0 編集部が注目した重点ポイント
① 3事業の相乗効果で過去最高益を更新する
2025年12月期は、主力の開発事業に加え、土地企画事業と再生事業が全て利益計画を上回りました。売上高は692億円、経常利益は67億円に達し、過去最高を更新しています。多角的なビジネスモデルにより、建築費高騰などの外部環境の変化に柔軟に対応できる体制が整っており、転職者にとっても挑戦しがいのある成長環境が広がっています。
② SPC活用の新モデルで収益源を多角化する
2025年からはパートナー企業と連携し、SPC(特定目的会社)を活用した「アセットライト(資産を抱え込まない)」なビジネスモデルへの変革を加速させています。これにより、資金回収の早期化とAM(アセットマネジメント)報酬などのストック型収益の獲得を狙います。不動産金融や管理運営の専門知識を持つ人材の活躍フィールドが急速に拡大しています。
③ 人的資本への投資で業界No.1の給与を目指す
成長戦略「GLM1000」の実現に向け、人的資本経営を最重要課題の一つに掲げています。1人あたりの生産性を引き上げ、平均給与業界No.1を目指す方針を明文化しました。スキルチャレンジ制度やストックオプションの付与など、個人の成長と成果を正当に評価する仕組みが導入されており、プロフェッショナルとしてキャリアを築きたい方にとって理想的な土壌です。
1 連結業績ハイライト
出典:2025年12月期決算説明資料 P.5
売上高
692億円
前年比 +7.4%
経常利益
67億円
前年比 +31.2%
当期純利益
46億円
前年比 +35.1%
2025年12月期は、売上高が前期比7.4%増、経常利益が31.2%増となり、全ての利益指標で計画を超過して達成しました。利益目標の達成を踏まえ、一部物件の販売時期を戦略的に翌期へ変更したため売上高の達成率は96.2%に留まりましたが、収益性の高い案件の選別により、売上総利益率は17.9%と大きく改善しています。
通期予想に対する進捗評価としては、最終的な経常利益が修正予想に対しても103.7%に達しており、極めて順調な結果となりました。自己資本比率31.3%、ROE34.8%と財務目標もクリアしており、次なる成長ステージに向けた強固な基盤を構築しています。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2025年12月期決算説明資料 P.8
開発事業
事業内容:東京23区を中心にESG配慮型レジデンス「アルテシモ」シリーズを展開。投資家向けに1棟バルク販売を行う主力事業です。
業績推移:年間1,147戸の引渡しを完了。事業環境の好調を受け、売上総利益は計画を上回る60億円に到達しました。
注目ポイント:新たに「都心型レジデンシャルホテル」ブランド「RESITEL(レジテル)」を始動。2026年12月期には1棟目の引渡しを予定しており、住宅以外の新規アセット開発に携わるチャンスがあります。
土地企画事業
事業内容:仕入れた土地に権利調整や解体等の付加価値を付け、建築前に他のデベロッパー等へ販売する高効率モデルです。
業績推移:販売件数22件を達成し、売上総利益は38億円。資本効率を高め、建築コスト上昇のリスクを回避しています。
注目ポイント:独自の不動産ビッグデータを活用し、相続等に伴う土地移動を早期にキャッチするDX化を推進。データに基づいた科学的な仕入戦略を実践できる環境です。
再生事業
事業内容:既存の中古オフィスやレジデンスを取得し、バリューアップ工事を通じて資産価値を高めてから再販する事業です。
業績推移:想定NOI(実質収益)を約30%向上させるなど高い収益性を実現。売上総利益は計画比105.8%の25億円となりました。
注目ポイント:投資家のニーズに基づいたリノベーションプランの立案が鍵となります。市場の声を反映させたプロパティマネジメント的視点での企画力が求められています。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2025年12月期決算説明資料 P.4
2026年12月期は、売上高750億円、経常利益75億円と、さらなる増収増益を予想しています。中期経営計画「GLM100」の2年目として、2027年の経常利益100億円達成を確実にするための「パイプラインの積み上げ」を最優先する方針です。
特に注目すべきは、バランスシートの制約を受けにくい新ビジネスモデルへの変革です。パートナー企業との業務提携を通じてSPCを活用し、運用・管理報酬(AM・PMフィー)を積み上げる「ストック型ビジネス」へのシフトを加速させています。これは、景気変動に強い収益構造を作るだけでなく、金融や運用に精通した高度な専門人材をより多く必要とすることを意味しています。
また、DX事業領域の子会社AtPeak社とのシナジーも強化。AIを活用した建築プラン提案や、投資家データから逆算した仕入提案など、不動産×テクノロジーの融合が実務レベルで進んでおり、デジタルリテラシーの高い人材の募集も強化される見込みです。
4 求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
同社は単なるデベロッパーではなく、土地企画・開発・再生という3つのエンジンを持つ「不動産ソリューション企業」へと進化しています。「特定の領域に縛られず、不動産のバリューアップを川上から川下までトータルで経験したい」という意欲は非常にポジティブに評価されるでしょう。また、人的資本経営への注力から、自己成長が会社の成長に直結することを意識した発言が有効です。
面接での逆質問例
「SPCを活用したアセットライトなモデルへの移行にあたり、AMや管理業務の組織体制はどのように強化される予定でしょうか?」といった、経営戦略の転換点を捉えた質問は評価を高めます。また、「平均給与No.1に向けた生産性向上の取り組みの中で、現場の社員が最も体感しているDXの効果は何ですか?」と聞くことで、実務への理解も深まります。
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
同年代の方よりはかなり稼げる
実力主義なので同年代の方よりはかなり稼げます。不動産の知識、銀行の知識、保険の知識、金融機関のローン等の知識、役所の知識、年金の知識、株式の知識、税金の知識など、なかなか普段接することが出来ない分野の知識が学べます。また顧客の属性が高いので自己成長にもつながると思います
(20代後半・テレホンオペレーター・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社グローバル・リンク・マネジメント 2025年12月期 決算説明資料
- 株式会社グローバル・リンク・マネジメント 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)



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