【平均年収347万円】ジェリービーンズグループ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年1月期)

【平均年収347万円】ジェリービーンズグループ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年1月期)

ジェリービーンズグループは、ジェリービーンズ、JB BLOCKなどを傘下に持つ持株会社です。事業の多角化とポートフォリオの見直しを進め、幅広い分野で事業を展開しています。直近では売上高が増加し、損失額が大幅に縮小しました。


目次

※本記事は、株式会社ジェリービーンズグループ の有価証券報告書(2026年1月期、2025年2月1日 ~ 2026年1月31日、2026年4月23日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


ジェリービーンズグループは持株会社であり、単体従業員数は34名、グループ連結従業員数は55名です。

同社グループは、子会社の設立やM&Aを通じて事業の多角化を推進しています。婦人靴の実店舗からの撤退やスポーツブランド「361°」の展開、アイスクリーム事業、蓄電池・ウォーターサーバー事業など、幅広い分野で事業ポートフォリオの見直しと拡大を進めています。同社グループは、連結子会社10社により構成されています。

主な国内グループ会社は、ジェリービーンズ、JB BLOCK、Gold Star、JBロジスティクス、JBメディカルなどです。

当連結会計年度より事業ポートフォリオを大幅に見直し、婦人靴の実店舗から撤退しました。同時に、スポーツブランド「361°」の販売開始やアイスクリーム事業、蓄電池・ウォーターサーバー事業といった多角化戦略を推進し、セグメント構成も変更しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


ジェリービーンズグループは、事業拡大と多角化経営を積極的に推進しており、多様な人材が活躍できる環境づくりに注力しています。柔軟な働き方を支援する制度も導入されており、従業員のワークライフバランスを重視する姿勢がうかがえます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、平均年齢が30代後半から40代前半であり、中堅層が中心となって事業を推進している傾向が見られます。平均勤続年数は中程度であり、多様な働き方を支援する制度や学びの機会提供を通じて、従業員の定着と成長を促す方針がうかがえます。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 3,466,886円
平均勤続年数 5.0年
平均年齢 39.5歳
単体従業員数 34人
連結従業員数 55人
単体のグループ内比率 61.8%


同社は、給与や勤続年数に応じて給付額が決まる確定給付型の退職給付制度を採用しています。この制度は国内の同社に適用されます。

退職一時金制度があり、退職金規程に基づく期末自己都合要支給額を退職給付債務とする簡便法により計算されます。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、企業の持続的成長にはコーポレート・ガバナンスが重要であると認識し、事業環境の変化に対応できる体制構築に努めています。将来の成長と競争力向上のため、長期的な視点に立った人的資本戦略の必要性を掲げています。

具体的には、女性管理職の育成、従業員のスキルや能力向上、組織の強化、事業の多様化を考慮した戦略を立案していく方針です。当連結会計年度からは人事評価制度の運用を開始し、従業員のスキル向上と組織強化に取り組んでいます。

社員の能力発揮を後押しするため、業務に必要な知識やスキルを習得するセミナーや外部研修への勤務時間中の参加を認めるなど、学びの支援を行っています。また、年齢・性別・国籍・障害の有無を問わない多様な人材の採用を推進し、シニア人材、グローバル人材、障害者、キャリア人材の雇用を拡大しています。

多様な働き方を実現する制度として、育児・介護と就業の両立支援のための休暇や短時間勤務制度、在宅勤務、時差出勤、半日有給などを導入しています。男性社員の育児休業活用支援も行い、女性の活躍を後押しする環境を整備しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社及び連結子会社は、女性活躍推進法および育児介護休業法に基づく公表義務の対象ではないため、法定開示データは記載を省略しています。

人的資本に関する戦略並びに指標及び目標

指標 数値
管理職(課長職以上)に占める女性の割合 18.2%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


