【平均年収590万円】Retty 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年9月期)

【平均年収590万円】Retty 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年9月期)

Rettyは、実名型グルメプラットフォーム「Retty」を運営し、飲食店支援サービスと広告コンテンツを展開しています。直近の業績は増収となり、利益も黒字に転換しました。


目次

※本記事は、Retty株式会社 の有価証券報告書(2025年9月期、2024年10月1日 ~ 2025年9月30日、2025年12月19日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


Rettyは、実名型グルメプラットフォーム「Retty」を運営し、「新たな食体験を創り上げ、人生をもっとHappyに。」をビジョンに掲げています。同社は、飲食店支援サービスと広告コンテンツの2つのサービスを展開しています。

単体従業員数は87名です。同社は実名型グルメプラットフォーム「Retty」運営事業の単一セグメントであり、飲食店支援サービスと広告コンテンツの2つのサービスを展開しています。

Rettyは、実名型グルメプラットフォーム「Retty」の運営を主体として事業を展開しています。飲食店支援サービスと広告コンテンツの2つのサービスを通じて、飲食業界の課題解決に貢献しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


Rettyは、実名型グルメプラットフォーム「Retty」の運営を通じて、新たな食体験の創出を目指しています。同社では、若手社員が中心となって活躍しており、活気ある環境で働くことが期待されます。従業員の定着状況や多様性への取り組みを通じて、どのような働き方ができるのかを見ていきましょう。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


Rettyでは、平均年齢が30代前半であり、比較的若い世代の従業員が中心となって事業を推進しています。平均勤続年数は5年程度となっており、一定の経験を積んだ人材が活躍している状況がうかがえます。

項目 数値
平均年間給与 5,903,049円
平均勤続年数 5.1年
平均年齢 32.8歳
単体従業員数 87人


退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


Rettyは、創業以来「人」に関するカルチャーを経営の重要事項と位置づけています。同社のビジョンである「新たな食体験を創り上げ、人生をもっとHappyに。」の実現には、従業員一人ひとりが「Happy」であることが不可欠であると考えています。

そのため、多様な人材がそれぞれの個性や能力を最大限に発揮できる環境の整備に注力しています。また、生産性向上を通じた労働環境の改善にも積極的に取り組み、様々な社会課題の解決を目指しています。今後は、多様なバックグラウンドを持つ人々が働きやすい会社となるよう、さらなる環境整備を進める方針です。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。賃金制度や体系において性別による差異はありませんが、管理職や賃金水準が高いエンジニア職の男性比率が高いことから賃金の差異が生じています。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 34.6%
男性労働者の育児休業取得率 100.0%
労働者の男女の賃金の差異(全従業員) 89.4%
労働者の男女の賃金の差異(従業員) 85.7%
労働者の男女の賃金の差異(臨時雇用人員) 99.6%

人材育成・エンゲージメント

指標 数値
労働者の一月当たり平均残業時間 7.6時間
年次有給休暇取得率 79.1%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


Rettyは、「新たな食体験を創り上げ、人生をもっとHappyに。」をビジョンに掲げ、実名型グルメプラットフォーム「Retty」を運営しています。信頼できる「ヒト」からの情報提供を重視し、ユーザーに最適化された飲食店情報を提供することで、飲食業界の課題解決に貢献しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社は、実名型グルメプラットフォーム「Retty」運営事業の単一セグメントで事業を展開しています。この事業は、「飲食店支援サービス」と「広告コンテンツ」の二つのサービスで構成されています。

飲食店支援サービスでは、飲食店に対して「Retty」内での上位表示や広告掲載、顧客管理システムを備えたオンライン予約システムを提供しています。このサービスは、飲食店からの毎月定額の利用料をベースとしたサブスクリプション型であり、一部従量課金も取り入れたハイブリッドなビジネスモデルとなっています。同社はこれを、持続的かつ継続的に売上が積み重なるストック型の売上と位置づけています。

