【平均年収753万円】ブックオフグループホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年5月期)

【平均年収753万円】ブックオフグループホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年5月期)

ブックオフグループホールディングスは、ブックオフコーポレーション、ブックオフ沖縄などを傘下に持つ持株会社です。リユース事業を国内外で展開し、多岐にわたる商材の買取・販売を手掛けています。直近の業績は増収増益となりました。


目次

※本記事は、ブックオフグループホールディングス株式会社 の有価証券報告書(2026年5月期、2025年6月1日 ~ 2026年5月31日、2026年8月14日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


ブックオフグループホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は49名、グループ連結従業員数は1,964名です。

同社グループは、「BOOKOFF」を中心とした中古書籍等の小売店舗運営およびフランチャイズ事業を展開しています。リユースを切り口に、書籍・ソフトメディア、トレーディングカード、ホビー、家電、アパレル、ブランド品など多岐にわたる商材の買取・販売を手掛けています。連結子会社11社を通じて、国内ブックオフ事業、プレミアムサービス事業、海外事業などを展開しています。

主な国内グループ会社は、(連結子会社)ブックオフコーポレーション、ブックオフ沖縄、マナス(「BOOKOFF」店舗の運営等)、ブックオフインターナショナル、ビーアシスト(商品の加工業務等)などです。

ブックオフグループホールディングスは、2026年2月に伊藤忠商事株式会社との資本業務提携契約を締結しました。これにより、既存事業の強化と将来の事業機会拡大を目指しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


ブックオフグループホールディングスは、リユースビジネスを通じて循環型社会の形成に貢献しており、人財を企業価値創造の源泉と位置付けています。同社グループは、多様な人財が能力を最大限発揮できる環境整備と育成に力を入れていることが特徴です。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は平均年齢が49.3歳、平均勤続年数が17.4年となっています。比較的高い年齢層と長い勤続年数から、安定したキャリア形成が可能な環境であると推察されます。

なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 7,532,764円
平均勤続年数 17.4年
平均年齢 49.3歳
単体従業員数 49人
連結従業員数 1,964人
単体のグループ内比率 2.5%


退職給付制度として、確定拠出年金制度(会社が拠出した資金を従業員が運用する)を採用しています。この制度は国内および海外のグループ会社に適用されます。

なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。当連結会計年度の確定拠出制度への要拠出額は58百万円です。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、リユース市場の拡大と事業ポートフォリオの変化に対応するため、人財を企業価値創造の源泉と位置付けています。国内ブックオフ事業の深化と海外・プレミアムサービス事業の探索を実現するため、店舗経営人財、専門人財、経営人財、事業開発人財の育成・確保を重点的に推進しています。パート・アルバイトスタッフを含む多様な人財が能力を発揮し成長を実感できる人事制度と職場環境の整備を進めています。

従業員の給与は、職務内容、役割、成果に応じた公正な処遇と、外部労働市場水準を踏まえた競争力ある水準を確保する方針です。給与は基本給と各種手当で構成され、基本給は役割と能力に応じて決定されます。賞与は業績と個人評価を反映して決定され、評価の透明性と納得性の確保に努めています。

ウェルビーイングとダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を基盤とし、多様な人財がライフスタイルに合わせた働き方で個性と能力を発揮できる企業風土づくりを推進しています。人財育成では「ブックオフキャリアパスプラン制度」を導入し、各グレードの役割やチャレンジ項目を明確化しています。新入社員には育成担当者がつき、パート・アルバイトスタッフからの正社員登用制度も整備されています。

働きやすい職場環境づくりのため、勤務地選択制度、介護に伴う勤務地選択制度、社員再雇用制度、リフレッシュ休暇、産前産後休暇、育児休業、看護休暇、介護休業、介護休暇、短時間勤務制度、パートナーシップ制度など多様な制度を整備しています。研修制度も充実しており、入社前研修から幹部社員向け研修まで、各階層に応じたプログラムを提供しています。DE&I推進では、全従業員に対するDE&I研修、女性管理職研修、特例子会社ビーアシスト株式会社による障がい者雇用への積極的な取り組みを行っています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。管理的地位にある労働者とは、統括エリアマネージャーおよびグループ長以上の者を指します。当事業年度において男性育児休業取得対象者が不在のため、男性育児休業取得率は記載がありません。また、非正規雇用労働者において男性雇用労働者が不在のため、男女賃金差異(非正規雇用労働者)も記載がありません。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 18.2%
男性育児休業取得率 -
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 57.2%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 62.9%
労働者の男女の賃金の額の差異(非正規雇用労働者) -

