※本記事は、株式会社明光ネットワークジャパン の有価証券報告書(2025年8月期、2024年9月1日 ~ 2025年8月31日、2025年11月20日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
明光ネットワークジャパンは、個別指導塾「明光義塾」の直営およびフランチャイズ事業を主軸に展開しています。日本語学校事業のほか、学童保育、IT学習塾、HRソリューション、児童発達支援など多岐にわたる教育・人材関連サービスをグループ各社とともに提供しています。
単体従業員数は660名、連結従業員数は1,208名です。セグメントは明光義塾直営事業、明光義塾フランチャイズ事業、日本語学校事業、その他の4つです。
主な国内グループ会社は、(連結子会社)MAXISエデュケーション、(連結子会社)早稲田EDU、(連結子会社)国際人材開発、(連結子会社)古藤事務所(大学入試、大学教育に関する事業)などです。
同社グループは、2025年6月に保有する株式会社ウィザスの普通株式を全て売却し、特別利益を計上しました。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
明光ネットワークジャパンは、教育事業を核に「あらゆる人々の可能性をひらく」総合的な人材支援グループを目指しています。従業員の多様な働き方を支援し、個々の能力を最大限に引き出す環境づくりに注力していることが特徴です。
同社グループは、従業員一人ひとりの成長とWell-beingを重視し、持続的な企業価値向上を目指しています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
明光ネットワークジャパンの平均勤続年数は7.7年、平均年齢は36.9歳であり、比較的若年層が多く、一定の定着が見られる傾向があります。単体従業員数は連結従業員数の半数以上を占めています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 5,544,128円 |
| 平均勤続年数 | 7.7年 |
| 平均年齢 | 36.9歳 |
| 単体従業員数 | 660人 |
| 連結従業員数 | 1,208人 |
| 単体のグループ内比率 | 54.6% |
退職給付制度として、確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)と確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)の制度を導入しています。当社及び連結子会社であるMAXISエデュケーション、明光キャリアパートナーズ、明光ウェルネスは確定拠出年金制度を導入しており、連結子会社であるMAXISエデュケーション、ケイライン、TOMONI及びクース・コーポレーションは退職一時金制度を設けています。
連結子会社である古藤事務所は、中小企業退職金共済制度に加入しており、勤続年数に応じて月額定額掛金が拠出されます。当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、当連結会計年度58百万円です。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
明光ネットワークジャパンは、「『やればできる』の記憶をつくる」というPurposeを起点に、あらゆる人々の可能性をひらく総合的な人材支援グループを目指しています。人材を枯渇する資源ではなく「能力」と捉え、従業員の多様性と個性を活かし、イノベーションを促進することで持続可能な成長を目指す人的資本経営を推進しています。
同社グループは、従業員が主体的に物事を捉え、自立した人材に成長することを重視しており、PurposeやVision、Valuesを理解し共感する人材育成に力を入れています。スキルと能力開発のために社内大学「明光アカデミー」を設立し、階層別・目的別研修や個別最適化されたeラーニングを提供しています。
また、リーダー育成とサクセッションにおいては、連結子会社化の際の抜擢社長制や社内起業制度を導入し、経営者マインドを持った人材の育成に取り組んでいます。DXとCXの推進では、DX人材の育成を通じて業務効率化や新規ビジネス創出、顧客体験価値の向上を目指しており、専門的スキルの育成や研修・ワークショップの開催を行っています。DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の推進として「えるぼし」認定の取得やダイバーシティウィークの開催、産前産後休業・育児休業取得者への支援を実施しています。Well-beingの実現に向けては、健康経営優良法人認定や表彰制度、人事制度改革、テレワーク・フレックスタイム制度の導入など、働きがいのある職場環境の構築を進めています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき算出された提出会社単体のデータです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合(%) | 25.4% |
| 男性労働者の育児休業取得率(%) | 46.7% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%)全労働者 | 61.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%)正規雇用労働者 | 86.4% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%)非正規雇用労働者 | 99.3% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ ㈱MAXISエデュケーション
「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき算出されたデータです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合(%) | 18.4% |
