【平均年収634万円】visumo 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収634万円】visumo 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

visumoは、企業のマーケティング活動を支援するSaaS型マーケティングプラットフォームを提供しています。UGCやAIを活用し、ECサイトの集客・購買促進を支援しています。直近の業績は、売上高・利益ともに増加となりました。


目次

※本記事は、株式会社visumo の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月16日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


visumoは、企業のマーケティング活動を支援するマーケティングプラットフォーム「visumo」の開発・提供を行っています。UGC、動画、AIを活用し、企業のECサイトやブランドサイトにおける集客・購買促進、顧客体験価値の向上をSaaS型で支援しています。

単体従業員数は50名です。セグメントはマーケティングプラットフォーム事業の単一です。

visumoは、企業が保有するレビューやSNS投稿などの一次情報を収集・蓄積・活用し、AI時代における顧客体験の向上と事業成長を支える情報基盤を提供することで、企業と消費者のより良いコミュニケーションの実現に取り組んでいます。

当事業年度第4四半期には株式会社ReviCoとの合併を実施し、レビュー領域の機能と顧客基盤を取り込み、UGCを起点としたマーケティング支援の提供価値を強化しました。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


visumoは、デジタル人材の育成と社内環境の整備に力を入れ、多様な人材の確保と成長を重視している企業です。平均年齢が比較的若く、勤続年数も短めであることから、活発な組織文化がうかがえます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、比較的若い年齢層の従業員が多く、平均勤続年数も短めである傾向が見られます。これは、新しい技術や市場の変化に迅速に対応する、成長志向の企業文化を反映している可能性があります。

項目 数値
平均年間給与 6,343,767円
平均勤続年数 2.3年
平均年齢 31.6歳
単体従業員数 50人

退職給付制度


同社は、従業員の退職給付に充てるため、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の両制度を採用しています。

退職一時金制度があり、退職給付として給与と勤務期間に基づいた一時金が支給されます。

なお、退職給付債務は20百万円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社は、UGC活用、レコメンド機能、データ活用等を含むSaaSプロダクトの開発力を支える専門人材の確保と育成を人材戦略の基本方針としています。持続的な事業成長と企業価値向上には人材が最も重要であると認識しており、性別、国籍、年齢、中途採用等の区別なく多様な人材の確保と維持を目指しています。

従業員の給与やその他の給付は、各従業員の役割、職責、成果を総合的に考慮し、社内規程に基づいて決定される方針です。

人材育成の方針としては、定期的な1on1面談を通じて従業員の役割を明確にし、キャリアに関する希望を把握することで成長機会を提供しています。また、事業に関連する資格取得費用やビジネス・技術関連書籍の購入費用を会社が負担し、業務スキルの向上と自己研鑽を支援しています。社内環境整備の方針としては、月に1回実施される全社勉強会で会社の状況や方針、技術情報などを共有し、従業員間の交流を促進しています。組織の一体感醸成のため、定期的な社内イベントも実施し、対話が活発に行われるよう努めています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社は、女性活躍推進法および育児介護休業法の規定による公表義務の対象ではないため、法定開示データは開示されていません。

多様性・登用


同社では、多様性のある人材確保と維持における、性別や国籍、年齢や中途採用等の区分で、人数や管理職の構成割合等の目標値は定めていません。今後、具体的な目標設定や状況の開示について検討していく方針です。

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


visumoは、企業のマーケティング活動を支援するプラットフォームを提供しています。共感と信頼を生み出す情報を最適な形で消費者に届けることを目指し、企業のデジタルマーケティングを多角的にサポートしています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


visumoは、企業のマーケティング活動を支援するマーケティングプラットフォームの開発及び提供を行っています。スマートフォンやSNSの普及、生成AI技術の進展により変化する情報環境において、企業が消費者にとって信頼できる情報を適切な形で届けることを支援しています。

同社は、企業が保有する様々なコンテンツや顧客接点の情報を収集・統合し、AI活用にも対応したマーケティングプラットフォーム「visumo」を提供しています。Instagram、YouTube、TikTok、XなどのSNSに投稿されたUGC(ユーザー生成コンテンツ)、商品レビュー、店舗スタッフによる投稿、自社制作の画像・動画コンテンツなどを収集・管理し、企業のECサイトやブランドサイト、アプリなどへ簡単に掲載できる仕組みです。専門的な開発知識がなくても利用できるため、マーケティング担当者や店舗スタッフが日常業務の中で活用できる環境を提供しています。

