【平均年収745万円】ブレインズテクノロジー 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年7月期)

【平均年収745万円】ブレインズテクノロジー 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年7月期)

ブレインズテクノロジーは、エンタープライズAIソフトウエア事業を展開し、異常検知ソリューション「Impulse」や企業内検索エンジン「Neuron Enterprise Search」を通じて企業のDXを支援しています。直近の業績は増収増益となりました。


目次

※本記事は、ブレインズテクノロジー株式会社 の有価証券報告書(2025年7月期、2024年8月1日 ~ 2025年7月31日、2025年10月28日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


ブレインズテクノロジーは、「企業活動の継続性と生産性の劇的な向上に貢献すること」をミッションに掲げ、エンタープライズAIソフトウエア事業を展開しています。同社は、異常検知ソリューション「Impulse」と企業内検索エンジン「Neuron Enterprise Search」の2つのソフトウエアを提供し、企業のDXを加速するためのAI実装を支援しています。

単体従業員数は73名です。同社の事業セグメントはエンタープライズAIソフトウエア事業の単一セグメントとなっています。

ブレインズテクノロジーは、企業がデジタル技術による業務やビジネスの変革(DX)を加速するためのAIを実装するエンタープライズAIソフトウエア事業を展開しています。異常検知ソリューション「Impulse」と企業内検索エンジン「Neuron Enterprise Search」の2つのソフトウエアを提供しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


ブレインズテクノロジーは、AIソフトウェア事業を展開する企業です。専門性の高い技術を扱う事業特性から、従業員のスキルや成長が重視される環境であると推察されます。同社では、人材の育成や多様な働き方を支援する取り組みに力を入れていることがうかがえます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、比較的若い年齢層の従業員が多く、勤続年数も中程度となっています。これは、新しい技術や変化に柔軟に対応できる人材が活躍し、キャリアを築いている傾向を示していると言えるでしょう。

項目 数値
平均年間給与 7,453,000円
平均勤続年数 4.6年
平均年齢 34.1歳
単体従業員数 73人


同社は、従業員の退職給付に充てるため確定給付企業年金制度(給与や勤続年数に応じて給付額が決まるタイプ)を採用しています。この制度は国内の従業員に適用されます。

なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社は「企業活動の継続性と生産性の劇的な向上に貢献する」をミッションに掲げ、人的資本を重視しています。人材の成長と事業成長が継続的に連動すると認識し、社員個人の特性や能力を最大限に活かすことで組織力強化を目指しています。

優秀な人材の確保・育成、専門性の高い知識の習得、社員の労働意欲が高まる社内環境・制度の整備・拡充に努めています。特定の分野の専門スキルを持つスペシャリストを国内外から採用できるよう投資を行っています。

キャリア開発の実現のため、目標管理面談や1on1ミーティングを定期的に実施し、キャリアの志向や適性に応じた業務アサインや部署間の移動を柔軟に行っています。専門スキルの向上に関しては、書籍や講習費用の補助、国内外の技術発表への参加費用補助など、積極的にスキルを習得できる環境整備を進めています。若手社員の早期戦力化のためにはOJTや社内外の研修を実施しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


男性労働者の育児休業取得率と労働者の男女の賃金の差異は、公表義務の対象ではないため記載を省略しています。女性管理職比率は、女性活躍推進法に基づき算出されています。

指標 数値
女性管理職比率 14.2%

多様性・登用


同社は、多様性を含む人材確保や女性従業員比率の改善に向けた取り組みを拡充しています。

指標 数値
エンジニア従業員比率 65.7%
外国籍従業員比率 16.4%
女性管理職比率 14.2%
女性従業員比率 21.9%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


ブレインズテクノロジーは、「企業活動の継続性と生産性の劇的な向上に貢献すること」をミッションに掲げ、企業がデジタル変革を加速するためのAIを実装するエンタープライズAIソフトウエア事業を展開しています。同社は、機械学習やAIを企業の日常業務に組み込み、「データ活動の機動性」を獲得することで、業務の高度化や省人化を目指しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社は、エンタープライズAIソフトウエア事業の単一セグメントで事業を展開しています。主なサービスとして、異常検知ソリューション「Impulse」と企業内検索エンジン「Neuron Enterprise Search」の二つのソフトウエアを提供しています。また、企業内検索エンジンの技術を応用した生成AIチャット「Chat EI」も開発しています。

