リベロの転職研究 2025年12月期決算に見るキャリア機会

リベロの転職研究 2025年12月期決算に見るキャリア機会

リベロの2025年12月期決算は、売上・利益ともに過去最高を更新。AI活用による年間4,500時間の業務削減や新規連結など、テック企業への進化が鮮明です。「なぜ今リベロなのか?」「転職希望者がどの事業で、どんな役割を担えるのか」を整理します。


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編集部が注目した重点ポイント

連結売上高43.6億円で過去最高を更新する

2025年12月期の売上高は前年比+21.7%の増収となり、全サービスで順調な成長を記録しました。当連結会計年度より広告事業を展開する株式会社TANTを新規連結しており、グループとしてのサービスラインナップが拡充されています。既存事業の底堅い成長と新規連結の相乗効果により、中長期的な成長基盤が一段と強固になっています。

AIによる契約書チェックでオペレーションを効率化する

社宅管理業務においてLLM(大規模言語モデル)を活用したオペレーションDXを推進し、年間4,500時間以上の削減を実現しました。単一業務での実証を経て、今後は周辺業務へもAI活用を横展開する計画です。これにより、営業利益率の向上と業務キャパシティの拡大が同時に進んでおり、転職者にとってはテクノロジーを武器にした高度な実務に注力できる環境が整っています。

法人契約済案件で来期増収分の9割超を確保する

2026年12月期の増収計画のうち、約93%が既に2025年中に契約済みの案件で構成されており、極めて高い収益見通しの安定性を誇ります。法人導入企業数は4,016社を突破し、ストック収益の積み上がりが加速しています。確実性の高い成長背景のもとで、インバウンド事業や新規オプションサービスの展開など、新しいチャレンジを積極的に推奨する社風が醸成されています。

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連結業績ハイライト

売上・利益ともに過去最高を更新!当期純利益は通期計画を100%達成し、高成長フェーズを継続。
連結業績ハイライト

出典:2025年12月期 通期決算説明資料 P.3

売上高 43.6億円 +21.7%
営業利益 7.6億円 +67.0%
当期純利益 5.3億円 +56.9%

通期業績は、不動産会社および法人企業向けサービスの双方でユーザー数と顧客単価が順調に伸び、大幅な増収増益を達成しました。特に営業利益は前年比で+67.0%と飛躍的な伸びを見せており、コールセンターの生産性向上や販管費の抑制が功を奏しています。下期単体でも上場来初の黒字を達成するなど、収益体質が劇的に改善しています。

通期計画に対する進捗状況については、当期純利益が達成率100%となり、計画を完遂しました。売上高および営業利益についてもそれぞれ93%、95%と概ね計画通りの着地となっており、事業運営は極めて順調に推移していると評価できます。

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事業別分析:転職者が活躍できるフィールド

主要3事業すべてで2桁増収を達成。不動産・法人・引越の各領域で、DXによる市場破壊が進行中。
事業別実績

出典:2025年12月期 通期決算説明資料 P.7

不動産会社向けサービス

事業内容:お部屋探しを決めた入居者に対し、電気・ガス等のライフライン手続きを一括サポートする「新生活ラクっとNAVI」を提供しています。

業績推移:売上高21.6億円(前年比+25.8%)。大手クライアントとの連携が奏功し、ユーザー数が22.7万人に急増しています。

注目ポイント:不動産会社の業務負荷を軽減しながら収益化を実現するモデルが、業界内で急速に浸透しています。2025年はユーザー数が約4.2万人増加しており、プラットフォームとしてのネットワーク効果が強まっています。膨大な入居者データに基づいた新サービスの企画や、提携不動産会社の深耕営業において高い専門性が求められています。

