【平均年収889万円】TREホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収889万円】TREホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

TREホールディングスは、タケエイ、リバーなどを傘下に持つ持株会社です。廃棄物処理・再資源化、資源リサイクル、再生可能エネルギーといった環境関連事業を中心に展開し、グループ連結従業員数は2,425名です。直近の業績は売上高、利益ともに増加傾向にあります。


目次

※本記事は、TREホールディングス株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月19日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


TREホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は73名、グループ連結従業員数は2,425名です。

同社グループは、2021年10月1日にタケエイとリバーホールディングスの経営統合により設立されました。連結子会社40社および持分法適用関連会社6社で構成されており、グループ戦略の立案・決定、経営モニタリング、およびグループ会社への経営管理業務サービス提供を担っています。廃棄物処理・再資源化、資源リサイクル、再生可能エネルギーといった環境関連事業を中心に展開しています。

主な国内グループ会社は、タケエイ、タケエイエナジー&パーク(廃棄物処理・再資源化事業)、リバー(資源リサイクル事業)、津軽バイオマスエナジー(再生可能エネルギー事業)などです。

直近では、令和6年能登半島地震に起因する災害廃棄物処理支援事業が本格化し、門前クリーンパークが災害廃棄物の受け入れを開始しました。また、能登半島における地域復興事業の本格立ち上げに向けた準備も進められています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


TREホールディングスは、持株会社としてグループ全体の人材戦略を推進しています。同社グループは、人材を重要な経営基盤と位置づけ、持続的な成長と企業価値向上を目指し、人的資本の強化に取り組んでいます。多様な人材が能力を最大限に発揮できるような環境整備と育成に注力していることがうかがえます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社単体の従業員は、比較的高い平均年齢と長い平均勤続年数を示しており、人材の定着が進んでいる傾向が見られます。経験豊富な人材が長く活躍できる環境があることがうかがえます。なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 8,894,000円
平均勤続年数 10.8年
平均年齢 48.3歳
単体従業員数 73人
連結従業員数 2,425人
単体のグループ内比率 3.0%


同社グループは、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を採用しています。これらの制度は国内グループ会社に適用されています。退職一時金制度も存在しますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

なお、退職給付債務は20.6億円、年金資産は18.7億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、人材を最大の資本であり価値創造の源泉と位置づけ、事業の持続性と成長力を支える人材基盤の構築・強化を基本方針としています。人材の育成・配置・評価の質を高め、多様な人材が能力を発揮できる組織づくりを推進しています。給与は、従業員の業務内容と能力水準を段階的に整理した社内基準に基づき決定され、各事業会社の事業形態に適合するよう設計されており、公平性と透明性が重視されています。

人材戦略は「現場人材基盤の強化」「経営人材・管理職候補の育成」「採用力強化及び定着率改善」「D&I推進と基盤整備」の4つの柱を中心に展開されています。具体的には、安全・品質・コンプライアンス教育の継続実施や、重要作業工程を担う人材の可視化と技能向上、現場管理人材およびDX人材の育成に取り組んでいます。

また、サクセッションプランや管理職育成プログラムの運用、評価制度や対話機会の充実を通じて、マネジメント力と組織運営力の向上を図っています。採用チャネルの多様化やオンボーディング施策の強化、Exitインタビュー分析を活用した組織課題の改善活動も実施しています。多様な人材が能力を発揮できる環境整備として、人材データベースの整備、人事ローテーション、タレントマネジメントによる能力開発、従業員満足度調査を通じた職場環境改善にも取り組んでいます。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社は法定開示の公表義務の対象ではないため、連結会社の数値を記載しています。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 6.8%
男性労働者の育児休業取得率 80.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 66.2%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 73.5%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 36.1%

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ (株)タケエイ

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 8.9%
男性労働者の育児休業取得率 66.7%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 66.9%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 70.8%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 40.0%


▼ リバー(株)

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 4.4%
男性労働者の育児休業取得率 88.9%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 62.8%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 77.2%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 38.6%

