【平均年収385万円】コンフィデンス・インターワークス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収385万円】コンフィデンス・インターワークス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

コンフィデンス・インターワークスは、グループ各社とともにHRソリューション事業とメディア&ソリューション事業を展開しています。連結従業員は千名を超え、M&Aで事業領域を拡大し、プロフェッショナルの夢の実現をサポートしています。直近期は増収減益となりました。


目次

※本記事は、株式会社コンフィデンス・インターワークス の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月26日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


コンフィデンス・インターワークスは、HRソリューション事業(人材派遣・受託、人材紹介)とメディア&ソリューション事業を展開しています。プロフェッショナルの夢の実現をサポートし、業界特化型のHRビジネスを通じて社会の発展に貢献しています。

単体従業員数は980名、連結従業員数は1,275名です。セグメントはHRソリューション事業 人材派遣・受託、HRソリューション事業 人材紹介、メディア&ソリューション事業の3つです。

主な国内グループ会社は、コンフィデンス・プロ、プロタゴニスト、レッツアイ、BRAISE、ジーズ・コーポレーションなどです。

同社グループは、M&Aを活用し新規領域へ参入しています。2025年4月にはレッツアイを、同年7月にはBRAISEとジーズ・コーポレーションを連結子会社化し、事業領域を拡大しました。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


株式会社コンフィデンス・インターワークスは、HRソリューション事業を主軸とし、人材を最大の経営資源と位置付けています。同社グループは、プロフェッショナルの成長を支援し、業界全体の雇用環境改善にも取り組む中で、従業員の働きがいと成長を重視する環境が特徴です。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、平均年齢が比較的若く、平均勤続年数も短めとなっています。これは、新しい人材が積極的に参画し、成長を続ける組織の傾向を示していると考えられます。

項目 数値
平均年間給与 3,851,000円
平均勤続年数 3.8年
平均年齢 35.2歳
単体従業員数 980人
連結従業員数 1,275人
単体のグループ内比率 76.9%


同社及び一部の連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、給与や勤続年数に応じて給付額が決まる確定給付型制度と、会社が拠出した資金を従業員が運用する確定拠出型制度を採用しています。なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは「プロフェッショナルの力と可能性を信じ、共に未来を創り出す」をビジョンに掲げ、人材を最大の経営資源と位置付けています。持続的な成長のため、体系的かつ計画的な中長期の人材育成体制の構築を急務とし、次世代幹部育成機関「GRIPS Lab」を設立しました。この機関では、実践的な課題解決力と意思決定力の向上を目指し、役職に応じた階層別プログラムを実施しています。

報酬決定においては、従業員の自律的な成長と「成果」への執着、自己進化に向けた「成長」に適正に報いることを基本方針としています。報酬はベース給、役職給、インセンティブ・報奨金、業績賞与で構成され、半期ごとの人事評価では「成果」と「成長」の2軸で評価されます。個人の成長段階に応じて評価ウェイトを変動させ、短期的な目標達成だけでなく、組織連携や自己成長プロセスも重視する制度となっています。

また、社内環境整備にも力を入れており、安全で働きやすい職場環境の確保に努めています。具体的には、安全衛生管理体制の整備、健康診断やメンタルヘルスケアによる過重労働防止策、ハラスメント対策としての内部通報制度、そして社員のプライバシー保護に関する取り組みを進めています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。各指標は、女性活躍推進法および育児介護休業法に基づき算出されています。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 27.9%
男性労働者の育児休業取得率 83.3%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 91.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 91.1%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 90.7%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


コンフィデンス・インターワークスは、HRソリューション事業とメディア&ソリューション事業を主軸に展開しています。同社グループは、プロフェッショナルの夢の実現をサポートし、社会の成長・発展に貢献することを目指しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


コンフィデンス・インターワークスグループは、人材サービスとメディア運営を通じて、多様なプロフェッショナルの活躍を支援しています。主力はHRソリューション事業であり、ゲーム業界を中心とした人材派遣・受託サービスや、幅広い業界の人材紹介サービスを提供しています。また、メディア&ソリューション事業では、製造業界・工場に特化した求人メディア「工場ワークス」の運営や企業の採用支援を行っています。

HRソリューション事業の人材派遣・受託サービスでは、派遣契約に基づきクリエイターをクライアントに配属するほか、フリーランスのマッチング事業も展開しています。受託サービスでは、ゲームのデバッグ業務や映像制作の企画・制作を担っています。人材紹介サービスは、メーカー、IT、ゲーム、エンタメ等の業界を中心に、アッパーミドル層のプロフェッショナル人材を紹介しています。メディア&ソリューション事業は、求人メディア運営と採用アウトソーシングコンサルティングが主な収益源です。

同社グループの収益は、主に国内の外部顧客からの売上高で構成されています。特定の顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の10%に満たないため、特定の顧客への収益集中は見られません。しかし、HRソリューション事業の人材派遣・受託セグメントがグループ全体の売上高の大部分を占めています。

