【平均年収703万円】GMO TECHホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

【平均年収703万円】GMO TECHホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

GMO TECHホールディングスは、GMO Tech、GMOデザインワンなどを傘下に持つ純粋持株会社です。インターネット広告・メディア事業を展開し、設立初年度から売上・利益を計上し、純利益は増加しました。


目次

※本記事は、GMO TECHホールディングス株式会社 の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月19日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


GMO TECHホールディングスは純粋持株会社であり、単体従業員数は39名、グループ連結従業員数は414名です。

同社グループは、GMOインターネットグループの連結子会社として、インターネット広告・メディア事業に属し、集客支援事業と不動産テック事業を展開するインターネットマーケティング企業です。連結子会社6社を中心に、技術力を背景とした自社商材の投入により、顧客の成果にコミットする事業展開を図っています。

主な国内グループ会社は、GMOインターネットグループ(インターネット総合事業)、GMO Tech、GMOデザインワン(インターネットメディア事業)、GMOReTech(不動産テック事業)などです。

GMO TECHホールディングスは、2025年10月1日にGMO TECHとGMOデザインワンの共同株式移転により設立された純粋持株会社です。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


GMO TECHホールディングスは、持株会社としてグループ全体の人材育成と多様性を重視しています。従業員一人ひとりのキャリア形成を支援し、働きやすい環境づくりに積極的に取り組む姿勢が見られます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、従業員の平均年齢が30代後半であり、平均勤続年数は6年台となっています。これは、比較的若手から中堅層が中心となって活躍している組織構成を示唆しています。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 7,026,000円
平均勤続年数 6.4年
平均年齢 38.8歳
単体従業員数 39人
連結従業員数 414人
単体のグループ内比率 9.4%


退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、当事者意識と高い視座を持つ人材の育成を基本方針としています。個々のキャリアの幅を広げ、社会にとって希少価値の高い人材を育てることで、会社全体の生産性向上を目指しています。
性別、国籍、役職に関わらず全ての従業員に平等な機会を提供することを重視しており、次世代リーダー研修の実施や女性管理職の登用促進、外国籍の採用増加を積極的に行っています。また、AIに関する社内向けセミナーを充実させ、パパ育休の取得を推奨するなど、従業員が働きやすい環境整備にも努めています。これらの取り組みを通じて、人材の多様性と個々の成長をサポートし、組織全体の持続可能性を高める方針です。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データは開示されていません。

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ GMO TECH

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 29.1%
男性労働者の育児休業取得率 33.3%


▼ GMOデザインワン

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 26.7%

グループ全体(連結)

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 30.2%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


GMO TECHホールディングスは、純粋持株会社としてグループ全体の経営管理を担い、主に集客支援事業と不動産テック事業を展開しています。インターネットマーケティングの技術力を背景に、顧客の成果にコミットする事業展開を図っています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、インターネットインフラ事業などを手掛けるGMOインターネットグループ株式会社の連結子会社として、インターネット広告・メディア事業に属しています。世界の人々にとって欠かせないサービスを創造し続けるインターネットマーケティング企業として事業を展開しています。

インターネット分野のトレンド変化に対応し、技術力を背景とした自社商材の投入を行いながら、顧客の成果にコミットする事業展開を図っています。同社グループの事業は、集客支援事業と不動産テック事業の二つのセグメントで構成されています。

集客支援事業

この事業では、SEMサービス、アフィリエイトサービス、インターネットメディアサービスを展開しています。具体的には、Googleマップでの上位表示対策を行うMEOサービス、クライアントのホームページを検索エンジンの上位に表示するSEOコンサルティング、スマートフォン向け成果報酬型広告サービス「GMO SmaAD」などを提供しています。また、アプリ事業者がWebサイトを通じてデジタルコンテンツを販売できる「GMOアプリ外課金」や、国内最大級のオールジャンル店舗情報口コミサイト「エキテン byGMO」も運営しています。
収益は、これらのWebマーケティング、アドテクノロジーを駆使した総合的なインターネット集客支援サービスから得ています。運営は、GMO TECH、GMOデザインワンが行っています。

不動産テック事業

この事業では、賃貸オーナー・入居者向けのアプリケーションプラットフォームや、不動産賃貸手続きにおける契約の電子化サービスなどを展開しています。賃貸運営を楽にすることをミッションとし、サービス開発・改善に取り組んでいます。
収益は、賃貸運営に関わる方々を支援する「GMO賃貸DX」などの不動産テックサービスから得ています。運営は、GMO ReTechが行っています。