「Impulse」は、複雑で膨大な企業データを収集・加工し、AI分析の一連のプロセスをサポートするオールインワンのAIプラットフォームです。製造業や建設業、IT業を中心に、予知保全や品質管理、インフラ監視などの業務の高度化や省人化に貢献しています。

「Neuron Enterprise Search」は、企業内の様々な場所に保存された文書ファイルやデータを横断的に一括検索できる企業内検索エンジンです。働き方改革やデジタル変革をテーマに、検索時間短縮や新たな情報発見によるホワイトカラーの生産性向上を支援しており、製造業、建設業、IT業を中心に導入されています。

同社のエンタープライズAIソフトウエアは、顧客ニーズに合わせてクラウド型とオンプレミス型を併用して提供されています。売上はソフトウエア売上と作業売上で構成され、ソフトウエア売上はサブスクリプションモデルの利用料や買取モデルのライセンス料・保守ライセンス料から得ています。これらのソフトウエア売上は、人に依存しない継続的な収益源となっています。

顧客基盤としては、製造業、情報通信業、電気・ガス・熱供給・水道業の3業界で売上の大部分を占めており、特に製造業でのデジタル変革ニーズが高い傾向にあります。また、顧客規模別では大企業が半数近くを占めています。同社の売上は国内の外部顧客へのものが大部分を占めており、海外比率は低い状況です。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社の直近の業績は、売上高、売上総利益、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも前期から大きく増加しています。特に営業利益、経常利益、当期純利益は大幅な伸びを示しており、収益性が大きく改善している傾向が見られます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社は、本業で安定した資金を生み出し、将来に向けた投資も積極的に行っている状況です。手元資金も厚く、財務基盤は堅実な状態にあると言えます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の財務基盤は、自己資本比率が高く、手元資金も潤沢に確保されている状態です。自己資本比率はプライム市場の非製造業平均と比較して高い水準にあり、財務の安定性を示しています。また、手元資金も十分にあり、不測の事態にも対応できる体制が整っていることがうかがえます。

指標 2024年7月期(前期) 2025年7月期(当期)
純資産 15.6億円 16.4億円
自己資本比率 83.7% 79.9%
ROE(自己資本利益率) - 8.1%
現金及び預金 13.1億円 14.8億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社は、本業であるエンタープライズAIソフトウエア事業で安定的に資金を生み出しています。営業活動によるキャッシュ・フローは増加しており、事業の成長を支える基盤が確立されている状況です。

投資活動によるキャッシュ・フローは、主に無形固定資産の取得による支出により減少しています。これは、製品開発のための投資を積極的に行っていることを示しています。財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出などにより減少しています。本業で得た資金を成長投資に充てつつ、余剰資金も確保できている状態であり、今後の事業拡大に向けた安定性と成長性が期待できる資金の流れとなっています。

項目 2024年7月期(前期) 2025年7月期(当期)
営業CF 2.3億円 4.2億円
投資CF △2.4億円 △1.9億円
財務CF 11百万円 △53百万円
フリーCF(営業CF+投資CF) △8百万円 2.3億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社は、AIシステム市場の急速な拡大が見込まれる一方で、景気変動や各種新技術への投資による影響を受ける可能性があります。また、将来の成長が期待される市場であるため、国内外の事業者の新規参入により競争が激化するリスクも認識しています。

③ 人材・組織に関するリスク

同社は、開発するサービスの特性上、従業員の技術力に大きく依存しています。そのため、事業規模の拡大に応じた人材育成や優秀な人材の採用が計画通りに進まない場合、または優秀な人材の社外流出が発生した場合に、成長戦略の遂行に悪影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ブレインズテクノロジーは、「企業活動の継続性と生産性の劇的な向上に貢献すること」をミッションに掲げ、先端技術と独自の技術力を競争の源泉とする技術者集団です。社会課題の解決とミッション追求を通じて、明るい未来を創造することを目指しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社は、「企業活動の継続性と生産性の劇的な向上に貢献すること」をミッションとしています。先端オープン技術の活用力と独自の高い技術力を競争の源泉とし、明るい未来を創造する技術者集団であり続けることを目指しています。

