【平均年収520万円】ブランジスタ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年9月期)

【平均年収520万円】ブランジスタ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年9月期)

ブランジスタは、ブランジスタメディア・3、ブランジスタソリューションなどを傘下に持つ持株会社です。デジタルプロモーション支援や電子雑誌メディア運営など多角的なソリューションを展開し、直近の業績は3期連続の増収増益を達成しました。


目次

※本記事は、株式会社ブランジスタ の有価証券報告書(2025年9月期、2024年10月1日 ~ 2025年9月30日、2025年12月15日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


ブランジスタは持株会社であり、単体従業員数は14名、グループ連結従業員数は307名です。

同社グループは、連結子会社6社とともに、デジタルプロモーション支援、電子雑誌メディア運営、ECサイト支援などのソリューションサービスを多角的に展開しています。著名タレントを活用したプロモーションツール提供や、旅行電子雑誌「旅色」の発行を通じて、企業のブランド価値向上や集客を支援しています。

主な国内グループ会社は、(親会社)、(連結子会社)(企業プロモーション)、ブランジスタメディア・3(電子雑誌出版・電子広告)、ブランジスタソリューション(EC・通販企業支援)などです。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


ブランジスタは、持株会社としてグループ全体の経営を統括し、多様な事業を展開しています。同社グループは、従業員の多様性を尊重し、個々の能力を最大限に発揮できる環境を提供することを目指しています。労使関係は良好に推移しており、安定した職場環境が期待されます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


ブランジスタの単体従業員データを見ると、平均年齢と平均勤続年数から、比較的若手から中堅層が中心となって活躍している傾向がうかがえます。一定の勤続年数があることから、従業員が長期的にキャリアを築ける環境であると考えられます。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 5,200,000円
平均勤続年数 8.13年
平均年齢 37.11歳
単体従業員数 14人
連結従業員数 307人
単体のグループ内比率 4.6%


退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


ブランジスタグループは、「CONNECTwithCOMMUNITY」を企業理念に掲げ、地域社会の発展に貢献することを目指しています。人的資本を事業成長の重要な経営指標と位置づけ、多様な人材の確保と活躍推進に注力しています。

具体的には、性別、年齢、国籍、障がいの有無に関わらず、すべての従業員が平等に機会を享受し、個々の能力を最大限に発揮できる職場環境の整備に取り組んでいます。人事制度や働きやすい環境の整備を通じて、事業の成長に合わせた改善を目指す方針です。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データは開示されていません。

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ ブランジスタメディア

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 17.2%

グループ全体(連結)


連結会社を対象とした集計値です。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 26.2%

多様性・登用


基準日は2025年9月末日時点のデータです。

指標 数値
女性比率 55.0%
係長級にある者に占める女性労働者の割合 50.7%
新卒採用の女性比率 66.7%
中途採用の女性比率 77.3%
採用した労働者に占める女性労働者の割合 71.2%

働き方


2025年9月期実績のデータです。

指標 数値
有給休暇取得率 67.5%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


ブランジスタグループは、デジタルコンテンツとITソリューションを核に多角的な事業を展開しています。主にプロモーション支援、メディア、ソリューションの3つの事業セグメントを通じて収益を上げています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、持株会社であるブランジスタと6つの連結子会社で構成されています。事業は主に「プロモーション支援事業」「メディア事業」「ソリューション事業」の3つの報告セグメントと「その他」の事業で展開されています。海外売上高は連結売上高の90%以下であり、国内市場が主要な収益源となっています。

プロモーション支援事業

著名タレントを起用したプロモーションツール「アクセルジャパン」を提供し、企業のプロモーションや採用活動を支援しています。収益は、契約企業からの利用料金から得ています。運営は、ブランジスタエール、ブランジスタメディア、ブランジスタソリューションが行っています。当連結会計年度においては、新規売上と契約更新売上が増加し、地域金融機関との連携拡大や自治体への提案強化が成長を牽引しました。

メディア事業

無料で読める電子雑誌(「旅色」など)の制作・発行を通じて、企業への広告掲載や電子雑誌の制作受託サービスを提供しています。収益は、宿泊施設、飲食店、自治体からの広告掲載料から得ています。運営は、ブランジスタメディア、旅色トラベルが行っています。当連結会計年度では、宿泊施設や飲食店からの広告売上が増加し、地方自治体とのタイアップ広告売上も回復しました。

ソリューション事業

ECサポートやウェブサイト制作・運営など、クライアント企業のニーズに合わせた各種ソリューションサービスを提供しています。収益は、各サービスを利用する契約企業からの月額の業務受託費用や利用料金から得ています。運営は、ブランジスタソリューションが行っています。当連結会計年度においては、3Dホログラム映像演出サービスなどのスポット案件が増収に寄与し、TikTok Shop運用支援サービスも開始しました。