株式会社ジェリービーンズグループは、子会社の設立やM&Aを通じて事業の多角化を進める持株会社です。当連結会計年度より事業ポートフォリオを大幅に見直し、複数の事業を展開しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、ライフスタイル事業とその他事業を主軸としています。事業ポートフォリオの見直しにより、従来の販売チャネルによる管理から事業ごとの管理へと変更しました。

ライフスタイル事業

ライフスタイル事業では、婦人靴販売事業の改善やスポーツブランド「361°」の販売を開始しました。また、連結子会社であるGold Starのアイスクリーム販売事業も順調に推移しています。
収益は、婦人靴、スポーツブランド製品、アイスクリームの販売から得ています。運営は、ジェリービーンズグループ、ジェリービーンズ、Gold Star、JBメディカル、JBロジスティクス、361Sports Japan、MAKE BEAUTUREが行っています。
同事業は、特定の顧客への売上集中が見られ、株式会社エスアイシステムと株式会社日本アクセスが主要な顧客となっています。

その他事業

その他事業には、エンターテインメント事業とサステナブル事業が含まれています。エンターテインメント事業では、連結子会社であるJBエンターテインメントによるファンクラブ会員の獲得を進めています。
サステナブル事業では、連結子会社であるJBサステナブルにおいて系統用蓄電池システムの受注を開始しました。
収益は、ファンクラブ会員獲得や蓄電池システムの受注から得ています。運営は、JB BLOCK、JBエンターテインメント、JELLY BEANS KOREA CO.,LTD.、JBサステナブルが行っています。
現状では、いずれの事業においても費用が先行している状況です。

同社グループの売上高は、本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えています。そのため、事業活動は国内市場に強く集中している傾向があります。

セグメント 売上高(2025年1月期) 売上高(2026年1月期)
ライフスタイル事業 8.3億円 35.2億円
その他事業 - 71百万円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの直近5期間の業績を見ると、売上高は当連結会計年度に大きく増加しました。これは主に連結子会社の増加によるものです。

経常損失および親会社株主に帰属する当期純損失は、過去数期間にわたり計上されていましたが、当連結会計年度においては損失額が大幅に縮小しています。売上総利益の増加と販売費及び一般管理費のコストコントロールが、損失縮小に貢献しました。

営業活動によるキャッシュ・フローは、当連結会計年度において使用した資金が大幅に増加しました。これは主に売上債権、棚卸資産、前渡金の増加が要因となっています。

項目 2022年1月期 2023年1月期 2024年1月期 2025年1月期 2026年1月期
売上高 15.7億円 13.9億円 9.2億円 8.3億円 35.9億円
経常利益 △7.8億円 △6.7億円 △5.8億円 △5.3億円 △64百万円
経常利益率 △49.9% △48.2% △62.9% △64.1% △1.8%
親会社株主に帰属する当期純利益 △8.6億円 △7.0億円 △6.0億円 △5.2億円 △2.4億円
1株当たり当期純利益(円) △161.27 △80.68 △54.68 △33.37 △4.57

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


従業員1人あたりの売上高と営業利益は、同社グループの生産性を示す重要な指標です。当連結会計年度は、事業拡大と多角化経営により、これらの指標に大きな変化が見られます。

従業員1人あたりの売上高は前期から大きく増加しており、事業規模の拡大と収益力の向上がうかがえます。また、従業員1人あたりの営業利益は前期の損失から大幅に改善し、損失額が大きく縮小しました。これらの変化は、同社グループの事業構造変革と収益性改善の取り組みが進行していることを示しています。

指標 2025年1月期 2026年1月期
従業員1人あたり売上高(連結) 27.7百万円 65.3百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) △17.3百万円 △0.6百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループは、継続して営業損失および営業キャッシュ・フローのマイナスを計上しており、財務基盤の強化と収益性の改善が課題となっています。現在の資金の流れと事業リスクを理解することは、同社グループの現状を把握する上で重要です。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤を見ると、当期の自己資本比率は71.4%となっており、前期の27.1%から大きく改善しています。これはプライム市場の非製造業平均と比較しても高い水準を示しています。一方で、ROE(自己資本利益率)は当期で△9.4%となっており、収益性の改善が課題です。手元資金である現金及び預金は当期で10.2億円と、前期の2.7億円から増加しています。これらの状況は、同社グループの財務の安定性や将来的な成長余力に影響を与える可能性があります。

