【平均年収617万円】アクシージア 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年7月期)

【平均年収617万円】アクシージア 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年7月期)

アクシージアは、化粧品及び健康補助食品の製造・販売をグループ各社とともに展開しています。エステサロン向けからリテール市場向けまで幅広い製品を手掛けています。直近期の業績は増収減益となりました。


目次

※本記事は、株式会社アクシージア の有価証券報告書(2025年7月期、2024年8月1日 ~ 2025年7月31日、2025年10月23日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


アクシージアグループは、化粧品及び健康補助食品の製造・販売を主な事業としています。エステサロン向けスキンケアラインから、リテール市場向けのエイジングケアシリーズ、目もとケアシリーズなど、幅広い製品を展開しています。

単体従業員数は134名、連結従業員数は248名です。同社グループは化粧品事業の単一セグメントで事業を展開しています。

主な国内グループ会社は、当社、連結子会社、エムアンドディ、ユイット、・ラボラトリーズなどです。

2024年2月に株式会社エムアンドディを子会社化し、日本売上が大きく伸長しました。今後はエムアンドディ社初の自社ブランド「BELLE BAI」の上市を予定しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


株式会社アクシージアは、化粧品事業をグローバルに展開しており、特に中国市場での成長に注力しています。同社グループでは、多様な人材が活躍できる環境を重視し、専門性を高める人材育成やダイバーシティ&インクルージョンの推進に力を入れています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、比較的若い年齢層の従業員が多く、平均勤続年数は短めの傾向にあります。これは、事業の成長フェーズにおいて、新しい人材が積極的に加わっている状況を示していると考えられます。

項目 数値
平均年間給与 6,168,000円
平均勤続年数 2.7年
平均年齢 35.3歳
単体従業員数 134人
連結従業員数 248人
単体のグループ内比率 54.0%


なお、退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、人材を重要な資産と位置付け、「まず行動し、常識・慣習を打ち破れ」「思いやりを持ち、謙虚たれ」という行動指針に共感し実践できる人材の育成に取り組んでいます。社員一人ひとりが専門性や強みを生かすプロフェッショナル集団を目指し、人材育成制度の充実を図っています。

また、性別、国籍、年齢といった属性や考え方の違いを互いに認め尊重し合う、ダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。本社における女性管理職比率は55.9%、外国籍社員の比率は37.5%を占めており、多様な個性や能力を最大限発揮し活躍できる環境の提供を通じて、グローバルビューティーカンパニーを目指す方針です。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


連結子会社は法定開示の公表義務対象外のため、提出会社単体のデータを示します。女性管理職比率、労働者の男女の賃金の差異は女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づき算出されています。男性労働者の育児休業取得率は育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律に基づき算出されています。労働者の男女の賃金の差異のうち、パート・有期労働者については、女性労働者の数が男性労働者の数を上回る場合、100%を超過した値となります。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 55.9%
男性労働者の育児休業取得率 100.0%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 60.4%
労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) 75.7%
労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) 203.0%

ダイバーシティ&インクルージョンの推進

指標 数値
女性管理職比率 40~50%
えるぼし認定取得 認定

人材価値の最大化による企業の持続的成長

指標 数値
研修体系の見直し 検討・見直し
健康経営優良法人への認定 認定

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


株式会社アクシージアは、化粧品および健康補助食品の製造・販売を主な事業としています。国内外の多様なチャネルを通じて、美容と健康を追求する製品を提供し、収益を上げています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、化粧品事業の単一セグメントで事業を展開しています。主力は化粧品と健康補助食品の製造・販売であり、主に中国市場を主要な収益源としています。中国向けにはエステサロン、EC、リテールといった多様な販売チャネルを通じて製品を提供しています。

日本市場においても、エステサロン、リテール、ECを通じて製品を展開しています。また、北米、アジア圏、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、スイスなどその他の地域でも、ECや小売店舗、免税店での販売を行っています。製品ラインナップとしては、エステサロン向けのサロン専売ブランドに加え、エイジングケア、目もとケア、透明感・ツヤ製品といったBtoCブランドを展開しています。

中国市場は競争が激しく、消費マインドの低迷が続く厳しい事業環境にあります。一方で、日本市場では子会社化による売上高の伸長が見られ、グローバルな市場開拓にも積極的に取り組んでいます。特定の顧客への収益集中は見られず、地域別では中国市場への依存度が高い傾向にあります。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの売上高は、過去5期間にわたり継続的に増加傾向を示しています。特に直近の期においても売上高は伸長し、過去最高を更新しました。

一方で、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、直近の期において減少しています。これは、子会社化に伴う売上原価率の悪化や人件費の増加が影響していると説明されています。