同社が提供する主なサービスは、UGCソリューション、動画ソリューション、AIソリューションの3つで構成されています。UGCソリューションは、SNS投稿やレビューなどの情報を活用し、企業のECサイトやブランドサイトにおける集客及び購買促進を支援します。動画ソリューションは、ショート動画や商品紹介動画などを活用し、顧客とのコミュニケーション強化及び購買体験の向上を支援するものです。AIソリューションは、蓄積されたコンテンツやデータをAIで解析・整理し、商品提案、検索最適化及びデータ活用の高度化を支援しています。これらのサービスは共通のデータ基盤上で提供されており、企業は必要な機能を組み合わせて利用することが可能です。

同社の売上高は、ストック売上、フロー売上、スポット売上に分かれています。ストック売上はマーケティングプラットフォームサービスの役務提供に伴うもので、固定の月額費用であるストック売上(ベース)と、リクエスト数やCDN流量等に応じた従量課金であるストック売上(従量)があります。フロー売上は初期費用から発生し、スポット売上は契約期間が短い支援業務から得られています。当事業年度においては、ストック売上が売上全体の大部分を占めています。同社はマーケティングプラットフォーム事業の単一セグメントとして事業を展開しており、海外の外部顧客への売上高はありません。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


visumoの直近の業績は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも増加傾向を示しています。特に当期純利益は大幅な増加となりました。これは、新規顧客の獲得と既存顧客へのアップセルに注力したこと、および株式会社ReviCoとの合併によりレビュー領域の機能と顧客基盤を強化したことが要因として挙げられます。

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


visumoは、本業で安定した資金を生み出しつつ、将来に向けた積極的な投資を行っている段階です。手元資金を投資に充てている状況がうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


visumoの自己資本比率は、プライム市場の非製造業平均と比較して高い水準にあります。手元資金は前期から減少傾向を示しています。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
自己資本比率 74.9% 67.9%
ROE(自己資本利益率) - -
現金及び預金等 346百万円 306百万円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


visumoの営業活動によるキャッシュ・フローは、当期もプラスを維持しており、本業で安定的に資金を獲得している状況です。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは無形固定資産の取得により支出が継続しており、前期よりも支出額が増加しています。財務活動によるキャッシュ・フローは該当する事項がありません。

この結果、フリーキャッシュ・フローは当期にマイナスとなりました。これは、本業で得た資金を将来の成長に向けた投資に積極的に充てている成長投資フェーズにあることを示しています。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 125百万円 155百万円
投資CF △107百万円 △219百万円
財務CF 0百万円 0百万円
フリーCF(営業CF+投資CF) 18百万円 △64百万円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社は、特定のSNSプラットフォーム、特にInstagramへの依存度が高い状況です。連携するSNSサービスの不具合や仕様変更、利用者数の減少などが事業に影響を及ぼす可能性があります。

また、同社はマーケティングプラットフォーム事業の単一事業であるため、事業環境の変化や製品サービスの競争力低下が生じた場合、その影響を大きく受ける可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社は、事業の継続的な発展と技術革新への対応のため、優秀な人材の確保と育成が不可欠であると認識しています。特にAI関連技術に精通した人材の獲得競争が激化する可能性があり、人材採用が困難になった場合や人材流出が生じた場合には、事業運営やサービス開発に支障をきたす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


visumoは、「共感と信頼を生み出す情報を、最適な体験として届ける」ことをミッションに掲げ、AI時代の事業変革を共創することを目指しています。顧客と社会の持続的な発展に貢献するため、明確な価値観と戦略のもとで事業を展開しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社は、「共感と信頼を生み出す情報を、最適な体験として届ける」をミッションに掲げています。また、「AI時代の事業変革を共創する」ことをビジョンとしています。

これらの理念に基づき、次世代に求められるプラットフォームを探求・開発し、事業者を支援することで社会の持続的な発展に貢献することを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社は、以下の5つのバリューを大切にしています。customer obsessed(顧客のために、顧客の先の消費者のために、考える視点を持つ)、honesty and integrity(常に誠実であることを意識し気持ちだけでなく行動にも表す)、respect others(縁があり出会う人を敬い、協力して行動の価値を最大化する)、share knowledge(持つだけだと意味がない。ナレッジは惜しみなくシェアしよう)、stay positive(常にポジティブ。運気を下げない)です。

人材に関する方針として、性別や国籍、年齢や中途採用等の区別なく多様性のある人材確保と維持に取り組んでいます。社内環境整備では、月に1回実施する全社勉強会で会社の状況や方針、技術情報などを共有し、組織の一体感醸成と従業員間の対話活性化に努めています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は、AI時代に対応した人材の確保及び組織能力の向上を重要な経営課題と認識しています。事業成長を継続するためには、専門知識を有する人材の確保と育成が重要であると考えています。

