【平均年収631万円】みらいワークス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年9月期)

【平均年収631万円】みらいワークス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年9月期)

みらいワークスは、プロフェッショナル人材事業を主軸に、地方創生事業、ソリューション事業を展開しています。直近の連結会計年度では増収減益となりました。


目次

※本記事は、株式会社みらいワークス の有価証券報告書(2025年9月期、2024年10月1日 ~ 2025年9月30日、2025年12月22日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


みらいワークスは、プロフェッショナル人材事業を主軸に、地方創生事業、ソリューション事業の3つの事業を展開しています。高度な専門性を持つ人材を企業に提供し、経営課題の解決を支援しています。

同社の単体従業員数は193名、連結従業員数は193名です。同社グループのセグメントはプロフェッショナル人材事業の単一です。

主な国内グループ会社は、Greenroom(サステナビリティ・経営支援事業)などです。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


みらいワークスは、プロフェッショナル人材事業を通じて社会課題の解決を目指しています。同社グループでは、従業員を重要な経営資源と位置づけ、多様な働き方を支援する方針を掲げています。ここでは、給与水準や働き方の特徴、人材育成に関する考え方についてご紹介します。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


みらいワークスでは、比較的若い年齢層の従業員が活躍しており、平均勤続年数からは活発な人材の流動性がうかがえます。同社はプロフェッショナル人材の挑戦を支援する事業を展開しており、従業員もまたプロフェッショナルとしての成長を追求する環境にあると言えます。

項目 数値
平均年間給与 6,313,000円
平均勤続年数 2.63年
平均年齢 36.6歳
単体従業員数 193人
連結従業員数 193人
単体のグループ内比率 100.0%


退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


みらいワークスは、「日本のみらいの為に挑戦する人を増やす」をミッションに掲げ、プロフェッショナル人材が挑戦するエコシステムを創造することを目指しています。同社グループは「人」を最も重要な経営資源と捉え、人的資本経営を実践しています。具体的には、従業員がライスワークとライフワークを一致させ、「本気」の挑戦を実践できる状態の実現を重視しています。

また、行動指針である「みらイズム」を「プロフェッショナルとして成果を出し続けるための行動様式」と位置づけ、従業員が継続的に成果を創出できる環境を整備しています。採用方針の明確化・徹底や、ミッション・ビジョン・行動指針の浸透施策を日々の業務に組み込むことで、人材の価値最大化を図っています。

社内環境整備としては、定期健康診断やストレスチェックの実施に加え、育児休業などの仕事と私生活の両立支援制度の周知に努めています。育児世代の女性が働きやすい制度の導入や規程整備の検討・実施、年次有給休暇取得促進など、多様な人材が働きやすい環境作りを推進しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体のデータを示します。男性育児休業取得率および労働者の男女の賃金の差異は、公表義務の対象ではないため記載を省略しています。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 11.4%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


みらいワークスは、プロフェッショナル人材事業を主軸に、地方創生事業、ソリューション事業を展開し、多様な働き方を支援するプラットフォームを提供しています。これらの事業は相互に連携し、エコシステムを形成することで価値を創出しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、プロフェッショナル人材事業、地方創生事業、ソリューション事業の3つの事業を展開しています。主力であるプロフェッショナル人材事業では、顧客企業と業務委託または人材派遣契約を締結し、登録しているプロフェッショナル人材へ業務を再委託するか、有期雇用して顧客企業へ派遣しています。要件定義からシステム開発、戦略策定、コンサルティングなど、高度な能力を持つ個人に特化したサービスを提供しており、主に事業会社の経営課題解決を支援しています。

この事業では、Webサービス、AI、ロボティクス、フィンテックといった先端ITを活用したDX推進など、多岐にわたる領域で人材不足に悩む企業に外部人材を供給しています。また、クライアントの課題解決をプロフェッショナル人材のチームで支援する「みらいデジタル」や、デジタル・クリエイティブ人材に特化したマッチングサービス「MOREWORKS」も展開しています。20-30代向けの転職支援サービス「ConsulNext.jp」や、プロ人材の転職力拡張を目的とした情報提供メディア「CAREER Knock」も運営しています。