働きやすい・働きがいのある職場環境整備


KPIにおける「〇年までに」は、当該年の年度末(3月31日)時点での達成を意図しており、目標の評価は当該年度単位で行われます。

指標 数値
男性社員の育児のための休暇取得率(2026年3月期) 80.0%
女性管理職数(2023年3月期実績) 16名
労働災害度数率(2024年度) 3.08%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


TREホールディングスは、廃棄物処理・再資源化、資源リサイクル、再生可能エネルギーを主軸とする事業を展開する持株会社です。同社グループは、環境関連事業を通じて社会に貢献しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


TREホールディングスは、2021年10月に設立された持株会社であり、グループ全体の戦略立案と経営モニタリングを担っています。同社グループは、廃棄物の収集運搬から中間処理、再資源化、最終処分までを一貫して行う廃棄物処理・再資源化事業を基盤としています。また、金属や自動車のリサイクルを手掛ける資源リサイクル事業、木質バイオマス発電を中心とした再生可能エネルギー事業も展開しています。これらの事業は密接に連携し、グループシナジーを発揮しながら事業活動を行っています。

収益は、各事業におけるサービス提供や製品販売から得られています。特に、令和6年能登半島地震に起因する災害廃棄物処理支援事業のような社会貢献性の高い取り組みも収益に寄与しています。同社グループは、国内を主要な事業地域としており、外部顧客への売上高の大部分を本邦が占めています。また、特定の顧客への売上集中も見られ、当連結会計年度においては「(一社)石川県産業資源循環協会」が主要な顧客となっています。

廃棄物処理・再資源化事業

廃棄物の収集運搬、中間処理、再資源化、最終処分場の運営などを行っています。令和6年能登半島地震に起因する災害廃棄物処理支援事業も含まれます。
収益は、廃棄物処理、収集運搬、請負工事、有価物売却などから得ています。運営は、タケエイ、グリーンアローズ関東、池田商店、イーアンドエム、門前クリーンパーク、北陸環境サービスなどが行っています。

資源リサイクル事業

鉄スクラップや非鉄スクラップの仕入れ・加工・販売を行う金属リサイクル、使用済自動車のリサイクル、産業廃棄物処理、家電リサイクルなどを手掛けています。
収益は、金属スクラップの販売や産業廃棄物処理、家電リサイクル関連の処理料・管理料などから得ています。運営は、リバーなどが行っています。

再生可能エネルギー事業

森林資源を燃料とする木質バイオマス発電所の運営を主に行い、発電用燃料の製造や電力の販売も手掛けています。
収益は、電力供給や廃棄物処理売上などから得ています。運営は、市原グリーン電力、タケエイグリーンリサイクル、タケエイでんきなどが行っています。

その他の事業セグメント

環境装置やプラント、特殊車両の開発・製造・販売を行う環境エンジニアリング事業、計量証明業務や環境対策工事を行う環境コンサルティング事業、地域貢献事業などを含みます。
収益は、環境装置の販売、保守サービス、受注生産品の販売、アスベスト分析業務などから得ています。運営は、富士車輌、アースアプレイザル、環境保全などが行っています。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
廃棄物処理・再資源化事業 519億円 528億円
資源リサイクル事業 424億円 432億円
再生可能エネルギー事業 136億円 147億円
その他の事業セグメント 108億円 85.0億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの過去5期間の業績を見ると、売上高は一貫して増加傾向にあります。特に直近の2期間では、売上高が大きく伸びています。経常利益も同様に増加傾向にあり、直近の期間では高い水準を維持しています。親会社株主に帰属する当期純利益も、直近の期間で大きく増加しています。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 682億円 907億円 929億円 1,187億円 1,192億円
経常利益 75.5億円 76.0億円 77.9億円 225億円 218億円
経常利益率 11.1% 8.4% 8.4% 18.9% 18.3%
親会社株主に帰属する当期純利益 47.4億円 52.0億円 36.2億円 123億円 147億円
1株当たり当期純利益(円) 110.79 101.20 70.54 241.86 305.23

