東名の転職研究 2026年8月期2Q決算に見るキャリア機会

東名の転職研究 2026年8月期2Q決算に見るキャリア機会

東名の2026年8月期2Q決算は、売上高が過去最高を更新。人材教育施設「人財教育ラボラトリー」の札幌への移設拡充や、下期に向けた100名規模の増員計画など、人的資本への投資を加速させています。「なぜ今東名なのか?」、成長を続ける安定したストックビジネスの現場で担える役割を整理します。


0 編集部が注目した重点ポイント

人財教育施設を札幌で移設し拡充する

2026年2月より、教育専門施設である人財教育ラボラトリー(札幌)を移設・拡充しました。増員を見越した教育体制の整備により、未経験からでも早期に即戦力化できる環境を構築しています。教育・育成を現場から切り離し、一人前になるまで業務習得に専念できる体制が整ったことで、入社後のキャリア形成がより円滑に進む可能性が高まっています。

売上高が149億円で過去最高を更新する

当第2四半期の売上高は14,942百万円(前年同期比2.8%増)となり過去最高を更新しました。主力のストック型ビジネスである「オフィス光119」および「オフィスでんき119」の契約保有件数が着実に積み上がっており、経営基盤の安定性がさらに増しています。安定した収益源を背景に、積極的な拠点展開や新規事業への投資を加速できる土壌が形成されています。

再エネプランの目標値を前倒しで達成する

サステナビリティ経営の一環として注力していた「再エネプラン」の保有比率が77.0%に達し、2027年8月期の目標を1年半以上早く達成しました。中小企業の脱炭素ニーズに的確に応えることで、市場での優位性を確立しています。環境価値を付加した提案力は、社会貢献意欲の高い求職者にとっても大きな魅力となり、営業職としての専門性向上に寄与する環境です。

1 連結業績ハイライト

既存ストック収益の積み上げにより売上高は過去最高を更新。利益面は販管費の増加により微減となったものの、通期目標の達成に向けて着実な進捗を見せています。
決算ハイライト

出典:決算補足説明資料 P.8

売上高
14,942百万円
(前年比 +2.8%)
営業利益
1,655百万円
(前年比 -4.9%)
経常利益
1,649百万円
(前年比 -7.5%)

売上高は主力事業の契約保有件数が伸びたことで過去最高を更新しました。利益面については、Web広告の運用強化による広告宣伝費の増加や、将来の成長に向けた人件費・採用費の増加、拠点展開に伴う地代家賃の上昇などの販管費増加が影響し、前年比で微減となっています。しかし、ストック比率は89.8%と非常に高い水準を維持しており、収益の安定性は強固です。

通期予想に対する売上高の進捗率は42.9%、営業利益の進捗率は45.2%となっており、第2四半期の実績としては概ね順調な推移と言えます。

2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド

主要3事業すべてを網羅。各セグメントでの注力戦略と、現場で求められている人材像を事実ベースで解説します。
セグメント別実績

出典:決算補足説明資料 P.13

オフィス光119事業

【事業内容】中小企業向けに、NTTの光回線を活用した自社ブランドサービス「オフィス光119」やISP、サポートサービスを提供しています。

【業績推移】売上高は6,500百万円(前年比5.7%増)と増収を達成。セグメント利益は829百万円(同1.3%減)と微減ながら堅調な推移です。

【注目ポイント】解約率が0.64%と低水準で安定しており、顧客満足度の高さが伺えます。通期目標の14.8万契約達成に向けて人員配置の見直しが進行中であり、代理店チャネルの強化やテレマーケティング人員の教育を推進できるリーダー候補や教育担当への期待が高まっています。

注目職種:代理店営業、テレマーケティング、CS(カスタマーサクセス)

オフィスでんき119事業

【事業内容】中小企業の電力コスト削減や環境対策を支援する、電力小売サービス「オフィスでんき119」を提供しています。

【業績推移】売上高は7,087百万円(前年比6.7%増)、セグメント利益は1,188百万円(同6.4%増)と増収増益を達成しています。

【注目ポイント】契約保有件数が順調に増加し、利益の最大化に寄与しています。特に「再エネプラン」が目標を大幅に前倒しして普及しており、企業のESG対応を具体的に支援するコンサルティング営業のニーズが急増。脱炭素社会の実現に向け、専門的な知識を持った人材が活躍できる広大なフィールドがあります。