HRソリューション事業 人材派遣・受託

このセグメントでは、ゲーム・エンタメ業界を中心とした人材派遣サービスと、ゲームタイトルのデバッグ業務などの受託サービスを提供しています。収益は、主に人材派遣サービスと受託サービスから得ています。運営は、コンフィデンス・インターワークス、コンフィデンス・プロ、レッツアイ、BRAISE、ジーズ・コーポレーションが行っています。当連結会計年度の売上高は前期から大幅に増加しました。

メディア&ソリューション事業

このセグメントでは、製造業界・工場に特化した求人メディア「工場ワークス」の運営管理と、企業の採用課題解決を支援する採用支援事業を行っています。収益は、求人広告の運用や採用アウトソーシングコンサルティングから得ています。運営は、コンフィデンス・インターワークスが行っています。当連結会計年度の売上高は前期からほぼ横ばいとなりました。

HRソリューション事業 人材紹介

このセグメントでは、幅広い業界のミドル・ハイクラス層を中心とした人材紹介サービスを展開しています。収益は、職業紹介サービスから得ています。運営は、コンフィデンス・インターワークス及びプロタゴニストが行っています。当連結会計年度の売上高は前期からわずかに減少しました。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
HRソリューション事業 人材派遣・受託 53.4億円 69.3億円
メディア&ソリューション事業 15.6億円 15.6億円
HRソリューション事業 人材紹介 14.9億円 14.8億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


コンフィデンス・インターワークスグループの過去5期間の業績を見ると、売上高は継続的に増加傾向を示しています。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益も、直近の当連結会計年度までは増加傾向にありましたが、当期は減少に転じました。これは、主力のゲーム会社向け人材派遣事業において、ゲーム業界全体の業績軟調の影響を受け、既存取引先での需要落ち込みやクリエイター配属数の伸び悩みが影響したためです。新規連結子会社の収益貢献はあったものの、既存事業の収益性低下が全体的な減益につながっています。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 44.3億円 52.0億円 74.9億円 83.9億円 99.7億円
経常利益 7.4億円 9.3億円 11.4億円 13.1億円 12.7億円
経常利益率 16.7% 17.8% 15.3% 15.6% 12.7%
親会社株主に帰属する当期純利益 5.3億円 6.2億円 7.3億円 10.4億円 8.0億円
1株当たり当期純利益(円) 118.19 134.80 122.03 167.91 128.51

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高は、当連結会計年度において前期からわずかに減少しました。また、従業員1人あたり営業利益も前期から減少しています。これは、売上高は増加しているものの、連結従業員数も増加しており、既存事業の収益性低下が影響していると考えられます。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上高(連結) 7.9百万円 7.8百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 1.2百万円 1.0百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


コンフィデンス・インターワークスは、本業で安定的に資金を生み出し、将来に向けた投資も行いながら、手元に十分な資金を確保している状況です。これにより、事業の持続的な成長と安定した財務基盤を築いています。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの自己資本比率は80.5%と高い水準を維持しており、プライム市場の非製造業平均と比較しても非常に厚い財務基盤を示しています。ROE(自己資本利益率)は13.3%で、プライム市場平均を上回る収益性を示しています。手元資金である現金及び預金も44.0億円と潤沢であり、事業運営の安定性や不測の事態への耐性が高い状態です。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 58.2億円 63.1億円
自己資本比率 87.3% 80.5%
ROE(自己資本利益率) 17.7% 13.3%
現金及び預金 39.9億円 44.0億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは13.8億円のプラスとなっています。これは主に税金等調整前当期純利益の増加によるものです。投資活動によるキャッシュフローは△2.8億円のマイナスで、連結子会社株式の取得や本社増床、支店移転に伴う差入保証金の支出など、事業拡大に向けた投資が積極的に行われていることを示しています。その結果、本業の稼ぎで投資を賄い、自由に使える資金であるフリーキャッシュフローは11.0億円のプラスを確保しています。財務活動によるキャッシュフローは△7.0億円のマイナスで、配当金の支払いや長期借入金の返済が行われています。これらの資金の流れから、同社グループは本業で安定的に資金を生み出し、将来への投資も行いつつ、健全な財務運営を継続していることがうかがえます。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 10.5億円 13.8億円
投資CF 0.7億円 △2.8億円
財務CF △12.1億円 △7.0億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 11.2億円 11.0億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、IT・インターネット関連分野の技術革新、特にAIや生成AI技術の急速な進化による一部職種での需要減少や変化のリスクを認識しています。また、AI技術を扱う高度なクリエイターやエンジニアの需要急増に対応できない場合、競争力を失う可能性があります。
さらに、人材サービスや求人メディアサービスは顧客企業の採用計画に大きく左右されるため、景気変動によるマクロ経済の変化が事業及び業績に影響を与える可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、ゲーム・エンターテインメント領域や製造領域などにおいて、専門人材の派遣・紹介等を主要な事業としています。そのため、事業拡大には即戦力となるプロフェッショナル人材の確保、育成、定着が不可欠であり、労働市場における人材獲得競争の激化や人材流出が事業に影響を与える可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