指標 2025年1月期(前期) 2026年1月期(当期)
純資産 2.1億円 49.3億円
自己資本比率 27.1% 71.4%
ROE(自己資本利益率) - △9.4%
現金及び預金 2.7億円 10.2億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは、当期に△24.6億円の支出となり、前期の△6.2億円から支出額が大きく増加しています。これは主に売上債権や棚卸資産、前渡金の増加が要因となっています。投資活動によるキャッシュフローも、当期は△18.0億円の支出となり、前期の△1百万円から支出額が大幅に増加しました。これは貸付けや差入保証金、出資金の増加、子会社株式の取得によるものです。

その結果、フリーキャッシュフローは当期に△42.6億円と、前期の△6.2億円からマイナス幅が拡大しています。財務活動によるキャッシュフローは、当期に50.1億円の収入となり、前期の5.7億円から大幅に増加しました。これは主に株式の発行や新株予約権の行使による資金調達によるものです。同社グループは継続して営業キャッシュフローがマイナスとなっており、財務活動による資金調達で事業運営を支えている状況がうかがえます。このような資金の流れは、今後の雇用や給与の安定性に影響を与える可能性があります。

項目 2025年1月期(前期) 2026年1月期(当期)
営業CF △6.2億円 △24.6億円
投資CF △1百万円 △18.0億円
財務CF 5.7億円 50.1億円
フリーCF(営業CF+投資CF) △6.2億円 △42.6億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


同社グループは、8期連続の営業損失および営業キャッシュ・フローのマイナス、並びに10期連続の親会社株主に帰属する当期純損失を計上しています。この状況から、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在していると記載されています。同社グループは、事業領域拡大、コスト構造改革、財務施策により改善に取り組む方針です。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社グループは、婦人靴やスポーツシューズ、アイスクリームなど流行性・季節性の高い商品を扱っており、ファッションの流行や気候・気温の変動が業績に影響を及ぼす可能性があります。また、中国及び韓国からの仕入れにおいて、為替相場の変動や材料費の著しい変動、物流状況の変動、政治体制の変更や労働コストの上昇が仕入れ体制に影響を与えるリスクがあります。

③ 人材・組織に関するリスク


人材・組織に関するリスクの記載はありません。

④ 雇用安定性・リストラ


同社グループは、当連結会計年度において特別損失として事業構造改善費用32百万円を計上しています。この費用は事業再編や拠点統廃合、人員削減等に伴うものであり、転職先を検討する際に留意すべき情報です。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


株式会社ジェリービーンズグループは、お客様のライフスタイルに寄り添い、より豊かで充実した日々を提供することを経営理念としています。多様な事業展開を通じて企業価値向上を目指す持株会社です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループの経営理念は、「多様な事業を展開しながら、お客様のライフスタイルに寄り添い、より豊かで充実した日々を提供すること」です。また、「衆知を集め、適時・適品・適量・適価・適提案・適サービスを提供すること」を掲げています。

事業推進にあたっては、否定的な要因に囚われることなく、実現可能性を追求する思考と行動を重視しています。全社員が実現手段を主体的に模索し、挑戦を行う企業文化の醸成を通じて、企業価値向上を目指す方針です。

この経営理念のもと、株主、取引先、従業員、地域社会等ステークホルダーの信頼と期待に応えつつ、公正で透明性の高い経営と法令遵守の徹底に努めています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、全社員が実現手段を主体的に模索し、挑戦を行う企業文化の醸成を通じて企業価値向上を目指しています。経営理念の下、ステークホルダーの信頼と期待に応えつつ、公正で透明性の高い経営と法令遵守の徹底に努めることを重視しています。