その他の事業セグメントでは、台湾や香港の海外現地法人を通じて、日系企業や現地企業へのソリューションサービスやECサイト運営・越境EC支援サービスを提供しています。

セグメント 売上高(2024年9月期) 売上高(2025年9月期)
メディア事業 21.1億円 20.6億円
プロモーション支援事業 16.7億円 20.6億円
ソリューション事業 9.7億円 10.0億円
その他の事業セグメント 72百万円 83百万円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの業績は、直近5年間で売上高と経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに増加傾向にあります。特に当連結会計年度は、3期連続の増収増益を達成し、過去最高業績を更新しました。売上高は前期から増加し、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益もそれぞれ前期を上回る結果となっています。

項目 2021年9月期 2022年9月期 2023年9月期 2024年9月期 2025年9月期
売上高 32.9億円 33.6億円 45.6億円 48.2億円 52.0億円
経常利益 3.7億円 2.6億円 6.0億円 9.4億円 11.2億円
経常利益率 11.1% 7.7% 13.2% 19.6% 21.6%
親会社株主に帰属する当期純利益 2.1億円 1.8億円 5.8億円 6.1億円 6.6億円
1株当たり当期純利益(円) 15.34 12.83 41.63 44.39 49.80

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、前期から増加しています。また、従業員1人あたり営業利益(連結)も前期から増加しており、従業員一人あたりの生産性が向上している傾向が見られます。これらの指標の改善は、組織全体の効率化や事業拡大が寄与していることを示しています。

指標 2024年9月期 2025年9月期
従業員1人あたり売上高(連結) 15.2百万円 16.9百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 3.0百万円 3.8百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループの財務基盤は、事業活動で得た資金を元手に、安定した経営状況を維持していることを示しています。本業で着実に資金を生み出し、将来に向けた投資も行っている状況です。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、高い自己資本比率と潤沢な手元資金によって安定している状況です。自己資本比率はプライム市場平均と比較して高い水準にあり、財務の健全性を示しています。ROE(自己資本利益率)もプライム市場平均を上回っており、効率的な経営が行われていることがうかがえます。手元資金も増加傾向にあり、不測の事態への耐性も備えていると言えます。

指標 2024年9月期(前期) 2025年9月期(当期)
純資産 36.4億円 61.0億円
自己資本比率 71.8% 67.9%
ROE(自己資本利益率) 21.1% 13.8%
現金及び預金 13.8億円 17.7億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローは、本業で安定的に資金を生み出し、将来への投資も継続している状況を示しています。営業活動によるキャッシュフローは、税金等調整前当期純利益の計上により、前期から増加して6.0億円の収入となりました。これは、同社グループが事業活動を通じて着実に資金を創出していることを示しています。

投資活動によるキャッシュフローは、無形固定資産や有形固定資産の取得による支出があり、△0.6億円の支出となりました。これは、事業の維持・拡大に向けた投資が行われていることを示しています。財務活動によるキャッシュフローは、長期借入金による収入があった一方で、自己株式の取得や長期借入金の返済による支出があり、△1.6億円の支出となりました。

営業活動によるキャッシュフローがプラスであり、投資活動によるキャッシュフローを上回るフリーキャッシュフローもプラスで推移していることから、本業で稼いだ資金で投資を賄い、さらに余剰資金を生み出している優良な状態と言えます。この資金の流れは、同社グループの安定した経営基盤と将来的な成長余力があることを示しており、雇用や給与の安定性にもつながる要素であると考えられます。

項目 2024年9月期(前期) 2025年9月期(当期)
営業CF 2.8億円 6.0億円
投資CF △1.6億円 △0.6億円
財務CF △5.9億円 △1.6億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 1.2億円 5.4億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループの事業構造・収益性に関するリスクとして、インターネット市場の環境変化と技術革新が挙げられます。業界の変化への対応が遅れた場合、サービスの陳腐化や競争力の低下、大幅な投資が必要となる可能性があります。また、競合他社の参入や市場成長の鈍化により競争が激化し、同社グループの優位性が失われた場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

人材・組織に関するリスクとして、人材の確保及び育成に関する点が挙げられています。国内外での業容拡大には人材の確保と幹部層の拡充が不可欠であり、人件費の高騰や採用市場の動向により適切な人材が確保できない場合、事業に影響が出る可能性があります。経験豊富な人材の流出もリスクとして認識されています。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ブランジスタは、「CONNECTwithCOMMUNITY」を企業理念に掲げ、独自のサービスを通じて様々なコミュニティと人・もの・情報をつなぎ、地域社会の発展に貢献することを目指しています。プロモーションの専門家集団として、クライアント企業と共に成長する文化を大切にしています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


