※本記事は、株式会社TOKAIホールディングス の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月22日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
TOKAIホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は99名、グループ連結従業員数は5,033名です。
同社グループは、エネルギー、情報通信サービス、CATV、建築・設備・不動産関連、アクア、介護サービスなど多岐にわたる事業を展開しています。連結子会社40社を中心に、幅広いサービスを提供しています。
主な国内グループ会社は、ザ・トーカイ、TOKAIコミュニケーションズ(情報通信事業)、TOKAIケーブルネットワーク(CATV事業他)、東海ガス、エナジーライン(エネルギー事業)などです。
2025年4月1日には、アムズブレーンとアムズユニティーが合併し、アムズユニティーに商号変更するとともに、完全子会社化されました。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
同社グループは、従業員を「人財」と捉え、中長期的な成長の源泉として人的資本への投資とウェルビーイング向上を重視しています。人財戦略の指針として「笑顔と挑戦で未来を創る」を掲げ、従業員一人ひとりの成長と組織全体の活力最大化を目指しています。多様な働き方を支援し、安心して能力を発揮できる環境づくりに注力していることがうかがえます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社単体の平均年齢は39.9歳、平均勤続年数は13.3年となっており、比較的長期にわたって勤務する従業員が多い傾向が見られます。これは、安定した環境でキャリアを築きたいと考える方にとって、参考となる情報です。なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 6,950,962円 |
| 平均勤続年数 | 13.3年 |
| 平均年齢 | 39.9歳 |
| 単体従業員数 | 99人 |
| 連結従業員数 | 5,033人 |
| 単体のグループ内比率 | 2.0% |
同社グループは、退職給付制度として確定拠出年金制度(会社が拠出した資金を従業員が運用する)と確定給付型の退職金制度(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)を設けています。これらの制度は国内のグループ会社に適用されています。
また、退職一時金制度も設けていますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。なお、同社グループの退職給付債務は166億円、年金資産は242億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、従業員を中長期的な成長の源泉である「人財」と位置づけ、ウェルビーイング向上と人的資本への継続的な投資を基本方針としています。人財戦略の指針として「笑顔と挑戦で未来を創る」を掲げ、従業員一人ひとりが笑顔で働き、社会貢献を実感し、成長と自己実現ができる会社像を目指しています。
給与水準については、人財の安定確保のため初任給の段階的引き上げや給与水準の改善に取り組んでいます。定期昇給では能力評価を給与に反映させ、優秀な従業員を抜擢昇格する制度も導入しています。賞与制度では個人の成果をより明確に処遇へ反映し、企業全体の成果と個人の貢献を結びつける体系を構築しています。
人財育成においては、「強みの発揮」と「キャリアの自律」を重視し、セルフキャリアドックや階層別研修、コーチング研修などを実施しています。また、グループ全体での人財公募制度の拡大や、リスキリング・アップスキリング制度を通じて、従業員の自律的なキャリアアップを支援しています。社内環境整備では、ダイバーシティ推進と安心して働ける職場環境の整備に注力し、女性社員研修や心理的安全性研修、育児・介護・不妊治療との両立支援制度を充実させています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率 | 11.4% |
| 男性育児休業取得率 | 150.0% |
| 男女賃金差異(全労働者) | 63.3% |
| 男女賃金差異(正規雇用) | 67.9% |
| 男女賃金差異(非正規雇用) | 27.5% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ 子会社1
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率 | 2.8% |
| 男性育児休業取得率 | 60.0% |
▼ 子会社2
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率 | 2.9% |
| 男性育児休業取得率 | 92.9% |
▼ 子会社3
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率 | 0.0% |
| 男性育児休業取得率 | 100.0% |
グループ全体(連結)
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率 | 3.0% |
| 男性育休取得率 | 76.8% |
| 従業員エンゲージメント | 68.6% |
| 介護離職者 | 0人 |
人材育成・エンゲージメント
ストレングス指標は従業員が自分の強みをどれだけ仕事に生かせているかを測定します。セルフキャリア指標は従業員が自律的にキャリア形成できているかを測定します。セーフ(心理的安全性)指標は組織内の心理的安全性がどれだけ確保されているかを測定します。WLB(Work Life Balance:社内環境整備)指標は従業員目線で働きやすい職場になっているかを測定します。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| ストレングス指標 | 64.6% |
