【平均年収553万円】アミファ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年9月期)

【平均年収553万円】アミファ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年9月期)

アミファは、「アートやデザインを日常の暮らしに気軽に取り入れる」ライフスタイルを提案する企業です。ギフトラッピング、デザイン文具などの企画・製造仕入・卸販売を手がけています。海外からの仕入・調達が約94%を占めるファブレスメーカーで、直近の業績は増収増益となりました。


目次

※本記事は、株式会社アミファ の有価証券報告書(2025年9月期、2024年10月1日 ~ 2025年9月30日、2025年12月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


アミファは、「アートやデザインを日常の暮らしに気軽に取り入れる」ライフスタイルを提案する企業です。ギフトラッピング、デザイン文具、キッチン・テーブルウエア、フラワー関連商品などのライフスタイル商品の企画・製造仕入・卸販売を主要な事業としています。

単体従業員数は86名です。事業セグメントは「ライフスタイル商品事業」の1つです。

アミファは自社工場を持たないファブレスメーカーであり、国内外の工場へ製造を委託しています。海外企業からの仕入・調達が約94%を占めています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


アミファは、ライフスタイル商品事業を展開する企業です。従業員の働きがいとワークライフバランスを重視し、柔軟な働き方を推進しています。創造性を大切にする企業文化の中で、個々の成長を支援する環境が整えられています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、平均年齢が30代後半であり、比較的幅広い年齢層の従業員が活躍していることがうかがえます。平均勤続年数は7年弱となっており、一定の期間にわたってキャリアを築いている従業員が多い傾向にあると言えます。

項目 数値
平均年間給与 5,531,000円
平均勤続年数 6.9年
平均年齢 39.3歳
単体従業員数 86人


同社は、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を採用しています。退職一時金制度も設けており、その一部を中小企業退職金共済制度から充当しています。ただし支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


アミファは、「自由なアイデアとピースフルなモノづくりで、すぐ近くのワクワクを、ひとりひとりに。」というパーパスと「We are smile producers!」という理念のもと、社内が笑顔であふれる職場「Smile Working」を目指しています。この指針に基づき、理念や目指す方向に共感できる人材を性別、年齢、国籍を問わずキャリア採用を中心に確保しています。

人材育成においては、従業員の意見や価値観を尊重し、能力を最大限に発揮できる教育体系を構築しています。リカレント教育の観点から生涯学習を促進し、キャリア形成支援を拡充することで従業員の成長を支援しています。具体的には、新入社員から管理職まで各層に求められる知識やスキルを習得する階層別研修や、目的に応じた研修への参加を強化し、年間を通じて多様な学びの機会を提供しています。

また、資格取得支援制度やキャリア支援制度、子育て支援勤務制度を活用し、従業員が活躍できる環境を整備しています。従業員の能力や目標達成を適正に評価し、昇格や昇給につなげる人事制度を運用することで、次のステップへの挑戦を促しています。社内環境整備では、フレックスタイム制度や在宅勤務制度などの柔軟な働き方を継続し、ワークライフバランスの向上を推進しています。積立休暇制度や外部メンタルサポート機関との連携により、心身の健康を確保できる環境づくりにも取り組んでおり、2022年1月には「くるみん認定」も取得しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。男性労働者の育児休業取得率は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく公表義務の対象項目として選択しておらず、公表されていません。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 53.8%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 74.0%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 75.8%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 33.8%

多様性・登用

指標 数値
中途採用管理職比率 100.0%
外国人労働者 3.5%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


アミファは、ギフトラッピングやデザイン文具、キッチン・テーブルウエアなどを中心としたライフスタイル商品の企画・製造仕入・卸販売を手がけています。消費者の日常にアートやデザインを気軽に取り入れるライフスタイルを提案しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社は「ライフスタイル商品事業」の単一セグメントで事業を展開しています。主な商品群は「ワンプライス商品群」と「プチプライス商品群」の二つです。ワンプライス商品群は、ギフトラッピング商品、デザイン文具、キッチン・テーブルウエアなどで構成され、主に国内外の均一価格ショップを通じて消費者に提供されています。

プチプライス商品群は、希望小売価格100円を超える商品群であり、「OEM」と「一般小売商品」の分野で構成されています。OEM分野では、アパレルメーカーやライフスタイル商品メーカーへの縫製品の受注生産、大手量販店や食品メーカーへの包装資材や販売促進用品の受注生産を行っています。一般小売商品分野では、文具、知育玩具、コスメなどの高付加価値商品を拡充しています。