注目職種:コンサルティング営業(エネルギー)、デジタルマーケター

オフィスソリューション事業

【事業内容】情報端末機器、Webサイト制作(レン太君)、来店型保険ショップ、太陽光発電システム・蓄電池の販売などを幅広く手がけています。

【業績推移】売上高は1,355百万円(前年比22.0%減)、セグメント利益は203百万円(同23.3%減)となりました。

【注目ポイント】商談件数は伸長しているものの成約率の伸び悩みが課題となっており、営業力の底上げが急務です。UTMやセキュリティWi-Fiなどのセキュリティ関連機器の需要は依然として高く、高い成約率を維持できるトップセールスや、若手営業の育成に長けたリーダー層が組織の変革をリードする役割を担えます。

注目職種:ソリューション営業(OA・ITインフラ)、営業マネージャー

3 今後の見通しと採用の注目点

「NEXT GROWTH 2027」の達成に向け、人的資本への投資と拠点拡大を加速。100名規模の増員計画も明らかになっています。
下期施策

出典:決算補足説明資料 P.22

今後の成長に向けた最大の鍵は「稼働人員の拡大」です。下期に向け、光事業とでんき事業それぞれで新卒を中心に50名、計100名の増員を計画しています。これに合わせ、人財教育ラボラトリーの拡充により、一人ひとりの教育時間を最大化する環境を整備。また、顧客重点エリアへの「1拠点以上の拡大」も検討されており、新たなポストやキャリアチャンスが全国規模で生まれる見通しです。

戦略面では、デジタルマーケティングの運用効率向上を受けた「自社テレマーケティングの再活用」に注力。既存顧客へのフォローコールを通じたクロスセル(関連商品の販売)の拡大を狙います。また、電力小売の対象顧客への太陽光発電システム・蓄電池の販売を効率的に強化する方針も示されており、グループ各社のシナジーを活かした提案機会が拡大しています。

4 求職者へのアドバイス

HINT 志望動機のヒント

「中小企業の課題をワンストップで解決する」というMISSIONへの共感に加え、同社が注力しているストック型ビジネスの安定性と、そこから生まれる人的資本投資の厚さを志望理由に盛り込むのが有効です。特に札幌での「教育ラボラトリー拡充」は、会社が本気で人材育成に取り組む姿勢の表れ。未経験からの挑戦であれば「充実した教育体制を糧に早期に貢献したい」、経験者であれば「安定した基盤の上で、成約率改善や拠点拡大にマネジメント力を活かしたい」といった具体性が説得力を生みます。

Q&A 面接での逆質問例

「今回の100名規模の増員計画において、配属先の組織構成や研修カリキュラムは以前と比べてどのようにアップデートされましたか?」
「再エネプランの目標を前倒しで達成されましたが、今後の中小企業向けエネルギー戦略における次の注力領域や新規サービスの構想を教えてください」
「成約率改善に向けた営業担当の知識力向上研修について、具体的にどのような評価制度やフィードバック体制が整っていますか?」

5 転職者が知っておきたい現場のリアル

決算資料や公式発表だけでは見えにくい、現場で働く社員・元社員の実体験(口コミ)を、転職判断の参考となるよう編集部で選定しています。
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目標を達成することが一番のやりがい

なんといっても目標を達成することが一番のやりがいです。最初は全く契約を取ることが出来なかったのが、日々創意工夫を重ねて上手にご案内が出来るようになり、少しずつご契約を頂けるようになって自分の成長が実感でき自信になります。

(20代後半・コンサルティング営業・男性) [キャリコネの口コミを読む]
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普段からスキルは自分で勉強して習得

制作の業務になると業務時間だけでなく普段からスキルは自分で勉強して習得していくことも必要となりますが、自分の場合は仲間もいたので情報を共有したり、WEBをつくること自体が楽しいので、楽しくやってこれたと思います。

(30代前半・制作ディレクター・男性) [キャリコネの口コミを読む]

※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。

使用した主な公開資料

  • 2026年8月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
  • 2026年8月期 第2四半期 決算補足説明資料

この記事の執筆者

上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。


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