【平均年収631万円】イーグランド 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年3月期)

【平均年収631万円】イーグランド 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年3月期)

イーグランドは、中古住宅再生事業を主軸に、不動産賃貸業やリゾート事業などの不動産事業を単一セグメントで展開しています。


目次

※本記事は、株式会社イーグランド の有価証券報告書(2025年3月期、2024年4月1日 ~ 2025年3月31日、2025年6月25日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


イーグランドは、一般の中古住宅流通市場や不動産競売市場から仕入れた中古住宅にリフォームを施し、住宅としての機能を回復・向上させたうえで販売する「中古住宅再生事業」を主たる事業としています。加えて、不動産賃貸業やリゾート事業等の「その他不動産事業」も展開しており、これらを含めた不動産事業を単一セグメントとして運営しています。

単体従業員数は138名です。同社は不動産事業の単一セグメントで運営されています。

イーグランドは、一般の中古住宅流通市場や不動産競売市場から中古住宅を仕入れ、リフォームを施して販売する「中古住宅再生事業」を主たる事業としています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


イーグランドは、中古住宅再生事業を通じて良質な住まいを提供し続けることを経営理念とする不動産事業を展開しています。同社は、社員一人ひとりの能力を最大限に引き出し、主体的に活躍できる職場環境の構築に力を入れています。快適で安心して暮らせる住まいを提供することで社会貢献を目指しており、持続可能な社会の形成と企業価値の向上を追求する姿勢が見られます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、平均年齢が30代半ばであり、平均勤続年数は5年台後半となっています。このことから、比較的若手社員が中心となって活躍しており、一定の経験を積んだ社員が定着している傾向がうかがえます。

項目 数値
平均年間給与 6,309,977円
平均勤続年数 5.9年
平均年齢 35.4歳
単体従業員数 138人


同社は退職給付制度を設けており、確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の制度が国内の従業員に適用されています。
なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


イーグランドは、中古住宅再生事業を通じて良質な住まいを提供し続けることを経営理念とし、持続可能な社会の実現に貢献することをサステナビリティの考え方としています。この理念のもと、社員一人ひとりが能力を最大限に発揮し、主体的に活躍できる職場環境の構築に力を注いでいます。

人材育成においては、能力主義に基づいた育成に注力しており、性別や国籍、入社経路にとらわれない実力本位の公平な評価で採用を行っています。採用後はOJTを中心とした実践的な研修に加え、新入社員から管理職まで各階層・職種に応じた体系的な教育研修プログラムを整備し、個々のキャリア形成と成長をサポートしています。専門性の深化のため、宅地建物取引士等の業務関連資格取得を奨励し、受験費用補助や報奨金制度を設けています。

社内環境整備では、多様な価値観を尊重し、能力や成果に基づく公正な人事制度を運用しています。社員の高い生産性と充実した職業生活の両立を目指し、健康経営や働き方改革を推進しており、「健康経営優良法人」認定の継続取得やフレックスタイム制度の導入を進めています。また、定期的なコンプライアンス研修やハラスメント防止研修を通じて、健全な職場環境の維持に努めています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データを示します。管理職に占める女性労働者の割合および労働者の男女の賃金の差異については、女性活躍推進法に基づく公表義務の対象ではないため、記載を省略しています。

指標 数値
男性労働者の育児休業取得率 83.3%

多様性推進

指標 数値
女性正社員比率(2024年3月末時点) 26.2%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


イーグランドは、中古住宅の再生と販売を主軸とする不動産事業を展開しています。リフォームによって付加価値を高めた住宅を提供し、収益を上げています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社は、一般の中古住宅流通市場や不動産競売市場から仕入れた中古住宅にリフォームを施し、住宅としての機能を回復・向上させたうえで販売する「中古住宅再生事業」を主たる事業としています。これに加えて、不動産賃貸業やリゾート事業等の「その他不動産事業」も手掛けており、これらを含めた不動産事業を単一セグメントとして運営しています。

中古住宅再生事業では、居住用物件と収益用物件を取り扱っています。居住用物件は同社の主力商品であり、中古の区分所有マンションや一戸建を1戸単位で仕入れ、リフォームにより付加価値を高めて再販しています。主な事業エリアは首都圏及び関西圏で、一次取得者層をメインターゲットとし、平均販売価格帯が2,000万円~3,000万円の物件を中心に取り扱っています。また、東京23区内の比較的高価格帯の物件や、販売価格2億円超のハイグレード物件の取り扱いも強化しています。