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、前期からわずかに減少しています。一方で、従業員1人あたり営業利益(連結)も前期から減少しています。これらの指標は、同社グループの事業運営における効率性や、従業員一人ひとりが生み出す価値の傾向を示しています。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上高(連結) 49.6百万円 49.1百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 9.6百万円 9.2百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


TREホールディングスは、堅実な財務基盤を構築しており、事業活動で得た資金を将来の成長投資に充てています。これにより、安定性と成長性の両面を追求する経営姿勢がうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、高い自己資本比率とROE(自己資本利益率)によって特徴づけられます。自己資本比率はプライム市場の非製造業平均を大きく上回り、安定した経営基盤を示しています。また、ROEもプライム市場平均を上回る水準で推移しており、効率的な資本活用がうかがえます。

手元資金である現金及び預金も増加傾向にあり、不測の事態への耐性も備えていると言えるでしょう。これらの財務状況は、入社後の雇用や給与の安定性にも寄与する要素となります。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 754億円 853億円
自己資本比率 45.1% 48.4%
ROE(自己資本利益率) 17.5% 18.9%
現金及び預金 304億円 337億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは前期から増加し、収入となりました。これは、能登半島地震災害廃棄物処理支援事業の寄与や売掛金の回収が進んだことによるものです。投資活動によるキャッシュフローは、固定資産の取得や子会社株式の取得により、前期よりも支出が増加しています。これは将来に向けた積極的な投資姿勢を示しています。

財務活動によるキャッシュフローは、前期の収入から支出に転じました。長期借入金の返済や自己株式の取得、配当金の支払いなどが主な要因です。結果として、営業活動で得た資金が投資活動の支出を上回り、自由に使える資金であるフリーキャッシュフローはプラスとなり、前期から増加しています。この状況は、同社グループが本業で安定的に資金を生み出し、成長投資を行いながらも資金的な余力を確保していることを示しており、雇用や給与の安定性、そして今後の成長性への期待につながると言えるでしょう。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 198億円 285億円
投資CF △121億円 △188億円
財務CF 15.1億円 △64.3億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 77.5億円 97.3億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループの主力事業分野では、地域別に多数の中小・中堅企業が競合しており、価格やサービス競争に直面しています。また、建設現場から排出される建設系の産業廃棄物への依存度が高く、建設業界や住宅建設業界の景気変動が業績に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、将来の事業拡大に向けて優秀な人材の確保と育成を重要視しています。しかし、少子化による若年層の労働人口減少に伴い、人材確保における競争激化や中途退職の可能性がリスクとして認識されています。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


TREホールディングスは、地球環境保全への貢献を企業理念とし、持続可能な社会の実現を目指す企業です。高度循環型社会の実現に向けたリサイクル事業の深化や、脱炭素社会の実現に向けたエネルギー事業の推進に力を入れています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


TREホールディングスグループは、「地球の環境保全に貢献する。」を企業理念としています。高度循環型社会の実現に向けたリサイクル事業の深化や、脱炭素社会の実現に向けたエネルギー事業の推進を目指しています。新たな技術開発やビジネスモデルを構築し、効率的かつスピーディーな事業展開を推進しています。

また、持続的に成長する経済社会の実現に貢献するための「サステナビリティ経営」を実践しています。2026年5月には「TRE中期経営計画2030」を策定し、これらの目標達成に取り組んでいます。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


TREホールディングスグループは、コンプライアンス意識の徹底と、それに基づく事業活動の推進を最重要な経営課題と認識しています。ガバナンス体制を強化し、中長期的な企業価値の最大化を図ることを目指しています。

企業理念として「WX環境企業」を掲げ、資源化が困難な廃棄物を循環資源に変革する技術的・採算的課題克服に挑戦する事業コンセプトを持っています。人材を重要な経営基盤と位置付け、人的資本の強化に取り組む方針です。

具体的には、「現場人材基盤の強化」「経営人材・管理職候補の育成」「採用力強化及び定着率改善」「D&I推進と基盤整備」を人的資本戦略としています。社員が働きやすい環境を整えることを重視し、多様な人材が個性と能力を最大限に発揮できる職場環境の実現を目指しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