広告コンテンツは、主に「Retty」を活用した広告ソリューションと、同社が蓄積してきたコンテンツを活用したコンテンツソリューションの二つから成り立っています。広告ソリューションでは、ブランド認知向上を目指す広告主への広告掲載や、飲食店を顧客とするクライアントへの支援、WEBサイトやアプリ開発などを行っています。コンテンツソリューションでは、80万店に及ぶ店舗データや口コミデータなどを「Food Data Platform」として、飲食業界以外の幅広いクライアントに継続的に提供し、月額の利用料を得ています。

販売実績を見ると、飲食店支援サービスが広告コンテンツよりも売上規模が大きくなっています。両サービスともに前事業年度と比較して売上は増加しており、特に広告コンテンツは計画を上回る着地となりました。同社の売上高は、本邦の外部顧客への売上が大部分を占めており、国内市場が中心となっています。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社の直近の業績は、売上高が前事業年度と比較して増加しています。費用面では、販売費及び一般管理費が減少した一方で、売上原価は増加しています。

これらの結果、営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも前事業年度の損失から黒字に転換しました。営業外収益は減少傾向にあり、営業外費用も減少しています。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社の財務状況は、事業活動や投資活動における資金の流れから、現在の経営状態を把握する上で重要な情報となります。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の財務基盤は、自己資本比率やROE(自己資本利益率)といった指標から、その健全性を判断することができます。これらの指標は、同社が事業活動を継続し、成長していくための安定性を示すものです。手元資金の状況も、不測の事態への対応力や将来への投資余力を測る上で重要となります。

指標 2024年9月期(前期) 2025年9月期(当期)
自己資本比率 - -
ROE(自己資本利益率) - -

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社のキャッシュフローは、事業活動、投資活動、財務活動それぞれの資金の流れを示しています。当期における営業活動によるキャッシュフローは資金の使用となっており、主に前払費用の増加や売上債権及び契約資産の増加によるものです。投資活動によるキャッシュフローも資金の使用となっており、無形固定資産の取得による支出が主な要因です。財務活動によるキャッシュフローも資金の使用となっており、長期借入金の返済による支出が主な要因となっています。これらの状況から、同社は事業活動で得た資金を上回る投資や返済を行っており、資金繰りの状況に留意が必要な状態です。

項目 2024年9月期(前期) 2025年9月期(当期)
営業CF △105百万円 △41百万円
投資CF △1百万円 △109百万円
財務CF △105百万円 △141百万円
フリーCF(営業CF+投資CF) △106百万円 △150百万円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


同社は、前事業年度まで継続して営業損失を計上し、営業キャッシュフローも継続してマイナスであることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる状況が存在すると判断しています。これに対し、同社は飲食店支援サービスの売上純増とコストコントロールの継続を対応策として講じており、これにより継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しています。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社は、国内のグルメ情報サービス市場において複数の競合企業が存在しており、競争激化に伴い参画店舗数や広告関連の受注が減少する可能性があります。また、飲食店支援サービスのサブスクリプションモデルにおいて、想定を上回る解約が発生した場合、売上に影響を及ぼすリスクがあります。

③ 人材・組織に関するリスク


同社は、今後の事業拡大や新規事業の展開に伴い、優秀な人員の確保が不可欠と考えています。求める人材が十分に確保できない場合や人材の流出が進んだ場合、継続的な事業拡大に支障が生じる可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


Rettyは「新たな食体験を創り上げ、人生をもっとHappyに。」というビジョンを掲げ、食の領域でテクノロジーを駆使し、社会に貢献することを目指している会社です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


Rettyは「新たな食体験を創り上げ、人生をもっとHappyに。」をビジョンに掲げています。同社は、人々の生活に密着した「食」の領域でテクノロジーを駆使し、新しい価値を創造することで社会に貢献することを目指しています。

具体的には、実名型グルメプラットフォーム「Retty」を通じて、最適な「食」との出会いを創出し、日常の「食」をより豊かにすることを目指しています。さらに、飲食店経営に必要なDX(デジタルトランスフォーメーション)支援プロダクトを展開し、食に関わる多様な体験に貢献していく方針です。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


Rettyは創業時から、社内外を取り巻く「人」に関してカルチャーを重要視した経営を行っています。同社のビジョンである「Happy」を実現するため、多様な人材が個性や能力を発揮できる環境の整備に努めています。