項目 2021年7月期 2022年7月期 2023年7月期 2024年7月期 2025年7月期
売上高 57.9億円 82.2億円 113億円 122億円 135億円
経常利益 13.7億円 17.5億円 19.0億円 11.2億円 5.0億円
経常利益率 23.7% 21.3% 16.8% 9.2% 3.7%
親会社株主に帰属する当期純利益 8.7億円 11.2億円 13.3億円 7.9億円 3.2億円
1株当たり当期純利益(円) 35.97 43.28 51.80 32.06 13.74

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高は、前期から増加しています。これは、組織全体の売上創出能力が向上していることを示しています。

一方で、従業員1人あたり営業利益は前期から減少しています。売上高の増加と同時に、利益率の低下や費用の増加があったことが影響していると考えられます。

指標 2024年7月期 2025年7月期
従業員1人あたり売上高(連結) 47.3百万円 54.3百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 3.6百万円 2.1百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


株式会社アクシージアは、安定した財務基盤とキャッシュフローを維持しており、事業活動で得た資金を適切に運用している状況がうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、自己資本比率が高く、安定した状態を示しています。手元資金も一定水準を確保しており、事業運営の安定性につながる要素となっています。

指標 2024年7月期(前期) 2025年7月期(当期)
純資産 85.4億円 75.8億円
自己資本比率 80.9% 79.1%
ROE(自己資本利益率) 9.1% 4.0%
現金及び預金 49.3億円 39.9億円


同社グループの自己資本比率は当期で79.1%となっており、プライム市場上場企業の平均(製造業46.8%、非製造業24.2%)と比較しても高い水準にあります。これは、財務の健全性が高く、外部からの借入に過度に依存しない経営体制を示しています。

一方で、ROE(自己資本利益率)は当期で4.0%となり、前期の9.1%から減少しています。プライム市場平均の9.4%と比較すると、収益性の改善が今後の課題となる可能性があります。

現金及び預金は当期で39.9億円を保有しており、前期の49.3億円から減少しています。しかし、事業活動に必要な手元資金は確保されており、不測の事態への耐性も一定程度あると考えられます。

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローは、本業で安定的に資金を生み出し、投資活動も行いつつ、財務活動で資金を返済している状況を示しています。

当連結会計年度の営業キャッシュフローは7.8億円のプラスとなっており、本業で着実に資金を生み出していることがうかがえます。投資キャッシュフローは△1.6億円のマイナスで、有形固定資産の増加や投資その他の資産の増加など、将来に向けた投資を行っていることが示されています。財務キャッシュフローは△14.8億円のマイナスとなっており、自己株式取得や長期借入金の返済などにより資金が減少しています。結果として、フリーキャッシュフローは6.2億円のプラスとなっており、本業で得た資金が投資を上回り、自由に使える資金を確保している状態です。これは、事業の安定性と成長への投資余力があることを示しており、雇用や給与の安定性にもつながる傾向にあると言えます。

項目 2024年7月期(前期) 2025年7月期(当期)
営業CF 8.0億円 7.8億円
投資CF △6.3億円 △1.6億円
財務CF △15.5億円 △14.8億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 1.7億円 6.2億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、売上高の大部分を占める中国市場での事業活動において、政策運営や法制度の変更、Eコマースプラットフォームの運営方針変更、反日行動、感染症の流行など、様々なリスクを認識しています。また、海外売上高比率が74.6%と高いため、為替相場の変動が経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性もリスクとして挙げています。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、代表取締役社長である段卓氏の中国市場における人的関係を活用して海外事業を推進・展開しているため、特定の人物への依存リスクを認識しています。不慮の事故等により人的関係や取引関係の維持に支障が生じた場合、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


アクシージアは、「アジアの美を日本から世界へ発信する総合ビューティーソリューションカンパニー」を目指し、グローバルな視点で美を追求する企業です。全ての人を美しく幸せにすることをビジョンに掲げ、革新的なビューティープロダクツを提供しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


アクシージアグループは、「女性の染色体XXを美の象徴と位置づけ、アジアの美を日本から世界へ発信する総合ビューティーソリューションカンパニー」を目指しています。同社グループは、持続的な成長のため、日本およびその他地域への展開を強化し、各地域の消費者に合わせた先進的かつ革新的なビューティープロダクツを発信し続けることを掲げています。

全ての人を美しく幸せにするグローバルビューティーカンパニーを目指す方針です。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


アクシージアグループは、人材を重要な資産と位置付け、行動指針として「まず行動し、常識・慣習を打ち破れ」「思いやりを持ち、謙虚たれ」を掲げています。これらの指針に共感し実践できる人材の育成に取り組んでいます。

