【平均年収1438万円】ストライク 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2022年9月期)

【平均年収1438万円】ストライク 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2022年9月期)

ストライクは、全国の中堅・中小企業を対象にM&A仲介事業を展開しています。単体従業員数は220名で、直近の業績は増収増益となりました。全国に営業拠点を持ち、積極的な採用で組織を強化しています。


目次

※本記事は、株式会社ストライク の有価証券報告書(2022年9月期、2021年10月1日 ~ 2022年9月30日、2022年12月23日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


ストライクは、公認会計士および税理士が経営主体となり、M&A(企業合併、企業買収、企業間の資本提携など)の仲介を主たる事業としています。全国の中堅・中小企業を対象に多様なM&Aニーズに対応し、インターネットマッチングサイト「M&A市場SMART」も活用しています。

同社の単体従業員数は220名です。事業セグメントはM&A仲介事業の1つです。

ストライクは、本社(東京)のほか、札幌、仙台、名古屋、大阪、高松、広島、福岡に営業所を設け、全国の中堅・中小企業を対象にM&A仲介事業を展開しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


ストライクは、専門性の高いM&A仲介事業を展開しています。若手社員が多く活躍しており、個人の成果が評価される環境です。キャリアアップを重視する方にとって、働きがいのある環境が提供されています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、平均年齢が35.8歳、平均勤続年数が2.7年となっています。若手人材が中心となって活躍しており、キャリア形成の初期段階にある従業員が多い傾向が見られます。人材の流動性が高い環境です。

項目 数値
平均年間給与 14,382,000円
平均勤続年数 2.7年
平均年齢 35.8歳
単体従業員数 220人


退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


人材戦略に関する記載はありません。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データは開示されていません。

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


ストライクは、公認会計士や税理士が経営を主導し、M&A(企業合併、企業買収、企業間の資本提携など)の仲介を主要な事業としています。オーナー経営者の事業承継、ノンコア事業の処分、投資資金の回収、事業再生、ベンチャー企業の資金調達など、多様な譲渡ニーズに対応しています。また、スケールメリットの享受やシナジー効果の活用、事業リスクの回避などを目的とした買収ニーズにも応えています。

同社は「世界を変える仲間をつくる。」をミッションに掲げ、M&Aの当事者となる企業やその関係者の想いに向き合い、企業・事業の継続と発展をサポートしています。本社(東京)のほか、全国に7つの営業拠点を展開し、全国の中堅・中小企業を対象にM&A仲介事業を行っています。特定の業種に偏ることなく、多様な業種・事業体のM&Aに携わっていることが特徴です。

同社は、インターネット上でのマッチングサイト「M&A市場SMART」を構築し、積極的に活用することで、効率的な相手先探索を実現しています。特定の資本グループに属さず、独立性と公平性を保ちながら、譲渡先と買収先双方の中立的な立場でM&Aの実行を支援し、双方から報酬を得る収益モデルを採用しています。仲介業務のほか、買収側または譲渡側のアドバイザリー業務、デューディリジェンス業務、企業評価業務、コンサルティング業務なども手掛けています。本邦の外部顧客への売上高が大部分を占めており、特定の相手先への販売実績が集中することはありません。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社の直近の業績は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも増加傾向にあります。特に売上高は過去最高を更新しており、成約組数の大幅な増加がその主な要因となっています。大型案件の成約数も増加しており、同社への信用力や知名度の向上、営業力の強化が寄与していると分析されています。一方で、成約単価は若干の低下が見られました。なお、前事業年度は決算期変更に伴う変則決算であったため、単純な比較は行われていません。


■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社は、今後の業績拡大を見据え、積極的な採用活動を進めています。当事業年度においては、M&Aコンサルタントを増員し、組織力の強化に努めています。従業員数は220人となっており、組織体制の拡充が図られています。平均年間給与は14,382千円であり、従業員への還元も行われています。

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


企業の財務基盤と資金の流れは、同社の現在地と将来性を示す重要な情報です。これらの情報から、同社が安定した経営を維持しているか、あるいは成長に向けた投資を積極的に行っているかといった傾向を読み取ることができます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


