【平均年収451万円】UTグループ 転職ガイド(UTエージェント、UTエイムなど):知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収451万円】UTグループ 転職ガイド(UTエージェント、UTエイムなど):知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

UTグループは、UTエージェント、UTエイムなどを傘下に持つ純粋持株会社です。モノづくり領域の人材サービスを幅広く展開し、グループ連結で3万人を超える従業員を擁しています。直近の業績は売上高が減少したものの、営業利益と経常利益は増加しました。


目次

※本記事は、UTグループ株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月29日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


UTグループは純粋持株会社であり、単体従業員数は247名、グループ連結従業員数は34,772名です。

同社グループは、モノづくり領域における人材サービスを提供しています。連結子会社9社を中心に、大手自動車製造業や半導体製造業、地域の中堅・中小企業、大手製造業の構造改革に伴う人材受け入れなど、幅広い顧客層にサービスを展開しています。

同社グループは当連結会計年度より報告セグメントを4つに再編しました。また、2025年4月以降、複数の連結子会社で吸収合併や商号変更を実施しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


UTグループは、人材を企業価値向上の重要な経営資本と位置付け、事業戦略と一体となった人材戦略を推進しています。同社グループは「はたらく人が主役」という理念のもと、多様な働き方を支援するプラットフォームを中核戦略としています。求職者の就業機会とキャリア選択肢の最大化を図り、はたらく人との長期的な関係性構築を目指す企業文化が特徴です。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、平均年齢が40代前半であり、平均勤続年数は7年を超えています。このことから、一定の経験を積んだ人材が在籍し、中長期的なキャリア形成が可能な環境であることがうかがえます。なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 4,514,000円
平均勤続年数 7.2年
平均年齢 40.3歳
単体従業員数 247人
連結従業員数 34,772人
単体のグループ内比率 0.7%


なお、直近の主要子会社のデータは以下の通りです。

会社名 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与
UTエージェント株式会社 39.3歳 3.2年 2,995,000円
UTエイム株式会社 37.4歳 4.8年 3,779,000円


同社グループは、確定拠出年金制度(会社が拠出した資金を従業員が運用する)を採用しています。一部の連結子会社では、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)の退職一時金制度も採用しています。

退職一時金制度は一部の連結子会社で採用されています。ただし支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

なお、確定給付制度に係る退職給付債務は3.4億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、人材を中長期的な企業価値向上の源泉となる最も重要な経営資本と位置付け、事業戦略と一体となった人材戦略を推進しています。特に「はたらく人が主役」という理念のもと、製造現場における多様な職場とキャリア選択を可能にするプラットフォーム「貯まるワーク」を中核戦略としています。このプラットフォームを通じて、自由異動の促進や入退社の柔軟化、選択可能な雇用形態の拡充を図り、求職者の就業機会とキャリア選択肢の最大化を目指しています。

給与・報酬制度は、職務と役割に応じた基礎的な処遇に加え、業績や成果に連動した報酬、そして中長期的な還元施策で構成されています。顧客企業で働く社員には、生産活動への貢献度合いを基礎に、労働時間や労働生産性、就業実績等を踏まえた報酬体系が適用されます。管理部門の社員には、役割に応じた処遇を基本としつつ、業績連動報酬やインセンティブ制度が組み合わされています。

また、短時間勤務を含む柔軟な働き方を可能にする区分を設け、多様な働き方を実現しています。報酬体系の透明性と安定性向上のため、変動的な処遇の一部を固定的な処遇へ再配分する見直しも進められています。

人材育成においては、「UTグループ人材採用方針」と「UTグループ人材開発方針」に基づき、年齢、性別、国籍、学歴、経歴等によらず公平なキャリア形成の機会を提供しています。挑戦を支える仕組みや風土作り、組織として一人ひとりに向き合うことを重視しています。さらに「UTグループ職場開発方針」を定め、派遣先企業との協働により安全で働きやすい労働環境の継続的な改善に取り組んでいます。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 30.6%
男性労働者の育児休業取得率 52.2%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 62.4%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 65.8%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 35.1%

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ UTエイム株式会社

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 11.5%
男性労働者の育児休業取得率 50.0%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 86.5%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 86.5%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 74.7%


▼ UTエージェント株式会社

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 11.9%
男性労働者の育児休業取得率 24.1%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 88.9%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 88.4%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 97.0%


