【平均年収489万円】あんしん保証 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収489万円】あんしん保証 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

あんしん保証は、賃貸借契約における家賃債務の機関保証事業を展開する会社です。事前立替型保証商品を家賃債務保証業界で先駆的に提供し、不動産賃貸業界の活性化に貢献しています。直近期は増収増益を達成しました。


目次

※本記事は、あんしん保証株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月18日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


あんしん保証は、賃貸借契約における家賃債務の人的保証を法人として引き受ける機関保証会社です。入居者が家賃を支払う前に不動産管理会社へ全額立替払いを行う「事前立替型」保証商品を家賃債務保証業界で先駆的に提供し、不動産賃貸業界の活性化に貢献しています。

単体従業員数は135名です。同社の事業セグメントは家賃債務保証事業の単一セグメントとなっています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


あんしん保証は、家賃債務保証事業を通じて社会に貢献する企業です。従業員の給与水準や働き方に関する情報は、転職を検討する上で重要な要素となります。同社では、専門性の高い人材の育成と多様な働き方を支える環境整備に力を入れています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


あんしん保証では、比較的若い年齢層の従業員が活躍しており、平均勤続年数も一定の期間を示しています。これは、同社が若手人材の成長を支援し、長期的なキャリア形成を促す環境を提供している傾向にあることを示唆しています。

項目 数値
平均年間給与 4,892,000円
平均勤続年数 6.4年
平均年齢 34.8歳
単体従業員数 135人


同社には確定拠出型の退職給付制度があります。これは会社が拠出した資金を従業員が運用する制度です。適用範囲は国内グループ会社です。

なお、退職一時金制度はありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


あんしん保証は、連帯保証人制度に代わる機関保証の普及を持続的に推進するため、与信審査、債権管理、営業、システム、管理部門における専門性を有する人材の確保・育成を重要課題と位置付けています。人材育成においては、各部門の実務に即したOJTや研修、信用情報の適切な取扱い、個人情報保護、法令遵守、債権管理に関する教育を通じて、事業拡大とリスク管理の双方を支える人材基盤の強化に取り組んでいます。

従業員の給与その他の給付の額及び内容の決定に関する方針については、各人の役割、職務内容、成果、能力及び専門性等を総合的に勘案しています。外部労働市場の動向や事業環境を踏まえ、公正性及び競争力を確保した処遇の実現に努めています。

社内環境整備では、多様な人材が能力を発揮できる職場環境の整備、女性管理職比率の向上、育児と業務の両立支援、ハラスメント防止及び相談体制の整備に取り組んでいます。若手社員及び管理職候補者に対し、マネジメントを含むキャリア意識の形成を支援し、将来の組織運営を担う人材層の拡充を図っています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


女性管理職比率および男女賃金差異は、女性活躍推進法に基づく公表義務の対象項目として選択しておらず、公表されていません。男性育児休業取得率は正規雇用労働者に係る実績です。

指標 数値
男性育児休業取得率 33.3%

育児・介護支援


男性育休取得率は正社員に係る実績です。

指標 数値
男性育休取得率 33.3%

健康・安全

指標 数値
時間外労働 15.9時間

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


あんしん保証は、賃貸借契約における家賃債務の保証事業を展開しています。連帯保証人制度に代わる機関保証の普及を通じて、地域社会の発展に貢献することを目指しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社は、賃貸借契約における家賃債務の人的保証を法人として引き受ける機関保証会社です。主な事業として、入居者が家賃を支払う前に不動産管理会社へ全額立替払いを行う「事前立替型」保証商品を提供しています。この事前立替型保証商品は、家賃債務保証業界において同社が先駆的に販売を開始したものです。

主要な商品ラインナップには、クレジットカード事業者との業務提携による「ライフあんしんプラス」と、同社が家賃等の立替を行う「あんしんプラス」があります。これらの商品では、保証契約時、更新時、および毎月の家賃等引落時に、それぞれ初回保証料、更新保証料、月額保証料を受領しており、これらが同社の収益源となっています。このフィー型のビジネスモデルにより、安定した収益基盤を構築しています。

