ブロードエンタープライズの転職研究 2025年12月期決算に見るキャリア機会

ブロードエンタープライズの転職研究 2025年12月期決算に見るキャリア機会

ブロードエンタープライズの2025年12月期決算は、売上高前年比57.8%増と過去最高を更新。リノベーションや大規模修繕が新たな柱として爆発的に成長しています。2026年度には売上100億円の大台到達と初の配当実施を計画。米国進出や地方創生といった新領域での挑戦も始まり、キャリアの可能性が急速に拡大しています。


0 編集部が注目した重点ポイント

売上高は前年比57.8%増で過去最高を更新する

2025年12月期は売上高7,413百万円(前年比57.8%増)を達成し、過去最高の業績を記録しました。特にリノベーション事業「BRO-ROOM」と大規模修繕事業「BRO-WALL」の受注が急拡大しており、インターネット回線以外の収益柱が確立されたことで、不動産価値向上をトータルで支える成長構造へと進化しています。

創業以来初となる配当実施を決定する

2026年12月期より、創業以来初となる配当(初配)を実施する方針を発表しました 。2026年度の当期純利益が目標の5億円を超える650百万円となる見込みであり、株主還元と成長投資を両立できる強固な収益基盤が確立されたことを示しています。

米国進出と地方創生への本格展開を開始する

2026年より、巨大なリフォーム需要が見込まれる米国市場へのアプローチを開始します。国内でも16の自治体と地方創生に向けた折衝を進めており、独自スキーム「BRO-ZERO」を軸としたグローバルかつ社会貢献性の高いフィールドでのキャリア機会が飛躍的に拡大する見込みです。

1 連結業績ハイライト

売上高・利益ともに過去最高を更新し、期初予想を大幅に上回る力強い着地となりました。
売上高の通期計画と達成率

出典:2025年12月期 通期決算説明資料 P.4

売上高 7,413百万円 (前年比 +57.8%)
営業利益 977百万円 (前年比 +32.4%)
当期純利益 416百万円 (前年比 +20.5%)

2025年12月期の実績は、期初予想(売上高6,000百万円)に対して123.6%の達成率となりました。BRO-ROOMおよびBRO-WALLの受注が計画を大きく上回って推移したことが主因です 。営業利益に関しても、個別債権の貸倒引当金を追加計上(314百万円)しながらも増益を確保しました。

通期計画に対する進捗評価については、売上高・各段階利益ともに予想を上回り、極めて順調な着地となりました。特に売上高は上方修正後の目標値に対しても100.2%と、着実な実行力が証明されています。

2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド

内装・外装のバリューアップ事業が成長ドライバーとなり、事業ポートフォリオの転換が鮮明になっています。
売上高とプロダクト構成割合の変化

出典:2025年12月期 通期決算説明資料 P.15

内装リノベーション・大規模修繕 (BRO-ROOM / BRO-WALL)

事業内容:オーナーの初期費用負担をゼロにする「BRO-ZERO」スキームを活用し、賃貸物件の内装リフォームや外壁塗装・屋上防水等の工事を請け負う事業です。

業績推移:BRO-ROOMは前年比183.4%増(2,888百万円)、BRO-WALLは前年比1,003%増(960百万円)と驚異的な伸びを記録しました。

注目ポイント:不動産オーナーのキャッシュフロー最大化に直結する提案が支持されています。一棟あたりの単価が高い分譲マンションや福祉施設、地方創生案件など建物種別が多様化しており、幅広い不動産知識を持つ専門人材が求められています。

注目職種:コンサルティング営業、施工管理、地方創生プロデューサー

インターネット・IoT (B-CUBIC / BRO-LOCK)

事業内容:マンション向け無料インターネット「B-CUBIC」や、スマホ応答可能なIoTインターフォン「BRO-LOCK」を提供しています。

業績推移:B-CUBICの累計導入棟数は10,293棟に達しました 。ストック売上高は1,846百万円と安定的に推移しています。

注目ポイント:入居率向上に不可欠なインフラとして、1,005社を超える管理会社との提携基盤が強みです。現在はリノベーション事業へのクロスセル(関連商品の販売)の入り口として機能しており、パートナー企業との連携強化を担う人材の重要性が高まっています。

注目職種:パートナーセールス、カスタマーサクセス、IoT導入エンジニア

3 今後の見通しと採用の注目点

中期経営計画を上方修正し、2026年度に売上高100億円の大台到達を目指します。 
成長イメージ

出典:2025年12月期 通期決算説明資料 P.42

2026年12月期は、売上高10,000百万円(前年比34.9%増)、経常利益1,100百万円(前年比42.8%増)という、中期計画当初の予想(売上高74.8億円)を大きく上回る強気な増収増益を見込んでいます。

成長戦略の柱は「領域拡大」です。既存の賃貸マンションに加え、分譲・福祉施設・地方創生への「BRO-ZERO」適用を段階的に拡大します。さらに、2026年からは米国マーケットへの進出に向けた基盤構築を開始する予定であり、国内外で非連続な成長を実現するM&Aも積極的に展開する方針です。

4 求職者へのアドバイス

HINT 志望動機のヒント

「初期導入費用ゼロ円」のファイナンススキームBRO-ZEROは、不動産オーナーの資金的な障壁を取り除く圧倒的な提案武器です。社会課題である空き家問題の解決や地方自治体の宿泊施設不足解消に直接貢献できるため、コンサルティングを通じて社会にインパクトを与えたいという動機が非常に高く評価されます。

Q&A 面接での逆質問例
  • 「2026年からの米国進出において、現地パートナーシップ構築を担う人材にはどのようなスキルやマインドを求めていますか?」
  • 「現在16自治体と折衝中の地方創生事業において、民間企業として自治体の課題にどう深く入り込んでいくのか、具体例を伺いたいです」
  • 「2026年4月から開示されるフロー粗利額は、営業個人の評価制度や目標設定にどのように連動していく予定ですか?」

5 転職者が知っておきたい現場のリアル

決算資料や公式発表だけでは見えにくい、現場で働く社員・元社員の実体験(口コミ)を、転職判断の参考となるよう編集部で選定しています。
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女性の人たちが和気藹々としている

女性の人たちが和気藹々としている感じが社内でも伝わってきます。

(20代前半・マーケティングコンサルタント・男性) [キャリコネの口コミを読む]
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仲のいい家族のような会社を目指している

経営方針、経営理念は仲のいい家族のような会社を目指しており、その圧迫感を感じる人が多分向いていないため退職している方がいるのだろうと感じた。

(20代前半・マーケティングコンサルタント・男性) [キャリコネの口コミを読む]

※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。

使用した主な公開資料:

  • 株式会社ブロードエンタープライズ 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
  • 株式会社ブロードエンタープライズ 2025年12月期 通期決算説明資料

この記事の執筆者

上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。