地方創生事業では、都市部から地方への副業を推進する「Skill Shift」や、都市部プロ人材の地方転職を支援する「Glocal Mission Jobs」「Glocal Mission Times」を提供しています。地方金融機関や自治体と連携し、都市部人材のスキルで地方中小企業の経営課題解決を目指すとともに、地方での働き方や優良企業の情報発信を通じて地方への興味喚起を行っています。全国の自治体と連携し、地域課題解決型のワーケーションツアーの企画・実施や移住促進プロモーション戦略の立案なども行っています。

ソリューション事業は、プロフェッショナル人材事業と地方創生事業で培ったノウハウとビッグデータを活用し、企業や自治体へ独自のソリューションを提供しています。具体的には、実践型リスキリング支援サービス「みらRe-skillingサービス」、スタートアップの成長支援や企業・自治体のイノベーション推進を目的とした「Boosterサービス」、サステナビリティに関する経営課題解決を支援する「サステナビリティ経営支援」を展開しています。

同社グループの収益は、主にプロフェッショナル人材事業における業務委託や人材派遣、地方創生事業におけるマッチングサービス、ソリューション事業における各種コンサルティングサービスから得られています。特定の顧客への収益集中は見られず、本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えています。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの売上高は、直近の連結会計年度において増加傾向を示しています。経常利益も増加していますが、親会社株主に帰属する当期純利益は減少しています。これは、当連結会計年度に減損損失を計上したことが影響しています。

項目 2021年9月期 2022年9月期 2023年9月期 2024年9月期 2025年9月期
売上高 - - 83.7億円 - 111億円
経常利益 - - 2.5億円 - 3.0億円
経常利益率 - - 3.0% - 2.7%
親会社株主に帰属する当期純利益 - - 1.3億円 - 91百万円
1株当たり当期純利益(円) - - 25.23 - 17.17

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、直近の連結会計年度において57.7百万円となっています。また、従業員1人あたり営業利益(連結)は1.5百万円です。これらの数値は、同社グループの事業規模と従業員数から算出されており、組織全体の収益貢献度や効率性を把握する一助となります。

指標 2024年9月期 2025年9月期
従業員1人あたり売上高(連結) - 57.7百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) - 1.5百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループの財務状況は、事業活動で得た資金を将来の成長に向けた投資に充てている段階を示しています。
これは、事業拡大のための積極的な投資が行われていることを表しています。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの自己資本比率は42.1%であり、プライム市場の非製造業平均と比較して高い水準にあります。
ROE(自己資本利益率)は7.0%となっており、プライム市場平均を下回る水準です。
手元資金として14.5億円の現金及び預金を保有しており、事業運営に必要な資金を確保している状況です。
これらの財務基盤は、同社グループが事業を継続していく上での安定性を示しています。

指標 2024年9月期(前期) 2025年9月期(当期)
純資産 13.0億円 13.1億円
自己資本比率 - 42.1%
ROE(自己資本利益率) - 7.0%
現金及び預金 15.7億円 14.5億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループの当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは1.2億円のプラスとなりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益やのれん償却額、減損損失、売上債権及び契約資産の減少などによる資金増加が、未払消費税等の減少や法人税等の支払額による資金減少を上回ったためです。
投資活動によるキャッシュ・フローは△1.6億円のマイナスとなっており、主に連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が要因です。
この結果、フリーキャッシュ・フローは△39百万円のマイナスとなり、本業で得た資金を将来の成長に向けた投資に充てている状況を示しています。
財務活動によるキャッシュ・フローは△85百万円のマイナスで、主に自己株式の取得による支出が影響しています。
同社グループは事業活動で資金を生み出しつつ、成長のための投資を積極的に行っている段階であり、将来の事業拡大に向けた動きが見られます。

項目 2024年9月期(前期) 2025年9月期(当期)
営業CF - 1.2億円
投資CF - △1.6億円
財務CF - △85百万円
フリーCF(営業CF+投資CF) - △39百万円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、プロフェッショナル人材向けサービス市場における新規参入と競合の激化をリスクとして認識しています。
これにより、価格競争や案件獲得の喪失、顧客ニーズの変化への対応に伴う追加的支出が発生する可能性があります。
また、新規サービスの立ち上げにおいて、顧客ニーズに応えられず採算が合わない場合や、投資回収が困難になる可能性も事業リスクとして挙げられています。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、事業継続と拡大のために高い専門性を持つプロフェッショナル人材の継続的な確保を重要課題としています。
プロフェッショナル人材の確保活動が計画通りに進まない場合、同社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