同社グループは、社員一人ひとりが専門性や強みを生かすプロフェッショナル集団を目指しています。性別、国籍、年齢といった属性や考え方の違いを互いに認め尊重し合う、ダイバーシティ&インクルージョンを推進する企業風土です。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


アクシージアグループは、中長期的な企業価値向上のため、サステナビリティの推進を重要な課題としています。2024年にはサステナビリティ基本方針を策定し、重点的に取り組むべき「マテリアリティ(重要課題)」を特定しました。

また、今後の事業拡大に向けて、人的資本投資を重視しています。優秀な人材の確保や成長フェーズに応じた組織体制の強化が不可欠であると認識しており、企業風土に合った国内外の人材採用・登用、および体系的な教育プログラムの実施を通じて、従業員のスキル向上を図っています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


アクシージアは監査役会設置会社であり、代表取締役社長が取締役会の議長を務める体制です。取締役会の任意の諮問機関として、報酬委員会と指名委員会を設置しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


アクシージアの株主構成を見ると、筆頭株主はCREATIVE TECHNOLOGY INDUSTRIAL LIMITEDです。上位株主には、創維国際や段世純氏、段卓氏、段暁維氏といった創業家や関連会社が名を連ねています。これにより、特定の株主グループが経営に一定の影響力を持つ資本構成となっています。

株主名 持株比率
CREATIVE TECHNOLOGY INDUSTRIAL LIMITED 13.12%
創維国際 10.49%
段 世純 9.40%
段 卓 8.03%
段 暁維 8.03%


なお、前事業年度末において主要株主でなかった創維国際は、当事業年度末現在では主要株主となっています。

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は11名(男性9名・女性2名)で構成され、女性役員比率は18.2%です。代表取締役社長は段卓氏が務めています。社外取締役比率は37.5%です。

氏名 役職 主な経歴
段 卓 代表取締役社長 2003年4月株式会社フェリーク代表取締役就任、2011年12月同社設立代表取締役社長就任、2024年9月株式会社アクシージアテクノロジー代表取締役社長就任より現職。
段 暁維 取締役副社長 マーケティング部 製造部担当 2011年12月同社取締役就任、2018年8月同社取締役副社長就任、2023年6月株式会社アクシージアバリュークリエイター代表取締役就任より現職。
武 君 常務取締役 中国現地法人 担当 2018年8月同社取締役就任、2020年2月Xiaozi Cosmetic (Shanghai) Inc.董事長就任、2021年8月同社常務取締役就任より現職。
張 輝 常務取締役 営業企画・ 営業開発担当 2018年5月同社入社、2019年6月同社取締役就任、2021年8月同社常務取締役就任、2024年9月AXXZIA (Shenzhen) International E-Commerce Co., Ltd.董事長就任より現職。
福井 康人 取締役 管理部担当 1988年4月株式会社大和銀行入社、2018年9月同社入社、2019年6月同社取締役就任、2025年5月株式会社ユイット・ラボラトリーズ取締役就任より現職。


社外取締役は、荒川雄二郎氏(北浜法律事務所代表社員・報酬委員会委員長)、伊藤潤一氏(株式会社Life Time Partner代表取締役)、下森右子氏(株式会社MODELY代表取締役)です。

同社は監査役会設置会社であり、環境変化に適応した迅速な意思決定と経営の透明性・健全性確保を目的としています。外部の中立かつ客観的な立場から経営を監督・監査するため、高度な専門知識と豊富な経験を有する社外取締役および社外監査役を選任しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


アクシージアの役員報酬は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして機能するよう、株主利益と連動した報酬体系を採用しています。業務執行取締役の報酬は、固定報酬としての基本報酬と、中長期での目標達成への動機づけを目的とした業績連動型株式報酬で構成されています。監督機能を担う社外取締役および監査役については、その職務に鑑み、基本報酬のみを支払う方針です。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 6名 1.9億円 30.9百万円
社外役員 7名 37百万円 5.3百万円


なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。また、業績連動型株式報酬は当事業年度においては支給されておりません。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

💬キャリコネで会社の実態を確認する

決算資料で業績や財務の状況を把握することは、転職の準備として非常に有効です。数字は会社の今の実力と方向性を正直に示しています。

ただ、数字だけでは見えてこないこともあります。職場の雰囲気、上司との関係、実際の残業の実態、昇給のリアル——こうした情報は、現役社員やOB・OGの声から得られます。

企業口コミサイト「キャリコネ」では、社員のリアルな口コミや給与明細、求人情報をまとめて確認できます。決算データと合わせてチェックすることで、応募判断の精度が上がります。


この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。