| 男性労働者の育児休業取得率(%) | 50.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%)全労働者 | 83.4% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%)正規雇用労働者 | 92.7% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%)パート・有期雇用 | 84.7% |
スキルと能力開発
本項目は提出会社単体の記載です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 人的資本ROI | 8.04% |
| 人材開発費、研修・教育費 1人あたり | 67,248円 |
| 従業員一人あたりの研修・教育時間 | 22時間 |
| 手挙げ式“Purpose”アンバサダーの人数 | 累積220名 |
| 手挙げ式資格取得者数 | 418名 |
リーダー育成とサクセッション
本項目は提出会社単体の記載です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 抜擢社長(カンパニープレジデント含む)の累積経験人数 | 10人 |
| 経営幹部候補人材の育成に関する累積研修時間 | 871時間 |
DXとCXの推進
本項目は提出会社単体の記載です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| DX関連スキルの取得者数 | 15名 |
| 業務改善・変革に向けたデジタルツール導入実績 | 2件 |
| 新規ビジネスの創出 | スマホ学習アプリ広告、MEOサービス(Go Good株式会社) |
DE&I
本項目は提出会社単体の記載です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性従業員比率 正社員 | 38.2% |
| 管理職に占める女性労働者の割合(%) | 25.4% |
| 男性労働者の育児休業取得率(%) | 46.7% |
| 出産・育児のための短時間勤務者率(%) | 100% |
| 労働者の男女の間の賃金差異(%)全労働者 | 61.1% |
| 中途従業員の管理職比率 | 77.5% |
| 内部登用者の管理職比率 | 22.5% |
| 30代以下の管理職比率 | 22.5% |
Well-being
本項目は提出会社単体の記載です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| エンゲージメントサーベイスコア 総合 | 71 |
| エンゲージメントサーベイスコア 承認 | 69 |
| エンゲージメントサーベイスコア 理念戦略 | 73 |
| エンゲージメントサーベイスコア 組織風土 | 70 |
| エンゲージメントサーベイスコア 自己成長 | 67 |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
株式会社明光ネットワークジャパンは、「『やればできる』の記憶をつくる」というPurposeを掲げ、教育サービスを主軸に「総合的な人材支援グループ」への進化を目指しています。個別指導塾「明光義塾」の運営を中核とし、日本語学校事業やHRソリューション事業など、多岐にわたる事業を展開しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、個別指導塾「明光義塾」を主力事業とし、直営教室の運営とフランチャイズシステムによる教室展開を行っています。加えて、日本語学校事業や、キッズ事業、HRソリューション事業など、教育と人材に関する幅広いサービスを提供しています。収益は、これらの各事業におけるサービス提供の対価として得ています。
明光義塾直営事業
個別指導塾「明光義塾」の直営教室を経営し、生徒一人ひとりの学力に応じた学習指導や教材、テスト等の商品販売を行っています。当連結会計年度の売上高は同社グループ内で最も大きく、前期と比較して増加しています。運営は、同社、MAXISエデュケーション、ケイライン、TOMONI、One link、クース・コーポレーションが行っています。
その他の事業セグメント
長時間預かり型学習塾「キッズ(アフタースクール)」事業、ITを活用した個別学習塾「自立学習RED」事業、オールイングリッシュの学童保育・プリスクール「明光キッズe」事業、在留外国人人材紹介サービスや研修サービスを手掛ける「HRソリューション」事業など、多角的な事業を展開しています。当連結会計年度の売上高は前期と比較して大きく増加しています。運営は、古藤事務所、Simple、Go Good、明光キャリアパートナーズ、Reverse、明光ウェルネスなどが行っています。
明光義塾フランチャイズ事業
独自のフランチャイズシステムに基づき、加盟者と契約を締結し、個別指導塾「明光義塾」の教室開設や継続的な運営指導を行っています。教室用備品、機器、教材、テスト、広告宣伝物等の商品販売も手掛けています。当連結会計年度の売上高は前期と比較してわずかに増加していますが、セグメント利益はわずかに減少しています。
日本語学校事業
連結子会社である早稲田EDU及び国際人材開発が、日本語学校を運営しています。「進学教育」「美術基礎教育」「EJU(日本留学試験)対策」「就職支援」などを強みとしています。当連結会計年度の売上高は前期と比較して増加しており、セグメント利益も大きく増加しています。
同社グループの売上高は、本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の90%を超えるため、国内市場が中心となっています。
| セグメント | 売上高(2024年8月期) | 売上高(2025年8月期) |
|---|---|---|
| 明光義塾直営事業 | 134億円 | 145億円 |
| その他の事業セグメント | 37.3億円 | 46.6億円 |
| 明光義塾フランチャイズ事業 | 41.5億円 | 41.7億円 |
| 日本語学校事業 | 13.5億円 | 14.9億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの売上高は、過去5期にわたり継続して増加傾向を示しています。経常利益は一時的に減少した時期もありましたが、当連結会計年度では大きく増加に転じました。親会社株主に帰属する当期純利益も同様に、当連結会計年度で大幅な増加を達成しています。この純利益の増加には、投資有価証券売却益の計上が寄与しています。