みらいワークスは、「日本のみらいの為に挑戦する人を増やす」というミッションを掲げ、社会課題の解決を通じて日本を元気にすることを目指しています。プロフェッショナル人材が挑戦するエコシステムの創造をビジョンとし、多様な働き方を支援する文化を育んでいます。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループは、「日本のみらいの為に挑戦する人を増やす」というミッションを掲げています。個人で活躍する人を取り巻く環境の整備、人生100年時代への対応、東京一極集中の是正といった社会課題の解決を通じて、日本を元気にすることを目指しています。中長期的なビジョンとして「プロフェッショナル人材(時間ではなく成果に基づいて働き、報酬に値する価値ある役務を提供する人材)が挑戦するエコシステム(多様な立場で専門的な技術や強みを生かしながら、業種・業界の垣根を越えて相互協力し、平等な収益の循環をする仕組み)を創造する」ことを掲げています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループでは、社員の行動指針として「みらイズム」を定めています。「挑戦」「主体性」「チームワーク」「変化」「持続的な関係」の五つの価値観を大切にしています。これらはプロフェッショナルとして成果を出し続けるための行動様式として実践が求められています。

ミッション・ビジョンへの共感度が高い人材の採用を重視し、業務を通じて個々のメンバーが「本気」の挑戦を実践できる状態の実現を目指しています。また、従業員がプロフェッショナルとしての成果を継続的に創出できる環境の実現にも取り組んでいます。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、優秀な人材の採用と育成を重要な課題としています。ミッション・ビジョンに共感する人材の積極採用を継続し、高度なプロフェッショナル力の育成に努めています。また、新入営業社員向け教育研修の計画的な実施や社員の学習機会の充実、エンゲージメント強化といった施策を通じて人的資本経営を推進しています。

AIの活用やDXによる生産性の向上も重点テーマの一つです。効率的かつ精度の高いマッチングのためにAI活用を推進し、情報基盤の強化により業務全般のDXを進めています。さらに、登録プロフェッショナル人材データベースの拡充や情報管理体制の強化、認知度の向上にも積極的に取り組んでいます。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


みらいワークスは、取締役会設置会社であり、監査役会設置会社です。
社外取締役や社外監査役を選任することで、経営の健全性、透明性、コンプライアンスの向上を図っています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


みらいワークスの筆頭株主は代表取締役社長である岡本祥治氏です。
同氏が過半数を超える株式を保有しており、創業者が経営に強い影響力を持つ資本構成となっています。
その他、信託銀行や証券会社が上位株主として名を連ねています。

株主名 持株比率
岡本 祥治 53.59%
日本カストディ銀行(信託口) 3.29%
楽天証券 2.39%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性6名・女性1名)で構成され、女性役員比率は14.29%です。
代表取締役社長は岡本祥治氏が務めています。
社外取締役比率は50.0%です。

氏名 役職 主な経歴
岡本 祥治 代表取締役社長 2000年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社後、複数の企業を経て、2007年にオンサイドパートナーズを設立し代表取締役に就任。2012年に同社を設立し代表取締役社長に就任、現職。
池田 真樹子 取締役コーポレート部長 2001年落合公認会計士事務所入社後、グローバル・ブレイン、イトクロ、クロス・マーケティンググループを経て、2015年に同社入社。経営企画部長、取締役経営管理部長を歴任し、2023年より取締役コーポレート部長、現職。


社外取締役は、中田康雄氏(元カルビー代表取締役社長兼CEO)、相澤利彦氏(グロービス経営大学院教授)です。
社外監査役は、品川広志氏(弁護士法人エムパートナーズ弁護士)、本行隆之氏(のぞみ監査法人代表社員)です。

同社は監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会が経営を監督する体制です。
社外取締役と社外監査役は、それぞれの専門知識と経験に基づき、客観的な視点から経営監視と助言を行っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


みらいワークスの役員報酬は、固定報酬と業績連動型株式報酬を組み合わせています。
特に取締役に対しては、企業価値向上へのインセンティブを付与するため、業績連動型株式報酬制度を導入しています。
監査役の報酬は、株主総会で定められた限度額内で協議により決定されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 2名 34百万円 17.2百万円
監査役(社外除く) 1名 8百万円 8.4百万円
社外役員 4名 18百万円 4.4百万円


※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。