【平均年収604万円】ジグザグ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年5月期)

【平均年収604万円】ジグザグ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年5月期)

ジグザグは、越境ECプラットフォームをワンストップで提供し、Eコマースにおける国境の壁をフラットにするテクノロジーカンパニーです。直近期は連結財務諸表を初めて作成し、売上高、経常利益、純利益を計上し、取扱高も増加しました。限られた人員で効率的に収益と利益を生み出しています。


目次

※本記事は、株式会社ジグザグ の有価証券報告書(2026年5月期、2025年6月1日 ~ 2026年5月31日、2026年8月26日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


ジグザグは、「世界中のワクワクを当たり前に」をミッションに掲げ、越境ECプラットフォームをワンストップで提供するテクノロジーカンパニーです。海外カスタマー向け購入支援サービス「WorldShopping」と国内ECサイト向け越境EC支援サービス「WorldShoppingBIZ」を展開し、Eコマースにおける国境の壁をフラットにしています。

単体従業員数は60名、連結従業員数も60名です。同社グループの事業は越境ECプラットフォーム事業の単一セグメントとなっています。

国内においては、ジグザグがECサイトにJavaScriptタグを追加するだけで越境EC対応を可能にし、国内ECサイト事業者は通常の業務フローを変更することなく海外販売ができる仕組みを提供しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


ジグザグは、越境ECプラットフォーム事業を展開する企業です。グローバルな事業特性を背景に、多様な働き方を尊重し、社員の成長と活躍を支援する環境が整えられています。

柔軟な働き方や能力開発への支援を通じて、社員一人ひとりが国境を越えて活躍できる人材へと成長していくことを重視しています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


ジグザグは、平均勤続年数から比較的新しい組織であることがうかがえます。事業の成長に伴い、人材の流入が活発である傾向が見られます。

平均年齢は30代後半であり、経験豊富な人材が活躍していることが示されています。

項目 数値
平均年間給与 6,042,000円
平均勤続年数 3.7年
平均年齢 38.8歳
単体従業員数 60人
連結従業員数 60人
単体のグループ内比率 100.0%


なお、退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


ジグザグは、人材を企業価値創造の源泉と位置づけ、優秀な人材の確保・定着と意欲向上につながる処遇を基本方針としています。個々の従業員の給与やその他の給付の額と内容については、経済情勢や業界の報酬水準を考慮し、業績や個人の貢献度・評価に基づき適正かつ成果に応じた処遇を行っています。

同社グループは「世界中のワクワクを当たり前に」をミッションに掲げ、その達成に向けて「境界(ボーダー)を超える」「変化を一緒に楽しむ」「リスペクトする、感謝する」「責任感、主体性をもって動く」「挑戦した失敗と学びを称える」というコア・バリューを掲げています。事業の基本方針をOKR(Objective and Key Result)によって示し、組織を横断した目標設定を行うことで、協力し合うオーナーシップ文化を醸成しています。

人材の能力開発を重視しており、自己学習への支援制度や社内勉強会を通じて社員の成長を支援しています。多国籍の社員によるグローバルな視点を活かした交流会を通じてコミュニケーションを促進しています。また、リモートワーク制度やフレックス制度、日本国外でのリモートワークも認めるなど、柔軟な働き方を推奨しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


ジグザグは、女性活躍推進法および育児介護休業法に基づく公表義務の対象ではないため、法定開示データは開示されていません。

任意開示


ジグザグは、現在の人的資本規模に対して特定の数値的目標を採用するのが困難であるため、現時点では具体的な目標数値等は定めていません。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


ジグザグは、海外カスタマーと国内ECサイトをつなぐ越境ECプラットフォームをワンストップで提供しています。言語、物流、決済といった国境の壁をなくし、世界中の人々が日本の商品を購入できる環境を構築しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは「世界中のワクワクを当たり前に」をミッションに掲げ、越境ECプラットフォーム事業を展開しています。この事業は、海外カスタマー向けの購入支援サービス「WorldShopping」と、国内ECサイト向けの越境EC支援サービス「WorldShoppingBIZ」の二つのサービスで構成されています。国内ECサイトにJavaScriptタグを一行追加するだけで、最短一日で世界228の国と地域への販売を可能にする点が特徴です。

