※本記事は、ウェーブロックホールディングス株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月17日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
ウェーブロックホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は49名、グループ連結従業員数は628名です。
同社グループは、連結子会社11社を中心に、各種プラスチックと繊維等を原材料とした複合素材の製造・販売を主たる業務としています。独自の技術を活かし、建設資材から自動車部品、家電、食品包材まで幅広い分野に製品を提供しています。
主な国内グループ会社は、イノベックス(マテリアル・ソリューション)、ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー(アドバンストテクノロジー)などです。
直近では、マテリアルソリューション事業において有限会社ミネをグループ化し、アドバンストテクノロジー事業ではインド現地法人Wavelock Advanced Technology India Pvt Ltd.の営業を開始するなど、収益基盤の強化を図っています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
ウェーブロックホールディングスは持株会社として、グループ全体の人材戦略を重視しています。従業員一人ひとりの成長を支援し、多様な働き方を推進することで、働きやすい環境づくりに力を入れている点が特徴です。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は平均勤続年数が長く、平均年齢も高めであることから、従業員が長期的に安定して働く傾向があることがうかがえます。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 8,125,000円 |
| 平均勤続年数 | 16.2年 |
| 平均年齢 | 48.2歳 |
| 単体従業員数 | 49人 |
| 連結従業員数 | 628人 |
| 単体のグループ内比率 | 7.8% |
退職給付制度
同社グループは、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を採用しています。当社および連結子会社は確定給付型の制度として、退職一時金制度を設けているほか、一部の連結子会社は中小企業退職金共済制度に加入しています。
退職一時金制度はありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
確定給付制度に係る退職給付債務は17.1億円となっています。また、確定拠出制度への要拠出額は23百万円です。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、人を財産と捉え「人財」と表記し、中期経営計画2026において人的資本を重要な経営資源と位置付けています。従業員エンゲージメントの向上を中核指標とし、従業員一人ひとりが主体的かつ自律的に行動する「自走型の組織文化」の醸成を目指しています。
報酬はグループ業績および個人・組織の成果を勘案した業績連動性を確保しています。また、物価動向や労働市場環境、企業業績を総合的に勘案しながら、継続的な賃金改善に取り組む方針です。職務・役割・成果に応じた賞与制度を導入し、等級制度および評価制度に基づいた公正な処遇を行っています。
人財育成、健康経営、報酬還元を三本柱とする「人的投資の三位一体推進」を通じて、従業員の成長と企業成長の好循環の実現を目指しています。従業員の成長を支援するため、研修や教育プログラム、キャリアアップ支援を提供し、多様な人財の採用・育成にも積極的です。
フレキシブルな働き方として、テレワークと出社を組み合わせたハイブリッドワーク、フレックスタイム制度、時間単位年次有給休暇制度を推進しています。挑戦の過程における前向きな失敗を肯定する文化を醸成し、従業員が自由に意見を出し合える環境を整えています。健康サポートにも力を入れており、がん検診や脳ドック等のオプション検査費用をサポートし、「健康経営優良法人2026」の認定も取得しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。男性労働者の育児休業取得率は開示されていません。パート・有期労働者の男女賃金差異は、対象となる女性パート・有期従業員がいないため記載がありません。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | 5.0% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) | 63.7% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) | 61.4% |
連結子会社の法定開示データ
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ (株)イノベックス
男女の賃金差異における正規雇用従業員は、同一労働の賃金に差はなく、等級別人数構成の差異および管理職における女性の割合が少ないことによる賃金の差異が生じています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | 5.0% |
| 男性従業員の育児休業取得率 | 100.0% |
| 従業員の男女の賃金の額の差異(全従業員) | 65.1% |
| 従業員の男女の賃金の額の差異(うち正規雇用従業員) | 75.4% |
| 従業員の男女の賃金の額の差異(うちパート・有期従業員) | 64.2% |
▼ (株)ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー
男女の賃金差異におけるパート・有期従業員の差異は、女性よりも男性に相対的に賃金が高い嘱託社員が多いため差が生じております。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | 24.2% |
| 男性従業員の育児休業取得率 | 100.0% |
| 従業員の男女の賃金の額の差異(全従業員) | 73.9% |
| 従業員の男女の賃金の額の差異(うち正規雇用従業員) | 74.4% |
| 従業員の男女の賃金の額の差異(うちパート・有期従業員) | 71.8% |
人材育成・エンゲージメント
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| エンゲージメント・レーティング(目標) | 中長期的にAランク水準を目指す |
| エンゲージメント・レーティング(実績) | CCCランク |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