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ ブックオフコーポレーション㈱

ブックオフコーポレーション㈱の管理的地位にある労働者とは、統括エリアマネージャーおよびグループ長以上の者を指します。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 8.7%
男性育児休業取得率 60.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 93.2%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 86.3%
労働者の男女の賃金の額の差異(非正規雇用労働者) 102.3%


▼ ㈱ブックレット

㈱ブックレットの管理的地位にある労働者とは、課長およびエリアマネージャー以上の者を指します。当事業年度において男性育児休業取得対象者が不在のため、男性育児休業取得率は記載がありません。集計期間は2025年3月1日から2026年2月28日までです。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 23.1%
男性育児休業取得率 -
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 96.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 96.9%
労働者の男女の賃金の額の差異(非正規雇用労働者) 100.8%

指標及び目標


上記目標の対象範囲はブックオフグループホールディングス㈱並びにブックオフコーポレーション㈱です。

指標 数値
女性管理職比率 9.7%
男性社員育児休暇取得率 60.0%
女性社員育児休暇取得率 100.0%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


ブックオフグループホールディングスは、リユース事業を核に多角的なサービスを展開する持株会社です。循環型社会の実現を目指し、幅広いリユース商材の買取・販売を通じて収益を上げています。

同社グループは「事業活動を通じての社会への貢献」「全従業員の物心両面の幸福の追求」を経営理念とし、中古書籍等の小売店舗「BOOKOFF」を中心に、リユースを切り口とした小売店舗の運営及びフランチャイズ事業を行っています。持株会社としてグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務を行っています。中期経営方針では、国内ブックオフ事業を「深化領域」として安定収益を確保し、プレミアムサービス事業や海外事業を「探索領域」として事業規模拡大と利益成長を進める方針です。2026年2月には伊藤忠商事株式会社との資本業務提携契約を締結し、既存事業の強化及び将来の事業機会の拡大に向けた取り組みを推進しています。収益は主に、各事業セグメントにおけるリユース商品の買取・販売から得ています。本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、国内市場が収益の大部分を占めていることがわかります。

国内ブックオフ事業

書籍・ソフトメディア、トレーディングカード、ホビー等のリユースショップ「BOOKOFF」のチェーン本部としてフランチャイズシステムの運営及び直営店舗の運営を行っています。総合リユースショップの「BOOKOFF SUPER BAZAAR」やアパレル複合店「BOOKOFF PLUS」も展開し、家電、アパレル、スポーツ・アウトドア用品、ベビー用品、腕時計・ブランドバッグ・貴金属、食器・雑貨等の買取及び販売も行っています。収益は、これらの店舗運営及びオンラインストアでのリユース商品の販売から得ています。運営は、ブックオフコーポレーション、ブックオフウィズ、ブックレット、ブックオフ沖縄、マナス、ブックオフ南九州、ブックオフ北海道が行っています。

プレミアムサービス事業

大手百貨店に設置した買取窓口「hugall」、ジュエリーの修理・リフォーム・サステナブルジュエリー販売等の専門店「aidect」、ブランド品販売及び買取等を行う「Rehello」の店舗運営を行っています。収益は、これらの店舗及びオンラインサイトでのブランド品やジュエリーの販売・買取サービスから得ています。運営は、ブックオフコーポレーションが行っています。

海外事業

アメリカ合衆国で「BOOKOFF」店舗の運営、マレーシア国でアパレル等のリユース店舗「Jalan Jalan Japan」の運営を行っています。収益は、アメリカ合衆国とマレーシアにおけるリユース商品の販売から得ています。運営は、BOOKOFF U.S.A.INC.、BOK MARKETING SDN.BHD.、BOOKOFF NEW YORK LLC、ブックオフインターナショナルが行っています。

その他の事業セグメント

新刊書店「青山ブックセンター」店舗の運営、家庭内の物品の整理・処分に関する個人向けサービス「ブックオフおかたづけサービス」の提供を行っています。トレーディングカード専門店「Japan TCG Center」店舗の運営、店舗で販売する商品の加工業務等を通じた障がい者雇用促進、インターネットレビューサイト「ブクログ」の運営も行っています。収益は、これらの多様なサービス提供から得ています。運営は、ブックオフコーポレーション、BOチャンス、ブックオフ沖縄、ビーアシスト、ブクログが行っています。

セグメント 売上高(2025年5月期) 売上高(2026年5月期)
国内ブックオフ事業 1,043億円 1,127億円
プレミアムサービス事業 71.8億円 85.3億円
海外事業 61.8億円 71.5億円
その他の事業セグメント 15.4億円 17.8億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの過去5期間の業績を見ると、売上高は一貫して増加傾向にあります。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益も、変動はありながらも全体としては増加傾向を示しています。直近の当連結会計年度においては、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前連結会計年度を上回る結果となりました。

