0 編集部が注目した重点ポイント
①デコルテ社の連結化に伴い新セグメントを新設する
当社は2025年12月25日に株式会社デコルテ・ホールディングスを連結子会社化しました。これに伴い、当第1四半期より「ウエディング&フォト事業」を新たに新設しています。成婚後のフォト需要等を組織的に取り込む体制が構築されており、転職者にとってはグループ間のシナジーを最大化する新たなキャリア機会が拡大する構造的変化と言えます。
②既存事業とM&Aのシナジーで売上高が54.1%増加する
主軸である結婚相談所事業の拡大に加え、新規連結されたウエディング&フォト事業の貢献もあり、当第1四半期の連結売上高は前年同期比54.1%増の7,421百万円へと大幅に拡大しました。マッチングアプリ層を確実に結婚相談所へと取り込む仕組みが機能しており、転職者にとっても非常に魅力的な確固たる成長軌道を示しています。
③営業利益が通期予想に対し第1四半期で39.0%進捗する
通期の連結営業利益予想4,048百万円に対し、第1四半期実績だけで1,580百万円を達成し、進捗率は39.0%を記録しました。子会社の最繁忙期が寄与したことに加え、加盟店事業や直営店事業が全体を強力に牽引しています。非常に高い利益水準を維持しており、転職希望者にとっても極めて盤石な事業基盤が構築されています。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年12月期1Q決算説明資料 P.6
売上高
7,421百万円
+54.1%
営業利益
1,580百万円
+56.9%
経常利益
1,552百万円
+55.3%
親会社株主帰属純利益
1,029百万円
+67.5%
※事業利益 = 営業利益 + 減価償却費 + のれん償却費 + 長期前払費用償却費(内部取引調整済み。事業の経常的な業績を測る指標)
当第1四半期の連結売上高は7,421百万円(前年同期比54.1%増)、営業利益は1,580百万円(同56.9%増)と極めて高い伸びを記録しました。新規連結されたデコルテ社の売上が大きく寄与したほか、お見合い件数や新規入会者数といった主要KPIの好調に伴い、中核である結婚相談所事業が利益成長を強力に牽引しています。
通期業績予想に対する第1四半期時点の進捗率は、売上高が25.8%であるのに対し、営業利益は39.0%、経常利益は39.6%、当期純利益は44.1%に達しています。第1四半期時点で利益項目が通期計画の25%水準を大幅に超過しており、新規連結効果と既存事業のシナジーが想定以上に発揮され、足元の進捗状況は極めて順調かつ堅調に推移していると高く評価できます。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年12月期1Q決算説明資料 P.20
加盟店事業[実務主体:株式会社IBJ]
事業内容:全国の結婚相談所ネットワークの拡大を支える開業支援、およびお見合いプラットフォームの運営を行っています。
業績推移:セグメント売上高は1,002百万円(前年同期比9.8%増)、事業利益は713百万円(同18.7%増)と極めて高収益な成長を維持しています。
注目ポイント:1Qの新規開業件数は217件と拡大が続き、お見合い件数は187,613件(同18.8%増)とプラットフォーム内の活動が非常に活発化しています。日本マイクロソフトと協働したAI活用婚活サポートや、AIによる営業面談分析の導入など、最先端テクノロジーによる仕組み化が徹底されており、データやシステムを通じてビジネスの最適化を推進する人材の活躍フィールドが広がっています。
直営店事業[実務主体:IBJメンバーズ、株式会社ツヴァイ、株式会社サンマリエ等]
事業内容:独自の主要3ブランドを軸に、全国の直営店舗にて質の高いカウンセリングを伴う結婚相談所サービスを直接展開しています。
業績推移:セグメント売上高は2,499百万円(前年同期比8.4%増)、事業利益は685百万円(同17.8%増)と安定的な収益基盤となっています。
注目ポイント:3ブランド合計での新規入会者数が6,709名(同18.9%増)と急伸しており、ツヴァイにおける効率的なマーケティング施策などが功を奏しています。グループ間の機動的な人的交流によって次世代マネジメント層の育成を活発化させており、個人のスキルアップと組織力の強化を両立させながら、成婚主義へコミットする店舗統括マネージャーへのキャリアパスが豊富です。
マッチング事業[実務主体:ブライダルネット、PARTY☆PARTY等]
事業内容:婚活パーティーの企画・運営、および「IBJ online」をはじめとする婚活マッチングアプリ・Webサービスの開発運営を行います。
業績推移:セグメント売上高は405百万円(前年同期比9.3%増)となった一方、事業利益はアプリの会員整理等に伴い90百万円(同0.7%減)となりました。
注目ポイント:パーティー事業が再び成長軌道に乗るなか、2025年10月に新規リリースしたアプリ「IBJ online」が早くも会員数3万人を突破し、婚活ライト層の取り込みを加速させています。プロモーションの最適化や機能拡充によってさらなる会員増を狙うフェーズであり、テクノロジーを駆使してユーザー体験を一変させるプロダクト開発人材の活躍が強く望まれています。
ライフデザイン事業[実務主体:株式会社IBJ、GROWBING等]
事業内容:成婚カップルに対する新生活・住まい探しの支援、保険代理店業務、自分磨きを支える美容事業(眉毛サロン)等を多角的に展開しています。
業績推移:セグメント売上高は376百万円(前年同期比44.5%増)、事業利益は137百万円(同8.5%増)と大幅な増収を達成しています。
