【平均年収629万円】PRONI 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

【平均年収629万円】PRONI 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

PRONIは、中小企業のDX化を支援し、最適なマッチングを実現するBtoB受発注プラットフォーム「PRONIアイミツ」を運営しています。直近では売上高が大きく増加し、利益も黒字転換を果たしました。2025年12月には東京証券取引所グロース市場へ上場しました。


目次

※本記事は、PRONI株式会社 の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月25日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


同社は、「中小企業の挑戦を支援し、日本経済の再成長に貢献する」というパーパスのもと、BtoB受発注プラットフォーム「PRONIアイミツ」を運営しています。IT関連サービスを中心に、中小企業のDX化を支援し、最適なマッチングを実現しています。

単体従業員数は156名です。同社はマッチング事業の単一セグメントで事業を展開しています。

PRONIは、BtoB受発注プラットフォーム「PRONIアイミツ」の運営を主軸としています。発注企業と受注企業の最適なマッチングを通じて、中小企業の経営課題解決に貢献しています。

PRONIは2025年9月17日付で普通株式1株につき10株の株式分割を実施し、同年12月24日付で東京証券取引所グロース市場に上場しました。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


PRONIは、中小企業のDX化推進を通じて日本経済の再成長に貢献するという明確なビジョンを持つ企業です。事業の持続的な成長には人材が最も重要であると認識しており、多様な人材の育成と働きやすい環境整備に注力しています。このような方針は、従業員一人ひとりの成長と活躍を重視する働き方を志向していることを示しています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、比較的若い年齢層の従業員が多く、平均勤続年数から見ると、新しい人材が継続的に加わり、組織が成長フェーズにあることがうかがえます。従業員一人ひとりの成長と活躍を重視する方針が、このような人材構成に反映されていると考えられます。

項目 数値
平均年間給与 6,288,000円
平均勤続年数 2.3年
平均年齢 34.3歳
単体従業員数 156人


退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社は、「中小企業の挑戦を支援し、日本経済の再成長に貢献する」というパーパスと「受発注を変革するインフラを創る」というビジョンを掲げ、事業活動を通じて社会の持続的な発展に貢献することを目指しています。この目標達成のためには、人材が最も重要な経営資源であると認識しており、人材の育成、定着、そして多様な人材の確保が中長期的な企業価値向上に不可欠であると考えています。

具体的には、人事制度の改定や研修の拡充、人材確保のための各種制度整備を進めています。人材育成方針および社内環境整備に関する方針として、性別、年齢、国籍、人種等に関わらず、従業員一人ひとりの個性を多様性として活かし、働きやすい職場環境の整備に努め、社員の成長・活躍の機会を提供することを重視しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


同社は、女性活躍推進法および育児介護休業法の規定による公表義務の対象ではないため、法定開示データは開示されていません。

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


PRONIは、中小企業の経営課題解決を支援するBtoB受発注プラットフォーム「PRONIアイミツ」を運営しています。IT関連サービスを中心に、発注企業と受注企業を最適な形で結びつけることで、日本経済の再成長に貢献することを目指しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


PRONIは、BtoB受発注プラットフォーム「PRONIアイミツ」を通じて、発注企業と受注企業のマッチングを支援しています。同社は「中小企業の挑戦を支援し、日本経済の再成長に貢献する」というパーパスと「受発注を変革するインフラを創る」というビジョンを掲げています。特にITサービスやSaaSツール等のマッチングを通じた中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)化に注力し、人手不足や営業力・販路開拓力の不足、生産性の低さといった経営課題の解決を目指しています。

同社のプラットフォームは、営業・マーケティング、BPO、経理・財務、人事・法務といった広範な領域に対応しており、その中核はDX化に資するIT関連領域です。AIや同社が創業以来蓄積したマッチングデータベースを活用した高精度なマッチングシステムと、DXコンシェルジュによる人的サポートを融合させています。発注企業は無料でサービスを利用でき、受注企業からマッチング手数料やシステム利用料等を受領する収益モデルを採用しています。料金体系は、マッチング課金、月額課金、その他課金に大別されます。

同社はBtoB総合プラットフォームとして独自のポジショニングを確立しており、累計68万件を超えるマッチング実績、25万社の発注企業数、1千社を超える課金受注企業数を有しています。これらの事業規模は業界有数であり、参入障壁として機能するとともに、プラットフォームの好循環を生み出しています。また、大容量かつ詳細な一次情報データベースとAIを活用した高精度なマッチングシステム、DXコンシェルジュによる手厚いサポートが同社の強みとなっています。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