同社グループの売上高には、日本国内からの収益と海外からの収益が含まれており、海外にも事業を展開していることが示されています。

セグメント 売上高(2024年12月期) 売上高(2025年12月期)
集客支援事業 - 64.7億円
不動産テック事業 - 4.6億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


GMO TECHホールディングスは2025年10月1日に設立されたため、当連結会計年度が最初の会計期間となります。このため、前連結会計年度以前との比較は行われていません。当連結会計年度の業績は、売上高、営業利益、経常利益を計上しています。親会社株主に帰属する当期純利益については、GMO TECHとGMOデザインワンの経営統合による負ののれん発生益を計上したことにより、増加しています。

項目 2021年12月期 2022年12月期 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期
売上高 - - - - 69.2億円
経常利益 - - - - 4.8億円
経常利益率 - - - - 6.9%
親会社株主に帰属する当期純利益 - - - - 15.4億円
1株当たり当期純利益(円) - - - - 1,300.49

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループは設立後最初の連結会計年度であるため、従業員1人あたりの収益性および生産性に関する前期との比較データはありません。当連結会計年度においては、従業員1人あたりの売上高と営業利益が示されています。これらの数値は、同社グループの事業規模と従業員数に対する収益創出力を表しています。

指標 2025年12月期
従業員1人あたり売上高(連結) 16.7百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 1.3百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


GMO TECHホールディングスは、持株会社として設立後最初の連結会計年度を迎えています。財務の安定性を示す指標やキャッシュフローの状況から、同社グループの現在の財務基盤と資金の流れを把握することができます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤を見ると、自己資本比率は高い水準にあり、安定した経営基盤を示しています。ROE(自己資本利益率)も高い傾向にあり、効率的な資本活用が行われていることがうかがえます。手元資金である現金及び預金も潤沢に確保されており、事業運営における資金的な余裕がある状態です。これらの財務指標は、同社グループが安定した事業運営を継続し、将来の成長に向けた投資余力も有していることを示しています。

指標 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
純資産 12.2億円 40.0億円
自己資本比率 - 69.9%
ROE(自己資本利益率) - 59.0%
現金及び預金 12.6億円 27.6億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは増加しています。これは主に税金等調整前当期純利益の計上によるものです。投資活動によるキャッシュフローは減少しており、無形固定資産の取得に資金を投じていることが示されています。財務活動によるキャッシュフローも減少しており、配当金の支払いが行われたことが主な要因です。これらの結果、事業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローはプラスとなっています。この資金の流れは、同社グループが本業で安定的に資金を生み出し、将来に向けた投資も行いつつ、財務的な健全性を保っている状況を示しており、雇用や給与の安定性にもつながる傾向にあると言えます。

項目 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
営業CF - 2.7億円
投資CF - △2.4億円
財務CF - △4.2億円
フリーCF(営業CF+投資CF) - 23百万円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、インターネット広告市場の景気変動や広告主の広告戦略の変化による影響を受ける可能性があります。また、インターネット広告業界および不動産テック事業において、競合会社の増加や競争の激化が事業に影響を及ぼすリスクがあります。さらに、Apple Inc.やGoogle Inc.などのプラットフォームへの依存度が高いことも、事業展開上のリスクとして挙げられています。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、今後の事業展開や企業規模の拡大に伴い、優秀な人材の確保と育成が重要な要素であると認識しています。採用基準を満たす人材の確保や人材育成が計画通りに進まなかった場合、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


GMO TECHホールディングスは、AIとDXを活用して顧客の生産性向上と成長を支援し、WebマーケティングDXサービスを提供する企業グループです。同社グループは、グローバルなテックカンパニーを目指し、持続的な企業価値向上に取り組んでいます。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループは、GMOインターネットグループにおいてAIで未来を創るNo.1企業グループとして、WebマーケティングDXサービスを提供し、企業様の売上を最大化することを経営の基本方針としています。

「日本の代表的なグローバルテックカンパニーになる」ことをビジョンに掲げています。また、「AIやDXを活用しお客様の生産性や成長を向上する」ことを会社ミッションとしています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループの人材育成方針は、当事者意識を持ち、視座の高い人材を育成することにあります。これにより、個々のキャリアの幅を広げ、社会にとって希少価値の高い人材を育てること、また会社として生産性の向上を達成することを目指しています。

性別、国籍、役職に関わらず全ての従業員に平等な機会を提供することを心掛けています。具体的には、次世代リーダー研修の実施、女性管理職の登用促進、外国籍の採用人数の増加を積極的に行っています。