| セルフキャリア指標 | 70.1% |
| セーフ(心理的安全性)指標 | 70.3% |
| WLB(Work Life Balance:社内環境整備)指標 | 69.4% |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
TOKAIホールディングスは、エネルギー、情報通信、CATV、建築設備不動産、アクアなど多岐にわたる事業を展開する持株会社です。同社グループは、幅広いサービスを通じて顧客の生活を支える事業構造を持っています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、生活インフラから法人向けサービスまで、多角的な事業を展開しています。顧客の継続的な利用を基盤とした安定的な収益モデルが特徴です。国内での事業が中心であり、特定の顧客への収益集中は見られません。
エネルギー
同社グループの中核を担う事業セグメントです。LPガス、LNG、石油製品、都市ガス、高圧ガスの販売・供給、関連機器工事、セキュリティサービス、水力発電事業などを手掛けています。収益は、これらの製品・サービスの販売から得ています。運営は、ザ・トーカイ、東海ガス、にかほガス、フジプロ、伊勢崎ガス、東海造船運輸、エナジーライン、ガット、TOKAI Myanmar Co., Ltd.、MIEN TRUNG GAS JOINT STOCK COMPANY、V-GAS PETROLEUM CORPORATION、静岡液酸、千葉総合ガスセンター、REPOWER ENERGY DEVELOPMENT CORPORATIONなどが行っています。当連結会計年度の売上高は前期から減少しました。
情報通信
コンシューマー向けと法人向けの二つの事業部門で構成されています。コンシューマー向けではISP事業や格安スマホサービスを提供し、法人向けではソフトウェア開発、情報処理サービス、関連機器販売、法人向け通信サービスを展開しています。収益は、ブロードバンド事業、モバイル事業、キャリアサービス、クラウドサービスなどから得ています。運営は、TOKAIコミュニケーションズ、サイズ、アムズユニティー、クエリ、ジェイ・サポート、ユー・アイ・エス、ジーアンドエフ、PT TOKAICOM Mitra Indonesia、雲碼股份有限公司(クラウドマスター)などが行っています。当連結会計年度の売上高は前期から増加しました。
CATV
地域密着型のCATV事業を展開しており、放送サービスとCATV網によるインターネット接続サービスを提供しています。収益は、放送サービスと通信サービスの顧客件数増加によって得ています。運営は、TOKAIケーブルネットワーク、いちはらケーブルテレビ、厚木伊勢原ケーブルネットワーク、エルシーブイ、倉敷ケーブルテレビ、トコちゃんねる静岡、東京ベイネットワーク、テレビ津山、仙台CATV、沖縄ケーブルネットワーク、ネットテクノロジー静岡などが行っています。当連結会計年度の売上高は前期から増加しました。
建築設備不動産
住宅や店舗の建築、設計、設備工事、設備機器の販売、リフォーム、不動産事業、土木建築工事、電気工事業、管財事業、大規模修繕工事、産業廃棄物処理など、幅広いサービスを提供しています。収益は、これらの工事請負や販売、不動産関連事業から得ています。運営は、ザ・トーカイ、東海ガス、日産工業、中央電機工事、イノウエテクニカ、マルコオ・ポーロ化工、ウッドリサイクルなどが行っています。当連結会計年度の売上高は前期とほぼ横ばいでした。
アクア
天然水等を利用した飲料水の製造・販売、およびその陸上輸送・宅配サービスを展開しています。収益は、飲料水の販売と宅配サービスから得ています。運営は、ザ・トーカイ、東海造船運輸などが行っています。当連結会計年度の売上高は前期から増加しました。
その他の事業セグメント
婚礼催事ホテル事業、船舶修繕事業、保険代理店事業、介護事業、一時預かり託児所サービス、フィットネス事業など、多岐にわたるサービスを提供しています。収益は、各事業のサービス提供から得ています。運営は、トーカイシティサービス、和栄、ザ・トーカイ、TOKAIライフプラス、テンダー、TOKAIキッズタッチ、TOKAIケーブルネットワーク、倉敷ケーブルテレビなどが行っています。当連結会計年度の売上高は前期から増加しました。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| エネルギー | 1,059億円 | 1,029億円 |
| 情報通信 | 590億円 | 618億円 |
| CATV | 365億円 | 374億円 |
| 建築設備不動産 | 269億円 | 267億円 |
| アクア | 97.6億円 | 101億円 |
| その他の事業セグメント | 54.4億円 | 58.8億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの業績は、過去5年間で売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに増加傾向を示しています。特に直近の当連結会計年度では、売上高は9期連続の増収となり、各利益項目も3期連続で増益を達成し、いずれも過去最高を更新しました。営業活動によるキャッシュ・フローも増加しており、本業での安定した資金創出力を維持しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,107億円 | 2,302億円 | 2,315億円 | 2,435億円 | 2,448億円 |
| 経常利益 | 159億円 | 133億円 | 155億円 | 174億円 | 192億円 |