企業の持続的成長におけるコーポレート・ガバナンスの重要性を認識しており、取引の公正・適正の確保に努めています。経営の透明性、健全性を高めつつ、事業環境の変化に対応できる体制の構築を目指す方針です。

人材採用においては、年齢・性別・国籍および障害の有無等の区別なく、多様な人材の雇用を拡大しています。様々な価値観を相互に理解し認め合う職場環境の醸成に取り組んでいます。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、事業領域の拡大を優先的に対処すべき課題の一つとしています。これまでの主力事業である婦人靴の小売事業およびEC事業だけでなく、主力事業に付随する新たな事業を模索・展開することで、将来的な売上高の増加と収益確保を図る方針です。

具体的には、「361°(スリーシックスティワン)」の実店舗展開、ジェリービーンズスタイルのリカバリーウエアの販売開始、JBサステナブルの蓄電池・ウォーターサーバ事業の受注獲得、エンターテインメント事業の推進、SDGs関連商品等の販売を進めています。

また、サステナビリティに関するリスクおよび機会を識別し、監視・管理するための体制構築を今後の重点テーマとしています。長期的な視点に立った人的資本に関する戦略の必要性を認識しており、女性管理職の育成、従業員のスキル・能力向上、組織の強化、事業の多様化を考慮した戦略立案に取り組む方針です。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


株式会社ジェリービーンズグループは、監査役会設置会社として、取締役会と監査役会を中心としたコーポレート・ガバナンス体制を構築しています。迅速な意思決定を重視し、経営の監督と監視を適正に行うことを目指しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社グループの株主構成を見ると、筆頭株主は個人株主である須田忠雄氏です。上位には個人株主のほか、日本証券金融やSBI証券といった証券関連会社が名を連ねています。

株主名 持株比率
須田 忠雄 21.70%
日本証券金融 5.83%
SBI証券 5.34%
楽天証券共有口 3.00%
尹 炯植 1.41%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は8名(男性7名・女性1名)で構成され、女性役員比率は12.5%です。代表取締役社長は宮﨑明氏が務めています。社外取締役比率は20.0%です。

氏名 役職 主な経歴
宮﨑 明 取締役社長(代表取締役) 1988年日興証券株式会社(現SMBC日興証券株式会社)入社。1997年株式会社ネクサス(現株式会社ジェイ・コミュニケーション)入社、2000年同社取締役。2008年株式会社BCM設立代表取締役。2024年同社代表取締役社長より現職。
立川 光昭 取締役会長 1995年SUNDON TRADING JAPAN入社。1999年株式会社MCM代表取締役。2014年エムグループホールディングスアンドキャピタル株式会社執行役員。2023年同社取締役会長より現職。
林 光 取締役IR広報室室長 2000年AQUAFI COMMUNICATIONZ Ltd.(ニュージーランド)代表取締役。2014年株式会社トランディア代表取締役。2020年株式会社ネットプライス執行役員。2025年同社取締役IR広報室室長より現職。
絹井 隆平 取締役 1992年山一證券株式会社入社。1998年デンタルサポート株式会社入社。2000年株式会社デンタル・コムスン設立取締役。2001年エース証券株式会社入社。2007年ブルームバーグ・エル・ピー入社。2017年Zero to One合同会社設立代表社員。2025年同社取締役より現職。


社外取締役は、板野沙智氏(メルビスタグループ代表取締役)です。

同社は監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会が経営の監督と監視を担っています。社外取締役および社外監査役を選任することで、経営陣の監督機能の強化を図っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社グループの役員報酬は、固定報酬、業績連動型株式報酬、ストック・オプションで構成されています。株主との価値共有と中長期的な企業価値向上を目的としており、不断の挑戦に基づく計画達成と報酬の連動性を重視しています。固定報酬は月例の金銭報酬で、代表取締役社長が各役員の責任や役割、業界水準、従業員給与とのバランスを考慮して決定しています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 5名 17百万円 3.5百万円
監査役(社外除く) 1名 1百万円 1.1百万円
社外役員 6名 7百万円 1.2百万円


なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。