同社の商品は、消費者の「あったら暮らしが楽しくなる」嗜好品が中心であり、購入者が自らの手で素材やデザインを選び、組み合わせることで作る時間そのものを楽しめる「半製品」の比率が高いという特徴があります。同社は自社工場を持たないファブレスメーカーであり、国内外の工場へ委託生産を行っています。海外生産が主力となっており、海外企業からの仕入・調達金額が大部分を占めています。

営業部門と商品開発部門が一体となり、デザイン・品質・お得感を重視した商品企画・開発を行っています。女性を中心とした40名以上のデザイナーを配置し、100名以上のフリーランスイラストレーターと直接連携して商品をデザインしています。また、頻繁な新商品の投入を重視し、年間約1,900アイテムの新商品を市場に投入するスピードを維持しています。

同社の主な販売先は、株式会社セリア、株式会社大創産業、株式会社キャンドゥといった均一価格ショップ各社です。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社の売上高は前期を上回る水準で推移しました。営業利益は前期の損失から改善し、利益を計上しています。経常利益および当期純利益も前期の損失から改善し、利益を計上する結果となりました。営業外収支においては、為替差損益が経常利益の増減に影響を与えています。


■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


(データがありません)

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社の財務基盤は、自己資本比率とROEの推移から安定した状態にあることが示されています。手元資金も確保されており、事業運営の安定性がうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の自己資本比率は当期で58.3%となっており、前期の49.4%から増加しています。これはプライム市場の平均と比較しても高い水準を示しています。ROE(自己資本利益率)は当期で9.7%となり、前期の△13.3%から大きく改善し、プライム市場平均を上回る水準です。

手元資金である現金及び現金同等物は当期末で8.4億円を確保しており、前期の7.2億円から増加しています。これらの数値は、同社の財務基盤が安定しており、事業継続性や雇用・給与の安定性につながる要素であると言えます。

指標 2024年9月期(前期) 2025年9月期(当期)
純資産合計 18.8億円 21.4億円
自己資本比率 49.4% 58.3%
ROE(自己資本利益率) △13.3% 9.7%
現金及び現金同等物 7.2億円 8.4億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社のキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローが当期で5.3億円の収入となり、前期の4.4億円から増加しています。これは税引前当期純利益の計上や棚卸資産の減少が主な要因です。投資活動によるキャッシュフローは当期で0.3億円の支出となり、有形固定資産や無形固定資産の取得によるものです。

営業活動によるキャッシュフローが投資活動によるキャッシュフローを上回るフリーキャッシュフローは、当期で5.0億円のプラスとなっています。これは、本業で得た資金で投資を賄い、なお余剰資金がある状態を示しています。財務活動によるキャッシュフローは当期で3.7億円の支出となり、短期借入金の純減額や長期借入金の返済、配当金の支払いが主な要因です。これらのキャッシュフローの状況は、同社が本業で安定的に資金を生み出し、財務的な健全性を保ちながら事業を運営していることを示しており、入社後の雇用や給与の安定性につながる基盤があると言えます。

項目 2024年9月期(前期) 2025年9月期(当期)
営業CF 4.4億円 5.3億円
投資CF △0.4億円 △0.3億円
財務CF △5.6億円 △3.7億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 4.0億円 5.0億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社は特定の販売先への依存度が高いというリスクを抱えています。株式会社セリア及び株式会社大創産業に対する販売依存度が高く、これらの企業との取引の増減が業績に影響を及ぼす可能性があります。また、商品の仕入れ・調達の約94%を海外企業に依存しており、カントリーリスクや為替相場の急激な変動が仕入価格の上昇や供給の混乱につながり、業績に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社は商品企画開発力に関するリスクを認識しています。商品開発部署におけるデザイナーに欠員が生じたり、人員強化が計画通り進まない場合、商品開発力の低下が生じる可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


アミファは、ライフスタイル商品の製造卸企業として、お客様に「ワクワク」と「笑顔」を届けることを目指しています。従業員一人ひとりの成長と働きがいを重視し、笑顔で働ける企業風土を大切にしています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社は「”We are smile producers!”」を企業理念に掲げ、情熱あふれるアートや美しいデザインを身近な暮らしへ提供しています。お客様が選び、組み合わせ、工夫してオンリーワン作りを楽しめる商品を提案し、夢中になれる幸せな時間、笑顔と感動を届けることで、世の中になくてはならない企業を目指しています。