項目 2022年5月期 2023年5月期 2024年5月期 2025年5月期 2026年5月期
売上高 915億円 1,018億円 1,117億円 1,192億円 1,301億円
経常利益 23.1億円 30.4億円 34.5億円 39.0億円 47.2億円
経常利益率 2.5% 3.0% 3.1% 3.3% 3.6%
親会社株主に帰属する当期純利益 14.5億円 27.7億円 17.1億円 21.0億円 27.6億円
1株当たり当期純利益(円) 82.07 140.15 86.26 108.54 157.45

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたりの売上高は、前期から当期にかけて増加しています。これは、従業員一人ひとりの生産性が向上している傾向を示しています。また、従業員1人あたりの営業利益も前期から当期にかけて増加しており、収益性の改善が見られます。これらの指標の向上は、組織全体の効率化が進んでいることを示唆しています。

指標 2025年5月期 2026年5月期
従業員1人あたり売上高(連結) 64.9百万円 66.3百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 1.9百万円 2.2百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループは、本業で安定した資金を創出し、事業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローもプラスで推移しています。これにより、財務基盤の安定性がうかがえる状況です。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの自己資本比率は当期で34.7%となり、前期の32.5%から増加しています。これはプライム市場の非製造業平均24.2%を上回る水準です。ROE(自己資本利益率)も当期13.9%と、前期の10.8%から上昇しており、プライム市場平均の9.4%を上回っています。手元資金である現金及び預金は当期末で64.6億円を確保しており、財務基盤は安定している状況です。これらの財務指標は、事業活動を支える安定した基盤があることを示しています。

指標 2025年5月期(前期) 2026年5月期(当期)
純資産 189億円 214億円
自己資本比率 32.5% 34.7%
ROE(自己資本利益率) 10.8% 13.9%
現金及び預金 66.3億円 64.6億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは当期に48.9億円の増加となり、前期の30.6億円の増加から拡大しています。これは税金等調整前当期純利益や減価償却費の増加が主な要因です。投資活動によるキャッシュフローは、新規出店や既存店リニューアル、店舗譲受に伴う有形固定資産の取得などにより、当期は30.4億円の減少となりました。前期の25.1億円の減少から、投資活動による支出が増加している状況です。

営業活動によるキャッシュフローから投資活動によるキャッシュフローを差し引いたフリーキャッシュフローは、当期に18.5億円のプラスとなり、前期の5.5億円のプラスから大きく増加しています。これは本業で得た資金で投資を賄い、なお余剰資金を生み出していることを示しています。財務活動によるキャッシュフローは、社債の償還やリース債務の返済、配当金の支払いなどにより、当期は21.0億円の減少となりました。これらの資金の流れから、同社グループは本業で安定的に資金を創出し、成長投資を継続しながらも、財務的な健全性を維持していることがうかがえます。

項目 2025年5月期(前期) 2026年5月期(当期)
営業CF 30.6億円 48.9億円
投資CF △25.1億円 △30.4億円
財務CF △11.2億円 △21.0億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 5.5億円 18.5億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、中古品の仕入において、フリマアプリに代表されるCtoCサービス等の影響を受ける可能性があります。これにより、商品不足による販売機会の喪失が生じ、経営成績及び財務状況に影響を及ぼすリスクがあります。

また、海外での店舗展開においては、現地での知名度が十分ではなく、店舗数も少ないことから、投資回収に相応の時間を要することが見込まれています。この投資回収状況によっては、同社グループの経営成績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、将来にわたり企業価値を高めるため、人財の確保と育成を重視しています。しかし、少子高齢化による労働力人口減少や小売業界の厳しい雇用環境により、人財の確保が困難となる可能性や、人財の社外流出、労働環境の悪化に伴う従業員の健康悪化が生じるリスクがあります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ブックオフグループホールディングスは、リユース事業を通じて社会貢献と従業員の幸福を追求する企業です。循環型社会の形成に貢献し、多様な人財が活躍できる企業風土を大切にしています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループの経営理念は「事業活動を通じての社会への貢献」と「全従業員の物心両面の幸福の追求」です。ミッションとして「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」を掲げています。

このミッションに基づき、同社グループはリユースのリーディングカンパニーとして循環型社会の形成に貢献することを目指しています。また、全従業員が自信と情熱を持ち、安心して働き、成長できる会社になることを目標としています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、従業員を「人財」と位置付け、その育成が企業価値の向上につながると考えています。人種、国籍、性別、年齢、仕事観、宗教、心身障がいの有無等に関わらず、多様な人財が個性と能力を発揮できる企業風土づくりを推進しています。