▼ UTスリーエム株式会社

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 20.6%
男性労働者の育児休業取得率 83.3%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 77.0%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 76.3%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 77.3%

多様性指標


算定対象は、特に記載のない限り、国内グループ会社。女性の取締役比率はUTグループ、女性の管理職比率はUTグループ、UTエイム、UTエージェントを対象とした集計値です。

指標 数値
女性の取締役比率 20.0%
女性の管理職比率 15.3%
社員の女性比率 27.9%
シニア採用数 933人
障害者採用数 83人
女性採用数 (技術職) 4,363人
女性採用数 (一般職) 74人

適正な労働慣行


算定対象は、特に記載のない限り、国内グループ会社。無期雇用比率、有期雇用比率、平均残業時間、労働災害発生率はUTエイム、UTエージェントを対象とした集計値です。

指標 数値
育児休業取得数 (総数) 349人
男性社員の育児休業取得数 76人
女性社員の育児休業取得数 273人
男性社員の育児休業取得率 47.2%
育児休業復職率 59.8%
介護休業取得数 12人
無期雇用比率 83.7%
有期雇用比率 16.3%
平均残業時間 (時間/月) 11.8
労働災害発生率 1.64

採用活動


算定対象は、特に記載のない限り、国内グループ会社。

指標 数値
応募者数 (技術職) 162,605人
新卒採用数 (技術職) 398人
新卒採用数 (一般職) 7人
中途採用数 (技術職) 15,129人
中途採用数 (一般職) 134人

キャリアパス


算定対象は、特に記載のない限り、国内グループ会社。

指標 数値
Next UT利用者数 815人
UT Entry利用者数 185人
エンジニア転籍者数 366人
技術職から一般職への職種転換数 34人

人材開発指標


算定対象は、特に記載のない限り、国内グループ会社。

指標 数値
年収の中央値 3,267,525円
技術職社員の月間離職率 3.9%
在籍人数 (合計) 34,769人
在籍人数 (技術職) 32,922人
在籍人数 (一般職) 2,055人

職場開発活動


算定対象は、特に記載のない限り、国内グループ会社。

指標 数値
取引先企業数 2,865社
職場数 3,500ヶ所

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


UTグループは、モノづくり領域における人材サービスを主力とする持株会社です。同社グループは、大手自動車製造業や半導体製造業、地域の中堅・中小企業、大手製造業の構造改革に伴う人材受け入れなど、多様な顧客に対して人材派遣、請負、人材紹介といったサービスを提供しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、主に人材派遣、請負、人材サービスの提供を通じて収益を上げています。人材派遣事業では、派遣社員の稼働実績に応じて収益を認識しています。請負事業では、委託された業務が完了し、顧客による検収を受けた時点で収益を認識するモデルです。また、新たに職業紹介サービスも開始し、求職者と企業の多様なニーズに応えています。

同社グループの事業は、主に以下の4つのセグメントで構成されています。

モーター・エナジー事業

このセグメントでは、主に大手自動車製造業向けに人材サービスを提供しています。顧客企業の生産計画に応じた柔軟な人員確保や人材の定着が求められる中、多様な雇用形態や就業ニーズに対応したサービス構築に注力しています。収益は、人材派遣や請負サービスから得ています。運営は、UTエイム、UTスリーエムが行っています。当連結会計年度の売上高は前期から増加しています。

セミコンダクター事業

主に大手半導体製造業向けに人材サービスを提供しています。先端プロセスやメモリ向け設備への投資が人材需要を支え、国内生産力増強を図る企業の需要を取り込むことで売上高は堅調に推移しています。収益は、人材派遣や請負サービスから得ています。運営は、UTエイム、UT東芝が行っています。当連結会計年度の売上高は前期から増加しています。

エージェント事業

地域密着型の人材サービスを、主に地方の中堅・中小企業向けに提供しています。前年に実施した組織統合を進めるとともに、職業紹介サービスの立ち上げにも注力し、求人案件数を大幅に増やしています。収益は、人材派遣、請負、職業紹介サービスから得ています。運営は、UTエージェントが行っています。当連結会計年度の売上高は前期から減少しています。

