0 編集部が注目した重点ポイント
① 麻生フオームクリートの新規連結により事業基盤を拡大する
今期より、気泡コンクリート工事に強みを持つ麻生フオームクリート株式会社を新たに連結子会社として迎え入れました。同社の特殊技術と当社の営業ネットワークを融合させることで、グループ全体の売上高および利益の拡大を図る構造的変化を遂げています。新規領域でのキャリア機会が大きく広がっています。
② 通期予想に対し80%超の高い進捗率で大幅な増収増益を達成する
第3四半期累計期間において、売上高は前年同期比23.0%増、営業利益は86.5%増という極めて高い成長を記録しました。売上高・利益ともに通期業績予想に対して80%を超える進捗を見せており、全社的な原価統制の継続が利益率の改善という形で着実に成果として表れています。
③ 震災復興やインフラ整備などの公共投資を収益の柱とする
能登半島地震の復興工事や北海道新幹線延伸などの大規模な鉄道関連工事の受注・施工が業績を力強く牽引しています。国土強靱化に資する社会貢献度の高いプロジェクトが豊富であり、技術者として安定した環境で専門性を発揮できるフィールドが整っています。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 第3四半期 決算説明資料 P.4
当第3四半期累計期間は、法面工事や基礎・地盤改良工事を中心に、豊富な手持ち工事が順調に進捗したことで大幅な増収となりました。さらに、受注段階からの厳格な原価統制を全社的に継続した結果、利益率も前年同期比で大幅に改善しています。能登地域の復旧・復興工事の拠点(能登工事事務所)開設など、社会インフラへの迅速な対応も業績に寄与しています。
通期業績予想に対する進捗率は、売上高で80.5%、営業利益で88.4%に達しており、第3四半期時点の進捗として順調な推移を見せています。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 第3四半期 決算説明資料 P.10
基礎・地盤改良工事
事業内容:鉄道関連やダム、土地区画整理などの地盤を支える基礎工事全般を担当。
業績推移:売上高は19,507百万円(前年同期比6.4%増)と堅調に推移。
注目ポイント:北海道新幹線延伸などの大規模プロジェクトが寄与しています。地盤改良工事の受注拡大を目的とした機械装置の導入も進めており、最新鋭の設備を用いた技術研鑽が可能です。安定した公共投資を背景に、長期的なキャリアを築ける領域です。
法面工事
事業内容:斜面の崩落防止や砂防・地すべり対策を行い、国土を守る防災工事を展開。
業績推移:売上高は27,199百万円(前年同期比17.6%増)と大きく伸長。
注目ポイント:能登半島地震の復興工事や奈良県等の砂防工事が牽引しています。防災・減災意識の高まりにより、同社の核心的な強みである法面技術への需要はかつてないほど高まっており、社会の安全を守る使命感を持って活躍できます。
補修工事
事業内容:既存のインフラ構造物の長寿命化を図るメンテナンス・補修を担当。
業績推移:売上高は9,607百万円(前年同期比77.6%増)と飛躍的な成長。
注目ポイント:社会インフラの老朽化対策が急務となる中、最も成長率が高い分野です。「造る」から「守る」への転換期において、補修・補強に関する高度な知見を持つ人材は、今後の当社の成長エンジンとして極めて重要な役割を担います。
その他(土木工事・新規子会社等)
事業内容:土木一式工事や地質コンサルタント、新規子会社の気泡コンクリート事業。
業績推移:売上高は4,886百万円(前年同期比69.6%増)。(注:麻生フオームクリート新規連結の影響含む)
注目ポイント:新たに連結に加わった麻生フオームクリートにより、事業ポートフォリオが多角化しました。グループ間シナジーによる新たな施工手法の開発や営業アプローチが可能となっており、多面的な視点を持つプロフェッショナルが求められています。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 第3四半期 決算説明資料 P.13
当社グループは現在、「中期経営計画2023」の最終年度に取り組んでおり、公表計画の目標達成に向けて全力で推進しています。通期予想は据え置かれているものの、第3四半期までの実績が非常に好調であるため、期末に向けた施工促進と利益確保への動きがより活発化しています。
特に新規連結された麻生フオームクリートとの協働は重要課題であり、当社の全国的な営業ネットワークを最大限に活用したグループ売上の拡大を目指しています。震災復旧・復興への継続的な貢献と、新幹線延伸などの国家プロジェクトへの参画を通じて、安定した成長基盤をさらに強固なものにする方針です。技術革新への投資も継続しており、施工の効率化と原価低減を支えるエンジニアの存在が今後も鍵となります。
4 求職者へのアドバイス
当社は「防災・環境・インフラ補修」という、現代社会において必要不可欠かつ成長性の高い領域で国内トップクラスの技術力を有しています。能登半島地震の復興工事への即応体制や、麻生フオームクリートの新規連結による事業拡大など、現状に甘んじない攻めの姿勢を志望動機に絡めると効果的です。「見えないところで国土を支えるプライド」に共感し、高度な専門技術を継承・発展させたいという意欲を伝えるのがポイントです。
- 麻生フオームクリートとの連結により、現場レベルでの施工管理体制や協力体制にどのような変化や期待が生じていますか?
- 補修工事部門が前年同期比で大幅に成長していますが、この領域での人材育成や技術マニュアルの整備に今後どのように注力される予定ですか?
- 能登半島での復興拠点の開設など、有事の際の迅速な組織対応を支える社内の意思決定プロセスや文化について教えてください。
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
非常に居心地のいい会社
事務は残業少な目、個人にかかる責任も軽く上司と相性がよければ非常に居心地のいい会社です。各自作業の分業性がなされていて、繁忙期を除けば大体定時退社可能。
(20代後半・管理関連職・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2026年3月期 第3四半期決算説明資料



上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。