「ウェルビーイング」の基礎としてダイバーシティを重視し、「アンコンシャスバイアスのない環境づくり」と「多様性のある組織づくり」に重点的に取り組んでいます。サステナビリティ基本方針として、環境面では地球環境にやさしい事業活動と循環型社会の拡大を掲げています。

社会面では働きがいと働きやすさの充実、誰もが心地よく利用できる環境づくり、地域コミュニティとの連携と調和を大切にしています。ガバナンス面では、多様な意見を取り入れた意思決定と誠実な経営、適切な情報開示と責任ある対話を重視しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、事業ミッションである「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」の実現を優先的な課題としています。具体的には、店舗での売場作りやサービス水準の確立、オペレーション水準の向上、ブランディング戦略に取り組んでいます。

また、持続可能な成長の中核となる人財の確保・育成を急務と捉え、業務効率化や待遇改善、多様な人財を受け入れる人事制度の構築を進めています。サステナビリティ基本方針に基づく取り組みも推進しており、人的資本の充実と成長を第一に、多様性を尊重した雇用機会の提供に努めています。

企業倫理の徹底・浸透も重要な課題であり、コンプライアンス・ガイドラインの制定や研修を通じた啓蒙活動を行っています。2024年に発生した不正事案に対しては、再発防止策として業務ルールの見直しやシステム強化、人員配置・評価基準の見直し、コンプライアンス・企業倫理向上に取り組んでいます。ネットワーク環境の安定運用と業務継続性の確保も重点テーマであり、情報セキュリティ対策の強化を進めています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


ブックオフグループホールディングスは監査等委員会設置会社であり、取締役会の監督機能強化とコーポレート・ガバナンスの充実を図っています。取締役会は社外取締役を含む構成となっています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社の株主構成を見ると、筆頭株主は事業会社であるハードオフコーポレーションです。その他、信託銀行や従業員持株会、さらには伊藤忠商事や出版関連企業、書店関連企業などが上位株主として名を連ねています。事業に関連する企業や従業員による持株会が資本を支えていることが特徴です。

株主名 持株比率
ハードオフコーポレーション 8.18%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 6.68%
ブックオフグループホールディングス従業員持株会 5.15%
伊藤忠商事 5.00%
丸善雄松堂 3.48%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は8名(男性6名・女性2名)で構成され、女性役員比率は25.0%です。代表取締役社長は堀内康隆氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。

氏名 役職 主な経歴
堀内 康隆 取締役社長 (代表取締役) 1999年4月中央クーパース&ライブランドコンサルティング㈱入社。2006年3月ブックオフコーポレーション㈱入社後、同社執行役員、取締役執行役員、代表取締役社長を歴任。2018年10月同社代表取締役社長より現職。
渡邉 憲博 取締役 1998年10月監査法人トーマツ入所。公認会計士登録後、2018年7月ブックオフコーポレーション㈱入社。同社経理部長、同社執行役員を経て、2022年8月同社取締役より現職。
川口 佳子 取締役 1985年4月㈱福武書店入社。㈱東京個別指導学院、ベルリッツ・ジャパン㈱、㈱サマンサタバサジャパンリミテッド等を経て、2025年8月同社取締役より現職。


社外取締役は、鷹野正明氏(㈱たち吉取締役相談役・指名諮問委員会委員・報酬検討委員会委員)、長谷川秀樹氏(ロケスタ㈱代表取締役社長・指名諮問委員会委員・報酬検討委員会委員)、宮原さつき氏(元有限責任あずさ監査法人パートナー・指名諮問委員会委員・報酬検討委員会委員)、辻井康裕氏(丸善雄松堂㈱執行役員まなびと空間事業部長)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、監査等委員である取締役が取締役会における議決権を有することで、経営や業務執行に対するモニタリング機能の強化を図っています。経営の透明性及び客観性確保のため、取締役会の構成においては社外取締役の選任を重視しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬制度は、継続的な企業価値向上と業務執行・経営監督機能の適切な発揮を目指し設計されています。報酬は固定報酬、業績連動報酬、非金銭報酬(譲渡制限付株式報酬)で構成されており、業績連動報酬と非金銭報酬の合計割合は固定報酬を上回らない方針です。社外取締役の報酬は固定報酬のみで構成されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 4名 87百万円 21.8百万円
監査等委員(社外除く) 1名 15百万円 15.0百万円
社外役員 4名 18百万円 4.5百万円


なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。