| 経常利益率 | 7.5% | 5.8% | 6.7% | 7.1% | 7.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 89.7億円 | 64.7億円 | 84.8億円 | 92.2億円 | 107億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 68.49 | 49.41 | 64.94 | 70.55 | 82.53 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は前期からわずかに減少しましたが、従業員1人あたり営業利益(連結)は増加しています。これは、売上高の伸びを上回る利益率の改善や効率化が進んだことを示しています。同社グループは、従業員一人ひとりの生産性向上に継続的に取り組んでいる傾向が見られます。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 49.2百万円 | 48.6百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 3.4百万円 | 3.7百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
TOKAIホールディングスは、堅実な財務基盤と安定したキャッシュフローを維持しています。本業で得た資金を成長投資に充てつつ、手元資金も確保しており、安定した経営状況を示しています。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤は、自己資本比率とROE(自己資本利益率)から安定していることがうかがえます。自己資本比率はプライム市場の製造業平均に近い水準であり、ROEはプライム市場平均を上回っています。手元資金も一定規模を確保しており、不測の事態への耐性も備えている状況です。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 959億円 | 1,045億円 |
| 自己資本比率 | 44.3% | 46.4% |
| ROE(自己資本利益率) | 10.1% | 11.0% |
| 現金及び預金 | 56.4億円 | 54.1億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローは、本業で安定的に資金を生み出し、それを成長のための投資に充てている状況を示しています。営業活動によるキャッシュフローは増加しており、税金等調整前当期純利益や減価償却費等の要因により資金が増加しました。投資活動によるキャッシュフローは、有形及び無形固定資産の取得による支出等により減少しています。財務活動によるキャッシュフローは、借入金の返済や配当金の支払等により減少しました。
フリーキャッシュフローはプラスを維持しており、本業で得た資金が投資を上回るため、事業の再投資や株主還元に充てる余力がある状態です。このキャッシュフローの状況は、同社グループが安定した事業運営を継続し、将来に向けた成長投資も着実に実行していることを示しています。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 258億円 | 272億円 |
| 投資CF | △153.8億円 | △168.8億円 |
| 財務CF | △105.3億円 | △105.9億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 103.8億円 | 103.3億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、エネルギー事業や情報通信事業等において、他社との競合激化のリスクを認識しています。都市ガスや電力の小売市場の自由化、光回線卸サービスの提供等により、競争が激化する傾向にあります。
また、ソフトウェア開発事業やブロードバンドサービス、モバイル事業においては、特定のシステムインテグレータやキャリア事業者、家電量販店等への依存度が高い状況です。これらの取引先の経営状況や事業戦略の変更があった場合、同社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
情報通信事業やCATV事業では技術革新が目覚ましいスピードで進んでおり、新しい技術に対応するための技術者確保・育成が課題となっています。技術革新に対応できない場合や、新たなサービス提供のための設備投資が不十分な場合には、競争力の低下につながるリスクがあります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
TOKAIホールディングスは、お客様の暮らしを総合的に支える企業体として、地域や地球とのつながりを深めながら成長・発展を目指しています。同社グループは「TOKAI-WAY」を基本理念に掲げ、持続的な成長を図ることを重視しています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
TOKAIホールディングスは、「お客様の暮らしのために。地域とともに、地球とともに、成長・発展し続けます。」を企業理念としています。同社グループのミッションは「変革し、挑戦し、実現する。」であり、お客様の暮らしのニーズを先取りし、「安心・安全」「便利・快適」「喜び・生きがい」の提供を目指しています。
長期事業目標であるビジョンには、「全国展開から世界への持続的な歩みを通してお客様の求める商品サービスをワンストップで提供する。」を掲げ、グループの総合力を強化し、生活密着・地域密着の多彩なサービスを届けることを目指しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
TOKAIホールディングスでは、社員が行動する上で大切にする共通価値観として「ずっと、あなたとともに笑顔と感動を。」というバリューを掲げています。具体的には、「みんなをつなぐコミュニケーションで」「安心・安全・充実をあなたのそばに」「心にいつもプロの熱意と誇りを持って」「地域と共に未来につなぐ成長を」の4つの行動指針を重視しています。