注目職種:アライアンス営業、カスタマーサクセス、データアナリスト

法人企業向けサービス

事業内容:転勤に伴う部屋探しや引越し、社宅管理を代行する「社宅ラクっとNAVI」や「ヘヤワリ」を展開しています。

業績推移:売上高18.7億円(前年比+15.5%)。導入社数は4,016社を数え、転貸管理戸数も順調に積み上がっています。

注目ポイント:社宅管理費などの「ストック収益」と、仲介手数料などの「フロー収益」を両立する安定したモデルです。現在、転貸管理戸数100万戸を長期目標に掲げており、社宅管理のDX(デジタルトランスフォーメーション)を牽引するコンサルタントへの期待が高まっています。AI活用による業務効率化を自ら推進できる人材にとって、裁量の大きい環境です。

注目職種:法人コンサルティング営業、BPR担当、社宅管理オペレーター

引越会社向けサービス

事業内容:引越会社同士の案件マッチングや業務管理を行うプラットフォーム「HAKOPLA」および「HAKO-Tec」を提供しています。

業績推移:売上高3.2億円(前年比+34.3%)。全セグメント中で最も高い成長率を記録しています。

注目ポイント:引越業界特有の「空車問題」や「人手不足」をITで解決する独自性が強みです。2025年は利用サービス数が前年比+167サービスと激増しており、業界標準のインフラになりつつあります。基幹システム「HAKO-Tec」の開発強化や、人材マッチングといった新規周辺サービスの立ち上げに関わるチャンスが豊富にあります。

注目職種:新規事業開発、プロダクトマネージャー、IT営業

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今後の見通しと採用の注目点

2026年12月期は営業利益11億円を計画。AI武装による収益性向上が成長の主軸へ。
今後の見通し

出典:2025年12月期 通期決算説明資料 P.13

2026年12月期の業績予想は、売上高53.5億円(前年比+22.6%)、営業利益11.0億円(同+44.7%)と、売上を上回るペースでの利益成長を見込んでいます。これは、AI(LLM)を用いた自動化によるコスト構造の劇的な改善が、全社規模で本格化するためです。

戦略的な注目点として、新たに「外国人就労支援」や「インバウンド事業」の本格スタートを掲げています。既存の社宅管理基盤を活かし、国内の深刻な人材不足を背景とした成長領域への進出を図っています。また、質疑応答等では、AI活用のデータ基盤構築による営業活動の高度化も強調されています。単なる「代行サービス」から、AI Readyなテック企業へと進化する過程にある今、ITリテラシーの高い人材の獲得が最重要課題となっています。

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求職者へのアドバイス

HINT 志望動機のヒント

リベロは「お部屋探し」という新生活の最上流を押さえることで、多様なライフイベントに紐づくサービスを展開しています。「ユーザーファースト」を徹底する同社では、既存の業界慣行に捉われない柔軟な発想が歓迎されます。特に、AI(LLM)を活用した実務の効率化で年間4,500時間を削減した実績に触れ、「テクノロジーの社会実装による業界のDX化」に貢献したいという意欲を示すのが効果的です。

Q&A 面接での逆質問例

・「AI活用を前提としたデータ基盤構築を進める中で、現場のセールスやコンサルタントにはどのような役割の変化が期待されていますか?」
・「インバウンド事業や外国人就労支援など、新規領域への挑戦を後押しする社内制度や評価基準について教えてください。」
・「営業利益20億円の目標に向けて、現在のストック収益比率をさらに高めるための具体的な鍵は何だとお考えですか?」

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転職者が知っておきたい現場のリアル

決算資料や公式発表だけでは見えにくい、現場で働く社員・元社員の実体験(口コミ)を、転職判断の参考となるよう編集部で選定しています。
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協力し合い仕事を片付けていく楽しさ

大人数で仕事を振り分けてやるので、協力し合い仕事を片付けていくという楽しさもあります。

(20代前半・財務・会計関連職・男性) [キャリコネの口コミを読む]
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営業さんとの距離が近く一緒にやっていく感がある

営業さんとの距離が近い、フレンドリーなので、一緒にやっていく感がある人に恵まれており、割とみんな仲が良かった印象を受けます。

(20代前半・財務・会計関連職・男性) [キャリコネの口コミを読む]
※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料:
  • 株式会社リベロ 2025年12月期 決算説明資料(2026年2月13日発表)
  • 株式会社リベロ 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年2月13日発表)

この記事の執筆者

上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。