0 編集部が注目した重点ポイント
① 主力事業の利益が前期比54.2%増と大幅に伸長する
クレーンゲーム等のプライズ市場が引き続き活況を呈しており、主力であるキャラクターエンタテインメント事業の営業利益が前期比54.2%増の1,582百万円と驚異的な成長を遂げました。定番および新規キャラクター商品のラインナップ充実が実を結んでおり、市場での存在感を急速に強めています。
② 米国市場での増員と迅速な対応で海外売上を拡大させる
グローバル戦略を加速させており、海外事業において人員を増強し、取引先からの要望へ迅速に対応する体制を構築しました。その結果、米国での売上高は1,631百万円(構成比10.0%)に達しており、グローバルな事業規模拡大に伴う海外営業やサプライチェーン管理のキャリア機会が広がっています。
③ 人的投資を強化し賃上げと人員増を同時に断行する
持続的な成長に向けた人的資本への投資として、給与水準の引き上げと積極的な採用による増員を実施しました。当期の「給与及び手当」は前期から127百万円(18.5%増)増加しており、業績拡大の成果を社員へ還元しつつ、組織全体のレベルアップを図る姿勢が鮮明です。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年2月期 決算説明資料 P.7
売上高
16,232百万円
前期比 +22.3%
営業利益
1,859百万円
前期比 +51.3%
経常利益
1,882百万円
前期比 +49.3%
2026年2月期の連結実績は、売上高が前期比22.3%増、営業利益が同51.3%増となり、売上・利益ともに前期実績を大きく上回る結果となりました。特に営業利益率は11.5%(前期は9.3%)へと改善しており、キャラクター商品の高い企画力と効率的なサプライチェーン管理が結実しています。
当期の着地は期初予想を達成しており、業績の進捗状況は極めて堅調です。増収増益のトレンドを維持しつつ、来期も更なる利益成長を見込んでいることから、事業の拡大フェーズで実力を発揮したい求職者にとって理想的な環境と言えます。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年2月期 決算説明資料 P.9
キャラクターエンタテインメント事業
事業内容:アミューズメント施設向け景品の企画・販売、カプセルトイ事業、ロイヤリティ収入。
業績推移:売上高 12,266百万円(前期比26.3%増)、営業利益 1,582百万円(同54.2%増)。
注目ポイント:クレーンゲーム市場の活況を捉え、商品数を充実させたことで爆発的に成長しました。特に主要顧客であるラウンドワン向けの販売が国内外で伸長しており、海外事業(米国・中国)での拠点対応力を高めるための企画・供給体制の強化を担う人材が不可欠となっています。
キャラクター・ファンシー事業
事業内容:雑貨専門店や量販店向けキャラクターグッズの販売、eコマース販売。
業績推移:売上高 3,966百万円(前期比11.3%増)、営業利益 277百万円(同37.0%増)。
注目ポイント:インバウンド需要の回復により取引先店舗が活況を呈しており、定番品や海外人気キャラクター商品の販売が好調です。ドン・キホーテなどの大手量販店とのリレーションが強固なほか、eコマース販売も8.6%増と着実に成長しており、マルチチャネルでの販促戦略に長けた人材の需要が高まっています。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年2月期 決算説明資料 P.13
2027年2月期の連結業績予想は、売上高17,000百万円(前期比4.7%増)、営業利益1,950百万円(同4.8%増)と、過去最高益を更新する計画を立てています。不透明な経済情勢下でも、「商品開発」への注力と、個々の社員のさらなるレベルアップ、マネジメント力の強化を成長のドライバーとして明確に掲げています。
また、2026年3月1日付で実施した「1株から2株への株式分割」により、投資単位の引き下げを通じた流動性の向上も図っており、資本市場へのアピールも積極的です。配当についても、分割考慮の実質ベースで過去最高の年間配当額(48円相当)を予定しており、強固な収益基盤と積極的な還元姿勢は、中長期で安心してキャリアを築きたい方にとって強い安心材料となります。
4 求職者へのアドバイス
HINT 志望動機のヒント
プライズ市場の活況を単なる追い風にせず、人員増強や迅速な取引先対応といった「攻め」の施策でシェアを拡大させている点に着目しましょう。特に米国市場での増員による体制強化や、インバウンド需要を捉える国内販路の深耕など、自身の経験がどの成長ドライバーに寄与できるかを具体化することが有効です。また、18.5%増という大幅な賃上げを断行した人的資本経営への姿勢も、自己研鑽と成果を重んじる方にとって強力な志望理由となり得ます。
Q&A 面接での逆質問例
・「米国市場において人員増員と迅速な対応が成果に繋がっていますが、現地法人との連携フローや、グローバルでの商品開発体制について教えていただけますか?」
・「来期経営方針に『社員のレベルアップ』と『マネジメント力の強化』を掲げられていますが、若手・中堅層の育成制度や評価指標は、どのように進化させていく予定でしょうか?」
・「プライズ市場でのシェアが急速に高まっていますが、競合他社との差別化において、御社が今もっとも注力しているクリエイティブ面での戦略は何ですか?」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
スピードと観察力ができれば生き残っていける
人気のあるキャラクターをいち早く見抜いて、商品化できるかスピードと観察力ができれば、生き残っていけるかとも思いますが、難しいのが現実かと思います。
(30代前半・グラフィックデザイナー・女性) [キャリコネの口コミを読む]他社との競争に負けていくという課題
上場しているためのコストが、逆に動き、他社との競争に負けていくという課題があり、今後上場し続ける限り、非常に厳しい現実が予想されます。
(30代後半・営業企画・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 令和8年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2026年2月期 決算説明資料(2026年4月14日公表)



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