※本記事は、株式会社リグア の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
リグアグループは、「DESIGNING WELLNESS LIFE」をパーパスに掲げ、「からだ」の不安をなくすウェルネス事業と「おかね」の不安をなくすファイナンシャル事業を展開しています。接骨院の経営・運営課題に対するソリューション提供や、保険代理店・財務コンサルティングを通じて、人々の豊かな生活をサポートしています。
単体従業員数は63名、連結従業員数は129名です。セグメントはウェルネス事業、ファイナンシャル事業の2つです。
主な国内グループ会社は、ヘルスケア・フィット.3(ウェルネス事業)、FPデザイン.5(ファイナンシャル事業)などです。
2025年8月1日付で、金融商品仲介業(IFA)を展開する株式会社FPデザインの全株式を譲渡し、同社は連結の範囲から除外されました。これにより、金融商品仲介業は2025年4月から7月までの営業展開となりました。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
リグアグループは、「DESIGNING WELLNESS LIFE」というパーパスのもと、人々の心身の健康と豊かな生活をサポートする事業を展開しています。従業員に対しても「人生から不安をなくし、生きるをサポートする」という考え方を重視しており、働きがいのある環境づくりと経済的な安定を追求しています。
同社グループは、従業員一人ひとりの成長とウェルビーイングを支援することで、持続的な企業成長を目指しています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社では、比較的若い年齢層の従業員が、一定の勤続年数を経て活躍している傾向が見られます。従業員の定着と成長を重視し、キャリア形成を支援する環境が整えられていることがうかがえます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 5,223,000円 |
| 平均勤続年数 | 6.8年 |
| 平均年齢 | 36.1歳 |
| 単体従業員数 | 63人 |
| 連結従業員数 | 129人 |
| 単体のグループ内比率 | 48.8% |
同社グループは、確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を設けています。この制度は2024年5月より導入されており、従業員の老後の生活設計をサポートするものです。
なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
リグアグループは、「どの社会に出ても通用する人材を創る」という教育方針を掲げ、優秀な人材の確保と定着、そして能力を最大限に発揮できる教育制度・組織環境づくりに継続して取り組んでいます。経営基盤の安定化に向けて、新卒の戦力化や厳選採用を通じて定着に注力する方針です。
人材育成においては、若手社員のビジネスマナー等の基礎力向上から、中堅社員のマネジメントスキル向上まで、階層に応じた研修を充実させています。また、人事部門による年2回の「キャリアフォロー面談」を通じて、個人の適性やキャリア志向を正確に把握し、適材適所の配置を促進しています。定着とエンゲージメント向上に向けては、メンター・メンティー制度の高次化や定期的なエンゲージメント調査アンケートを実施し、組織課題の改善に取り組んでいます。
従業員の給与・報酬制度は、「DESIGNING WELLNESS LIFE」のパーパスを従業員自身にも実現することを基本方針としています。公正な評価と成長支援として、年齢、性別、国籍等に関わらず、成長プロセスと会社業績への貢献度を公正に評価し、基本給及び賞与へ反映しています。ファイナンシャル・ウェルネスの実現のため、適正な水準の給与支給に加え、選択制企業型確定拠出年金制度(DC)などの福利厚生制度と連動させ、従業員のライフプランに寄り添った報酬体系としています。さらに、従業員持株会制度(奨励金制度あり)を通じた自社株保有を推奨し、会社と従業員が中長期的な価値を共有できる仕組みを提供することで、企業価値向上の共有を図っています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社及び連結子会社は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく公表義務の対象ではないため、法定開示データは記載を省略しています。
多様性の確保
これらの指標は、同社グループの「人材戦略に関する基本方針等」において、多様性の確保を推進するために重視しているものです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 全従業員に占める女性の割合 | 40.1% |
| 管理職に占める女性の割合 | 12.5% |
| 役員に占める女性の割合 | - |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
株式会社リグアグループは、「DESIGNING WELLNESS LIFE」というパーパスのもと、「人生から不安をなくし、生きるをサポートする。」企業グループとして事業を展開しています。具体的には、「からだ」の不安をなくすウェルネス事業と、「おかね」の不安をなくすファイナンシャル事業の2つのセグメントでビジネスを行っています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、接骨院の経営・運営における課題解決を支援するウェルネス事業と、保険代理店や財務コンサルティングを行うファイナンシャル事業を主軸としています。これらの事業を通じて、誰もが心から豊かで前向きになる“Wellness Life”が溢れる社会の実現を目指しています。
ウェルネス事業
この事業では、接骨院向けシステムの開発・販売、EMSやトムソンベッドなどの機材・消耗品の販売、各種コンサルティング、療養費請求代行サービス、そしてIFMC.製品を用いた健康サポートを提供しています。収益は、これらの製品・サービスの提供から得ています。運営は、日本ソフトウエア販売、ヘルスケア・フィット、ヒゴワン、イフミックウェルネスが行っています。当連結会計年度の売上高は前期から減少していますが、コンサルティングと請求代行の売上高は増加しました。