仕入活動は、不動産仲介会社等からの情報をもとに個人または法人から買い取る「任売」と、裁判所が実施する不動産競売を通じた「競売」の2つのルートから行っています。リフォーム工事はリフォーム協力会社へ発注し、同社が設計、工事監理、完了検査を実施しています。販売活動においては、自社の直販部門を設けず、各物件の地元不動産仲介会社に広く販売を委託することで、少人数による広域での事業展開を可能にしています。

収益用物件としては、主に一棟賃貸マンションを対象とし、個人投資家や法人向けの投資用不動産として首都圏エリアを中心に仕入・再販を行っています。物件に合わせた内外装リノベーション工事やリーシング活動を実施し、投資利回りの向上を目指しています。収益用物件は、物件販売による売却益に加えて保有期間中の賃料収入も獲得できるという特性があります。

その他不動産事業では、不動産賃貸業やリゾート事業等の不動産関連事業を行っています。リゾート事業では、リゾート物件の企画・販売から貸別荘運営まで実施していく方針です。同社は本邦以外の外部顧客への売上高がなく、特定の相手先への収益集中もありません。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社の業績トレンドに関する具体的な数値データは提供されておりません。一般的に、企業の業績トレンドは、売上高や各種利益の増減を通じて、事業活動の成果や成長性を示す重要な指標となります。


■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社の従業員1人あたりの収益性や生産性に関する具体的な数値データは提供されておりません。一般的に、従業員1人あたりの売上高や利益は、企業の生産性や収益効率を示す指標として注目されます。これらの指標は、組織全体の効率性や、従業員が事業に貢献する力を測る上で役立ちます。

指標 2024年3月期 2025年3月期
従業員1人あたり売上高(連結) - -

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


イーグランドの財務状況は、事業の成長を支えるための投資が活発に行われている段階を示しています。現在の財務基盤と資金の流れから、同社の安定性と将来性を見ていきます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の自己資本比率は36.6%であり、プライム市場の非製造業平均24.2%と比較して高い水準にあります。これは財務の健全性を示す指標の一つです。

ROE(自己資本利益率)は7.8%となっており、プライム市場平均の9.4%を下回っています。同社は中期経営計画においてROE12%以上を目標としており、ROEの改善が課題であると認識しています。

現金及び預金等は64.7億円を確保しており、事業運営に必要な手元資金を保持している状況です。これらの財務状況は、同社が安定した事業運営を継続し、従業員の雇用や給与の基盤を支える上で重要な要素となります。

指標 2024年3月期(前期) 2025年3月期(当期)
純資産 110.8億円 114.9億円
自己資本比率 41.3% 36.6%
ROE(自己資本利益率) 11.4% 7.8%
現金及び預金等 61.5億円 64.7億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


当期の営業活動によるキャッシュフローは△16.0億円の使用となりました。これは主に棚卸資産の増加によるものです。

投資活動によるキャッシュフローは△16.2億円の使用となりました。これは主に有形固定資産の取得によるものです。

この結果、フリーキャッシュフローは△32.2億円の使用となり、本業で得た資金を上回る投資が行われている成長投資の段階を示しています。財務活動によるキャッシュフローは35.4億円の獲得となりました。これは主に新規の短期・長期借入金を実行したことによるものです。

同社は事業拡大のための投資を積極的に行い、その資金を借入によって調達している状況です。これは将来の成長に向けた投資フェーズにあることを示しており、今後の事業展開が雇用や給与の安定性、成長性に影響を与える可能性があります。

項目 2024年3月期(前期) 2025年3月期(当期)
営業CF 45.5億円 △16.0億円
投資CF △12.5億円 △16.2億円
財務CF △15.0億円 35.4億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 33.0億円 △32.2億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社の主たる事業である中古住宅再生事業は、不動産市況や税制、金利の動向に影響を受ける特徴があります。不動産市況の低迷時には販売価格の引下げや仕入価格の高騰、消費税率の改定や金利変動が顧客の購買意欲に影響を及ぼす可能性があります。

また、物件の販売が滞った場合やリフォーム資材の流通不安定化等により工期の遅延が発生した場合には、棚卸資産の長期在庫に繋がるリスクがあります。長期在庫となった場合は販売価格の見直しや評価損処理が必要となるほか、有利子負債の増加により業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク


リフォーム工事の外注先を十分に確保できなかった場合や、外注先の経営状態の悪化、大工の不足等により工期の遅延が発生した場合には、商品化が遅れ、同社の業績に影響を及ぼす可能性があります。これは事業運営における人材確保の重要性を示しています。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


イーグランドは、中古住宅再生事業を通じて社会に貢献することを経営理念に掲げています。お客様に良質な住まいを提供し、社会から信頼される企業であり続けることを目指しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社は「中古住宅再生事業を通じ良質な住まいを提供し続けることで社会に貢献していく」という経営理念を掲げています。お客様に満足してもらえる住まいを提供し、社会的に信頼される企業であり続けることを経営の基本方針としています。快適で安心して暮らせる住まいを提供することで、豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社は、経営の健全性、透明性、客観性の確保とコンプライアンスの徹底を重視しています。社員一人ひとりが能力を最大限に発揮し、主体的に活躍できる職場環境の構築に力を注いでいます。多様な価値観を尊重し、性別・国籍・経歴を問わず能力や成果に基づく公正な人事制度を運用しています。

また、健康経営と働き方改革を推進し、社員が心身ともに健康を維持できる環境整備やワークライフバランスの充実を図っています。社員の倫理観やモラル向上を促すため、定期的なコンプライアンス研修やハラスメント防止研修を実施しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は、持続可能な社会の形成に貢献し、持続的な企業価値の向上を目指す上でいくつかの重点課題に取り組んでいます。具体的には、新規人材の獲得・育成を進めて生産性の向上を目指しています。品質向上と商品企画の工夫に努め、魅力ある住宅を提供するとともに、アフターサービスの充実により顧客満足度向上を図っています。

コンプライアンス体制の強化として、社内諸規程や業務マニュアルの整備、社員教育の充実、定期的な内部監査の実施を通じて内部統制の有効性確保に努めています。サステナビリティ経営の推進も重点テーマであり、ステークホルダーとともに持続可能な社会の形成に取り組んでいます。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


イーグランドは、経営の意思決定機関である取締役会と監査機関である監査等委員会を中心とした監査等委員会設置会社です。経営の効率性と透明性の確保を重視し、コーポレート・ガバナンスの充実を図っています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


イーグランドの筆頭株主は代表取締役会長である江口久氏です。上位株主には江口惠津子氏など創業家と見られる個人株主が複数名を占めています。また、ヴェルディッシモなどの事業会社も上位に名を連ねています。特定の株主グループが経営に影響力を持つ資本構成となっています。

株主名 持株比率
江口 久 24.33%
ヴェルディッシモ 10.10%
江口 惠津子 3.11%
江口 直宏 3.11%
千田 美穂 3.11%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は8名(男性7名・女性1名)で構成され、女性役員比率は12.5%です。代表取締役社長は林田光司氏が務めています。社外取締役比率は37.5%です。

氏名 役職 主な経歴
江口 久 代表取締役会長 1980年4月鹿島建設株式会社入社。1989年6月同社設立、代表取締役社長就任。2024年4月より代表取締役会長に就任し現職。
林田 光司 代表取締役社長 1990年4月住友不動産株式会社入社。2004年4月同社入社、2004年7月取締役就任。2024年4月より代表取締役社長に就任し現職。
丹波 正行 取締役 収益事業部門担当 兼 広域事業部門担当 1990年4月住友不動産株式会社入社。2006年8月同社入社、2006年10月取締役就任。2024年4月より収益事業部門担当兼広域事業部門担当に就任し現職。
白惣 考史 取締役 管理部門担当 1992年4月住友不動産株式会社入社。2007年4月同社入社、2007年6月取締役就任。2024年5月より管理部門担当に就任し現職。


社外取締役は、鵜飼一賴氏(大原法律事務所パートナー・監査等委員)、佐々木洋氏(公認会計士佐々木洋事務所所長・監査等委員)、望月晶子氏(アテナ法律事務所弁護士・監査等委員)です。

同社は監査等委員会設置会社です。監査等委員である社外取締役は、弁護士や公認会計士の資格を有しており、専門的な知見に基づき経営に対する監視を行っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


イーグランドの役員報酬は、基本報酬である金銭と業績連動報酬である譲渡制限付株式報酬で構成されています。株主との価値共有と中長期的な企業価値向上を目的として、自己資本利益率を評価指標とした株式報酬を導入しています。監査等委員の報酬は固定報酬のみとなっています。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。