【平均年収552万円】プログリット 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年8月期)

【平均年収552万円】プログリット 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年8月期)

プログリットは、「世界で自由に活躍できる人を増やす」というミッションのもと、英語コーチングサービスとサブスクリプション型英語学習サービスを提供しています。直近の業績は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも大きく増加しています。


目次

※本記事は、株式会社プログリット の有価証券報告書(2025年8月期、2024年9月1日 ~ 2025年8月31日、2025年11月27日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


プログリットは、「世界で自由に活躍できる人を増やす」というミッションのもと、英語コーチングサービスとサブスクリプション型英語学習サービスを提供しています。お客様一人ひとりに合わせたオーダーメイドカリキュラムと専任コンサルタントによるサポートが特徴です。

単体従業員数は238名です。同社は英語コーチング事業の単一セグメントで事業を展開しています。

プログリットは、お客様一人ひとりに専任コンサルタントがつき、短期間で英語力を伸ばす英語コーチングサービスを主に提供しています。また、リスニング、スピーキング、アウトプットに特化したサブスクリプション型英語学習サービスも展開しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


プログリットは、英語コーチング事業を展開しており、従業員の平均年齢が若く、活気のある環境が特徴です。人材育成や働きやすい環境づくりに力を入れており、従業員が自身のキャリアを長期にわたって発展させられるよう支援する方針が見られます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は平均年齢が比較的若く、勤続年数も短めであることから、若手社員が中心となって活躍し、キャリアアップを通じて成長していく傾向があると考えられます。従業員数は200名台であり、組織全体として一体感を持って業務に取り組む環境がうかがえます。

項目 数値
平均年間給与 5,517,000円
平均勤続年数 2.8年
平均年齢 30.8歳
単体従業員数 238人


なお、退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社は、持続的な成長と企業価値向上を実現する上で、人材を競争力の源泉であり最も重要な経営資源と位置付け、その確保と育成に注力しています。社員一人ひとりが自身のキャリアを長期にわたって発展させるための取り組みを行っており、定期的なキャリア目標設定に基づいた個々の教育計画を作成しています。

具体的には、英語コーチングサービスを提供するコンサルタント向けに、継続的な英語学習に関する知識習得のための研修や会議、ロールプレイを通じた実務能力開発を実施しています。また、四半期ごとの全社集会における外部講師を招いた基調講演や、部署を超えた1on1制度なども整備されています。教育計画には、新しい技術や業務知識の習得だけでなく、リーダーシップやコミュニケーションなどのソフトスキルの育成も含まれています。

従業員の働き方については、ライフステージの変化や多様化する価値観に合わせて、生産性高く働ける仕組みを整備し、全ての人材が活躍できる環境を整えています。柔軟な働き方への支援として、フレックス勤務制度、時短勤務制度、在宅勤務制度を導入しています。さらに、産前・産後休業を取得した社員が早期に職場復帰できるよう、育児介護休暇の有給化や、子供の体調不良時の病児保育・ベビーシッター利用料の一部負担に関する制度も導入し、安心して働き続けられる職場環境の整備に努めています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データを示します。労働者の男女の賃金の差異は、女性活躍推進法に基づく公表義務の対象項目として選択しておらず、公表されていません。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 38.5%
男性労働者の育児休業取得率 100.0%

多様性・登用

指標 数値
正社員に占める女性労働者の割合 68.1%

育児・介護支援

指標 数値
女性労働者の育児休業取得率 100.0%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


株式会社プログリットは、英語コーチングサービスを主軸に、個人の英語力向上を支援する事業を展開しています。短期間での成果にコミットするコーチングと、継続的な学習をサポートするサブスクリプション型サービスを提供し、お客様の「世界で自由に活躍できる」というミッション達成をサポートしています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


プログリットは、お客様一人ひとりに専任コンサルタントがつき、短期間で英語力を伸ばす英語コーチングサービス「プログリット」を主力としています。このサービスでは、お客様の英語力や目標に応じたオーダーメイドカリキュラムが提案され、学習習慣化のためのスケジュール管理、週1回の面談、毎日チャットでの学習相談やシャドーイング音声添削などのサポートが提供されます。