ファイナンシャル事業
この事業では、生命保険会社や損害保険会社との業務委託契約に基づく保険代理店業務、および財務コンサルティングやM&A仲介を中心とした事業会社の経営支援業務を行っています。収益は、保険募集活動や経営支援業務から得ています。運営は、FPデザインが行っています。当連結会計年度の売上高は前期から大きく減少しており、特に金融商品仲介業(IFA)は事業譲渡により終了したため、収益が大幅に減少しました。一方で、保険代理店業務の売上高は増加しています。
同社グループの事業は国内に限定されており、海外からの売上高はありません。また、特定の顧客への売上集中は見られません。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| ウェルネス事業 | 18.5億円 | 17.7億円 |
| ファイナンシャル事業 | 10.2億円 | 6.5億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの売上高は、直近5年間で変動が見られます。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、損失を計上する期と利益を計上する期が混在しており、特に直近2期は損失が続いています。
しかし、営業活動によるキャッシュ・フローは当期に増加しており、本業からのキャッシュ創出力は改善傾向にあります。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 32.0億円 | 28.4億円 | 34.3億円 | 28.7億円 | 24.2億円 |
| 経常利益 | 1.5億円 | △5.3億円 | 94百万円 | △1.9億円 | △1.6億円 |
| 経常利益率 | 4.7% | △18.6% | 2.7% | △6.5% | △6.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 72百万円 | △7.7億円 | 1.0億円 | △3.0億円 | △2.4億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 51.64 | △552.13 | 71.87 | △202.46 | △159.28 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高は前期から減少しています。一方で、従業員1人あたり営業利益は前期の損失から改善しています。これは、従業員一人ひとりの収益貢献が変化していることを示唆しています。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 20.2百万円 | 18.8百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | △1.1百万円 | △1.0百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
リグアの財務状況は、事業活動で資金を生み出しながら、将来に向けた投資も行っている現在の資金の流れを示しています。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
リグアの自己資本比率は7.1%となっており、前期の10.2%から減少しています。これはプライム市場の非製造業平均と比較すると低い水準です。ROE(自己資本利益率)は当期で△97.1%を示しています。手元資金である現金及び預金は11.9億円となっており、前期の13.5億円から減少しています。これらの財務指標は、同社グループの財務基盤が安定性を確保しつつも、今後の事業展開における資金管理が重要であることを示しています。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 3.2億円 | 1.8億円 |
| 自己資本比率 | 10.2% | 7.1% |
| ROE(自己資本利益率) | - | △97.1% |
| 現金及び預金 | 13.5億円 | 11.9億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
リグアの当連結会計年度における営業活動によるキャッシュフローは2.6億円の収入となり、前期の1.6億円から増加しています。これは主に、税金等調整前当期純損失を計上したものの、減価償却費やのれん償却額、売上債権・たな卸資産・営業貸付金の減少、預り金の増加があったことによるものです。投資活動によるキャッシュフローは△0.4億円の支出となり、前期の1.5億円の支出から減少しています。これは主に、子会社株式の売却による収入があった一方で、有形固定資産や無形固定資産の取得による支出があったためです。財務活動によるキャッシュフローは△3.9億円の支出となり、前期の△2.9億円の支出から減少しています。結果として、フリーキャッシュフローは2.2億円のプラスとなっています。本業で資金を生み出しつつ、投資活動も行っている状況であり、今後の事業拡大に向けた資金の活用が期待されます。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 1.6億円 | 2.6億円 |
| 投資CF | 1.5億円 | △0.4億円 |
| 財務CF | △2.9億円 | △3.9億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 3.1億円 | 2.2億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループが主な事業対象とする接骨院業界において、接骨院数の増加による過当競争や診療報酬改定による療養費の引き下げ等、事業環境の悪化が経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、同社グループが事業を展開する市場では各分野で競合企業が存在しており、差別化が困難になった場合や他社の新規参入により競争が激化した場合には、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは今後の事業拡大に向け、優秀な人材の積極採用及び早期育成に取り組んでいます。しかし、想定を上回る人材の流出や求める人材が確保できない場合、同社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
