0 編集部が注目した重点ポイント
① 第3四半期で通期利益予想を突破し、業績が絶好調で推移する
2026年5月期第3四半期累計の経常利益は40億50百万円に達し、通期予想(37億50百万円)を既に108.0%超過しています。レンタル資産の増強や単価の見直し、さらには購買・物流の効率化によるコスト削減が結実しました。利益体質が大幅に強化されており、中途採用者にとっても成長投資が活発な魅力的な環境です。
② 海外・国内で相次ぐ新規連結により、事業領域を急速に拡大する
当3Qより、ベトナムの持分法適用会社であったRent Vietnamを子会社化し、新たに連結範囲へ追加しました。また、神奈川石油販売の株式取得も完了しています。海外事業の強化と国内メンテナンス機能の拡充が同時に進んでおり、グローバル展開やグループ経営管理に携わるキャリア機会が大きく広がっています。
③ 独自サービス「バリュープラス」が年平均12%超の成長を遂げる
単なる機械レンタルにとどまらない、清浄度管理や教育・診断などの「バリュープラスサービス」が年平均12.4%の成長率を記録しています。同業他社との強力な差別化要因となっており、高度な専門知識を持つ技術職や、顧客の課題解決を提案するコンサルティング営業職の重要性が一層高まっています。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年5月期 第3四半期 決算説明資料 P.10
第3四半期累計の売上高は399億21百万円(前年同期比7.0%増)となりました。東京・神奈川エリアや関西・九州エリアでのデータセンター、再開発、プラント関連の需要獲得が順調に推移しました。利益面では、規模の利益を活かしたボリュームディスカウントの推進や配送効率の向上により、営業利益率は10.7%の高水準を維持しています。
通期予想に対する進捗率は、売上高が73.9%と概ね順調に推移している一方、経常利益は108.0%、親会社株主に帰属する四半期純利益は108.2%と、3Q時点で通期目標を大幅に超過しています。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年5月期 第3四半期 決算説明資料 P.12
東京・神奈川エリア(首都圏)
[事業内容]
再開発プロジェクト、データセンター、物流倉庫関連の建設・設備工事向けレンタルを提供。首都圏の旺盛な投資を捉える重点地域です。
[業績推移]
売上高114.7億円となり、前年同期比で+13.4%の二ケタ成長を達成。全エリアで最大の成長を記録し、売上を牽引しました。
[注目ポイント]
大規模な現場が多く、複雑な工程管理や高付加価値サービスの提案が求められます。再開発やデータセンター特有のニーズに応えるソリューション営業のニーズが高く、業界未経験者でも提案力を活かせるフィールドです。
東海エリア(本社拠点)
[事業内容]
自動車産業、送電分野、プラント関連を中心に、地域に根ざした強力な営業ネットワークを展開する中核地域です。
[業績推移]
売上高140.9億円(前年同期比+3.4%増)。自動車EV関連需要の減少を、送電やプラント関連の増加でカバーしました。
[注目ポイント]
売上全体の35%を占める最大拠点であり、新拠点(半田営業所、一宮営業所)の開設も予定されています。組織規模が大きく、リーダーシップを発揮できるポジションや管理職候補の採用が期待されています。
海外事業(ASEAN)
[事業内容]
タイ、ベトナム、インドネシアの3ヶ国で、日系企業や現地産業向けのレンタルサービスを展開しています。
[業績推移]
売上高25.8億円(前年同期比+11.4%増)。(注:当3QよりRent Vietnamを新規連結した影響を含みます)
[注目ポイント]
日本発の高品質なメンテナンス体制を武器にシェアを拡大中。グループ間での資産・人材の共有を推進しており、海外拠点の立ち上げやマネジメントに興味がある人材にとって絶好の機会です。
北関東・東北 / 関西・九州エリア
[事業内容]
北関東・東北は半導体、関西・九州は自動車や発電所関連の需要が中心のエリアです。
[業績推移]
関西・九州は売上高68.7億円(前年比+9.0%増)と堅調。一方、北関東・東北は32.1億円(同10.3%減)と苦戦しています。
[注目ポイント]
課題のある北関東・東北では、半導体以外のプラント需要獲得を急いでいます。一方で九州では自動車・発電所関連が好調で、久山出張所の新設など攻めの投資を継続しています。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年5月期 第3四半期 決算説明資料 P.23
第3四半期までの業績は絶好調ですが、同社は通期予想を据え置いています。これは、第4四半期において積極的な成長投資(新規拠点開設や人材増強)に伴う費用計上を予定しているためです。具体的には、2026年3月の柏営業所、4月の半田営業所、5月の久山出張所など、年度末にかけて新設が相次ぎます。
また、北海道の片桐機械や愛知のレンテック大敬など、地域に強い企業との「アライアンス戦略」を加速させています。これにより、全国ネットの大手企業でもない、単一地域の小規模企業でもない、「レンタル業界の第三極」を構築しようとしています。この独自の戦略に共感し、ネットワーク拡大を推進できるバイタリティのある人材が強く求められています。
4 求職者へのアドバイス
「ただ貸すだけ」ではなく、技術力で付加価値を付けるバリュープラスサービスへの共感を伝えると効果的です。また、2025年6月の東証スタンダード上場を経て、財務基盤を活かした積極的な全国展開と海外(ASEAN)展開という第2の創業期にあることに触れ、自身の成長と会社の拡大を重ね合わせるストーリーが評価されるでしょう。
- 「3Q時点で利益目標を達成されていますが、4Qで予定している成長投資において、中途採用者に期待されている具体的なミッションは何でしょうか?」
- 「アライアンス戦略により提携企業が増えていますが、異なる企業文化を持つ組織間でノウハウを共有する際、現場ではどのような工夫をされていますか?」
- 「バリュープラスサービスを起点に汎用品の売上を伸ばす戦略において、営業と技術部門の連携はどのように行われていますか?」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル
人間関係のストレス軽減をもっと考えるべき
待遇面で新卒と中途で、評価が違っても当たり前だけど、株式上場に向けて、表面的な部分だけ改善しても意味がなく、人間関係のストレス軽減を、もっと考えるべきである。
(40代後半・物流サービス・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社レント 2026年5月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社レント 2026年5月期 第3四半期 決算説明資料



上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。