AIで未来を創るNo.1企業として、AI教育の一環としてAIに関する社内向けセミナーを充実させています。また、パパ育休の取得を積極的に推奨しており、従業員が働きやすい環境の整備に努めています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、インターネット関連技術の進歩が著しく競争の激しい分野において、技術優位性をもって先見的・コスト優位性のあるサービスを継続的に作りだすことが重要であると認識しています。また、集客支援事業や不動産テック事業における競合他社との差別化も重要な経営課題と捉えています。

技術力においては、エンジニアの採用・育成や創造的な職場環境の整備を進め、自社サービスの開発を優秀な「人財」において行うべく努めています。

中期経営計画においては、事業成長に伴う社会的責任を果たし、投資家からの信頼を高めるため、ガバナンス(企業統治)の強化と経営の透明性向上に努めるとしています。

経営統合による相乗効果の最大化も重点項目であり、管理部門の統合と経営基盤の整備を速やかに進めることで、組織運営の効率化、意思決定の迅速化、強固な経営体制の構築を図っています。

開発体制の内製化によるコスト競争力の強化も推進しており、これまで外部に委託していたシステム開発の一部をベトナムの拠点及び国内の開発拠点へと段階的に移管し、開発スピードの向上と大幅なコスト削減を両立する体制を整える方針です。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


GMO TECHホールディングスは、監査等委員会設置会社として、経営の健全性と透明性を高め、機動的な意思決定と適正な運営を重視しています。取締役会は、監査等委員である取締役を含む10名で構成されています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


筆頭株主はGMOインターネットグループであり、同社グループの資本構成は事業会社によって支えられている特徴があります。また、代表取締役社長CEOである鈴木明人氏も上位株主の一人として名を連ねています。

株主名 持株比率
GMOインターネットグループ 51.75%
鈴木 明人 12.26%
高畠 靖雄 3.84%
ティーエーケー 2.27%
九鬼 伸哉 1.49%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は10名(男性10名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長CEOは鈴木明人氏が務めています。社外取締役比率は20.0%です。

氏名 役職 主な経歴
鈴木 明人 代表取締役社長CEO 1998年三菱自動車工業入社、日産自動車、リクルートを経て、2006年イノベックス(現GMO TECH)設立、代表取締役社長。2025年10月GMO TECHホールディングス代表取締役社長CEOより現職。
大澤 健人 取締役副社長 2012年GMOインターネット入社、2017年GMO TECH入社。同社取締役プロダクトマーケティング本部統括本部長などを経て、2026年3月GMO TECHホールディングス取締役副社長より現職。
鈴木 亮一 専務取締役 2002年リクルート入社、リクルートホールディングス中国事業開発室室長などを歴任。2023年GMO TECH入社、2026年3月GMO TECHホールディングス専務取締役より現職。
熊谷 正寿 取締役会長 1991年ボイスメディア(現GMOインターネットグループ)代表取締役。2003年グローバルメディアオンライン(現GMOインターネットグループ)代表取締役会長兼社長。2025年10月GMO TECHホールディングス取締役会長より現職。
田中 誠 取締役 2000年日本電気入社、NECエレクトロニクスを経て、2007年デザインワン・ジャパン(現GMOデザインワン)入社。2025年10月GMO TECHホールディングス取締役管理本部長より現職。
沖殿 潤 取締役CTO 2017年GMO TECH入社、執行役員システム本部本部長などを経て、2021年同社取締役CTO。2025年10月GMO TECHホールディングス取締役CTOより現職。
安田 昌史 取締役 2000年公認会計士登録、インターキュー(現GMOインターネットグループ)入社。グローバルメディアオンライン常務取締役などを経て、2025年10月GMO TECHホールディングス取締役より現職。


社外取締役は、穴田功氏(弁護士法人瓜生・糸賀法律事務所弁護士・監査等委員)、高木友博氏(明治大学名誉教授・監査等委員)です。

同社は監査等委員会設置会社を採用しています。監査等委員会は独立社外取締役が過半数を占め、取締役会の経営監督機能の強化と業務執行の監査を通じて、コーポレート・ガバナンス体制の強化を図っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬は、取締役(監査等委員を除く)に対しては基本報酬と業績連動の変動報酬で構成されています。一方、監査等委員である取締役の報酬は、経営執行からの独立性を考慮し固定報酬のみとなっています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 6名 30百万円 5.0百万円
監査等委員(社外除く) 1名 1百万円 1.0百万円
社外役員 1名 1百万円 1.0百万円


※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。