事業成長のためには、継続的な技術力の強化が不可欠であると考えています。絶え間ない技術革新から生まれる先端技術をいち早く獲得・事業化し、技術的な環境変化に適応した顧客価値を創出することが最重要課題であると認識しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社は、先端オープン技術の活用力と独自の高い技術力を競争の源泉とし、技術者集団であり続けることを目指しています。人材の成長と事業成長が継続的に連動すると認識しており、社員個人の特性や能力を最大限に活かすことを重視しています。

優秀な人材の確保・育成、専門性の高い知識の習得、社員の労働意欲が高まる社内環境・制度の整備・拡充に努めています。社員の能力が発揮できるキャリア開発の実現のため、目標管理面談や1on1ミーティングを定期的に実施しています。キャリアの志向や適性を判断し、業務のアサインや部署間の移動などを柔軟に行っています。

専門スキルの向上に関しては、書籍や講習費用の補助、国内外の技術発表への参加費用補助など、積極的にスキルを習得できる環境の整備を進めています。若手社員の早期戦力化のためにOJTや社内外の研修も実施しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は、優先的に対処すべき課題として、新技術への対応を挙げています。継続的な技術力の強化と先端技術の獲得・事業化を通じて、顧客価値の創出に努めています。

人材の確保・育成も重要な課題であり、変化に適応できる柔軟性と専門性を備えた人材の確保・育成が必要と考えています。多様な人材が活躍できる体制の整備に努め、成長機会や働きやすい環境などの魅力を積極的に発信しています。

開発体制の強化のため、優秀な人材の採用に加え、開発プロセスの改善、社内ノウハウの共有、教育訓練等を実施しています。内部管理体制の強化とコーポレート・ガバナンスの充実にも取り組んでおり、事業拡大に応じた体制構築と人材の確保・育成を継続しています。また、機密情報や個人情報を取り扱うため、情報管理体制の強化も継続的な課題として、社内教育・研修やシステムの整備を進めています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


ブレインズテクノロジーは監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会を設置しています。社外役員による監視・監査体制の強化を図っています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


ブレインズテクノロジーの筆頭株主は代表取締役社長の齋藤佐和子氏です。上位の株主には、取締役の中澤宣貴氏や河田哲氏も名を連ねています。このように、同社の経営陣が主要な株主として名を連ねており、経営陣が強い影響力を持つ資本構成となっています。

株主名 持株比率
齋藤 佐和子 45.95%
中澤 宣貴 12.01%
河田 哲 4.29%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は8名(男性6名・女性2名)で構成され、女性役員比率は25.0%です。代表取締役社長は齋藤佐和子氏が務めています。社外取締役比率は20.0%です。

氏名 役職 主な経歴
齋藤 佐和子 代表取締役社長 2000年9月にフューチャーシステムコンサルティング株式会社(現 フューチャーアーキテクト株式会社)に入社。2008年8月に同社設立と同時に取締役に就任し、2013年8月より同社代表取締役社長を務めています。
中澤 宣貴 取締役 2003年9月にフューチャーシステムコンサルティング株式会社(現 フューチャーアーキテクト株式会社)に入社。2009年10月に同社に入社し、2013年8月より同社取締役を務めています。
河田 哲 取締役 1997年4月に日本電信電話株式会社(現 NTT株式会社)に入社。2001年4月にフューチャーシステムコンサルティング株式会社(現 フューチャーアーキテクト株式会社)に入社し、2010年3月より同社に入社。2017年10月より同社取締役を務めています。
林 琢磨 取締役 2003年9月にフューチャーシステムコンサルティング株式会社(現 フューチャーアーキテクト株式会社)に入社。2015年9月に同社に入社し執行役員に就任。2017年10月より同社取締役を務めています。


社外取締役は、日置健二氏(K&Momentum株式会社 代表取締役社長)です。

同社は監査役会設置会社です。社外取締役1名と社外監査役3名が、独立した立場から経営の監視・監査を行い、ガバナンス体制の強化に貢献しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


ブレインズテクノロジーの役員報酬は、各役員の役割や職務に応じた固定報酬で構成されています。現在の報酬体系は固定報酬のみであり、業績連動報酬は導入されていませんが、今後の事業拡大と成長フェーズを考慮し、導入が検討されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 4名 60百万円 15.0百万円
社外取締役 1名 5百万円 4.8百万円
社外監査役 3名 14百万円 4.8百万円


同社の役員報酬等の総額は79.2百万円であり、対象となる役員は合計8名です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。