PRONIの直近の業績は、売上高が大きく増加し、利益も黒字転換を果たしています。前事業年度は営業損失、経常損失、当期純損失を計上していましたが、当事業年度では売上高が大幅に伸長し、各利益項目も黒字に転じています。これは、同社プラットフォームにおける活発なマッチングと、受注企業のセールス&マーケティング投資意欲の高まりが背景にあると考えられます。


■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


PRONIの従業員1人あたりの売上高は、当事業年度において20.7百万円となっています。前期の数値は開示されていませんが、当期の水準は同社の事業規模拡大と売上高の伸長を示唆しています。従業員1人あたりの利益に関する具体的な数値は開示されていませんが、これらの指標は、同社の効率的な事業運営と収益体質の改善傾向を読み解く上で重要となります。

指標 2024年12月期 2025年12月期
従業員1人あたり売上高(連結) - 20.7百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社は、本業で得た資金を元手に事業を拡大し、財務基盤を強化している段階です。この状況は、将来に向けた成長投資と安定した経営の両立を目指していることを示しています。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の自己資本比率は当期で47.4%となっており、前期の36.8%から増加しています。これは東京証券取引所プライム市場の非製造業平均(24.2%)と比較して高い水準を示しています。
手元資金である現金及び現金同等物は、当期末に24.6億円となり、前期末の12.0億円から大きく増加しました。潤沢な手元資金は、事業環境の変化や予期せぬ事態への対応力を高め、安定した事業運営に繋がります。
これらの財務状況は、同社が堅実な経営基盤を築き、従業員の雇用や給与の安定性にも寄与する可能性を示しています。

指標 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
純資産 6.6億円 16.3億円
自己資本比率 36.8% 47.4%
現金及び現金同等物 12.0億円 24.6億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社のキャッシュフローは、当期において大きな変化を示しています。本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは、前期の△3.4億円の減少から、当期は5.9億円の増加となりました。これは主に、税引前当期純利益の計上や未払金の増加が要因となっています。
投資活動によるキャッシュフローは、前期の△1百万円の減少から、当期は△0.7億円の減少となりました。これは主に無形固定資産の取得による支出が増加したことによるものです。
財務活動によるキャッシュフローは、前期の△1.8億円の減少から、当期は7.4億円の増加となりました。これは主に長期借入れによる収入が増加したことによるものです。
これらの結果、フリーキャッシュフローは前期の△3.4億円のマイナスから、当期は5.2億円のプラスに転換しました。同社は本業で安定的に資金を生み出し、成長のための投資も行いつつ、資金の確保も進めている状況です。この資金の流れは、同社の事業が安定的に成長していることを示しており、従業員の雇用や給与の安定性にも良い影響を与える可能性があります。

項目 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
営業CF △3.4億円 5.9億円
投資CF △1百万円 △0.7億円
財務CF △1.8億円 7.4億円
フリーCF(営業CF+投資CF) △3.4億円 5.2億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社は、マッチングプラットフォーム事業からの収益に依存している状況です。法改正や予期せぬ要因により事業が計画通りに発展しない場合、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、世界的な景気後退や市場競争環境の変化によって、発注企業の発注ニーズや受注企業の対応リソースが減少した場合にも、同社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社が持続的な成長を実現するためには、各分野で優秀な人材を配置することが必要です。人材の育成や獲得が円滑に進まない場合、同社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


PRONIは、中小企業の成長を支援し、日本経済の再成長に貢献することを目指す企業です。受発注を変革するインフラを創るというビジョンのもと、社会全体の業務最適化を推進する文化を大切にしています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


