【平均年収598万円】ショーエイコーポレーション 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収598万円】ショーエイコーポレーション 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

ショーエイコーポレーションは、フィルムパッケージ製造を基盤に、パッケージ企画・製造、DM代行、化粧品OEM、日用品・雑貨の企画・販売など、多岐にわたる事業をグループ各社と展開しています。連結従業員数は570名で、直近の業績は売上高が横ばいながらも利益は大幅な増益となりました。


目次

※本記事は、株式会社ショーエイコーポレーション の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


同社グループは、フィルムパッケージの専門メーカーとして創業しましたが、現在はパッケージ企画・製造、DM代行・物流、化粧品OEM・充填、日用品・雑貨の企画・販売など多岐にわたる事業を展開しています。お客様のご要望を実現させることをモットーに、長年培われた技術と経験を活かしています。

単体従業員数は184名、連結従業員数は570名です。セグメントは営業促進支援事業、商品販売事業の2つです。

主な国内グループ会社は、(連結子会社)ファインケメティックスなどです。

名称 主要な事業の内容
株式会社ファインケメティックス 化粧品及び医薬部外品の受託製造、製造販売

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


ショーエイコーポレーションは、従業員の能力を最大限に発揮できる環境づくりに注力し、持続的な成長に向けた人材育成と多様な働き方を推進しています。企業価値の向上に向けて人的資本の強化を重要な経営課題と位置づけ、従業員の成長と企業の持続的成長の好循環を実現することを目指しています。同社グループの給与水準や働き方に関する具体的なデータは、以下の各項目で確認できます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


ショーエイコーポレーションの単体データを見ると、従業員の平均年齢と平均勤続年数から、一定の経験を積んだ人材が活躍している傾向がうかがえます。同社は従業員一人ひとりの能力を最大限に発揮できる環境づくりに注力しており、長期的な視点でのキャリア形成を支援する姿勢が示されています。

項目 数値
平均年間給与 5,975,334円
平均勤続年数 11.8年
平均年齢 44.0歳
単体従業員数 184人
連結従業員数 570人
単体のグループ内比率 32.3%


同社グループは、退職給付制度として確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)の制度を採用しています。具体的には、同社は確定給付企業年金制度を、連結子会社は退職金規程に基づく退職一時金制度を採用しています。退職一時金制度はありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。2026年3月31日時点の退職給付債務は6.8億円、年金資産は8.9億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


ショーエイコーポレーションは、「全従業員の物心両面の幸福を追求するとともに、社会の進歩発展に貢献する」という経営理念のもと、人的資本の強化を重要な経営課題と位置づけています。事業成長の源泉を「人材」と捉え、従業員一人ひとりの能力を最大限に発揮できる環境づくりに注力しています。

給与は基本給と各種手当で構成され、個々の能力や経験、職務内容を総合的に勘案して決定されます。昇給は年1回の人事評価に基づき、会社の業績や個人の勤務成績、能力が反映されます。賞与は事業年度の業績と個人の勤務状況・成果を総合的に勘案し、業績連動性を持たせることで従業員のモチベーション向上を図っています。

人材育成においては、新入社員に対するマンツーマン指導によるOJT体制の整備に加え、中堅社員研修、リーダー育成研修、職種別研修など、階層及び職種に応じた体系的な教育プログラムを実施しています。外部セミナーの受講や各種資格取得の支援制度を通じて、専門性の向上及び自己研鑽を促進しています。

また、多様な人材の確保及び育成を重視し、ダイバーシティの推進にも取り組んでいます。障がい者雇用の拡充や、個々の多様な価値観・能力を尊重する職場環境の整備を進めることで、多様な人材が活躍できる組織づくりを推進しています。組織運営にはアメーバ経営の考え方を取り入れ、現場主導の経営を志向し、従業員の主体性及び経営参画意識の向上を図っています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


連結子会社は法定開示の公表義務対象外のため、提出会社単体のデータを示します。男女の賃金の差異は、賃金制度・体系において性別による差異はなく、主に男女間の管理職比率及び雇用形態の差異によるものです。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 4.9%
男性労働者の育児休業取得率 100.0%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 45.0%
労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) 70.3%
労働者の男女の賃金の差異(うち臨時雇用者) 53.4%

多様性・登用


この指標は、提出会社単体のものです。連結グループに属する全ての会社では関連する具体的な取り組みが行われていないため、連結グループにおける記載は困難であるとされています。

指標 数値
障がい者雇用率 8.1%
新規雇用者における女性割合 57.1%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


ショーエイコーポレーションは、フィルムパッケージの専門メーカーとして創業し、長年培われた技術と経験を活かし、多角的な事業を展開しています。お客様の多様な要望に応えるため、企画から製造、販売、物流まで一貫したサービスを提供しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、株式会社ファインケメティックス、SHOEI PLASTIC(THAILAND)CO.,LTD.、上海照栄社商貿有限公司を含む計4社で構成されています。パッケージ企画・製造から、DM代行・物流、化粧品OEM・充填、日用品・雑貨の企画・販売まで、事業領域を拡大しています。