ウェーブロックホールディングスは、持株会社として同社グループ全体の事業を統括しています。同社グループは、主にプラスチックや繊維を原材料とした複合素材の製造・販売を手がけており、幅広い産業と日常生活に貢献する製品を提供しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、持株会社として事業会社各社の事業活動を管理・統括しています。事業会社は、各種プラスチックと繊維等を原材料とした複合素材の製造および販売を主たる業務としています。同社グループの事業は、「マテリアルソリューション」と「アドバンストテクノロジー」の二つの報告セグメントで構成されています。
マテリアルソリューション
この事業では、独自の技術を活かした高品質な各種合成樹脂製品を提供しています。シート、フィルム、メッシュ、ネットといった製品を、建設資材、住宅資材、産業資材、農業資材、日用雑貨、食品包材など幅広い分野に向けて販売しています。
収益は、ビルディングソリューション、アグリソリューション、リビングソリューション、パッケージングソリューション、環境ビジネス(再生可能エネルギー活用ソリューション)の各分野からの製品販売から得ています。運営は、イノベックス、エイゼンコーポレーション、大連嘉欧農業科技有限公司、Wavelock International (Thailand)Co.,Ltd.、ミネ、掛川ソーイング、威海精誠物流有限公司が行っています。
アドバンストテクノロジー
この事業では、金属調加飾フィルム分野を中心に製品を提供しています。特殊金属を蒸着したフィルムを使用した金属調テープを自動車外装用に、また金属調加飾フィルムを自動車・自動二輪向け、家電、雑貨向け部品外装用に製造・販売しています。
収益は、自動車や家電分野のディスプレー向け高透明二層シートの製造・販売、医療用湿布基材に対する特殊印刷加工、消費財用包装材や段ボールなどの包装材を簡易に開封できる開封テープの販売などから得ています。運営は、ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー、Wavelock Korea Co.,Ltd.、Wavelock Advanced Technology Inc.、Wavelock Advanced Technology GmbH.、Wavelock Advanced Technology India Pvt Ltd.が行っています。
同社グループの売上高は国内が中心であり、海外売上高は国内売上高を下回っています。また、マテリアルソリューション事業においては、特定の主要顧客への販売実績があります。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| マテリアルソリューション | 195億円 | 198億円 |
| アドバンストテクノロジー | 60.9億円 | 53.2億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの売上高は、直近5期で変動が見られますが、前期から当期にかけてはわずかに減少しました。営業利益は前期から当期にかけて増加傾向を示しています。
一方、経常利益は前期から当期にかけて減少しました。親会社株主に帰属する当期純利益も、前期から当期にかけて減少しており、これは公開買付関連費用等の計上が影響しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 210億円 | 226億円 | 236億円 | 256億円 | 251億円 |
| 経常利益 | 9.0億円 | 7.2億円 | 6.8億円 | 7.0億円 | 6.7億円 |
| 経常利益率 | 4.3% | 3.2% | 2.9% | 2.7% | 2.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 6.6億円 | 23.2億円 | 4.6億円 | 5.2億円 | 3.0億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 69.73 | 275.18 | 54.10 | 61.70 | 35.78 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、2025年3月期から2026年3月期にかけて減少しました。一方、従業員1人あたり営業利益(連結)は、両期で横ばいとなっています。
これらの指標は、同社グループの収益体質や組織効率の傾向を示しており、入社を検討する上で会社の生産性の一端を把握する参考となります。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 41.5百万円 | 40.0百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 0.7百万円 | 0.7百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
同社グループの財務状況は、事業活動による資金創出と投資活動のバランスから、現在の経営状態と将来に向けた方向性を示しています。これらの資金の流れから、同社グループの安定性と成長への取り組みを読み解くことができます。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤を見ると、自己資本比率は前期からやや減少したものの、55.4%と高い水準を維持しています。これはプライム市場の製造業平均(46.8%)と比較しても高い水準であり、安定した財務体質を示しています。ROE(自己資本利益率)は1.8%となっており、前期から減少しています。手元資金である現金及び預金は増加傾向にあり、不測の事態への耐性がある状態です。これらの財務状況は、同社グループが安定した経営を継続し、従業員の雇用や給与の基盤を支える上で重要な要素となります。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 167億円 | 167億円 |
| 自己資本比率 | 56.9% | 55.4% |
| ROE(自己資本利益率) | 3.2% | 1.8% |
| 現金及び預金 | 32.2億円 | 41.2億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは12.2億円の収入となりました。これは税金等調整前当期純利益や減価償却費、売上債権の減少額が増加要因となった一方で、持分法による投資損益や仕入債務の減少額、法人税等の支払額が減少要因となっています。投資活動によるキャッシュフローは11.9億円の支出となり、主に有形固定資産の取得による支出が影響しています。財務活動によるキャッシュフローは8.7億円の収入となり、短期借入れによる収入や長期借入れによる収入が増加要因となった一方で、短期借入金の返済や長期借入金の返済が減少要因となっています。結果として、フリーキャッシュフローは33百万円の収入となり、本業で得た資金が投資を上回る状況を示しています。この資金の流れは、同社グループが事業活動で安定的に資金を創出し、将来に向けた投資も行いつつ、手元資金を確保している状態を示しており、雇用や給与の安定性につながる基盤があると言えます。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 22.3億円 | 12.2億円 |
| 投資CF | △13.7億円 | △11.9億円 |
