター需要が牽引し、大幅な増収増益となりました。特に、受注・売上ともに過去最高を更新しつつ、繰越工事高も4,899億円(前年同期比+11.5%)とさらに積み上がっており、先行きの見通しも明るい状況です。

通期予想に対する進捗状況については、売上高が45.2%、営業利益が34.9%となっております。建設業界の特性として完成・引き渡しが年度末に集中するため、第2四半期時点でのこの進捗は、会社側の説明通り順調であると評価できます。

2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド

主力3事業すべてで増益を達成。データセンターや教育DXなど、最先端領域の案件が急増しています。
セグメント別状況

出典:2025年度(2026年3月期) 第2四半期決算説明会 P.7

通信キャリア事業

事業内容:光回線工事(アクセス)、5G等の基地局構築(モバイル)、NCC(新規通信事業者)向け設備構築など。

業績推移:売上高 1,137億円(前年同期比+1.6%)、セグメント利益 103億円(+23.9%)。

注目ポイント:モバイル品質改善に向けた投資が好調に推移する中、DXやオフショア活用による効率化施策が奏功し、利益率が7.5%から9.1%へ大幅に向上しました。安定基盤の上で徹底した効率化を追求できるエンジニアにとって、技術力を磨きやすい環境です。

注目職種:通信インフラエンジニア(アクセス・モバイル)、施工管理、DX推進担当

都市インフラ事業

事業内容:データセンター構築、大規模ビルの電気工事、EV充電器・蓄電池等のスマートエネルギー設備、鉄道・道路通信設備など。

業績推移:売上高 945億円(前年同期比+24.2%)、セグメント利益 20億円(前年同期は2.4億円の損失から黒字転換)。

注目ポイント:旺盛なデータセンター需要を背景に、大型案件が順調に進捗しています。特に、冷却装置やGPU搭載サーバーの運用ノウハウ蓄積など、先進技術領域での優位性を高めています。社会インフラの「次世代化」を担う、やりがいの大きいフィールドです。

注目職種:電気・空調設備エンジニア、データセンター構築監理、環境エネルギー技術者

システムソリューション事業

事業内容:官公庁・教育機関向けIT基盤構築、生成AI導入コンサル、保守運用サービス、グローバル展開など。

業績推移:売上高 1,129億円(前年同期比+32.3%)、セグメント利益 39億円(+79.7%)。

注目ポイント:GIGAスクールの端末更改案件(Next-GIGA)で約600億円を受注するなど、教育DX分野で圧倒的な存在感を示しています。また、AI CoE(生成AI推進センタ)を軸にグループ9,000名規模でのAI活用を推進しており、IT×エンジニアリングの融合領域でキャリアを築けます。

注目職種:システムエンジニア(クラウド・セキュリティ)、AIエンジニア、ITコンサルタント

3 今後の見通しと採用の注目点

「AIセントリック」と「人的投資」を強化。2030年ビジョンに向けた成長投資を継続します。
中計目標と将来展望

出典:2025年度(2026年3月期) 第2四半期決算説明会 P.24

通期業績予想では、売上高7,100億円、営業利益470億円と、過去最高の更新を計画しています。今後の成長戦略として「AIセントリック(AIを中心とした事業運営)」を掲げ、社内業務の生産性向上と顧客向けサービスの高度化を同時に推進しています。

人財戦略においては、マルチスキル化やリスキリングを推進し、グループ横断的な「人財DB(データベース)」の構築を進めるなど、個々のスキルを最大活用する体制を整えています。特にグローバル事業では、不採算拠点の統廃合を完了し、AI需要が急拡大するマレーシアやインドでのデータセンター内工事案件に注力。国内外を問わず、専門性の高い人財を渇望している状況が伺えます。

4 求職者へのアドバイス

HINT 志望動機のヒント

通信という「あたりまえ」を守る使命感に加え、「次世代インフラ(データセンター・AI)」への挑戦を志望理由に盛り込むのが有効です。既存のエンジニアリング能力とITを融合させ、「社会課題を解決するエンジニア」への成長意欲をアピールしましょう。

Q&A 面接での逆質問例

・「AI CoEでの取り組みを、現場の施工管理やシステム構築の現場でどのように具体的成果に繋げていますか?」
・「都市インフラ事業が好調ですが、特にデータセンター向けBMS領域で今後必要とされるエンジニア像を教えてください。」

5 転職者が知っておきたい現場のリアル

決算資料や公式発表だけでは見えにくい、現場で働く社員・元社員の実体験(口コミ)を、転職判断の参考となるよう編集部で選定しています。
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家賃補助が結構出たのは助かった

一般的な企業と変わらない福利厚生だったと思う。家賃補助が結構出たのは助かった。

(20代後半・システムエンジニア・女性) [キャリコネの口コミを読む]
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残業は部署により大きく変動

忙しい部署は毎月60になることも多いですが、忙しくない部署やチームだと年2~3回程度で、暇な時期は10時間以下もざらです。

(20代後半・プロジェクトリーダー・男性) [キャリコネの口コミを読む]

※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。

使用した主な公開資料

  • エクシオグループ株式会社 2026年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
  • 2025年度(2026年3月期) 第2四半期決算説明会資料

この記事の執筆者

2019年より企業口コミサイト「キャリコネ」担当として、数多くの企業の口コミ情報、決算資料、中期経営計画を横断的に分析。現在はリサコ編集部長として、一次情報と現場の声を突き合わせた企業研究コンテンツの企画・編集・品質管理を統括し、転職希望者の意思決定に資する情報提供を行っている。

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