また、生成AIを活用した「プログリット先生」により、24時間いつでも英語の疑問を解消できる環境も整えられています。日々の学習は自社開発の学習アプリを活用し、英語力の課題解決に必要なコンテンツで進められます。修了後も継続コース「NEXT」や「シャドーイング添削コース」が用意されており、長期的な学習を支援しています。

同社は、自学自習の成果を高めるコーチングと、コンサルタントの質の向上を通じてサービスの品質維持に努めています。個人のお客様が中心ですが、法人研修市場にも参入し、専門的な事業領域に特化したオリジナル教材の作成や、研修進捗を一元管理できる「PROGRIT Learning Studio」の提供も行っています。

収益は、主に英語コーチングサービスの提供から得ており、サブスクリプション型英語学習サービスも収益基盤として成長しています。サブスクリプション型サービスとしては、リスニング力向上に特化した「シャドテン」、スピーキング力向上に特化した「スピフル」、AIとの英会話練習に特化した「ディアトーク」を提供しています。これらのサービスは、それぞれ異なる英語学習ニーズに対応し、継続的な収益を生み出すモデルとなっています。

同社の売上高は、英語コーチングサービスが主要な部分を占めていますが、サブスクリプション型英語学習サービスも大きく成長しています。国内の外部顧客への売上高が全体の大部分を占めており、事業は主に日本国内で展開されています。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社の直近の業績は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも大きく増加しています。これは、英語コーチングサービスのコンサルタント採用が進みサービス供給力が増強されたことや、サブスクリプション型サービスの売上が拡大したことが影響しています。英語学習市場全体の堅調な成長が見込まれる中で、同社はAI活用による学習効率向上や顧客体験価値の向上にも取り組んでいます。


■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


従業員一人あたりの収益性や生産性は、企業の効率性や持続的な成長力を示す重要な指標です。これらの数値は、組織全体の生産活動がどれだけ効果的に行われているか、また、従業員一人ひとりが生み出す価値の傾向を把握するために用いられます。企業の収益体質や組織運営の効率性を理解する上で役立つ情報となります。

指標 2024年8月期 2025年8月期
従業員1人あたり売上高(連結) - -

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社の財務状況は、事業活動を通じて得られた資金をどのように活用しているかを示しています。自己資本の厚みや手元資金の状況、キャッシュフローの動きから、経営の安定性や成長への姿勢を読み取ることができます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の財務基盤は、自己資本比率や手元資金の状況から安定性を判断できます。自己資本比率は企業の安全性を測る重要な指標であり、プライム市場の平均と比較することで、同社の財務体質がどの水準にあるかが見えてきます。手元資金の厚みは、予期せぬ経済変動や事業環境の変化に対する耐性を示すものです。

指標 2024年8月期(前期) 2025年8月期(当期)
純資産 18.0億円 22.8億円
自己資本比率 46.0% 50.4%
ROE(自己資本利益率) - -
現金及び現金同等物 30.4億円 34.2億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社のキャッシュフローは、事業活動で得られた資金がどのように使われているかを示しています。当事業年度の営業活動によるキャッシュフローは9.1億円の収入であり、本業で安定的に資金を生み出している状況です。主な要因としては、税引前当期純利益の計上、賞与引当金の減少、法人税等の支払いなどがあります。

投資活動によるキャッシュフローは△1.9億円の支出となっており、本社移転や校舎新設での敷金の差入、有形固定資産の取得など、事業拡大に向けた投資を積極的に行っていることがうかがえます。財務活動によるキャッシュフローは△3.4億円の支出に転じており、自己株式の取得や配当金の支払いが行われた一方で、長期借入れによる収入もありました。フリーキャッシュフローは7.2億円のプラスを維持しており、本業で得た資金が投資を上回る状況です。

これは、同社が事業成長のための投資を継続しつつも、資金繰りにおいて安定性を保っていることを示しています。

項目 2024年8月期(前期) 2025年8月期(当期)
営業CF 10.8億円 9.1億円
投資CF △0.8億円 △1.9億円
財務CF 0.7億円 △3.4億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 9.9億円 7.2億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社の売上高は英語コーチング事業に依存しており、市場環境の変化や競合企業との競争激化が財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。英語コーチング市場は成長段階にあり、今後一層競争が激化する可能性も指摘されています。