同社の事業セグメントは家賃債務保証事業の単一セグメントです。本邦以外の外部顧客への営業収益はありません。販売実績においては、ライフカード株式会社への販売が総販売実績の11.9%を占めています。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社の当事業年度における経営成績は、営業収益が増加しました。利益面においても、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益のいずれも前年同期に比べて大きく増加しています。

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社の従業員数は135名であり、平均年齢は34.8歳、平均勤続年数は6.4年となっています。平均年間給与は489千円であり、前事業年度からわずかに減少しました。これらの数値は、同社の組織構成や報酬水準の一端を示しています。

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


財務の安定性の観点から、同社の現在の状況を示します。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の財務基盤は、自己資本比率と手元資金の状況から判断できます。
当期の自己資本比率は17.6%であり、前期の18.4%からやや減少しています。
これはプライム市場の非製造業平均と比較すると低い水準を示しています。
手元資金を示す現金及び預金等は、当期末に910百万円となり、前期末の929百万円から減少しました。
これらの状況は、同社の財務の安定性や将来の成長投資の余力に影響を与える可能性があります。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 2,361百万円 2,601百万円
自己資本比率 18.4% 17.6%
ROE(自己資本利益率) - -
現金及び預金等 929百万円 910百万円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社のキャッシュフローは、事業活動、投資活動、財務活動における資金の流れを示しています。
本業の稼ぎを示す営業キャッシュフローは、当期に61百万円の減少となりましたが、前期の243百万円の減少から改善しています。
これは、税引前当期純利益の増加や契約負債、収納代行預り金の増加が主な要因です。
一方で、収納代行立替金や求償債権の増加が資金減少の要因となっています。

投資活動によるキャッシュフローは、当期に56百万円の減少となり、有形固定資産や無形固定資産の取得による支出が主な要因です。
前期の87百万円の減少と比較すると、投資支出は減少傾向にあります。
財務活動によるキャッシュフローは、当期に98百万円の増加となり、短期借入金の増加が主な要因です。

フリーキャッシュフローは当期に117百万円のマイナスとなっており、本業の資金と投資活動で資金が流出している状況です。
これは、同社が事業活動と投資活動で資金を必要としている状況を示しており、今後の資金繰りの動向が雇用や給与の安定性に影響を与える可能性があります。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF △243百万円 △61百万円
投資CF △87百万円 △56百万円
財務CF 48百万円 98百万円
フリーCF(営業CF+投資CF) △320百万円 △117百万円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

不動産市況の動向により、不動産賃貸市場が低迷した場合、同社の事業継続に大きな影響を与える可能性があります。
また、資本力のある銀行やクレジットカード事業者が同社と同様のビジネスモデルを構築した場合、競合する可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

人材・組織に関するリスクの記載はありません。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


あんしん保証は、「人として社会に感謝し、地域社会の発展に挑む」という企業理念を掲げ、社会貢献と企業価値向上を目指す会社です。多様な人材が活躍できる環境を整備し、持続的な成長を追求する企業風土を築いています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


あんしん保証は、「人として社会に感謝し、地域社会の発展に挑む」という企業理念を掲げています。
同社は、賃貸借契約における連帯保証人制度を法人として引き受ける機関保証会社として、家賃債務の保証事業を展開しています。
家賃保証事業の継続と拡大を通じて、「機関保証の普及の実現」と企業価値の向上を目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


あんしん保証は、「人として社会に感謝し、地域社会の発展に挑む」という企業理念のもと、事業活動を行っています。
同社は、環境や社会課題を考慮した地域経済の好循環サイクルを追求し、地域社会と全てのステークホルダーの持続的な発展に貢献することを重視しています。
多様な人材が能力を発揮できる組織風土の醸成と、従業員が自律的にキャリアを形成できる職場環境の整備に取り組んでいます。
女性管理職比率の向上を重要な課題と認識し、管理職候補者の育成や、産休・育休後の復職支援、育児と業務の両立支援を進めています。
ハラスメントの防止や相談しやすい体制の整備を通じて、多様な価値観を持つ人材が互いを尊重できる人材基盤の強化を図っています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


