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編集部が注目した重点ポイント
① 売上・利益ともに過去最高値を更新する
2025年度12月期の連結決算は、売上高が前年比17.7%増の460.8億円、当期純利益が同49.7%増の84億円と、期初計画を大幅に上回り過去最高を更新しました。特に得意とするハイクラス・プロフェッショナル層の需要が極めて旺盛であり、全社的な成長を力強く牽引しています。
② 2026年度に362名のコンサルタントを増員する
事業拡大に伴い、2026年度も362名のコンサルタント増員を計画しています。2025年度も301名の純増を達成しており、新卒約200名の採用に加え中途採用も積極的に継続。人財育成部門(HRBP)の強化により、未経験者や年次の浅い社員の早期戦力化を組織的にバックアップする体制が整っています。
③ 海外事業が黒字転換を果たし成長を加速させる
2025年度より海外事業の黒字化を実現しました。日系企業の投資が加速する米国、EU、インド、ベトナムなどの特定地域に経営リソースを集中投下する戦略が功を奏しています。グローバル・アカウントマネージメントの推進により、国内外を横断した高度なキャリア支援の機会がさらに拡大する見通しです。
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連結業績ハイライト
出典:2025年12月期 決算戦略説明会資料 P.4
売上高
46,089百万円
前年比 +17.7%
営業利益
11,683百万円
前年比 +28.5%
当期純利益
8,400百万円
前年比 +49.7%
金融、IT、ヘルスケアなど、同社が戦略的に注力する特定分野での求人需要が、マクロ経済の不透明感を上回る勢いで推移しました。基幹システム開発の一部遅延による費用繰り越しや、賃上げ促進税制の効果も寄与し、利益面では当初予想を大きく上振れる着地となっています。売上高営業利益率も25.3%と極めて高い水準を維持しており、盤石な収益モデルが証明されています。 2025年度通期の業績は、売上高・各利益指標ともに期初予想の100%を上回って達成しており、経営状況は極めて順調であると評価できます。
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事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2025年12月期 決算戦略説明会資料 P.8
国内人材紹介事業
事業内容:ミドル・ハイクラス層および専門職を中心とした、コンサルティング型の人材紹介サービスを提供します。
業績推移:売上高は前年比19.0%増の416.6億円。金融業界(+38.0%)やIT・通信業界(+25.8%)が大幅増収となりました。
注目ポイント:「Face to Face」のコミュニケーションを徹底し、成約率の向上と競合差別化を追求しています。特にExecutive(経営層)やDigital領域へのシフトを加速させており、高度な専門知識とコンサルティングスキルを持つ人材への期待がますます高まっています。入社3年目以降の生産性は月間289万円と極めて高く、プロフェッショナルとして自立できる環境です。
海外事業
事業内容:アジア・欧米の11カ国・地域で、日系企業やグローバル企業向けに人材紹介を展開しています。
業績推移:売上高は前年比7.6%増の40.3億円。セグメント利益は2.8億円の黒字(前年は4.4億円の赤字)へ劇的に改善しました。
注目ポイント:日系ビジネスへのウエイトシフトと、営業担当執行役員の現地派遣による体制強化が結実しました。米国・インド・ベトナムなど、日系企業の事業拡大が見込まれる地域へ注力しており、海外拠点でのリーダーシップや、グローバルな案件連携に関心がある人材にとって、非常にチャンスの大きいフェーズにあります。
国内求人広告事業
事業内容:「キャリアクロス」等のサイト運営を通じ、バイリンガル人材を中心とした求人広告・DRサービスを提供します。
業績推移:売上高は3.9億円(前年比1.0%減)となりましたが、利益面では9,200万円(前年比56.9%増)と増益を達成しています。
注目ポイント:国内人材紹介事業とのデータ連携強化(Integration)を軸に、ダイレクト・リクルーティングサービスの拡充を図っています。単なる広告枠の販売ではなく、グループの顧客基盤を活用したプラットフォーム型のソリューション提供へ進化中であり、データ利活用やデジタルマーケティングの知見を持つ人材の活躍の場が広がっています。
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今後の見通しと採用の注目点
出典:2025年12月期 決算戦略説明会資料 P.14
2026年度以降も年間15%の売上成長を継続し、2028年には売上高704億円、営業利益173億円を目指す高い目標を掲げています。この成長を支える柱として、2026年度より「基幹システムの刷新」をスタートさせ、情報セキュリティの強化と業務効率化を徹底する計画です。 採用面では、コンサルタントの大幅増員に加え、マネジメント層や経営幹部候補の選定・育成をグローバル規模で開始することが明言されています。特に、日系企業の海外展開が活発なインド、ベトナム、米国等での事業強化を掲げており、これら成長市場でのキャリア構築を志望する方にとって、2026年度は極めて重要な参画タイミングとなるでしょう。
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求職者へのアドバイス
同社は「コンサルタントの質」を成長の源泉としており、2026年度も360名超の大型増員を計画しています。「Face to Faceの深耕営業」や「ハイクラス領域への専門性」というキーワードを軸に、個人の高い生産性とチームワークを両立させる文化にどう貢献したいかを語るのが効果的です。また、黒字化した海外事業との連携(Integration)に魅力を感じている点も、グローバル志向のある方には強いアピールポイントになります。
- 2026年度に計画されている基幹システムの刷新によって、コンサルタントの現場業務は具体的にどのように効率化される見込みでしょうか?
- 海外事業が黒字化したことで、国内のコンサルタントが海外拠点の案件や顧客とグローバルに連携する機会はどのように変化していますか?
- 現在注力されている金融やITのExecutive領域において、トップコンサルタントとして活躍するための教育プログラムにはどのような特徴がありますか?
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転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
退職金も無いし住宅補助も無い
一般の日系大手企業と比較すると退職金も無いし、住宅補助も無いので、そういった企業からの転職であれば覚悟が必要。
(20代後半・管理関連職・女性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2025年12月期 決算戦略説明会資料(2026年2月20日発表)



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