③ 人材・組織に関するリスク


同社が提供する英語コーチングサービスにおいて、良質な学習サポートには高い英語力や問題解決能力を持つコンサルタントの確保が不可欠です。必要なスキルを持つコンサルタントを十分に確保できない場合、サービス提供に支障をきたし、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


プログリットは、英語コーチングサービスを通じて、個人の成長と世界での活躍を支援する会社です。明確なミッションと共通の価値観を掲げ、組織としての一体感を大切にしています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社は「世界で自由に活躍できる人を増やす」というミッションを掲げています。お客様一人ひとりを専任のコンサルタントが担当し、短期間で英語力を伸ばす英語コーチングサービスを提供しています。

これにより、一人でも多くのお客様が英語力と自信を身に付けて世界で活躍することを後押ししています。従来の学習コンテンツに加え、最適な学習方法の選択と学習の継続にフォーカスしたサービスを提供しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社は「世界で自由に活躍できる人を増やす」というミッションのもと、役員及び従業員全員の共通価値観として「FIVE GRIT」を定めています。これは日々の活動の指針となっています。

具体的には、「Customer Oriented - 顧客起点で考えよう」「Go Higher - 高い目標を掲げよう」「Own Issues - 課題は自ら解決に導こう」という行動指針があります。

さらに、「Respect All - 互いにリスペクトし合おう」「Appreciate Feedback - 全てのフィードバックに感謝しよう」という価値観を大切にしています。同社は人材を最も重要な経営資源と位置づけ、持続的な成長と企業価値向上を目指しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は、事業の継続的な発展のため、既存事業のサービス品質の向上を優先課題としています。蓄積した学習データを基に、継続的なカスタマイズプログラムの改善やコンサルタントの教育体制強化を通じて、サービス品質の向上を図っています。

また、ミッションを共有できる優秀な人材の確保と育成も重要な課題です。研修制度の充実、公正な人事制度の整備・運用、従業員のメンタルヘルスケア体制の強化を進めています。

安定したサービス提供と継続的な成長のため、コンプライアンスを重視した内部管理体制の強化やコーポレート・ガバナンスの充実にも取り組んでいます。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


プログリットは、取締役会と監査役会を設置する体制を採用しています。迅速な意思決定と客観的な監督を通じて、コーポレート・ガバナンスの実効性を確保しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


プログリットの株主構成を見ると、代表取締役社長である岡田祥吾氏の資産管理会社であるSOが筆頭株主となっています。また、岡田祥吾氏個人や、取締役副社長である山碕峻太郎氏の資産管理会社であるHOHETOも上位株主に名を連ねています。このように、創業経営陣とその関連会社が主要な株主として同社を支えている構造です。

株主名 持株比率
SO 20.74%
岡田 祥吾 14.24%
HOHETO 10.97%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性7名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は岡田祥吾氏が務めています。社外取締役比率は25.0%です。

氏名 役職 主な経歴
岡田 祥吾 代表取締役社長 2014年4月にマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、2016年9月に同社を設立し代表取締役社長より現職。
山碕 峻太郎 取締役副社長 人事部長 兼 新規事業開発部長 兼 プログリット事業部長 2013年4月にリクルートキャリアに入社し、2016年9月に同社設立取締役副社長に就任。2025年11月より取締役副社長 人事部長 兼 新規事業開発部長 兼 プログリット事業部長より現職。
谷内 亮太 取締役CFO 2009年4月にゴールドマン・サックス証券に入社。2020年2月に同社に入社し、2024年9月より取締役CFOより現職。


社外取締役は、相木孝仁氏(ベイシア代表取締役社長)です。

同社は監査役会設置会社であり、社外取締役は取締役会において専門的見地から経営の監督機能を果たしています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


プログリットの役員報酬は、企業価値の持続的な向上と株主利益との連動を重視した体系となっています。業務執行取締役に対しては、固定報酬である基本報酬に加えて、業績連動型の譲渡制限付株式報酬(PS)と業績に連動しない譲渡制限付株式報酬(RS)を組み合わせた株式報酬が支給されます。一方、社外取締役には固定報酬としての基本報酬が支給される仕組みです。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 3名 84百万円 27.9百万円
社外取締役 1名 4百万円 4.5百万円
社外監査役 3名 12百万円 3.9百万円


なお、非金銭報酬の内容は同社の譲渡制限付株式であり、当事業年度において費用計上した金額が記載されています。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。