「WorldShopping」は、海外対応していない国内ECサイトの商品を海外カスタマーが購入できるよう、同社グループが購入代行し、多言語カスタマーサポートから海外配送までをフルサポートで提供します。海外カスタマーは、商品代金、配送手数料、購入代行手数料を同社グループに支払うことでサービスを利用できます。多様な決済手段に対応し、ECサイト内で自然な購入体験を提供することで、ECサイト公認の信頼性のもと安心して商品を購入できる仕組みです。

一方、「WorldShoppingBIZ」は、国内ECサイト運営者向けに「WorldShopping」の機能を提供し、越境EC対応を支援するサービスです。国内ECサイト事業者は、通常の業務フローを変更することなく、同社グループが利用する外部倉庫へ国内配送するだけで海外販売が可能です。このサービスの利用料は初期費用と月額固定で設定されており、小規模なECサイト事業者でも気軽に導入できる価格設定となっています。

同社グループの事業は、日本の人口減少による内需縮小や労働力減少といった社会課題の解決策として、越境ビジネスによる海外売上獲得を支えるインフラを担っています。2026年5月期における海外売上高比率は95%と高く、収益の大部分を海外市場から得ています。地域別ではアジアが53%、北米が29%、その他が18%を占めており、特にアジア地域が主要な販売拠点となっています。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループは、2026年5月期より連結財務諸表を作成しており、当期は売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも実績を計上しています。当連結会計年度における取扱高(GMV)は、前事業年度比で増加しています。

項目 2022年5月期 2023年5月期 2024年5月期 2025年5月期 2026年5月期
売上高 - - - - 15.0億円
経常利益 - - - - 3.1億円
経常利益率 - - - - 20.5%
親会社株主に帰属する当期純利益 - - - - 2.3億円
1株当たり当期純利益(円) - - - - 30.31

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたりの売上高は25.0百万円、従業員1人あたりの営業利益は4.8百万円となっています。これらの数値は、同社グループが限られた人員で効率的に収益と利益を生み出していることを示しています。特に、従業員1人あたりの営業利益は、事業の収益性と組織の生産性が維持されている傾向にあることを示唆しています。

指標 2025年5月期 2026年5月期
従業員1人あたり売上高(連結) - 25.0百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) - 4.8百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


ジグザグの財務状況は、事業活動を通じて得られた資金を成長投資に充てている段階を示しています。これにより、将来に向けた事業拡大への取り組みがうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


ジグザグの自己資本比率は53.0%となっており、プライム市場の製造業平均46.8%や非製造業平均24.2%と比較して高い水準を示しています。ROE(自己資本利益率)は16.6%であり、プライム市場平均の9.4%を上回っています。手元資金である現金及び預金は20.0億円となっており、事業運営に必要な資金を確保している状況です。これらの財務指標は、同社グループが安定した財務基盤を構築していることを示しています。

指標 -(前期) 2026年5月期(当期)
純資産 11.1億円 13.7億円
自己資本比率 - 53.0%
ROE(自己資本利益率) - 16.6%
現金及び預金 14.6億円 20.0億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


ジグザグの当連結会計年度における営業活動によるキャッシュフローは4.5億円のプラスとなりました。これは主に、税金等調整前当期純利益3.1億円、未収消費税等の減少額1.0億円、契約負債の増加額1.9億円、法人税等の支払額1.4億円等によるものです。投資活動によるキャッシュフローは△2.3億円のマイナスとなっており、定期預金の預入による支出6.0億円、定期預金の払戻による収入3.0億円、差入保証金の回収による収入1.0億円等により資金を使用しています。財務活動によるキャッシュフローは20百万円のプラスであり、長期借入金の返済による支出13百万円と新株予約権の行使による株式の発行による収入33百万円が主な要因です。

これらの結果、フリーキャッシュフローは2.2億円のプラスとなっています。同社グループは本業で安定的に資金を生み出し、将来の成長に向けた投資も行いつつ、手元資金を確保している状況です。