| 項目 | 2021年8月期 | 2022年8月期 | 2023年8月期 | 2024年8月期 | 2025年8月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 190億円 | 197億円 | 209億円 | 226億円 | 248億円 |
| 経常利益 | 11.1億円 | 12.9億円 | 12.4億円 | 11.6億円 | 18.7億円 |
| 経常利益率 | 5.8% | 6.6% | 6.0% | 5.2% | 7.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 11.4億円 | 9.7億円 | 8.1億円 | 4.9億円 | 17.3億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 45.47 | 38.86 | 32.17 | 19.41 | 68.44 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、前期と比較して当期に増加しています。また、従業員1人あたり営業利益(連結)も前期から当期にかけて増加しており、生産性が向上している傾向が見られます。これらの指標の改善は、同社グループの収益体質の強化と組織効率の向上が進んでいることを示唆しています。
| 指標 | 2024年8月期 | 2025年8月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 18.9百万円 | 20.6百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 0.8百万円 | 1.4百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
明光ネットワークジャパンは、強固な財務基盤と高い収益性を維持しており、事業運営における安定性が期待できます。本業で得た資金を投資に回し、成長に向けた余力がある状態です。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
明光ネットワークジャパンの自己資本比率は当期65.7%で、前期67.0%からわずかに減少しています。これは非製造業のプライム市場平均24.2%と比較して高い水準を示しています。
ROE(自己資本利益率)は当期14.7%で、前期4.4%から大きく改善しました。プライム市場平均9.4%を上回る水準です。
現金及び預金は当期末で91.3億円となり、前期末の78.7億円から増加しています。これらの数値は、同社グループが安定した財務基盤を維持していることを示しています。
| 指標 | 2024年8月期(前期) | 2025年8月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 109億円 | 126億円 |
| 自己資本比率 | 67.0% | 65.7% |
| ROE(自己資本利益率) | 4.4% | 14.7% |
| 現金及び預金 | 78.7億円 | 91.3億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローが当期17.3億円のプラスとなりました。これは主に税金等調整前当期純利益があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュフローは当期1.5億円のプラスに転じました。これは投資有価証券の売却収入があった一方で、投資有価証券や有形固定資産の取得支出があったことによるものです。
財務活動によるキャッシュフローは当期△6.4億円のマイナスとなりました。これは主に配当金の支払いによるものです。
結果として、フリーキャッシュフローは当期18.9億円のプラスとなり、本業で得た資金が投資を上回り、事業の安定性と成長に向けた再投資の余力がある状態を示しています。
| 項目 | 2024年8月期(前期) | 2025年8月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 7.4億円 | 17.3億円 |
| 投資CF | △5.9億円 | 1.5億円 |
| 財務CF | △8.6億円 | △6.4億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 1.5億円 | 18.9億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、個別指導塾「明光義塾」のフランチャイズチェーン展開を行っており、フランチャイズ契約の解消や加盟者の契約違反が発生した場合、経営成績やブランドイメージに影響を及ぼす可能性があります。
また、同社グループが属する学習塾業界では少子化の進行や競合他社の事業拡大、他業種からの新規参入により競争が激化しており、個別指導へのニーズが低下した場合には業績に影響を与える可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、競争が激化する教育業界において、質の高い教育サービスを提供する人材の確保・育成を重要な経営資源と捉えています。少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少や競合他社との人材獲得競争により、計画通りの人材確保が困難になったり、優秀な人材が流出したりする可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
明光ネットワークジャパンは、教育・文化事業への貢献を通じて人づくりを目指し、フランチャイズノウハウの開発普及を通じて自己実現を支援することを経営理念としています。同社グループは、教育を介在価値として「総合的な人材支援グループ」への進化を目指しています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
明光ネットワークジャパンは、「教育・文化事業への貢献を通じて人づくりを目指す」ことと「フランチャイズノウハウの開発普及を通じて自己実現を支援する」ことを経営理念としています。また、「個別指導による自立学習を通じて創造力豊かで自立心に富んだ21世紀社会の人材を育成する」ことを教育理念としています。