財務基盤の安定性は、企業の持続的な成長と従業員の雇用・給与の安定に直結する重要な要素です。自己資本比率は企業の財務健全性を示し、ROEは資本をどれだけ効率的に活用して利益を生み出しているかを表します。手元資金の厚みは、予期せぬ経済変動や事業環境の変化に対する企業の耐性を示すものです。これらの指標は、同社が安定した経営を維持し、将来にわたって事業を継続していく上での基盤となります。

指標 2021年9月期(前期) 2022年9月期(当期)
自己資本比率 - -
ROE(自己資本利益率) - -
現金及び預金等 - -

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


キャッシュフローは、企業の資金の流れを示し、事業活動、投資活動、財務活動のそれぞれでどのように資金が動いているかを把握できます。営業活動によるキャッシュフローは本業でどれだけ資金を生み出しているかを示し、投資活動によるキャッシュフローは将来の成長に向けた投資の状況を表します。財務活動によるキャッシュフローは、資金調達や返済、配当などの状況を示します。これらの資金の流れを総合的に見ることで、同社の経営が安定しているか、あるいは成長のための投資を積極的に行っているかといった傾向を読み取ることができます。資金の健全な循環は、従業員の雇用や給与の安定性、そして企業の持続的な成長に繋がる基盤となります。

項目 2021年9月期(前期) 2022年9月期(当期)
営業CF - -
投資CF - -
財務CF - -
フリーCF(営業CF+投資CF) - -

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社はM&A仲介事業を単一セグメントとして展開しており、M&A市場の動向が経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、M&A仲介事業は参入障壁が比較的低いことから、同業者との競争激化もリスクとして挙げられています。

③ 人材・組織に関するリスク

同社は事業拡大のために優秀なM&Aコンサルタントの獲得、育成、維持を重要な課題と認識しています。人材を適時に確保できない場合や、人材の大量流出、育成計画の遅れは、同社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。特に、従業員数220名の小規模な組織形態であることから、人材に関するリスクが顕在化した場合の影響は相対的に大きいとされています。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ストライクは、M&A仲介事業を通じて社会貢献を目指す企業です。専門性の高いプロフェッショナル集団として、顧客の経営課題解決を支援しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社は2022年7月に創立25周年を迎え、新たなミッション「世界を変える仲間をつくる。」を制定しています。
企業理念として、M&Aを通じて企業の変化に合わせた経営体制の構築を支援することにより、広く社会に貢献することを目指しています。
同社は会社設立時から、公認会計士・税理士を中心とした会計分野の専門性を有するプロフェッショナル集団であり、中堅・中小企業のM&A仲介事業を主たる事業として展開しています。
引き続き、専門性の高い業務提供を行うことで、顧客が安心して満足できるM&Aを創出していく方針です。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社は、M&A仲介事業の持続的成長のために人的資源を最重要視しており、優秀なM&Aコンサルタントの獲得、育成、維持を課題としています。
専門的知識や多様な分野に精通した人材、営業力・交渉力に長けた人材の獲得に注力する方針です。
従業員の育成のため、社内研修の充実やM&A情報の共有、チーム制導入による経験向上に取り組んでいます。

成果主義に基づく給与制度や人事考課制度を採用しており、従業員が積極的に仕事に取り組める環境整備に努めています。
また、2022年4月のプライム市場移行に伴い、ガバナンスの一層の充実を図るため、指名・報酬諮問委員会を設置しています。
サステナビリティ推進委員会を中心に、SDGs達成への貢献とM&A支援を通じた優先課題への取り組みを推進する方針です。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は、信用力及び知名度の向上を重要な課題と認識しており、社内管理体制及びコンプライアンス体制の整備・充実を図っています。
業務・サービスの品質を高めるべく、従業員の専門性向上と顧客と向き合う企業文化の構築に取り組んでいます。
M&A活動エリアや対象分野の拡充も重点テーマであり、顧客ニーズへの対応と経営資源の有効活用を図り、中長期的にはエリア拡大に努める方針です。