| 財務CF | △1.7億円 | 8.7億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 8.6億円 | 33百万円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、連結売上高の34.4%を上位10社に依存しており、これらの取引先との商権を逸失した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、一部の原材料を特定メーカーに供給を依存しており、調達が困難になった場合や、原材料価格の高騰を製品価格に転嫁できない場合、粗利が大幅に低下する恐れがあります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは従業員の発明等に対する社内報奨制度を採用しており、今後、多額の発明対価の支払いが発生した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
ウェーブロックホールディングスは、安定的かつ継続的な成長を長期目標とし、独自の「マテリアルシナジー」を事業キーワードに掲げ、社会の「不」を解決することを目指しています。ステークホルダーの幸せを最大化し、業界で世界トップクラスの収益性を誇る存在感のある企業になることをビジョンとしています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
ウェーブロックホールディングスは、安定的かつ継続的な成長を長期目標とし、中長期的な視点で事業ポートフォリオの構築を重視しています。同社グループのビジョンは、ステークホルダーの幸せを最大化し、業界で世界トップクラスの収益性を誇る存在感のある企業になることです。
ミッションとして、同社グループの製造技術やノウハウ、ビジネスネットワークを駆使し、社会が抱えるさまざまな「不」を解決することを目指しています。また、「マテリアルシナジー」(異なる特徴を持つモノを複数組み合わせることで新たな価値を生み出すこと)を事業キーワードに掲げ、売上の伸長、収益性の向上、および事業領域の拡大に取り組んでいます。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
ウェーブロックホールディングスは、「バリューズ」として個人を尊重し、正直かつ誠実に行動し、前向きな失敗は問わないという共通の価値観を掲げています。同社グループは、人財を企業価値創造の源泉と捉え、人財の育成、多様な人財の活躍促進、働きやすい職場環境の整備を人財戦略の中核としています。
従業員の成長支援、多様な人財の採用、アイディアや意見の尊重、フィードバックや評価の機会提供を通じて、個々の能力を最大限に発揮できる環境を整備しています。また、テレワークと出社を組み合わせたハイブリッドワークやフレックスタイム制を推進し、前向きな失敗を肯定する文化の確立、健康サポート、成果に応じた報酬還元にも取り組んでいます。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
ウェーブロックホールディングスは、事業戦略の見直しや製品の取捨選択、ハード(製品)だけでなくソフトやサービスとの三位一体化による差別化と収益化を課題としています。また、生産合理化による継続的なコストダウン、原材料価格上昇に伴う製造原価上昇をカバーする製品価格への転嫁にも取り組んでいます。
さらに、日本依存度の低減を目指した海外関連ビジネスの強化、組織の再編と人材強化も重点テーマです。サステナビリティの観点からは、環境関連ビジネスの強化として地中熱ビジネスや環境対応素材製品の開発、自動車のEV化進展に対応した製品強化を推進しています。人的資本を重視し、人財の育成・活用、働きやすい職場環境の整備も進めています。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
ウェーブロックホールディングスは、監査等委員会設置会社として、取締役会の監督機能強化と経営の透明性確保に努めています。持株会社としてグループ全体の経営を統括する体制です。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
ウェーブロックホールディングスの株主構成を見ると、株式会社ATRAが筆頭株主となっています。その他、株式会社シティインデックスファーストや個人株主、複数の証券会社などが上位に名を連ねています。特定の株主グループが過半数を占めるような構成ではなく、多様な株主によって支えられている状況です。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| ATRA | 9.79% |
| シティインデックスファースト | 9.66% |
| 野村 絢 | 9.66% |
| レノ | 8.94% |
| 上田八木短資 | 5.40% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は6名(男性5名・女性1名)で構成され、女性役員比率は17.0%です。代表取締役執行役員社長は石原智憲氏が務めています。社外取締役比率は83.3%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 石原 智憲 | 代表取締役 執行役員社長 | 1989年リクルート入社、経理部長、財務部長などを歴任。2009年同社執行役員管理本部長、2010年同社取締役兼執行役員管理本部長を経て、2021年より代表取締役兼執行役員社長に現職。 |
社外取締役は、山木浩氏(イセノート代表取締役・常勤監査等委員)、岡野真也氏(弁護士法人岡野真也法律事務所代表・監査等委員)、萩原邦章氏(萩原工業相談役・東洋平成ポリマー会長・監査等委員)、原澤三夏氏(スバル興業社外取締役・監査等委員)、柚木憲一氏(元地域総合整備財団理事長・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会の監督機能強化を図っています。5名の社外取締役全員が独立役員として指定されており、経営判断の合理性・透明性の向上と経営監督の実現に貢献しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
ウェーブロックホールディングスの役員報酬は、月例の固定報酬である基本報酬、連結純利益を評価指標とする業績連動報酬、そして株式給付信託を用いた株式報酬で構成されています。金銭報酬と株式報酬の割合は役位に応じて目標が設定されており、経営責任とインセンティブのバランスを考慮した設計となっています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 1名 | 44百万円 | 43.9百万円 |
| 社外役員 | 5名 | 49百万円 | 9.8百万円 |
当事業年度における役員報酬の総額は92百万円であり、報酬支給対象となった役員は合計6名です。
なお、社外取締役(監査等委員)4名に対しては、特別委員会の委員としての職務に対する報酬12百万円が基本報酬に含まれています。また、株式報酬は当事業年度に株式給付引当金として費用処理された金額であり、退職慰労金制度は採用されていません。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。