また、生産性向上を通じた労働環境の改善など、様々な社会課題の解決にも積極的に取り組む姿勢を示しています。サステナビリティに関する重要事項については、コーポレート部門を中心に各部門が連携し、執行役員会や取締役会で検討・実行する体制を構築しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


Rettyは今後の経営課題として、主に3つのテーマに取り組んでいます。一つ目は、「Retty」の利便性向上を通じたネット予約利用者数の増加です。

新規ユーザー獲得とリピートユーザー増加のため、シームレスな予約体験の提供を目指しています。二つ目は、営業体制の拡充です。販売代理店の営業体制維持と従業員による営業体制の構築、直販体制の強化、営業効率の改善を通じて販売力の向上を図っています。

三つ目は、技術力の強化です。ビッグデータの分析・活用を加速させるため、優秀な技術者の育成、AIなどの先端技術への投資、技術志向な風土の維持に取り組んでいます。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会の監督機能を強化することで、コーポレート・ガバナンスの充実と経営の効率化を図る体制を構築しています。議決権のある監査等委員である取締役を置き、経営の健全性、客観性及び適正性を確保しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社の株主構成を見ると、創業者が筆頭株主として名を連ねており、経営基盤を支える主要な存在であることがうかがえます。また、取締役である平尾丈氏も上位株主の一人であり、経営陣が直接的に資本を保有する傾向が見られます。上位株主には事業投資組合や事業会社も含まれており、多様な主体に支えられていることが特徴です。

株主名 持株比率
武田 和也 22.46%
平尾 丈 18.98%
YJ2号投資事業組合 10.62%
山田 典明 3.95%
LINEヤフー 2.69%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性5名・女性2名)で構成され、女性役員比率は28.0%です。代表取締役執行役員CEOは武田和也氏が務めています。社外取締役比率は42.9%です。

氏名 役職 主な経歴
武田 和也 代表取締役執行役員CEO 2006年4月 株式会社ユビキタス・エクスチェンジ入社、2007年4月 株式会社ネットエイジ(現ユナイテッド株式会社)入社、2010年11月 同社設立 代表取締役社長、2022年12月 同社 代表取締役執行役員CEOより現職。
川野 寛治 取締役執行役員 2004年9月 株式会社テレウェイブリンクス(現株式会社アイフラッグ)入社、2009年4月 同社 事業部長、2016年8月 同社 入社、2017年10月 同社 マネージャー、2021年10月 同社 執行役員、2022年12月 同社 取締役執行役員より現職。
長束 鉄也 取締役執行役員 2006年4月 DOWAホールディングス株式会社入社、2008年4月 株式会社フラクタリスト(現 ユナイテッド株式会社)入社、2010年11月 同社設立 取締役、2022年12月 同社 執行役員、2023年12月 同社 取締役執行役員より現職。


社外取締役は、平尾丈氏(株式会社じげん 代表取締役社長執行役員CEO)、三鴨麻佑子氏(三鴨公認会計士事務所 所長・監査等委員)、森一生氏(代官山綜合法律事務所 代表・監査等委員)、上原祐香氏(プレミアアンチエイジング株式会社 執行役員 コーポレートコミュニケーション本部長・監査等委員)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、監査等委員である取締役が取締役会の監督機能を強化しています。独立性の高い社外取締役3名で監査等委員会を構成し、うち1名は財務・会計、1名は法務の専門的な知見を有しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬は、企業業績と株主価値の持続的向上を目指し、個々の取締役の職務と責任及び実績に応じて適正な水準とすることを基本方針としています。業務執行取締役及び社外取締役に対しては、基本報酬のみを支払い、業績連動報酬や非金銭報酬は採用していません。取締役が保有する株式及び新株予約権が、企業価値向上のインセンティブとなっていると考えられています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
社外取締役 3名 14百万円 4.8百万円


なお、適切なインセンティブ設計を企図し、同社の取締役(監査等委員を除く)のうち1名に対して有償新株予約権の発行を決議し付与していますが、これは報酬としてではなく個別の投資判断に基づくため、上記の報酬等の総額には含まれません。また、当期、代表取締役 武田和也は8月分の報酬の受領を辞退しています。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。