ブランジスタグループは、「CONNECTwithCOMMUNITY」を企業理念に掲げています。独自のサービスで企業・団体・地域といった様々なコミュニティと人・もの・情報をつなぎ、活気あふれる地域社会の発展に貢献することを目指しています。

同社グループは、大手・中小企業を問わず、あらゆる企業の生産活動に貢献できるプロモーションの専門家集団であり続けることを目標としています。マーケティング力、技術力、解決力といったノウハウを活かし、各情報メディアへのソリューション展開を通じて、生活者が多面的かつ有益な情報に触れることができる社会の実現を目指しています。

また、地域や企業に活力を与える地方創生に貢献することをミッションに掲げ、事業を推進しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


ブランジスタグループは、企業理念「CONNECTwithCOMMUNITY」のもと、地域社会の発展に貢献することを重視しています。社員一人ひとりがプロモーションの専門家集団として、クライアント企業の一員として共に成長する姿勢を大切にしています。

同社グループは、マーケティング力、技術力、解決力といった独自のノウハウを活かし、情報メディアへのソリューション展開を通じて社会に貢献することを目指しています。従業員の多様性を尊重し、性別、年齢、国籍、障がいの有無に関わらず、すべての従業員が能力を最大限に発揮できる職場環境の推進に取り組んでいます。

また、全国各地の企業や自治体へのプロモーション支援を通じて地域経済の活性化に貢献し、消費者へは編集者監修による価値ある情報提供を行っています。透明性の高い経営と企業価値向上にも努めています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


ブランジスタグループは、優秀な人材の確保と育成を重要な経営課題の一つとしています。EC業界での事業者間の競争が激化する中で、市場に精通した業界知識と経験を持つ優秀な人材の確保が必要不可欠であると考えています。

この課題に対し、同社グループは採用の強化に加えて、評価制度を見直し、知識や経験を持つ優秀な人材の確保・育成に取り組んでいます。今後も、多様化する社員のパフォーマンスを最大限に発揮できる環境を構築し、安定した増員を実現するため、教育制度の充実と社内制度の整備に努め、人材の確保・育成を推進していく方針です。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


ブランジスタは監査等委員会設置会社であり、取締役会が経営上の重要事項を決定しています。また、取締役会の諮問機関として指名委員会と報酬委員会を設置し、ガバナンス体制を強化しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


ブランジスタの筆頭株主は事業会社であるNEXYZ.Groupです。同社グループの創業に関わる人物も上位株主として名を連ねており、特定の株主グループが経営に強い影響力を持つ資本構成となっています。

株主名 持株比率
NEXYZ.Group 53.00%
SBI証券 2.23%
近藤 太香巳 2.10%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は11名(男性11名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は岩本恵了氏が務めています。社外取締役比率は18.2%です。

氏名 役職 主な経歴
岩本 恵了 代表取締役社長 1997年1月NEXYZ.Group入社、2002年10月イデアキューブ(現同社)代表取締役社長、2013年2月同社代表取締役社長より現職。
井上 秀嗣 取締役 2001年4月NEXYZ.Group入社、2011年4月同社取締役、2020年4月ブランジスタメディア代表取締役社長より現職。
木村 泰宗 取締役 2002年5月NEXYZ.Group入社、2003年5月イデアキューブ(現同社)入社、2013年4月同社取締役より現職。
吉藤 淳 取締役 1997年1月NEXYZ.Group入社、2008年10月イデアキューブ(現同社)ソリューション事業部長、2021年12月同社取締役より現職。
澤田 裕 取締役 2004年4月NEXYZ.Group入社、2009年9月同社入社、2023年12月同社取締役より現職。
近藤 太香巳 取締役 1990年2月NEXYZ.Group設立、1991年2月同社代表取締役社長、2000年11月同社取締役より現職。


社外取締役は、本間憲氏(レプロエンタテインメント代表取締役社長)、杉本佳英氏(あんしんパートナーズ法律事務所代表弁護士)、久保田記祥氏(デルフィーコンサルティング代表取締役・監査等委員)、安藤文豪氏(バルニバービ代表取締役・監査等委員)です。

同社は監査等委員会設置会社です。社外取締役2名と社外取締役(監査等委員)2名が選任されており、経営監視機能の客観性と中立性の確保に努めています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


ブランジスタの役員報酬は、企業価値の持続的な向上を促すインセンティブとして設計されています。基本報酬は月例の固定報酬で、役職や職責、会社業績を総合的に考慮して決定されます。また、業績連動報酬も導入されており、連結営業利益等の目標達成状況に応じて年1回支給される仕組みです。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 2名 21百万円 10.6百万円
監査等委員(社外除く) 1名 4百万円 3.6百万円


なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期末現在の役員数とは相違があります。これは、当事業年度において社外取締役2名および監査等委員である社外取締役2名が無報酬であること、無報酬の取締役が4名存在していることによるものです。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。