コンフィデンス・インターワークスグループは、プロフェッショナルの可能性を信じ、共に未来を創り出すことをビジョンに掲げています。人材サービスを通じて、社会の成長・発展に貢献することを目指す企業です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


コンフィデンス・インターワークスグループは、「プロフェッショナルの力と可能性を信じ、共に未来を創り出す」をビジョンとして掲げています。多様な社会で活躍するプロフェッショナルの夢の実現をサポートし、所属企業や業界、社会の成長・発展に貢献することを目指しています。人材サービスとメディアサイト運営の知見・技術を活かし、セグメント特化型のHRビジネスを展開しています。ゲーム業界を皮切りに、各セグメントでNo.1の地位を確立し、業界の雇用環境改善や転職市場の健全化に貢献することを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


コンフィデンス・インターワークスグループは、プロフェッショナルの可能性を信じ、その夢の実現をサポートすることを重視しています。顧客内部に深く入り込み、対象領域でカテゴリーNo.1を目指すことを戦略としています。また、人的資本の重要性を認識し、従業員が健全な状態で安心して働ける職場環境の整備に努めています。具体的には、安全衛生管理体制の強化、過重労働の防止、健康診断やメンタルヘルスケアの実施、ハラスメント対策としての内部通報制度の整備、そして社員のプライバシー保護を徹底しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


コンフィデンス・インターワークスグループは、クライアントの経営課題を深く理解し、多様な人材サービスを複合的に提案する営業体制の強化に取り組んでいます。人的資本経営を推進し、デジタルマーケティングやアライアンスを通じて圧倒的な人材供給体制を構築しています。報酬・待遇面の最適化、リスキリング支援、柔軟な働き方を可能とする制度・環境の拡充を進め、多様なプロフェッショナル人材のエンゲージメント向上と定着・活躍を促進しています。また、AI技術等の活用によるマッチング精度の向上や社内業務のデジタル化(DX)を推進し、グループガバナンスおよび内部管理体制の高度化にも継続的に取り組んでいます。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


コンフィデンス・インターワークスは、透明・公正かつ迅速な意思決定のための仕組みを構築することを基本方針とし、コーポレート・ガバナンスの充実に取り組んでいます。同社は監査役会設置会社の体制を採用しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


コンフィデンス・インターワークスの筆頭株主はアミューズキャピタルであり、その関連会社であるアミューズキャピタルインベストメントも上位株主として名を連ねています。このことから、アミューズキャピタルグループが同社の主要な株主として経営を支えていることがうかがえます。

株主名 持株比率
アミューズキャピタル 22.45%
アミューズキャピタルインベストメント 17.60%
中山 隼雄 6.50%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は11名(男性10名・女性1名)で構成され、女性役員比率は9.1%です。代表取締役は澤岻宣之氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。

氏名 役職 主な経歴
澤岻 宣之 代表取締役 1996年4月株式会社スタッフサービス入社、2005年9月株式会社スタッフサービス・セールスマーケティング入社。2009年10月同社取締役営業本部長。2015年8月同社代表取締役社長より現職。
吉川 拓朗 専務取締役 2000年4月キヤノン株式会社入社、2001年4月株式会社野村総合研究所入社。2012年7月株式会社トラスト・テック入社。2014年8月同社取締役、2023年8月同社専務取締役より現職。
工藤 政嗣 常務取締役 1997年4月株式会社大阪有線放送社入社。2006年1月デジタルハリウッド株式会社シニアプロデューサー。2021年4月株式会社インターワークス入社。2023年8月同社常務取締役より現職。
永井 晃司 取締役 2008年9月新日本有限責任監査法人入所。2016年10月同法人マネージャー。2020年2月同社管理本部長兼総合政策部長。2023年8月同社取締役より現職。


社外取締役は、雨宮玲於奈氏(スマートエージェンシー代表取締役社長)、水谷翠氏(スマート・プラス・コンサルティング代表取締役)、三木寛文氏(MKマネジメント代表取締役)、河野弘氏(オフィスK代表取締役)です。

同社は監査役会設置会社であり、独立性の高い社外役員が経営を監督する体制を整備しています。社外取締役は客観的かつ中立的な立場から経営について意見を述べ、経営に対する牽制を利かせることで実効性の確保を図っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


コンフィデンス・インターワークスの役員報酬は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして株主利益と連動した報酬体系を基本方針としています。業務執行取締役の報酬は、固定報酬としての基本報酬、業績連動報酬としての業績賞与、中長期的な企業価値向上を促す非金銭報酬(ストック・オプション、譲渡制限付株式報酬、パフォーマンス・シェア・ユニット)で構成されています。社外取締役には固定報酬としての基本報酬のみが支払われます。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役 8名 1.3億円 15.7百万円
うち社外取締役 4名 17百万円 4.2百万円
監査役 4名 15百万円 3.8百万円
うち社外監査役 4名 15百万円 3.8百万円
社外役員 8名 32百万円 4.0百万円

なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。