あんしん保証は、連帯保証人制度に代わる機関保証の普及を実現するため、いくつかの課題に取り組んでいます。
DX推進として、家賃債務保証サービスの申込・契約の電子化対応機能の拡充と利用促進に努め、社内業務の効率化とコスト削減を図っています。
人材の確保と育成においては、既存の採用手法を見直し、従業員の定着率向上を目指し、中長期的な視点で人材育成、就業環境や公正な人事評価の整備、体制強化に努めています。
また、内部統制の強化も重点テーマであり、社内規程の再整備や内部監査手法の再構築、リスクマネジメントの強化を通じて、持続可能な企業活動の実現を目指しています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


あんしん保証は、監査等委員会設置会社として、取締役会の監督機能を強化し、コーポレート・ガバナンスの強化を図っています。独立性の高い社外取締役を登用することで、経営の健全性・効率性及び透明性の確保に努めています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社の筆頭株主はアイフルであり、安定した事業基盤を持つ事業会社に支えられています。上位株主には複数の個人株主も名を連ねており、多様な株主によって構成されています。

株主名 持株比率
アイフル 36.9%
雨坂 甲 10.9%
小川 秀男 3.1%
高橋 誠一 2.7%
正岡 重信 2.4%


なお、雨坂甲氏が保有していた同社の株式は、遺産分割協議中であり、名義手続きは未完了となっています。

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は8名(男性8名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は伊藤義英氏が務めています。社外取締役比率は25.0%です。

氏名 役職 主な経歴
伊藤 義英 代表取締役社長 1994年4月アイフル入社、2012年8月ニュー・フロンティア・パートナーズ(現AGキャピタル)投資管理部長、2024年6月同社専務取締役専務執行役員、2025年6月同社代表取締役社長社長執行役員より現職。
関原 昌浩 常務取締役 1983年10月アイフル入社、2012年7月同社内部監査部長、2019年6月同社取締役債権管理部担当、2023年6月同社常務取締役常務執行役員、2024年10月同社常務取締役常務執行役員より現職。
中嶋 明 取締役 1990年5月アイフル入社、2011年7月株式会社ビジエンス取締役部長、2024年10月同社営業本部副本部長、2025年6月同社取締役執行役員より現職。
堂本 顕孝 取締役(非常勤) 1994年4月アイフル入社、2010年1月同社経営企画部長、2019年4月アイフル執行役員営業副本部長兼管理推進部長、2025年6月同社取締役より現職。
大川 馨一郎 取締役(非常勤) 1990年8月アイフル入社、2008年4月同社保証事業部長、2017年4月ライフカード営業第三部長、2022年6月同社取締役より現職。


社外取締役は、村上寛氏(弁護士法人大江橋法律事務所東京事務所・監査等委員)、岩下悦男氏(元警視長・監査等委員)です。

同社は2015年6月18日より監査等委員会設置会社へ移行しています。独立性の高い社外取締役を登用することで、経営への牽制機能を強化し、経営の健全性・効率性及び透明性の確保に努めています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社は、継続的な企業価値の向上と企業競争力の強化のため、優秀な人材の確保を可能とする水準を役員報酬の基本方針としています。取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬は、会社の業績や職務執行の成果・実績といった貢献に応じて評価を行い決定しています。監査等委員である取締役の報酬は、監査等委員の協議をもって決定されており、当事業年度の役員報酬は固定報酬のみで構成されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 4名 69百万円 17.2百万円
監査等委員(社外除く) 1名 9百万円 9.0百万円
社外役員 2名 9百万円 4.5百万円


同社の役員報酬総額は86百万円であり、対象となる役員は7名です。なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、事業年度末の人員数は取締役5名、取締役(監査等委員)3名であります。報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、個人別の報酬は開示されていません。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。