0 編集部が注目した重点ポイント
① 子会社を吸収合併し売上高が136百万円増加する
2026年1月に連結子会社であった株式会社リークスプロパティを吸収合併しました。当第1四半期の連結売上高には同社の3ヶ月分の売上高136百万円が含まれており、前年同期との比較に影響を与えています。管理体制の一元化により、三重エリアを中心とした地域での効率的な事業運営と新たなキャリア機会が創出されています。
② ストックの良質化で営業利益が前年比16.3%増加する
当第1四半期の営業利益は832百万円となり、前年同期比16.3%の大幅な増益を達成しました。採算性を重視する営業戦略のもと、プロパティマネジメントの管理精度向上や付帯商品のクロスセルを推進し、既存ストックの良質化を図ったことで売上総利益が拡大しました。安定した収益基盤の強化が着実に進んでいます。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年12月期 第1四半期 JPMCグループ決算補足説明資料 P.2
売上高
14,947百万円
+3.3%
営業利益
832百万円
+16.3%
経常利益
841百万円
+17.1%
四半期純利益
575百万円
+11.7%
当第1四半期の連結業績は、売上高が14,947百万円(前年同期比3.3%増)、営業利益が832百万円(同16.3%増)となり、増収増益を記録しました。これは採算性を重視した営業戦略のもとで管理物件の収益性を高めるストックの良質化が進んだためです。通期計画に対する進捗率は、売上高が25.1%、営業利益が28.7%に達しており、1Qの進捗としては非常に好調な滑り出しを見せています。
通期業績予想は据え置かれているものの、各利益項目が計画の25%を上回るペースで推移しており、全体の業績進捗状況は順調に推移していると評価できます。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年12月期 第1四半期 JPMCグループ決算補足説明資料 P.3
プロパティマネジメント収入
【事業内容】 全国のパートナー企業や金融機関との連携を強化し、既存の賃貸住宅(マンション・アパート)の経営代行・サブリース(一括借上)を行うコア事業です。
【業績推移】 当1Qの売上高は13,732百万円(前年同期比2.7%増)となり、通期計画に対する進捗率は25.4%と計画通り順調に推移しています。※注:子会社吸収合併による影響として旧会社の売上高131百万円を含んでおり、前年同期比の実績は単純比較ができない点に留意が必要です。
【注目ポイント】 ストックビジネスとしての運用戸数は108,337戸に達し、前期末比で415戸の純増を記録しています。地方都市における賃料変動リスクに対応できる安定した財務基盤を強みに、競合が少ない既存物件市場で優位性を確立しています。管理精度の向上とストックの良質化をさらに推進するため、地域のパートナー不動産会社と強固な関係を築けるアライアンス営業やプロパティマネジメントの専門人材が求められています。
PM付帯事業収入
【事業内容】 管理物件の入居者を対象に、家賃の滞納保証や家財保険などの付帯サービスを内製化して提供し、クロスセルを推進する事業領域です。
【業績推移】 当1Qの売上高は713百万円(前年同期比2.5%増)を達成し、通期計画に対する進捗率は25.5%と手堅く推移しています。
【注目ポイント】 内訳として、滞納保証が206百万円、保険事業が454百万円を占めており、新規入居者への徹底したクロスセルが成果を上げています。少額短期保険などの内製化により、入居者のニーズに適合する商品を迅速に組成できる点が強みです。業務効率化と収益性のさらなる向上のため、保険や保証商品の企画開発、入居者向けのカスタマーサクセスなど、付帯サービスの価値を高めるプロフェッショナルが不可欠となっています。
その他の収入
【事業内容】 賃貸経営代行と組み合わせたリフォーム事業(スーパーリユース)や、建築部材等の販売、投資用不動産の売買仲介などを行うフロー型の事業です。
【業績推移】 当1Qの売上高は502百万円(前年同期比27.2%増)と大幅な増収を記録しました。通期計画に対する進捗率は19.7%となっています。
【注目ポイント】 特にリフォーム事業が232百万円と堅調に推移しており、既存物件を再生する「スーパーリユース」は、オーナーの経済的負担や環境負荷を抑えるサステナブルなビジネスモデルとして注力されています。今後はリフォームの提案力を強化し、ストックの資産価値を最大化できる建築施工管理やリフォームプランナーの活躍の場が広がっています。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年12月期 第1四半期 JPMCグループ決算補足説明資料 P.15
当社はストックビジネスを軸に、安定的な利益成長と高い資本効率(ROE)の追求を掲げています。今後の戦略として、これまでの採算性を重視した営業方針を継続しつつも、段階的に運用戸数拡大へシフトしていく計画です。長期的には人口減少のリスクがあるものの、単身世帯や高齢者、外国人の増加に伴い賃貸住宅の需要は安定して推移すると見込んでいます。
また、昨今の金利上昇や資材価格の高騰に対しても、主に既存物件を取り扱うため影響は極めて僅少であり、逆に新築着工の減少が既存物件のサブリース事業にとって追い風となる側面もあります。今後はM&Aの加速やAI・DX投資、人的資本への投資を強化する方針であり、デジタル変革を牽引するエンジニアや、組織拡大を支えるマネジメント人材の採用が活発化する見通しです。
4 求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
JPMCは、独自の「スーパーサブリース」や全国1,400社のパートナーネットワークを強みに、日本全国の既存物件を対象とした賃貸経営代行を展開しています。社会課題である空室率の上昇やスクラップ&ビルドからの脱却に対し、リフォームとサブリースを組み合わせた「スーパーリユース」を通じてサステナブルな解決策を提示している点が大きな特徴です。志望動機を構築する際は、同社のパーパスである「住む論理の追求」に共感し、単なる不動産管理にとどまらず、既存資産の価値再生と社会課題解決に貢献したいという成長意欲をアピールすることが有効なアプローチとなります。
面接での逆質問例
・「1Qでは既存ストックの良質化により大幅な増益を達成されていますが、今後『段階的に運用戸数拡大へシフト』するにあたり、プロパティマネジメント部門や営業部門にはどのような新しい役割やスキルが期待されますか?」
・「M&Aを『運用戸数増加型』として加速する方針が示されていますが、新しくグループに加わった賃貸管理会社との間で、独自のノウハウであるJPMCリーシングメソッドの導入やシナジー創出を現場で円滑に進めるために、中途採用者が果たすべき役割について教えてください。」
・「成長投資としてAI活用やDX投資、基幹システム開発に注力されていますが、現場の業務効率化やサービス品質向上のために、具体的にどのようなデジタル技術の活用が直近で計画されていますか?」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
やり甲斐は充分に感じる事が出来た
中古賃貸物件のサブリースという画期的な商品サービスを全国で行ったという事は素直に凄いと思う。やり甲斐は充分に感じる事が出来た。
(40代前半・コンサルティング営業・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社JPMC 2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社JPMC 2026年12月期 第1四半期 JPMCグループ決算補足説明資料



上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。