これらの理念を「創業の精神」として引き継ぎながら、未来社会に向けた存在意義として“Purpose”(パーパス)「『やればできる』の記憶をつくる」を掲げています。さらに、“Vision”(ビジョン)として「“Bright Light for the Future” 人の可能性をひらく企業グループとなり輝く未来を実現する」ことを目指しています。
同社グループは、2025年8月期を初年度とする中期経営計画「MEIKO Transition」を策定し、教育を介在価値とした「総合的な人材支援グループ」への進化を遂げることを目標としています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
明光ネットワークジャパンは、行動指針として“Values”(バリュー)を定めています。具体的には、「隣に立つ」(同じ目線で同じ方向を見る)、「繋ぐ」(点と点を繋ぎ、新たな結び目を創り新価値を生む)、「自分にYES」(自分にYESを出せる自分でいる、判断行動し社会をつくる)の三つを大切にしています。
同社グループは、人材を資源ではなく資本(能力)と捉える「人的資本経営」を推進しています。一人ひとりの個性と多様性を尊重し、人材と組織を活性化することで、イノベーション、挑戦意欲、主体性を発揮できる環境を整備しています。
従業員の多様性と個性を活かし、能力を最大限に発揮させることで、イノベーションを促進し、企業全体の競争力を高めることを目指しています。自己肯定感を感じられる育成プログラムを提供し、自己実現を支援する企業風土を醸成しています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
明光ネットワークジャパンは、少子高齢化や生産年齢人口の減少に伴う働き手不足といった社会課題を経営環境として認識しています。これに対し、中期経営計画「MEIKO Transition」において「Human Transition」を掲げ、一人ひとりが新たな価値創造に挑戦し、従来のやり方や考え方からの変革を図ることで、グループ全体の競争力向上を目指しています。
優先的に対処すべき課題として、明光義塾事業におけるホスピタリティの実践を通じた顧客満足度および従業員満足度の向上を挙げています。また、人材を資本と捉え、個性と多様性を尊重し、人材と組織を活性化するHuman Transition基本方針を推進しています。
具体的には、多様性ある人材の採用継続やジョブローテーションを通じた人材育成と交流、次世代経営幹部の輩出に注力しています。さらに、マテリアリティとして「社会課題の解決への挑戦」と「学びのインフラ」を特定し、人権擁護を重要な経営課題として「人権方針」を制定しています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
明光ネットワークジャパンは監査等委員会設置会社であり、取締役会は会社の重要な意思決定と業務遂行の監督を担っています。社外取締役が独立した立場で経営陣への監視機能を強化する体制です。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
明光ネットワークジャパンの株主構成を見ると、信託銀行が筆頭株主として名を連ねています。また、個人株主や公益財団法人も上位に位置しており、多様な主体によって支えられている資本構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 9.07% |
| 渡邉 弘毅 | 8.02% |
| 公益財団法人明光教育研究所 | 7.88% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は8名(男性5名・女性3名)で構成され、女性役員比率は37.5%です。代表取締役社長は岡本光太郎氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 岡本 光太郎 | 代表取締役社長 | 1995年日昇自動車販売株式会社入社、2004年同社代表取締役社長。クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン株式会社代表取締役社長などを経て、2020年同社入社。専務取締役、取締役副社長を経て、2024年11月より現職。 |
| 山下 一仁 | 代表取締役会長 | 2007年同社入社。取締役、常務取締役、専務取締役、取締役副社長、代表取締役社長などを歴任。2024年11月より現職。公益財団法人明光教育研究所評議員なども務めています。 |
| 谷口 康忠 | 常務取締役 DX戦略本部長 | 1998年日本電信電話株式会社入社。NTTグループ各社を経て、2021年同社入社。執行役員DX推進室長、執行役員DX戦略本部長などを経て、2022年11月取締役、2023年8月より現職。 |
| 坂元 考行 | 取締役 経営企画部長 | 1995年同社入社。総務部長、経営企画部長、執行役員経営企画部長などを歴任。2024年11月より現職。 |
社外取締役は、神坐浩氏(元イトーキ常務執行役員国際本部長・常勤監査等委員)、青野奈々子氏(株式会社GEN代表取締役社長・監査等委員)、熊王斉子氏(弁護士(島村法律会計事務所)・監査等委員)、岩瀬香奈子氏(株式会社アルーシャ代表取締役・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会は8名中4名が社外取締役で構成されています。社外取締役は独立した立場から、経営の透明性確保と監視機能の強化に貢献しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
明光ネットワークジャパンの役員報酬は、業務執行取締役に対しては固定報酬である基本報酬と、業績連動型の譲渡制限付株式報酬制度(RS制度)を組み合わせた体系です。RS制度は企業価値向上へのインセンティブと株主との価値共有を目的としています。一方、社外取締役の報酬は、独立性を重視し基本報酬のみで構成されています。
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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