TREホールディングスグループは、「TRE中期経営計画2030」の達成に向け、「既存事業の強靭化」「新分野・新事業への挑戦」「ホールディングス連携機能の強化」を基本戦略としています。事業領域の拡充を図るため、グループシナジーの発揮や「TRE環境複合事業」構想、「相馬サーキュラーパーク」構想の推進を掲げています。

経営戦略としては、「パートナーシップ戦略」の推進、DX戦略の推進、そして「人的資本経営」に向けた人事戦略の推進に取り組んでいます。コンプライアンス意識の徹底とガバナンス体制の強化も重要な経営課題と認識しています。

これにより、高度循環型社会の発展を加速していくことを目指しています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


TREホールディングスは監査等委員会設置会社として、取締役会が経営の重要事項を決定し、取締役の職務執行を監督する体制を構築しています。監査等委員会が独立した立場から経営を監視することで、健全な企業統治を推進しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


TREホールディングスの株主構成を見ると、上位には信託銀行や証券会社といった機関投資家が名を連ねています。これは、幅広い投資家層に支えられている資本構成である傾向を示しています。特定の株主グループが経営に強い影響力を持つというよりは、多様なステークホルダーからの支持を得ていることがうかがえます。

株主名 持株比率
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 12.99%
みずほ証券 5.87%
日本カストディ銀行(信託口) 5.74%
三本守 4.14%
みずほリース 3.30%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性4名・女性3名)で構成され、女性役員比率は42.9%です。代表取締役社長は阿部光男氏が務めています。社外取締役比率は42.9%です。

氏名 役職 主な経歴
松岡直人 代表取締役会長 1972年三菱商事入社。上野鉄鋼、メタルワン、リバーの代表取締役社長を歴任。2021年10月同社代表取締役会長より現職。
阿部光男 代表取締役社長 1983年協和銀行入社。りそな銀行常務執行役員、タケエイ代表取締役社長を歴任。2021年10月同社代表取締役社長より現職。
青山美和 取締役 1985年七十七銀行入社。タッグにて総務課長、事業所長、常務取締役、代表取締役社長を歴任。2024年6月同社取締役より現職。


社外取締役は、大村扶美枝氏(新堂・松村法律事務所弁護士・監査等委員)、末松広行氏(次世代産業研究所代表取締役・元農林水産事務次官・監査等委員)、荒牧知子氏(荒牧公認会計士事務所所長・監査等委員)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、監査等委員である社外取締役が独立した立場から経営の意思決定と執行を監視しています。高い独立性と専門的な知見に基づき、客観的かつ適切な監督・モニタリングを通じて企業統治の有効性向上に貢献しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


TREホールディングスの役員報酬は、固定の基本報酬、業績連動報酬、そして退任時に自社株式が給付される株式給付信託(BBT)で構成されています。監査等委員である取締役には固定の基本報酬のみが支払われる仕組みです。報酬の客観性と透明性を確保するため、社外取締役が過半数を占める指名・報酬委員会が諮問機関として設置されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役 5名 1.1億円 23.0百万円
監査等委員(社外除く) 4名 33百万円 8.2百万円
社外役員 3名 20百万円 6.7百万円


同社の役員報酬等の総額は168百万円であり、対象となる役員の合計人数は12名です。

個人別報酬が開示されている役員は、三本守氏(1.06億円)です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

💬キャリコネで会社の実態を確認する

決算資料で業績や財務の状況を把握することは、転職の準備として非常に有効です。数字は会社の今の実力と方向性を正直に示しています。

ただ、数字だけでは見えてこないこともあります。職場の雰囲気、上司との関係、実際の残業の実態、昇給のリアル——こうした情報は、現役社員やOB・OGの声から得られます。

企業口コミサイト「キャリコネ」では、社員のリアルな口コミや給与明細、求人情報をまとめて確認できます。決算データと合わせてチェックすることで、応募判断の精度が上がります。


この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。