採用活動の強化、人材育成プログラムの充実、組織体制の強化を通じて、事業拡大を支える人材基盤の構築に努める方針です。また、サステナビリティに関する課題への対応も重要な経営課題と捉え、今後、サステナビリティ基本方針の策定を検討する予定です。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


visumoは、株主およびステークホルダーの利益を最大限に尊重し、企業価値の向上を目指す経営を推進しています。経営の迅速化、コンプライアンス体制の整備、情報開示の推進を通じて、コーポレート・ガバナンス機能の強化を図る方針です。同社は監査役会制度を採用しており、株主総会、取締役会、監査役会を設置しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


visumoの株主構成を見ると、筆頭株主はソフトクリエイトホールディングスであり、同社グループが経営に強い影響力を持つ資本構成となっています。支配株主であるソフトクリエイトホールディングスおよび同グループ各社との間で営業取引や業務委託取引が発生しており、これらの取引は事業上の必要性および適正性を考慮して行われています。

株主名 持株比率
ソフトクリエイトホールディングス 62.49%
南 直美 2.97%
野村證券 1.28%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は11名(男性11名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長執行役員は井上純氏が務めています。社外取締役比率は25.0%です。

氏名 役職 主な経歴
井上 純 代表取締役 社長執行役員 2008年8月 株式会社ネクストソリューションズ入社。2012年9月 株式会社ソフトクリエイト入社。2012年10月 株式会社ecbeing入社。2019年4月 同社取締役。2023年4月 同社代表取締役社長。2026年1月 同社代表取締役社長執行役員より現職。
高橋 直樹 代表取締役 会長執行役員 2002年4月 株式会社ソフトクリエイト入社。2012年4月 株式会社ソフトクリエイト関西支社開発部長。2012年10月 株式会社ecbeing入社。2016年4月 株式会社ecbeing執行役員。2022年4月 株式会社ecbeing常務執行役員。2022年10月 株式会社ReviCo代表取締役社長。2026年1月 同社代表取締役会長執行役員より現職。
千林 正太朗 取締役 常務執行役員 2002年4月 株式会社ソフトクリエイト入社。2012年10月 株式会社エイトレッド入社営業本部長。2018年1月 株式会社セールスフォース・ドットコム入社。2019年7月 株式会社ecbeing入社。2020年12月 同社入社。2023年4月 同社取締役ソリューションディビジョンゼネラルマネージャー。2025年2月 同社常務取締役ソリューションディビジョンゼネラルマネージャー。2025年4月 同社常務取締役兼執行役員。2026年1月 同社取締役常務執行役員より現職。
見城 壮彦 取締役 上席執行役員 1999年4月 株式会社ソフトクリエイト開発部入社。2013年12月 株式会社ecbeing開発部部長。2018年4月 株式会社ソフトクリエイトホールディングス経営戦略部執行役員。2022年4月 同社入社、コーポレートディビジョン執行役員。2023年4月 同社取締役コーポレートディビジョンゼネラルマネージャー。2025年4月 同社取締役兼執行役員。2026年1月 同社取締役上席執行役員より現職。
林 雅也 取締役 2000年4月 株式会社ソフトクリエイト入社。2004年9月 有限会社ティーオーシステム代表取締役社長。2012年10月 株式会社ecbeing代表取締役社長執行役員。2017年6月 株式会社ソフトクリエイトホールディングス代表取締役副社長。2019年4月 同社代表取締役。2026年1月 同社取締役より現職。
中桐 雅宏 取締役 1992年4月 株式会社ソフトクリエイト入社。2004年6月 株式会社ソフトクリエイト取締役。2012年10月 株式会社ソフトクリエイトホールディングス取締役専務執行役員。2017年3月 株式会社アクロホールディングス取締役。2026年1月 同社取締役より現職。


社外取締役は、甲斐真樹氏(イー・エージェンシー代表取締役)、石川憲和氏(NIテクノロジー合同会社代表社員)です。

同社は監査役会制度を採用しており、独立性の高い社外取締役2名および社外監査役2名を選任しています。これにより、取締役の相互監督および監査役による経営監視機能が十分に機能し、経営の適正性・健全性が確保されている体制です。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の取締役の報酬は、常勤取締役については固定報酬である基本報酬、退職慰労金、および中長期インセンティブとしてのストック・オプションで構成されています。社外取締役は基本報酬のみで構成されています。監査役の報酬は、毎月定額で支給する基本報酬のみです。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 4名 57百万円 14.1百万円
監査役(社外除く) 1名 6百万円 6.0百万円
社外取締役 2名 4百万円 1.8百万円
社外監査役 2名 3百万円 1.5百万円


なお、取締役(社外取締役を除く)の人数は、無報酬の取締役が1名存在するため、当事業年度末日現在の取締役数とは相違しています。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。