項目 -(前期) 2026年5月期(当期)
営業CF - 4.5億円
投資CF - △2.3億円
財務CF - 20百万円
フリーCF(営業CF+投資CF) - 2.2億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは越境EC市場の成長を事業機会と捉えていますが、経済情勢や景気動向、急激な市場変化への対応が遅れた場合、事業及び業績に影響を与える可能性があります。また、越境EC市場における技術革新や顧客ニーズの変化のスピードが速く、これらに対応できない場合や多額の投資を要する場合も、事業及び業績に影響を与える可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは事業拡大のために優秀な人材の確保と育成を重要な課題と認識しています。計画に沿った採用・育成ができない場合、事業及び業績に影響を与える可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ジグザグは「世界中のワクワクを当たり前に」をミッションに掲げ、越境ECプラットフォームを通じて、グローバルな購買体験を支えるインフラとなることを目指しています。多様な価値観を尊重し、変化を恐れずに挑戦する企業文化を大切にしています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループは「世界中のワクワクを当たり前に」をミッションに掲げています。このミッションのもと、「世界中の欲しいに応える、世界中に想いも届ける」ためのインフラとなり、社会の発展に貢献していくことを目指しています。世界中のカスタマーと国内ECサイトの課題に向き合い、ソリューションを提供することで、国境を越えた購買体験を当たり前にすることを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、持続的な成長を実現するために人的資本に関する戦略を重視し、以下のコア・バリューを掲げています。「境界(ボーダー)を超える」「変化を一緒に楽しむ」「リスペクトする、感謝する」「責任感、主体性をもって動く」「挑戦した失敗と学びを称える」という価値観を大切にしています。

事業の基本方針はOKR(Objective and Key Result:目標と主要成果を整理するフレームワーク)によって示され、組織を跨いだ目標設定を行うことで、横断的な協力・貢献を促すオーナーシップ文化を醸成しています。また、多国籍の社員によるグローバルな視点を活かし、社内交流会を通じてコミュニケーションを促進しています。柔軟な働き方を推奨しており、リモートワーク制度やフレックス制度を導入し、日本国外でのリモートワークも認めています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、事業の持続的な成長のために、優秀な人材の確保と育成を優先的な課題としています。競合との優位性を確保し、事業を迅速に拡大するため、全方位において優秀な人材の確保が必須であると考えています。迅速な開発、物流強化、カスタマーサポート、そして安定した組織拡大のために、人材の確保と体制整備を進めています。

また、成長段階にある同社グループは、業務運営の効率化とリスク管理のための内部管理体制の強化も重要な課題と認識しています。国内外の諸法令への継続的な対応体制を維持するため、コーポレート部門の整備を推進し、外部専門家との連携を含め、コーポレート・ガバナンスの充実を図る方針です。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


ジグザグは監査役会設置会社であり、取締役会が経営の意思決定と業務執行の監督を担っています。監査役会は社外監査役を中心に構成され、客観的な監査体制を構築しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


ジグザグの筆頭株主は代表取締役である仲里一義氏です。上位株主には、同氏のほか、仲里亜美氏、および仲里一義氏が代表取締役を務めるZカンパニーが名を連ねています。このように、創業家およびその関連会社が上位株主を占める資本構成となっています。

株主名 持株比率
仲里 一義 18.35%
仲里 亜美 9.86%
Zカンパニー 9.28%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は6名(男性6名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役は仲里一義氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。

氏名 役職 主な経歴
仲里 一義 代表取締役 1997年4月 株式会社オックスプランニング入社。2004年4月 株式会社オプト(現 株式会社デジタルホールディングス)入社。2015年6月 同社設立、代表取締役より現職。
鈴木 賢 代表取締役 2000年4月 加賀電子株式会社入社。2002年1月 株式会社オプト(現 株式会社デジタルホールディングス)入社。2020年1月 同社取締役マーケティングコミュニケーション本部長。2026年4月 同社代表取締役より現職。
松本 浩介 取締役 1998年6月 時刻表情報サービス株式会社(現 株式会社JR東日本アイステイションズ)取締役。1999年6月 同社代表取締役。2020年12月 同社社外取締役より現職。


社外取締役は、松本浩介氏(スタジオアタオ社外取締役監査等委員)、長山元彦氏(AI model社外監査役)、佐々木義孝氏(CFOナレッジ代表取締役)、吉羽真一郎氏(潮見坂綜合法律事務所パートナー)です。

同社は監査役会設置会社であり、取締役会が経営の意思決定と業務執行の監督を担っています。社外取締役および社外監査役が、それぞれの専門的知見に基づき、経営の監督と監査機能を強化しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


ジグザグの役員報酬は、基本報酬と賞与で構成されています。業務執行取締役の報酬は基本報酬と賞与からなり、社外取締役および監査役の報酬は基本報酬のみです。当事業年度においては、業績連動報酬は採用されていません。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 3名 33百万円 10.9百万円
社外役員 4名 21百万円 5.2百万円


なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。