注目ポイント:大手資産運用会社と提携し、独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)としての新たな資産運用提案を強化したことで、保険成約件数が528件(同21.4%増)と急伸し顧客単価の向上を成し遂げています。眉毛サロン「GROWBING」でも他社大手結婚相談所からの外部送客ネットワーク構築が始まっており、横断的なアライアンスを通じて新たな世帯消費の最大化を設計する企画営業人材の挑戦を後押しする土壌があります。
K Village事業[実務主体:株式会社K Village、ナユタス等]
事業内容:国内最大級の韓国語教室「K Village韓国語」の運営、および急成長中のボイストレーニングスクール「ナユタス」を展開しています。
業績推移:セグメント売上高は958百万円(前年同期比20.9%増)、事業利益は143百万円(同12.9%増)と2桁の成長を続けています。
注目ポイント:「ナユタス」のFC(フランチャイズ)校舎数が106校(同47.2%増)へ拡大し、生徒数も1万人を突破するなど、ライフデザイン派生領域の規模拡大が顕著です。2026年からは韓国語教室でも本格的なFC展開へ乗り出しており、ビジネスモデルの横展開を強みに強固な収益構造を構築しつつ、スクールビジネスの全国拡大を主導するマネジメント人材を求めています。
ウエディング&フォト事業(新設セグメント)[実務主体:株式会社デコルテ・ホールディングス、セルフィット等]
(注:前年同期はデコルテ社が未連結のため単純比較不可)
事業内容:ウエディングのプロデュースや式場紹介のほか、人生の節目を彩る高品質なフォトウエディングスタジオの運営等を行っています。
業績推移:当四半期より切り出された新セグメントであり、売上高は2,178百万円、事業利益は736百万円とグループの新たな利益の柱へ躍進しました。
注目ポイント:子会社化したデコルテ社が1Qから強力に業績へ寄与しており、セルフィットのお見合い写真撮影総件数が3,301件(前年同期比40.5%増)、ウエディング成約件数が438件(同25.9%増)と驚異的な送客シナジーを発揮しています。成婚という「点」の支援に留まらず、一生涯の顧客接点を創出する「ライフデザインカンパニー」への深化に向け、M&A後の統合シナジーを現場で具現化できる推進力のある人材が輝けるフィールドです。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年12月期1Q決算説明資料 P.25
2026年12月期の通期連結業績予想は、売上高28,803百万円(前期比42.8%増)、営業利益4,048百万円(同12.2%増)を見込んでおり、期初の堅調な予想数値を据え置いています。ウエディングフォト事業には秋と春の明確な最繁忙期が存在するため、1Qおよび3Qへの業績寄与が大きくなる季節特性を捉えながら、計画を上回る利益を積み上げています。今後は、資本コストを意識した経営(株主資本コスト9%程度に対し、ROE目標レンジ20%前後を維持)をより徹底し、アセット効率の向上と資産効率の最適化を推進していく構えです。時価総額目標500億円の突破に向け、既存の「婚活領域」の圧倒的なシェア拡大を下支えに、ジュニア領域(教育・保育)やシニア領域(終活・葬祭)への進出・拡張もM&Aを通じて検討中であり、グループの規模拡大に伴って新規事業をゼロから牽引できるチャンスが豊富に提供される見通しです。
4 求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
同社はマッチングアプリの台頭を脅威とせず、そこから「真剣に結婚を望む層」を自社の結婚相談所網へ確実に流入させる、規模の「乗数効果」に基づいた持続的な成長モデルを確立しています。また、日本の深刻な少子化対策や地方創生(岡山県、山梨県、秋田県などの自治体との連携協定)に民間からダイレクトにアプローチしています。面接では、単なる出会いの提供ではなく、成婚を起点にライフデザイン(ウエディング、保険、不動産等)へとクロスセルを促進し、人々のライフステージの最大化に技術と人の手で貢献したいという軸を伝えることで、説得力ある志望動機を組み立てられます。
面接での逆質問例
質問1: 加盟店事業において日本マイクロソフト社と協働したAIサポートの開発や、営業面談のAIロープレによる実力向上を打ち出されていますが、現場の業務効率化や成婚率の向上を加速させるテクノロジーの活用において、これから中途採用者に期待される役割について教えてください。
質問2: 新設された「ウエディング&フォト事業」を筆頭に、提携先のタメニー社との自治体結婚支援(京都府など)での連携など、外部を含めた強固な送客ネットワークの構築が進んでいますが、異業種からの参画者がこの大きなグループシナジーの垂直立ち上げに貢献するにあたり、最も重視されるマインドセットは何でしょうか。
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
産休に入るまで〜復帰までは易しい会社
復帰してからは部署が変更になることも多いので、その人のレベルによりますが働きづらそうだなと思います。配属ガチャですね。
(20代前半・セールスエンジニア・女性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社IBJ 2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社IBJ 2026年12月期1Q 決算説明資料



上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。