創業50周年を機に再定義されたパーパスは「自由なアイディアとピースフルなモノづくりで、すぐ近くのワクワクを、ひとりひとりに。」です。このパーパスに基づき、お客様の日常に「ワクワク」と「笑顔」を届けること、全てのステークホルダーからの信頼に応えること、そして従業員がやりがいと愛情を持ち笑顔で働くことができる”smile working company”であることを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


アミファは、企業理念「”We are smile producers!”」とパーパスに基づき、社内が笑顔であふれる職場であるべきという理想から「Smile Working」という指針を掲げています。従業員個々人がやりがいと愛情を持ち、笑顔で働くことができる”smile working company”を目指す企業風土です。

採用においては、同社の理念や目指すべき方向性に共感する方を、性別、年齢、国籍を問わずキャリア採用を中心に求めています。従業員の個性や価値観を尊重し、個人のライフスタイルやライフステージに合わせて生き生きと働けるよう、心身の安全と健康を確保できる環境整備に取り組んでいます。

具体的には、フレックスタイム制度や在宅勤務制度などの柔軟な働き方を継続し、ワークライフバランスの向上を推進しています。また、積立休暇制度の活用や、外部メンタルサポート機関、産業医と連携した相談しやすい仕組みづくりなど、健康管理と増進にも努めています。同社は2022年1月には「子育てサポート企業」としてくるみん認定を受けています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は中長期的な経営戦略「GO NEXT 50」を推進しており、その中で「プロフェッショナル集団への進化」と「経営インフラの強化」を重点戦略としています。同社のパーパスを実現するプロフェッショナル集団としての進化を強力に進めることを目指しています。

また、データとAIを積極的に活用し、管理部門と事業部門が一体となって迅速かつ適切に戦略を推進する方針です。優先的に対処すべき課題の一つとして「ICT(情報通信技術)の基盤強化」を挙げています。

これには、企画・製造・販売の各段階を効率的にハンドリングするためのICT基盤強化、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、働き方改革による社員のエンゲージメント向上、AIなどの先進技術の積極的な導入が含まれています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会における社外取締役の比率を高くすることで、経営の透明性と監督機能の強化を図っています。また、指名・報酬委員会を設置し、公正な役員選任と報酬決定を目指す体制となっています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社の筆頭株主は株式会社ウィステリアウェルであり、代表取締役社長の藤井愉三氏の資産管理会社が所有する株式を含んでいます。このことから、創業家が同社の経営に大きな影響力を持っていることがうかがえます。また、アミファ従業員持株会も上位株主として名を連ねています。

株主名 持株比率
ウィステリアウェル 32.80%
アミファ従業員持株会 1.76%
ウイルコホールディングス 1.35%
増田明彦 1.02%
米田康三 0.99%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性6名・女性1名)で構成され、女性役員比率は14.0%です。代表取締役社長は藤井愉三氏が務めています。社外取締役比率は57.1%です。

氏名 役職 主な経歴
藤井 愉三 取締役社長(代表取締役) 1982年4月 同社入社、1991年3月 同社取締役、1995年2月 同社代表取締役社長より現職。2024年2月 公益財団法人アミファ・デザイン・アート振興財団代表理事より現職。
藤井 俊行 専務取締役 1982年4月 同社入社、1991年3月 同社取締役、1995年2月 同社専務取締役より現職。
三井 直美 取締役人事総務部長 1985年4月 関澤法律事務所入社、2005年7月 株式会社バロックジャパンリミテッド入社、2020年9月 同社入社 管理部副部長、2022年12月 同社取締役人事総務部長より現職。


社外取締役は、米田康三氏(スリーフィールズ合同会社代表社員)、阿部正典氏(元西華産業株式会社取締役(監査等委員))、山田昭氏(三宅・山崎法律事務所パートナー・ブラザー工業株式会社社外監査役・King & Wood Mallesons法律事務所顧問)、髙山昌茂氏(協和監査法人・税理士法人協和会計事務所代表社員・独立行政法人国立科学博物館監事・学校法人大原学園監事)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会は監査等委員ではない取締役4名(うち社外取締役1名)と監査等委員である取締役3名(うち社外取締役3名)の合計7名で構成されています。社外取締役が取締役会の過半数を占めることで、取締役の職務執行に対する監督機能の強化を図っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬は、固定報酬と業績連動報酬を組み合わせた体系となっています。業績連動報酬では、前事業年度の売上高達成率と経常利益達成率が指標として用いられています。社外取締役および監査等委員である取締役の報酬は、固定月額報酬で構成されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 3名 92百万円 30.6百万円


なお、報酬等の総額が1億円以上である役員は該当ありません。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。