【20年3月期】オリンパス、赤字続きのカメラ部門売却 内視鏡事業は中国が急成長
光学機器を手掛けるオリンパス。大正期に創業し顕微鏡や体温計などを製造販売。現在も利益の9割超を内視鏡や治療機器などの医療分野が生み出しています。海外売上比率は8割を超えるグローバル企業です。売上高が伸び悩み利益率も低下する中、3期連続赤字のカメラ部門の売却を発表後、株価が急上昇。財務諸表を基に現状と課題を整理します。
大手光学機器・電子機器メーカー。医療分野が売上高の8割近くを占める。医療周辺機器、なかでも消化器内視鏡や外科内視鏡など内視鏡に関する製品に強みを持つ。顕微鏡、検査機器やデジタルカメラなどの製品・サービスの提供も行っている。108のグループ会社を有し、北米や欧州など海外にも拠点を置く。主な事業は医療(内視鏡、処置具など)、科学(生物顕微鏡、工業用顕微鏡など)、映像(デジタルカメラ、ICレコーダーなど)。人材育成面は、基盤教育を行う全社階層別研修と事業ニーズに応じた機能研修を実施。採用面では主体性や責任感を求めるとしている。福利厚生面ではワークライフ・インテグレーション活動を推進。仕事と生活との両立を支援する。
業界区分
住所
東京都八王子市石川町2951番地
代表者
竹内 康雄
資本金
¥124,500,000
従業員数
12,094
設立年
1919年10月
上場区分
東証プライム