同社グループは「自由な発想とチャレンジで、暮らしに、社会に、笑顔を広げていきます。」というコーポレートメッセージのもと、果敢にチャレンジする人財・組織を目指しています。従業員のウェルビーイング向上を通じて、働きがいのある企業集団となることをテーマに掲げています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
TOKAIホールディングスは、中期経営計画2028において「事業利益の拡大」と「株主還元の強化」を重要なテーマに掲げています。同社グループは、事業ポートフォリオ経営の加速による利益拡大と資産効率を意識した事業運営の強化を図っています。
また、様々な社会課題、地域課題、気候変動をはじめとする環境課題にも積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。人財・組織の活力を最大限に発揮するため、人財育成やダイバーシティの推進、働きがいのある環境整備に注力しています。
さらに、コンプライアンス遵守とガバナンス強化が定着した組織風土の醸成、従業員の健康増進を重要課題とする健康経営の推進にも取り組んでいます。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
TOKAIホールディングスは純粋持株会社制を採用し、エネルギー事業、ブロードバンド事業、CATV事業を中核として多様な事業を展開しています。取締役会は社外取締役を4名含んで構成され、監査役会設置会社として監査役が取締役の職務執行を監査する体制です。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
TOKAIホールディングスの株主構成は、信託銀行、事業会社、従業員持株会など多様な主体によって支えられています。特定の株主が過半数を占めることなく、幅広いステークホルダーによって資本が構成されていることが特徴です。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 9.97% |
| 鈴与商事 | 4.48% |
| 静岡銀行 | 3.14% |
| TOKAIグループ従業員持株会 | 3.09% |
| 東京海上日動火災保険 | 3.08% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は13名(男性11名・女性2名)で構成され、女性役員比率は15.4%です。代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)は小栗勝男氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 小栗 勝男 | 代表取締役社長 兼最高経営責任者(CEO) | 1982年4月同社入社、2008年6月同社執行役員、2015年4月同社専務執行役員、2022年9月同社代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)より現職。 |
| 浜崎 貢 | 取締役 | 1982年4月同社入社、2013年4月同社常務取締役、2021年4月同社専務執行役員、2023年6月同社取締役より現職。 |
| 山田 潤一 | 取締役 | 1986年4月同社入社、2011年4月同社執行役員、2021年6月同社代表取締役常務執行役員、2026年4月同社取締役より現職。 |
| 髙橋 強 | 取締役 | 1992年7月同社コミュニケーションズ入社、2016年6月同社取締役、2024年4月同社コミュニケーションズ代表取締役社長、2024年6月同社取締役より現職。 |
| 岩本 光司 | 取締役 | 1990年1月同社入社、2012年4月同社ケーブルネットワーク取締役、2021年4月同社執行役員、2025年6月同社取締役より現職。 |
| 河島 伸子 (戸籍上の氏名:横山伸子) | 取締役 | 1999年4月同志社大学経済学部専任講師、2004年4月同大学経済学部教授、2021年6月同社社外取締役より現職。 |
社外取締役は、河島伸子氏(同志社大学経済学部教授)、上田亮子氏(日本投資環境研究所主任研究員)、常峯啓史氏(元静岡保険総合サービス代表取締役社長)、今田智久氏(トヨタユナイテッド静岡代表取締役会長)です。
同社は監査役会設置会社であり、取締役会における多様性及び専門性確保の観点に配慮し、社外取締役4名を選任しています。社外取締役は、会社経営の経験や専門的な学識、コーポレート・ガバナンスに関する知見を活かし、経営に関する助言・指導を行っています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
同社の取締役の報酬は、固定報酬(月額報酬)、賞与、非金銭報酬である株式報酬によって構成されています。社外取締役には、その職務に鑑み、賞与及び非金銭報酬の株式報酬は支給されません。株式報酬は、連結営業利益を指標とした業績評価係数に基づき、中長期的な企業価値向上との連動性を強化する目的で、役員退任時に当社株式を給付する仕組みです。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 2名 | 1.4億円 | 68.0百万円 |
| 監査役(社外除く) | 1名 | 18百万円 | 18.0百万円 |
| 社外役員 | 8名 | 52百万円 | 6.5百万円 |
上記のほか、無報酬の取締役4名がいます。この4名は子会社の役員を兼務する取締役であり、子会社から役員として受けた報酬の総額は131百万円であります。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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