事業は主に「営業促進支援事業」と「商品販売事業」の二つのセグメントに分かれています。営業促進支援事業が同社グループの収益の大部分を占めており、商品販売事業がそれに次ぐ規模となっています。

営業促進支援事業

お客様自身の営業活動を一層促進するための商品や販促品の企画開発から、アセンブリなどの生産支援、配送に至るまで、幅広い商品・サービスを提供しています。
収益は、販売促進、OEM、発送代行といったサービスから得ています。直近の期では、高付加価値商品の販売拡大や自社工場の稼働率向上により、売上高、利益額ともに前期を上回る傾向が見られます。

商品販売事業

100円ショップやドラッグストアなどの小売販売店に向けて、商品を企画提案し、製造・調達・提供する事業です。
収益は、100円ショップ向け、量販店向け、その他の商品販売から得ています。直近の期では、環境対応型商品や付加価値の高い雑貨商品の売上は好調でしたが、定番商品における市場環境の変化や価格競争の影響を受け、売上高は前期を下回る傾向が見られます。一方で、高収益商品の推進やサプライヤーの多角化による原価低減に努めた結果、利益額は前期を上回っています。

商品販売事業においては、株式会社キャンドゥ、株式会社セリア、株式会社大創産業が主要な顧客となっています。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
営業促進支援事業 94.8億円 101億円
商品販売事業 95.5億円 89.4億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


過去5期の売上高は、概ね横ばいから微増の傾向が見られます。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、過去に一時的な損失を計上した期がありましたが、その後は回復基調にあり、直近の期では大幅な増益を達成しています。特に直近の期では、売上高が微増にとどまる一方で、利益が大きく伸びている点が特徴です。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 193億円 207億円 194億円 190億円 190億円
経常利益 1.8億円 △3.3億円 14.4億円 7.5億円 13.0億円
経常利益率 1.0% △1.6% 7.4% 3.9% 6.8%
親会社株主に帰属する当期純利益 89百万円 △16.2億円 10.1億円 4.7億円 8.5億円
1株当たり当期純利益(円) 11.56 △209.30 130.59 60.48 110.47

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


従業員1人あたりの売上高は前期からわずかに増加しており、生産性が着実に向上している傾向が見られます。従業員1人あたりの営業利益も前期から大きく伸びており、収益性の改善が従業員一人ひとりの稼ぐ力に反映されている状況です。これらの指標は、同社グループが事業効率を高め、収益体質の強化を進めていることを示唆しています。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上高(連結) 32.9百万円 33.4百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 1.3百万円 2.3百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループの財務状況は、事業活動で得た資金を投資に回しつつ、手元資金を確保している状態を示しています。本業で安定的に資金を生み出し、健全な資金循環を保っていることがうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、自己資本比率がプライム市場の製造業平均と同水準であり、堅固な状態を示しています。ROE(自己資本利益率)もプライム市場平均を上回っており、効率的な経営が行われていることがうかがえます。手元資金である現金及び預金も一定水準を維持しており、事業運営の安定性につながる要素となっています。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 42.8億円 51.4億円
自己資本比率 41.0% 46.7%
ROE(自己資本利益率) 11.6% 18.1%
現金及び預金 11.1億円 10.8億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローが前期から増加し、11.7億円のプラスとなりました。これは主に税金等調整前当期純利益や減価償却費によるものです。投資活動によるキャッシュフローは、有形固定資産や無形固定資産の取得による支出があり、4.2億円のマイナスとなっています。前期と比較するとマイナス幅は減少しています。

財務活動によるキャッシュフローは、短期借入金の純減額や長期借入金の返済による支出、配当金の支払額などにより、7.9億円のマイナスとなりました。これにより、前期はマイナスであったフリーキャッシュフローが当期は7.5億円のプラスに転じています。本業で安定的に資金を生み出し、投資を賄いつつ、財務活動で借入金の返済を進めていることから、事業の安定性と成長に向けた健全な資金運用が行われている状況がうかがえます。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 9.3億円 11.7億円
投資CF △9.9億円 △4.2億円
財務CF 2.8億円 △7.9億円
フリーCF(営業CF+投資CF) △0.6億円 7.5億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、理美容院向け頭髪用化粧品を中心とした化粧品OEM事業において、将来的な人口減少に伴う市場規模の縮小や競合激化のリスクを認識しています。また、素材として利用するプラスチックフィルムの仕入価格が原油価格の市況に影響を受けるため、急激な価格上昇が販売価格への転嫁に遅れることで、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、事業拡大と成長のために優秀な人材の確保が重要課題であると認識しています。新卒採用や中途採用を通じて多様な専門性を持つ人材を求めていますが、計画通りに人材の確保や育成が進まない場合、または重要な人材が社外に流出した場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因となる可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ショーエイコーポレーションは、パッケージの専門メーカーとして、常に時代のニーズに応えながら新しい製品やサービスを提供しています。全従業員の幸福を追求し、社会貢献を目指す経営理念のもと、持続可能な社会の実現にも積極的に取り組む企業です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


