0 編集部が注目した重点ポイント
① 営業利益は期初予想の3.7倍となる3.7億円を達成する
2025年12月期の連結営業利益は、期初予想の1億円を大幅に上回る3億7,400万円(予想比374.5%)で着地しました。不採算事業の整理や全社的なコスト最適化が結実し、構造的な黒字基盤を確立。成長投資を内包しながらも利益を安定拡大できるフェーズへ移行しており、財務面の強度も向上しています。
② 2026年度より本格的な「再成長フェーズ」へ転換する
中期ビジョン「GATE26」の最終年度となる2026年度を、「再成長フェーズ」への転換点と位置付けています。新規事業の領域拡大を加速させ、グループ全体の成長性を飛躍させる年度としており、売上成長を重視しつつも増収増益を確保する計画を掲げています。転職者にとって、攻めの姿勢が鮮明な組織で活躍する好機といえます。
③ 新規事業のスポーツDXとBPOが収益の柱として台頭する
2026年1月にリリースしたJリーグ公式ゲームは、1月度の計画を39%以上上回る好スタートを切りました。また、戦略コンサルから実務支援までを一気通貫で担うBPO事業がQ4業績を強力に牽引しています。従来のゲーム運営の枠を超え、多層的な収益構造へと進化している点が大きな特徴です。
1 連結業績ハイライト
出典:2025年12月期 第4四半期および通期 決算説明資料 P.5
2025年12月期の通期実績は、売上高が74億7,800万円、営業利益が3億7,400万円となりました。売上高は期初予想の85億円には届かなかったものの、運営の効率化と新規事業への投資が実り、利益面では期初予想を大幅に超過して着地しています。これにより、通期ベースで利益を安定的に創出できる筋肉質な事業体質への転換が完了しました。
すでに確定した通期実績において、営業利益は前期比でこそ減少しているものの、期初計画を大幅に上回っており、収益基盤の強化は極めて順調と評価できます。不採算案件の整理が完了したことで、2026年度は売上高90億円(前期比20.3%増)という力強い成長を計画しています。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2025年12月期 第4四半期および通期 決算説明資料 P.24
ゲーム事業(セカンダリー・新領域・スポーツDX)
【事業内容】
他社から譲受したタイトルの長期運営、専門人材の派遣・受託、スポーツ関連ゲームの開発・運営 。
【業績推移】
売上高6,849百万円(前期比18.5%減)。営業利益は317百万円(同8.2%減)ながら計画を大幅達成 。
【注目ポイント】
「セカンダリー」では24ヶ月ぶりに新規タイトルの獲得に成功し、2026年度からの収益寄与が期待されます。また、人材マッチングの案件数は年初比600%に拡大。特に「スポーツDX」ではJリーグ公式ゲームの滑り出しが極めて好調であり、ファンエンゲージメントの新たな基盤として成長フェーズへ移行しています。
異業種事業(BtoBソリューション)
【事業内容】
戦略コンサルティングに加え、新たに機材導入や設定を行うBPO(業務受託)サービスを提供。
【業績推移】
売上高690百万円(前期比41.3%増)。BPO事業の立ち上げにより、Q4から収益が劇的に進化。
【注目ポイント】
これまでの戦略策定のみならず、PC等の導入から納品までをワンストップで支援する体制を構築したことが奏功しています。BPOという継続性の高い事業が加わったことで、ストック型収益の比重が高まっており、事業基盤の安定性が増しています。多角的な支援ができるコンサル人材の需要が急増しています。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2025年12月期 第4四半期および通期 決算説明資料 P.25
2026年度は、これまで培ってきた売上再成長構造をより強固なものとし、グループ全体の成長性を飛躍させる年度と位置付けています。特に、スポーツDXやBPOといった「重点成長領域」が利益貢献を開始する段階へ移行することが見込まれています。
売上高は前年比15億円増の90億円を計画しており、その成長を支えるための戦略投資を積極的に実施する方針です。開発ソリューションの案件化数は前年同期比1,600%という驚異的な伸びを示しており、現場での専門人材の不足を解消するための積極採用が続くことが予想されます。新規タイトルの運営開始も控えており、攻めの採用フェーズにあるといえます。
4 求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
「不採算事業の整理を経て、これから再成長フェーズへ明確に転換するタイミングで、事業の拡大をリードしたい」という意欲を伝えるのが効果的です。特に、従来のゲーム運営ノウハウを「スポーツDX」や「戦略コンサル×BPO」へと昇華させる同社の独自の事業ポートフォリオに魅力を感じている点を強調しましょう。
面接での逆質問例
- 「2026年度より重点領域が収益貢献を開始するとのことですが、現場で求められる専門性のレベルや期待される役割について伺いたいです」
- 「案件化数が急拡大している開発ソリューション事業において、組織の拡大に伴う品質管理やチーム体制の課題をどう捉えていますか?」
- 「スポーツDXにおけるJリーグ公式ゲームの成功を、今後他のスポーツ競技やグローバル市場へどう展開していく計画でしょうか?」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
適正や社内でのアピールが重視されている
出世しやすいのは技術力よりもチームのまとめ役として適正があるか、社内でのアピールがあるかが重視されている印象です。エンジニアを経てディレクターやプロデューサーという道もあるようです。
(30代後半・プログラマ・男性) [キャリコネの口コミを読む]構造的な問題を解消できていない状況
製品・サービスに問題を感じる。それに引きずられて評価も変わってしまう可能性があることなど、構造的な問題を解消できていない状況にあります。
(30代後半・プログラマ・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社マイネット 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社マイネット 2025年12月期 第4四半期および通期 決算説明資料



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