PRONIは「中小企業の成長を支援し、日本経済の再成長に貢献する」というパーパス(存在意義)を掲げています。そして、「受発注を変革するインフラを創る」というビジョン(目指す姿)のもと事業を展開しています。同社の社名「PRONI(プロニ)」は、「プロに出会う。プロになる。」という考え方に由来しています。プロフェッショナルの力を信頼し、任せることで自社の成長を加速させ、最終的には自らもプロとして進化していくという仕事のあり方を表現しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社は、マッチングを通じて専門性や経験を持つプロフェッショナルな企業の力を活用し、より高い成果を実現する仕組みを提供しています。各企業が自らの強みに集中し、外部の専門家と相互補完的に連携することで、社会全体の業務最適化が進展すると考えています。サステナビリティに関する重要事項は、代表取締役CEOを委員長とする「リスク・コンプライアンス委員会」で審議され、取締役会が方針や取り組みを監督するガバナンス体制を構築しています。人材を最も重要な経営資源と位置づけ、性別、年齢、国籍、人種等に関わらず、従業員一人ひとりの個性を多様性として活かし、働きやすい職場環境整備と成長・活躍の機会提供に努めています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は、事業の持続的な成長のために、認知度の向上を必要不可欠な課題と認識しています。新規ユーザー獲得に向け、インターネットを活用したマーケティング・広告活動を一層強化・推進する方針です。また、優秀な人材の確保も重要な課題であり、採用チャネルの多様化や社会課題解決への共感を訴求することで、人材確保を進めています。

プラットフォームの健全性維持のため、利用企業が安心して継続利用できる環境整備に努め、ルール順守の仕組み強化やサービス水準維持に取り組んでいます。システムの安定稼働も重要であり、サーバー設備の強化や人員確保、教育・研修の実施を進めています。情報管理体制の強化として、ISO/IEC27001を取得し、社内教育・研修やシステムの整備を継続的に行っています。さらに、効率的な業務遂行体制を基盤とし、社員研修等を通じて内部管理体制及びコンプライアンス体制の強化を図っています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


同社は監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会が経営を監督する体制です。社外役員が経営の透明性と健全性の確保に貢献しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社の筆頭株主は株式会社エールユーであり、同社代表取締役である栗山規夫氏が株式を保有する資産管理会社です。これにより、創業者が経営に強い影響力を持つ資本構成となっています。

株主名 持株比率
株式会社エールユー 25.61%
株式会社SBI証券 8.71%
JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合 6.16%
MICイノベーション5号投資事業有限責任組合 4.11%
栗山 規夫 3.87%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性6名・女性1名)で構成され、女性役員比率は14.0%です。代表取締役Founderは栗山規夫氏、代表取締役CEOは柴田大介氏が務めています。社外取締役比率は25.0%です。

氏名 役職 主な経歴
栗山 規夫 代表取締役 Founder 2003年4月三菱商事株式会社入社、2004年9月株式会社ディー・エヌ・エー入社。2012年10月同社設立、代表取締役就任。2023年10月より同社代表取締役Founder現職。
柴田 大介 代表取締役 CEO 2003年4月株式会社三井住友銀行入社、2003年10月株式会社ディー・エヌ・エー入社。2018年11月同社取締役就任。2023年10月より同社代表取締役CEO現職。
中村 哲朗 取締役 2002年1月株式会社デジキューブ入社、2005年8月株式会社メディアフラッグ入社。2007年12月株式会社カカクコム入社。2021年10月より同社取締役現職。


社外取締役は、橘浩二氏(Appier Group Senior Vice President兼Head of Japan)です。

同社は監査役会設置会社であり、監査役会が内部監査担当および会計監査人と連携しながら独立した監査機能を担う体制を採用しています。取締役会は取締役4名(うち社外取締役1名)で構成され、社外取締役は社外の第三者の視点で取締役会への助言および監視を行っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社は役員の報酬等の決定に関する方針を定めていませんが、取締役の報酬は株主総会で定められた上限額の範囲内で、代表取締役CEOが職責や能力を勘案して決定しています。監査役の報酬は、株主総会で定められた上限額の範囲内で監査役の協議により決定されています。非金銭報酬としてストックオプションを付与しています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 4名 81百万円 20.1百万円
社外役員 4名 18百万円 4.4百万円


なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に辞任した役員を含みます。また、総額には期中に辞任した役員の報酬が含まれます。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

💬キャリコネで会社の実態を確認する

決算資料で業績や財務の状況を把握することは、転職の準備として非常に有効です。数字は会社の今の実力と方向性を正直に示しています。

ただ、数字だけでは見えてこないこともあります。職場の雰囲気、上司との関係、実際の残業の実態、昇給のリアル——こうした情報は、現役社員やOB・OGの声から得られます。

企業口コミサイト「キャリコネ」では、社員のリアルな口コミや給与明細、求人情報をまとめて確認できます。決算データと合わせてチェックすることで、応募判断の精度が上がります。


この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。