ショーエイコーポレーションは、「全従業員の物心両面の幸福を追求するとともに、社会の進歩発展に貢献すること」を経営理念として掲げています。同社グループは、顧客への提供価値が変化する中で、企業価値を最大限に高め、更なる成長を目指しています。

よりコンシューマーに近い企画開発型のメーカーとして高収益企業となることを事業活動の指針とし、新たなる事業形態を見据えて活動しています。全従業員が自ら考え挑戦し、未来に希望を持ち、同社で働くことに誇りを持てる会社であることも目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


ショーエイコーポレーションは、「お客様がやりたくてもなかなかできない仕事を、お客様のご要望に沿って実現させること」をモットーとしています。全従業員が自発的に価値を創造し発信していくことで、スピードを落とさず成長していくことを重視しています。

同社グループは、サステナビリティを重要な経営課題と位置付け、環境課題及び社会課題の解決に貢献することを目指しています。多様な人材の確保及び育成を重要課題と捉え、積極的な投資を行っており、障がい者雇用やキャリア教育支援にも積極的に取り組んでいます。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


ショーエイコーポレーションは、営業促進支援事業と商品販売事業の両方でグループ企業との連携強化をさらに進めることを課題としています。顧客ニーズの多様化・高度化に対応するため、開発部門の体制強化と研究開発人材の育成・確保を進めています。

指導体制やナレッジ共有の仕組みを整備し、商品企画から生産・販売までを一体化した開発力を高めることも重点テーマです。既存事業のシナジーを活かし、ECやデジタルチャネルを中心とした新たな販売モデルの構築を推進し、顧客接点の拡大と収益機会の多様化を図っています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


ショーエイコーポレーションは監査等委員会設置会社であり、社外取締役が過半数を占める監査等委員会を設置しています。業務執行機能と監督機能を分離する執行役員制度を採用し、経営の健全性と透明性の向上を図っています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


ショーエイコーポレーションの筆頭株主は個人株主である芝原英司氏であり、同社グループの資本構成において重要な位置を占めています。従業員持株会も上位株主として名を連ねており、従業員による安定的な株主基盤も特徴です。特定の株主グループが経営に強い影響力を持つ傾向が見られます。

株主名 持株比率
芝原 英司 24.69%
ショーエイ従業員持株会 3.21%
吉岡 裕之 2.23%
剣持 整 1.38%
有村 芳文 1.01%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は9名(男性7名・女性2名)で構成され、女性役員比率は22.0%です。代表取締役社長は芝原英司氏が務めています。社外取締役比率は55.6%です。

氏名 役職 主な経歴
芝原 英司 代表取締役社長 1973年4月同社入社、1988年4月代表取締役社長、2021年8月代表取締役社長兼代表執行役員より現職。
川上 弘恭 取締役 執行役員営業部門担当 1981年4月伊藤忠商事㈱入社、2011年4月韓国伊藤忠商事㈱CEO兼社長、2022年6月同社取締役執行役員営業部門担当より現職。
田中 博文 取締役 執行役員営業促進支援事業営業部門担当 1994年1月同社入社、2017年4月執行役員メディアネットワーク営業部長、2026年4月同社取締役執行役員営業促進支援事業営業部門担当より現職。
稲谷 和樹 取締役 執行役員管理部門担当兼経理部長兼経営企画部長兼法務部長 2007年7月同社入社、2019年4月執行役員経理部長、2026年4月同社取締役管理部門担当兼経理部長兼経営企画部長兼法務部長より現職。


社外取締役は、山之口良子氏(JEIホールディングス代表取締役社長)、片山淳一郎氏(環境機器代表取締役社長)、新城学氏(元日本勧業角丸証券在籍・常勤監査等委員)、大森茂樹氏(大森経営事務所再開)、種田ゆみこ氏(ブレイン取締役)です。

同社は監査等委員会設置会社を採用しており、社外取締役が過半数を占める監査等委員会を設置することで、経営の健全性と透明性の向上を図っています。業務執行機能と監督機能を分離する執行役員制度も導入しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


ショーエイコーポレーションの役員報酬は、持続的な成長と中長期的な企業価値の最大化を重視した設計となっています。業務執行取締役の報酬は、基本報酬、業績連動賞与、株式報酬で構成され、業績連動賞与は親会社株主に帰属する当期純利益の計画達成差額に連動し、株式報酬は中期経営計画の達成度合いに応じて付与されます。業務執行取締役以外の取締役の報酬は基本報酬のみで構成されており、監査等委員である取締役の報酬は監査等委員会の協議によって決定されます。

区分 人数 総額 1人あたり平均
社外取締役(監査等委員を除く) 2名 4百万円 1.8百万円
社外取締役(監査等委員) 3名 16百万円 5.3百万円


なお、当事業年度において業績連動報酬の支給はありませんでした。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。