0 編集部が注目した重点ポイント
① 国内小売台数が過去最高を更新する
当第3四半期連結累計期間において、国内直営店の小売台数は125,177台(前年同期比10.3%増)に達し、累計として過去最高を記録しました。前期オープンの大型店稼働に加え、既存大型店の堅調な推移が寄与しています。店舗網の拡大がダイレクトに販売力の強化に繋がっており、成長フェーズでのキャリア機会が広がっています。
② 四半期単体の営業利益が過去最高に達する
当第3四半期(9月〜11月)のみの実績では、過去最高の営業利益60億円を達成しました。上期に見られたオートオークション相場下落の影響を、在庫管理の徹底改善により克服し、小売1台あたりの粗利が大幅に回復。収益構造が再び力強い回復基調に乗ったことで、将来の事業安定性と還元への期待が高まっています。
③ 中期経営計画の目標値を大幅に上方修正する
2024年4月に中期経営計画をアップデートし、2027年2月期の営業利益目標を210億円から300億円へ上方修正しました。大型店100店舗体制の構築を軸に、付帯商品の開発や店舗展開を加速させる方針です。高い目標設定は、業界リーダーとしての野心的な成長意欲を示しており、挑戦的な環境を求める転職者にとって魅力的な指標です。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年2月期 第3四半期 決算補足資料 P.10
※EBITDA = 営業利益 + 減価償却費(キャッシュ創出力を示す指標)
当第3四半期連結累計期間の売上高は4,215億円(前年同期比10.8%増)と力強い成長を見せました。営業利益は145億円と前年をわずかに下回りましたが、これは大型店出店に伴う地代家賃や人員増(平均184人増)といった将来への投資によるものです。特筆すべきは第3四半期単体での急回復で、前四半期比で営業利益は+31.1%と、通期目標達成に向けた力強い勢いを取り戻しています。
通期の連結営業利益予想201億円に対し、累計実績は145億円となっており、進捗率は72.2%です。例年、第4四半期は需要が伸びる繁忙期であることを考慮すると、通期目標の達成は概ね順調であると評価できます。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年2月期 第3四半期 決算補足資料 P.32
日本(Gulliver等)
事業内容
「ガリバー」ブランドを中心に、中古車の買取・直営販売、車検・整備、保険代理店業務を全国展開しています。
業績推移
売上高414,643百万円(前年同期比9.8%増)、セグメント利益14,459百万円(同3.5%減)と、着実な増収を維持しています。
注目ポイント
大型店舗へのシフトを加速させており、展示台数の増加が小売台数の過去最高更新に直結しています。特に、車体コーティングや長期保証、自社割賦「じしゃロン」などの付帯商品の利益貢献度が高まっており、販売のみに頼らない多角的な収益モデルが構築されています。店舗網の拡大に伴い、店長候補から整備士、金融商品を扱う専門人材まで、幅広い職種でキャリアアップの機会が創出されています。
その他(米国事業等)
事業内容
米国における中古車販売事業や、新領域への投資、グループ全体の戦略的取り組みが含まれます。
業績推移
売上高6,866百万円(前年同期比129.2%増)と爆発的な増収を記録。セグメント損失は7百万円と赤字幅が縮小しています。
注目ポイント
売上規模が前年から倍増しており、海外市場における存在感が急速に高まっています。収益化は道半ばですが、国内で培った「買取・販売一体型モデル」をグローバルに転換する挑戦的なフェーズにあります。日本発のサービスを世界へ広げるプロセスに携わりたい方や、新規事業のスケールアップを経験したい人材にとって、非常にエキサイティングなフィールドとなっています。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年2月期 第3四半期 決算補足資料 P.21
IDOMは現在、大型店を2027年2月期までに100店舗へ拡大する「出店の加速」を最優先事項としています。この攻めの姿勢を支えるため、2025年には中古車販売業界初となる「ホール・リテール同時発行の社債」による130億円の資金調達を実施しました。調達資金は大型店の新規出店や運転資金に充てられ、事業成長をさらに加速させる計画です。
また、業界への信頼回復に向けた「ガバナンスと透明性の強化」にも注力しています。すべての自社整備・板金工場に作業確認用カメラを設置し、顧客が映像を通して作業を確認できる仕組みを導入。ロンドン証券取引所グループ主催の「DEALWATCH AWARDS 2024」で受賞(質疑応答・補足資料で言及)するなど、財務面・経営面でのクリーンな評価も高まっています。誠実な顧客対応と圧倒的な成長スピードを両立させる、次世代のリーダー人材の採用が急務となっています。
4 求職者へのアドバイス
同社の「圧倒的な小売成長」と「収益モデルの多角化」に注目しましょう。特に、中期経営計画での営業利益目標の上方修正(300億円)に触れ、その成長を現場から支えたい意欲を示すのが効果的です。また、業界の信頼回復に向けた「工場の透明性確保(全件カメラ導入)」などの先進的な取り組みに共感を示し、「顧客に対して誠実かつオープンなビジネスを展開したい」という姿勢をアピールすることが、現経営陣の価値観と強く合致するはずです。
- 「大型店100店舗体制に向けて、現場のリーダーシップやマネジメントにはどのような変化が求められていますか?」
- 「工場の透明化プロジェクトにおいて、顧客満足度の向上は具体的にどのような数値や反響として現れていますか?」
- 「米国事業の爆発的な増収を利益に結びつけるために、今もっとも必要とされている機能や人材は何でしょうか?」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
生活リズムが整いやすいのが魅力
勤務時間が規則的で、生活リズムが整いやすいのが魅力です。 特に、平日に休みがあるため、役所や病院の手続きがスムーズに行えます。 また、観光地やレストランも空いているので、ゆったりと楽しむことができます。 カレンダー通りの休みが確保されているため、プライベートの計画も立てやすいです。 様々な時間帯で働くことで、普段出会えない人々と接する機会が増え、刺激的な職場環境です。 体調管理もしやすく、心身ともに安定した働き方ができるのが嬉しいポイントです。
(30代前半・人事・女性) [キャリコネの口コミを読む]配属先によって機会の多寡が大きく異なる
実際には配属先によってその機会の多寡が大きく異なります。 ある店舗では新人が顧客対応の中心となり、売上に大きく貢献することもありますが、別の店舗では年次の高い社員が商談を優先的に担当し、新人は補助的な業務に従事することが多いです。 ただし、人事部門に憧れる人が多い一方で、現場での業務の方が収入面では有利な場合が多いです。
(20代後半・コンサルティング営業・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2026年2月期 第3四半期 決算補足資料



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