リグアは、「DESIGNING WELLNESS LIFE」というパーパスのもと、「人生から不安をなくし、生きるをサポートする。」企業グループとして活動しています。誰もが心から豊かで前向きになる“Wellness Life”が溢れる社会の実現を目指している会社です。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
リグアグループは、「DESIGNING WELLNESS LIFE」というパーパスを掲げ、「人生から不安をなくし、生きるをサポートする。」企業グループとして活動しています。具体的には、「からだ」の不安をなくすウェルネス事業と「おかね」の不安をなくすファイナンシャル事業を展開しています。誰もが心から豊かで前向きになる“Wellness Life”が溢れる社会の実現を目指しており、特に「健康寿命の延伸」という社会的課題の解決に貢献することを目指しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
リグアグループは、「DESIGNING WELLNESS LIFE」というパーパスのもと、事業活動を通じて社会的価値と経済的価値を一体として創出し、企業価値を持続的に向上させることを経営の基本方針としています。従業員が定着するためには、共通の考え方となる経営理念の浸透が重要であると考えており、その浸透に取り組んでいます。
また、サステナビリティへの貢献として、人々の健康寿命延伸とウェルビーイング向上、環境負荷の低減、働きがいのある環境づくりと地域社会への貢献を推進しています。教育方針として「どの社会に出ても通用する人材を創る」ことを掲げ、優秀な人材の確保と定着、能力を最大限に発揮できる組織環境づくりに継続して取り組んでいます。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
リグアグループが対処すべき課題として、組織的な営業体制の構築を挙げています。これには、優秀な人材の確保と入社後の教育制度の充実、すべての従業員が活躍できる組織環境づくり、そして経営理念の浸透に取り組むことが含まれます。
また、新たなマーケットへの事業展開も重点テーマの一つです。誰もが心から豊かで前向きになる“Wellness Life”が溢れる社会の実現を目指し、「健康寿命の延伸」という社会課題の解決に貢献するため、「IFMC.」(集積機能性ミネラル結晶体)の展開に注力し、ヘルスケア業界全体への積極的な事業展開を進めています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
リグアは、取締役会と監査役会を設置し、社外役員を登用することで経営の健全性、透明性、コンプライアンスの向上を図っています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
リグアの株主構成を見ると、代表取締役社長である川瀨紀彦氏が筆頭株主となっています。上位株主には事業会社も名を連ねており、創業者が経営の基盤を支えつつ、複数の事業会社が資本面で同社グループを支えている状況です。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 川瀨 紀彦 | 29.64% |
| BRIDGE | 12.15% |
| TBM | 6.29% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は9名(男性9名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は川瀨紀彦氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 川瀨 紀彦 | 代表取締役 社長 | 2000年4月㈱商工ファンド入社、2004年10月同社設立、代表取締役社長。2005年12月同社代表取締役社長より現職。 |
| 藤原 俊也 | 取締役 副社長 | 2001年4月㈱ノヴァ入社、2005年6月同社入社。2005年8月同社取締役、2015年4月同社取締役副社長より現職。 |
| 大浦 徹也 | 取締役 | 2002年9月㈱ノヴァ入社、2005年10月㈲エクステンド入社。2015年4月同社入社、2016年6月同社取締役より現職。 |
| 半田 晴彦 | 取締役 | 1999年5月マイクロソフト㈱入社、2011年6月㈱ユビキタス取締役管理本部長。2019年3月ソウルドアウト㈱取締役CFO。2025年6月同社取締役より現職。 |
社外取締役は、村田雅幸氏(元大阪証券取引所執行役員)、丸岡吉人氏(元電通デジタル代表取締役社長)です。
同社は監査役会設置会社であり、社外取締役2名と社外監査役2名を選任することで、経営の監督・監査機能を強化しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
リグアの役員報酬は、「役員報酬規程」および「監査役会規則」に基づき決定されています。固定報酬に加え、企業価値向上へのインセンティブとして譲渡制限付株式報酬制度を導入しています。取締役の報酬は経営状況や個々の職責・実績を勘案し取締役会で決定され、監査役の報酬は監査役会での協議により決定される仕組みです。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 4名 | 1.2億円 | 30.1百万円 |
| 監査役(社外除く) | 1名 | 4百万円 | 3.5百万円 |
| 社外役員 | 4名 | 25百万円 | 6.1百万円 |
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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