ネクストキャリア事業

主に富士通グループ、日立グループとの合弁会社で構成され、大手製造業の構造改革に伴う人材の受け入れや人材派遣・業務請負サービスを提供しています。定年者の再雇用などの経営課題解決支援や、受け入れ人材がスキルを生かせる新たな職場提供を目指しています。収益は、人材派遣や業務請負サービスから得ています。運営は、FJUTプラス、UTハイテスが行っています。当連結会計年度の売上高は前期から減少しています。

同社グループは、当連結会計年度において、本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えており、国内事業が中心となっています。また、特定の顧客への外部売上高が連結損益計算書の売上高の10%未満であるため、特定の顧客への収益集中は見られません。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
エージェント事業 672億円 626億円
モーター・エナジー事業 463億円 520億円
セミコンダクター事業 364億円 376億円
ネクストキャリア事業 155億円 147億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの直近5期間の業績推移を見ると、売上高は当連結会計年度に減少に転じています。これは前期末にベトナム事業を売却した影響によるものです。一方で、営業利益と経常利益は当連結会計年度に大きく増加しました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に計上された特別利益の反動減により、当連結会計年度は減少しています。営業活動によるキャッシュ・フローは当連結会計年度に増加しています。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 1,568億円 1,706億円 1,670億円 1,947億円 1,669億円
経常利益 59.5億円 88.3億円 94.0億円 82.7億円 108億円
経常利益率 3.8% 5.2% 5.6% 4.2% 6.5%
親会社株主に帰属する当期純利益 31.4億円 38.3億円 63.6億円 89.7億円 71.2億円
1株当たり当期純利益(円) 5.19 6.33 10.69 15.02 12.37

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたりの売上高は、当連結会計年度において前期から減少しています。これは、ベトナム事業の売却による売上高の減少が影響していると考えられます。一方で、従業員1人あたりの営業利益は前期から増加しており、採用手法の見直しや単価交渉、販売費及び一般管理費の抑制が奏功し、収益性が改善している傾向を示しています。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上高(連結) 5.4百万円 4.8百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 0.2百万円 0.3百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


UTグループは、本業で安定的に資金を生み出し、財務基盤を維持しています。将来に向けた資金の流れも確認できます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの自己資本比率は前期から減少傾向にあり、プライム市場の製造業平均と比較すると低い水準にあります。一方で、ROE(自己資本利益率)はプライム市場平均を大きく上回る高い水準を維持しています。手元資金である現金及び預金は前期から減少していますが、一定の残高を確保しています。これらの財務状況は、同社グループの事業運営における安定性を示すものとなっています。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 363億円 321億円
自己資本比率 44.1% 39.8%
ROE(自己資本利益率) 31.7% 26.1%
現金及び預金 317億円 295億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループの営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上や減価償却費により資金を獲得し、前期から増加しています。これは本業で安定的に資金を生み出している状況を示しています。

投資活動によるキャッシュ・フローは、ソフトウエア等の無形固定資産の取得による支出があり、資金を使用しています。前期は資金を獲得していましたが、当期は投資に資金を充てています。

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いや自己株式の取得、長期借入金の返済により資金を使用しています。長期借入れによる収入はあったものの、全体としては資金が減少しています。

これらの結果、フリーキャッシュ・フローはプラスとなっており、本業で得た資金で投資を賄い、なお余剰資金がある状態を示しています。この資金の流れは、同社グループが安定した事業基盤を持ち、将来の成長に向けた投資余力も確保していることを示唆しており、雇用や給与の安定性にもつながる傾向にあると言えます。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 56.8億円 76.0億円
投資CF 58.7億円 △3.3億円
財務CF △91.4億円 △94.7億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 115.5億円 72.7億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、半導体・電子部品関連の売上高の比重が高いことから、半導体業界特有の景気変動の影響を受ける可能性があります。また、同社グループが属する製造派遣・エンジニア派遣の領域では、競合他社による規模拡大の動きも見られ、競争が激化する可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、顧客企業の人材需要を取り込み企業規模を拡大する中で、経営管理や事業運営を行う人員、および事業基盤を支える人員の安定的な確保ができない場合、業務遂行に支障をきたす可能性があります。これは、同社グループの競争優位性の確保や持続的成長を妨げる要因となる可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