事業承継問題だけでなく、多様なM&Aニーズ(選択と集中、スタートアップ企業のエグジット、事業整理、事業再生目的など)に対応することを目指しています。
「イノベーション支援室」を中心にスタートアップ企業のM&A促進への活動を強化しています。
気候変動への取り組みも経営課題の一つとして認識しており、TCFD提言に沿った情報開示を推進していく方針です。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


ストライクは、ステークホルダーの利益を守り、期待に応えるため、経営の健全性、効率性、透明性を重視したコーポレート・ガバナンスの強化に取り組んでいます。取締役会、監査役会、会計監査人を設置し、執行役員制度を導入することで、業務執行機能の強化と迅速な意思決定を図っています。また、指名・報酬諮問委員会や内部監査室、コンプライアンス推進委員会を設置し、透明性と内部統制の充実にも努めています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


ストライクの筆頭株主は、代表取締役社長の資産管理会社である株式会社K&Companyです。代表取締役社長の荒井邦彦氏も個人として上位株主に名を連ねており、創業家が同社の経営に深く関与している資本構成となっています。その他、複数の役員が上位株主として名を連ねており、経営陣が株式を保有することで、経営へのコミットメントを示していると考えられます。

株主名 持株比率
K&Company 28.21%
荒井 邦彦 16.08%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 7.27%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は9名(男性7名・女性2名)で構成され、女性役員比率は22.2%です。代表取締役社長は荒井邦彦氏が務めています。社外取締役比率は16.7%です。

氏名 役職 主な経歴
荒井 邦彦 代表取締役社長 1993年4月に太田昭和監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)に入所。1997年7月に同社を設立し、代表取締役社長に就任より現職。
鈴木 伸雄 取締役副社長 1972年4月に協和銀行(現 株式会社りそな銀行)に入行。2003年11月に同社に入社し、2009年6月より取締役副社長に就任より現職。
金田 和也 常務取締役執行役員コンサルティング本部担当 2006年12月にあずさ監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)に入所。2009年7月に同社に入社し、2021年12月より常務取締役執行役員コンサルティング本部担当に就任より現職。
中村 康一 取締役執行役員管理部担当 1999年10月に太田昭和監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)に入所。2005年1月に公認会計士中村康一事務所を開業し、2018年9月より同社取締役執行役員管理部担当に就任より現職。


社外取締役は、田代正明氏(元大京代表取締役社長)、小駒望氏(小駒望公認会計士事務所代表)です。

同社は監査役会設置会社であり、取締役会、監査役会、会計監査人を設置しています。取締役会は社外取締役2名を含み、うち2名が独立社外取締役として、経営に多面的な視点から助言と監視を行っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


ストライクの役員報酬は、取締役と監査役で異なる体系を採用しています。取締役の報酬は、基本報酬に加えて業績連動報酬が支給され、各事業年度の営業利益の目標達成度に応じて決定されます。これにより、業績に対する経営責任を明確にし、事業の拡大・成長へのインセンティブを高める設計となっています。一方、監査役の報酬は、その職務の特性から基本報酬のみが支給されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 4名 3.3億円 82.3百万円
社外取締役 2名 11百万円 5.4百万円
社外監査役 3名 18百万円 5.9百万円


個人別報酬が開示されている役員は、金田和也氏(1.37億円)です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

💬キャリコネで会社の実態を確認する

決算資料で業績や財務の状況を把握することは、転職の準備として非常に有効です。数字は会社の今の実力と方向性を正直に示しています。

ただ、数字だけでは見えてこないこともあります。職場の雰囲気、上司との関係、実際の残業の実態、昇給のリアル——こうした情報は、現役社員やOB・OGの声から得られます。

企業口コミサイト「キャリコネ」では、社員のリアルな口コミや給与明細、求人情報をまとめて確認できます。決算データと合わせてチェックすることで、応募判断の精度が上がります。


この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。