0 編集部が注目した重点ポイント
①2026年3月期より報告セグメントを2区分へ刷新する
2026年3月期より、重要性が増したアグリテック分野の業績を適切に開示するため、報告セグメントを「AX事業」と「アグリテック事業」の2区分に変更しました。これに伴い、アグリテック事業でのキャリア機会が拡大する可能性があります。なお、前年データは新区分で組み替えられており比較可能です。
②期初の減益予想から一転して過去最高営業利益を達成する
創業来26期連続で過去最高売上高を更新したほか、営業利益も期初の減益予想から一転し、前年比100.8%の19.6億円と過去最高営業利益で着地しました。全エンジニアへの「AIコーディングアシスタント」導入による開発効率の大幅な向上が利益を押し上げており、技術投資の成果が証明されています。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 決算説明会 P.5
売上高
117.3億円
+10.9% (YoY)
営業利益
19.6億円
+0.8% (YoY)
経常利益
19.5億円
+4.7% (YoY)
親会社株主に帰属する純利益
11.1億円
-5.4% (YoY)
当連結会計年度の通期業績は、売上高117.3億円(前年同期比10.9%増)、営業利益19.6億円(同0.8%増)となり、いずれも過去最高を更新しました。純利益については、第3四半期に投資有価証券評価損1.7億円を計上したため11.1億円(同5.4%減)となりましたが、売上高達成率は100.8%、営業利益達成率は109.4%と、期初計画を上回る好調な結果となりました。
当連結会計年度は通期計画に対して売上高・利益ともに達成率が100%を超えており、期初の減益予想から一転して過去最高利益での着地となったことから、業績の成果は極めて順調であったと評価できます。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 決算説明会 P.7
AX事業
【事業内容】
国内シェアNo.1の端末管理(MDM)サービス「OPTiM Biz」や共通プラットフォーム「OPTiM AIR」を基盤に、医療、建設・土木、オフィスなどの各種産業向けライセンス販売および自動化サービスを提供します。
【業績推移】
当連結会計年度の売上高は91.0億円(前年同期比2.7%増)、セグメント利益は49.9億円(同7.4%増)を記録し、強固な収益構造を維持しながら着実な増収増益を継続しています。
【注目ポイント】
ストック比率が81.47%と高水準を維持しており、盤石な基盤となっています。ミリ単位の測位を実現した建設向け「Geo Scan」や、生成AIを活用し正式採用率が非常に高い医療向け「AI ホスピタル」、オールインワン資産管理「Biz Premium」など、新規性の高いサービスが続々と立ち上がっています。これら最先端プロダクトの社会実装や機能拡張を担う高度な開発・提案人材が必要とされています。
アグリテック事業
【事業内容】
独自のスマート農業テクノロジーを活用し、農作物の生産から集荷、加工、流通、販売にいたるまでのあらゆる農作業プロセスを自動化・効率化するAXサービスを展開します。
【業績推移】
当連結会計年度の売上高は26.3億円(前年同期比52.7%増)と大幅な成長を遂げました。積極的な成長投資により4.6億円の営業損失となりましたが、営業利益率は前年同期から5.9pt改善しています。
【注目ポイント】
主力のドローン農薬散布AXサービスが32,000haに達し、日本最大のサービスへ成長しました。翌期の継続利用希望率も98%と生産者から圧倒的な信頼を獲得しています。今後は垂直統合栽培から、農作業をBPO(業務委託)可能にする水平分業栽培モデル「Agri Buddy」への転換を掲げ、他作物や他工程への横展開を本格化させる方針です。この巨大な市場を開拓するサービス企画やロボティクスエンジニアが強く求められています。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 決算説明会 P.20
2027年3月期の通期連結業績予想は、売上高129.8億円(前年比10.6%増)、営業利益19.8億円(同0.5%増)と、過去最高業績の更新を計画しています。特にアグリテック事業では、スマート農業プラットフォーム「Agri Buddy」を成長戦略の中心に据え、気候変動に伴う病害虫防除ニーズの高まりや有人ヘリからドローンへの移行を追い風に、前年比44.0%増となる売上高38.0億円を見込み、収益構造の大幅な改善を進める計画です。AX事業でも「OPTiM Biz Premium」の拡販やオフィス・コミュニケーション分野における生成AIを活用した新サービスの成長が顕著になる見通しであり、新規事業の立ち上げを担う人材獲得への投資が継続されるため、求職者にとって大きなキャリア機会となっています。
4 求職者へのアドバイス
同社は、国内シェアNo.1の「OPTiM Biz」を中心としたストック比率81.47%という盤石な収益基盤を持ちながら、前年比52.7%増という爆発的な成長を遂げるアグリテック事業を第二の柱として確立しつつある非常に魅力的なフェーズにあります。全エンジニアへのAIコーディングアシスタント導入による開発効率の大幅な向上や、医療現場の課題を解決する「OPTIM AI ホスピタル」など最先端技術の社会実装を驚異的なスピードで推進しています。「盤石な経営基盤に甘んじることなく、最先端のAIやドローン技術を用いて日本のあらゆる重要産業を根底から変革(AX)したい」という熱意をアピールすることが、強力な志ボー動機になります。
面接で使える実践的な逆質問例:
- アグリテック事業の成長戦略の中心である「Agri Buddy」において、水稲栽培で培った水平分業モデルを他作物や他工程へ横展開するにあたり、現在エンジニアやサービス企画の組織が最も注力して解決しようとしている技術的・運用的課題についてお聞かせください。
- 情報システム部門向けの新たな柱として「OPTiM Biz Premium」の拡販を推進されていますが、パートナー販売の本格化に伴い、今後中途採用で参画する専門人材に対して、初期フェーズで最も期待される役割やマイルストーンは何でしょうか。
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
エンジニア評価制度というものが始まった
エンジニア評価制度というものが始まったので、技術のあるエンジニアであればある程度の収入までは到達しやすくなったはず。
(30代後半・プロジェクトマネージャー・男性) [キャリコネの口コミを読む]組織運営はかなりの課題
管理職がここ数年で急増したが、殆ど機能していない。働いているアピールのうまい管理職ばかりの為、経営層がそれに気づいていない。いま本当に必要なのはレベルの高いエンジニアを集めることだと思う。
(30代後半・プロジェクトマネージャー・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社オプティム 2026年3月期 決算説明会資料
- 株式会社オプティム 2026年3月期 決算短信



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