UTグループは、「はたらく人」と「企業」双方を顧客と捉える「ツインカスタマー戦略」を推進し、人材サービス事業を展開する持株会社です。働く人の可能性を広げ、成長を支援する企業文化を大切にしています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループは、「はたらく意欲を持ったすべての人にスキルアップやキャリア形成の機会が等しく提供され、公正に処遇される社会の実現」を企業目的としています。グループミッションは「はたらく力で、イキイキをつくる。」であり、2030年に向けた長期経営ビジョンとして「これからのはたらき方のプラットフォームになる」を掲げています。第5次中期経営計画では、はたらく人との生涯を通じた関係構築を目指し、人的資本への投資を通じて、はたらく人自らが事業成長を牽引する姿を目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、「はたらく力で、イキイキをつくる。」というミッションステートメントのもと、働く一人ひとりが尊重され成長を実感しながらイキイキと働くことを理念体系の中心に据えています。「UTグループ人材採用方針」では、年齢、性別、学歴、国籍などに関わらず、働きたい意思を尊重し、可能性を見出して最適な就業機会を提供することを掲げています。「UTグループ人材開発方針」では、公平なキャリア形成機会の提供、挑戦を支える仕組みや風土づくり、組織として一人ひとりに向き合うことを重視しています。また、「UTグループ職場開発方針」に基づき、良質な職場づくりや労働安全衛生管理体制の構築、顧客企業との協働による労働環境改善、従業員による積極的な職場改善を推進しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、持続的な企業価値向上に向け、複数の経営課題に対処しています。人材面では、多様な人材の活躍促進と安定的な採用体制の構築、技術職社員の離職率低下とエンゲージメント向上、派遣単価と技術職社員の賃金上昇、恒常的な欠員確保、外国人材の活用促進が挙げられます。具体的には、女性・シニア・外国人材の活躍できる職場づくり、マッチング精度向上、再入社促進、就業サポート強化などに取り組んでいます。組織面では、経営管理・事業運営体制の強化、コーポレート・ガバナンスと内部統制体制の継続的な強化、業務プロセスの効率化とITによるグループ共通業務基盤の構築を進めています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


UTグループは、監査等委員会設置会社として、取締役会の監督機能の強化とコーポレート・ガバナンス体制の充実を図っています。
取締役会は、社外取締役が半数を占める構成で、多様な視点から経営の監督を行っています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社の株主構成を見ると、筆頭株主は代表取締役会長の若山陽一氏であり、創業者が主要な株主として同社を支えていることがわかります。
上位株主には、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託銀行が名を連ねています。

株主名 持株比率
若山 陽一 22.71%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 13.61%
日本カストディ銀行(信託口) 7.17%
日本カストディ銀行(信託E口) 5.43%
Lei Hau'oli 4.57%


なお、みずほ信託銀行およびアセットマネジメントOneは2026年1月30日現在で合計41,123,600株(6.86%)を保有していますが、2026年3月31日現在の実質所有株式数の確認ができないため、上記大株主の状況には含められていません。

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は5名(男性4名・女性1名)で構成され、女性役員比率は20.0%です。
代表取締役社長は外村学氏が務めています。
社外取締役比率は60.0%です。

氏名 役職 主な経歴
外村 学 取締役社長(代表取締役) 1991年リクルート入社後、HR部門で要職を歴任。ベルシステム24で執行役、常務執行役員を経験。2017年同社入社後、上席執行役員、取締役を経て、2024年より代表取締役社長より現職。
若山 陽一 取締役会長(代表取締役) 1989年テンポラリーセンター入社後、複数の会社設立に関与。日本エイム(現UTエイム)代表取締役社長を経て、2007年同社代表取締役社長、2024年より代表取締役会長より現職。


社外取締役は、井垣太介氏(西村あさひ法律事務所 法人社員弁護士・監査等委員)、林貴子氏(三井住友フィナンシャルグループ 執行役員・監査等委員)、石井隆一氏(クオンタムリープ・グロース・イニシアティブ 代表取締役社長Co-Founder・監査等委員)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会の監督機能を強化しています。
取締役の半数を社外取締役とし、多様な観点からの議論を通じて実効性の高い監督機能を発揮する体制です。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬は、業務執行取締役に対しては基本報酬と業績連動報酬、社外取締役に対しては基本報酬のみで構成されています。
業績連動報酬は、連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益の3%を上限とし、期初に定める業績目標の達成度合いに応じて支給されます。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 2名 60百万円 30.0百万円
社外役員 3名 25百万円 8.3百万円


※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。